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た、助かった…?
しおりを挟む一体なぜ、こんなことになっているのだろうか…いや、俺の記憶が正しければ、よくわからない依頼を解決するためにここまできたはず。
そして、この家に入りレビューをしようと思ったら、手足を縛られあたりも見えなくなってしまった。
そして、仲の良い女の子に捕まってしまい、耳元で囁かれている……なんで!?
なんか、気に触るようなことをしちゃったかな…?仲良く友達として過ごしてきたはずなんだけど、どこで道を間違えてしまったのか。
いや、そんなことは考えられない…だって、春奈ちゃんだったら顔に出るし。つまりこれは…驚かせにきてるんだ!
「ははっ春奈ちゃんって何も考えないタイプかと思ったら、結構手の込んだドッキリをするね。残念だけど、僕はホラー大好きだからジャンプスケアは効かないよ」
「…ドッキリじゃ無いから」
「…えっ…春奈ちゃん……?」
なんと、ドッキリでは無いらしい……じゃあなんでこんなことを…?
「色々と考えてるんだろうけど…多分答えは出ないよ。修斗くんは無意識でやってるんだから。まぁ、そんなところも好きなんだけどね」
笑みを浮かべつつも、少しずつ真剣な表情へとなっていく。そして、すこし悲しそうな表情をしながら語りだす。
「…悪いとは思ってるよ…けど、こうでもしなきゃ変わらないと思って…」
「…」
何が彼女をそうさせてしまったのか…。
「だって………修斗くん距離感近すぎるんだよ!?女の子は狼だって習わなかったの!?いくら信頼してくれている仲の良い女友達だとしたって、あの距離感はむしろ拷問だよ!?自分の行動を思い返してみてよ!?」
…よかったぁ~。なんかめちゃくちゃ失礼な事をしちゃってたのかなって思ったから…いや、現状は全然良くないんだけどね。今後とも仲良くしてきたいから、そこまで大きな亀裂が入ってなくてよかった。
それにしてもあんまり距離が近かった感じはしないんだけどなぁ…雪は中身を知ってて、春奈ちゃんはつるぺたすぎる。だから、この二人と話す時が1番素に近いというか…ラフな感じでいれるんだよね。
「えぇ…そんなに距離近かったっけ…?」
思わず口に出してしまった。けど、本当になんかしたっけなぁ……?
『あ、春奈ちゃん髪型変えたんだ。いつもと雰囲気違って新鮮で可愛いね』
『え、今日のお昼自分で作ってきたんだ…美味しそうだね。その肉じゃが一個ちょうだい!その代わりにこの卵焼きを差し上げよう…はい、あ~ん』
『…やっぱり雨降ったなぁ。百合お姉さんに言われて傘持ってきといてよかったぁ…あ、春奈ちゃん傘忘れたんだ。じゃあ一緒に入る?家まで送ってくよ』
…これはやってんな。めっちゃ小悪魔ムーブしてんじゃん。なんか、春奈ちゃんとか雪とかといる時って、この世が男女比逆転してること忘れてんだよな…。
仮に元の世界だとしても…こんなことしてくる女子がいたら好きになるわ。
「だから私は考えたんだ…監禁しよって」
「いや、そうはならんやろ!!」
「…だって監禁シュチュ好きなんだもん」
「確かに自己紹介の時に言ってたけど…!」
どんどん話がややこしくなってきた…どうにかして逃げられないものか。
「…ただ、いくらアホな私でも普通ならこんなことしないよ…」
「普通なら…?」
「だって…いつの間にか、雪も城ヶ崎さんが名前呼びになってるんだもん!!百歩譲って雪は最初からだったから良いけど、城ヶ崎さんはずるくない!?だったら私も名前呼びにしてよ…もっと私のことをみてよ…」
「春奈ちゃん…」
そんなことを思っていたのか…確かに、いつも四人グループでいて、一人だけ呼び方に敬称がついていたら疎外感を感じるよな。
そんなことも気づかないで…少し浮かれてたな。
「ごめん春奈、俺がなんも考えてなかった。確かに一人だけ呼び方が違うのは嫌だよな…」
誠心誠意謝罪をする。
その気持ちが伝わったのか春奈も笑顔になった…やっと解放してくれると思ったら顔が青ざめたり目が泳いだりした。
すぅぅ…解放してくれるよな…?
「…すごくやってしまった感が出てきちゃったよぉ…けど、こんな機会は2度とないかも…うん、この状況が勿体無いから少しだけ楽しませてね⭐︎」
「ちょっと待って!?いま、すごく和解して解放する流れだったじゃ「ふぅ~」…ひぃんッ」
身体がビクッとした。
…急に耳に生暖かい息が当たる。
や、やばい…耳がゾワゾワしてくすぐったい様な…けどどこか心地よさを感じる。
「ふぅ~~…ペロッ…」
「……あ…や、やめて…」
「……ッ…可愛いよ~修斗くん…!」
身体が震え、時間が経つたびに弱く堕ちていった。
そして、一瞬にも永遠にも感じる時間が経った。
…こ、これはまずい…精神が持たない…!このまま堕ちてしまいたい…けど、そういうのは付き合ってからじゃなきゃ…!
ん…?耳元から離れた感じがする…やっと終わっちゃうのか…い、いや勿体無いと思ってなんかないから!?
足音が聞こえ自身の横から目の前で止まった…ん、目の前?
そう思った瞬間、座っている俺の太ももの上に座ってきた。
「…は、春奈そこ座っちゃ…!」
「えぇ~なんで~?」
「…い、いまは…ちょっと…」
「春奈アホだからよく分からないよぉ~」
…こ、こいつ…普段意識してないけどの意外と柔らかいんだな…。
ていうかぐりぐりすんなよ!?
ラフに接していた春奈の意外な柔らかさを感じる。
「…うぅ……やばい…」
「あれぇ~?何か当たってるんだけど…スマホかな?」
「…本当にもう…!」
も、もう限界なんだけど…!これは、流されちゃっても良いんじゃないかな…?
「あ~あ、従順な修斗くんもみてみたいなぁ…」
「春奈…」
ピンポーンッ
「…誰か来ちゃった…ちょっと待っててね」
突然チャイムがなり、良いか悪いかわからないが助かった。
「…なんか、色々とスッキリしないなぁ…」
スル…
「目隠し取れたな…」
首を少し振っていたら思っていたより簡単に目隠しが取れた。
春奈が玄関へ向かったため脱出をしようとし…まずは手錠を確認する。
「あれ、これ鍵すらないじゃん…確かこう捻ってここを抑えながらガチャガチャすれば」
ガチャッ
「…めっちゃ簡単に取れたわ」
なんか…拘束したいならもっとちゃんとしたの買えよ…俺がいう事じゃないけど。
「さて、どうするか…」
晴れて自由の身になったな…なんか、ドッと疲れたわ…疲労感が半端ない。
「帰るか…ん?あそこだけタンスが空いてるな…」
閉めといてやるか…はぁまったく手のかかる子だな…。
「下着の段なんかい」
ガチャ
「何してんの…?」
「雪!?いや違うんだこれは…!」
「…ッ…」
「お前は何を恥ずかしがるんだよ!?」
結局いつもの俺らだった。
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