異世界に転生したと思ったら、男女比がバグった地球っぽい!?

ぱふ

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あーんってあの!?

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「はい、これで午前中の授業は終わりです。お昼ご飯をしっかりと食べて午後の授業も頑張りましょう!あ、新入生も食堂を使って大丈夫だからね~」

 …一限目にあんな騒ぎがあったせいかこうも普通に昼休みに入るとなんか背中がムズムズするな。結局あの後、自己紹介タイムが終わって女子たちの中で格付けが済んだのか、休み時間に俺の周りに寄ってくる女子は雪と春奈ちゃんと城ヶ崎さんだけになっていた。…何でだろうなぁ。あと、信じられないかと思うけど、この中の3人ノーパンなんだぜ!俺含めてな!いや、このクラスやばいな…。

 てかさ、ここの学校の授業がすごくちゃんとしていたことに驚いたんだけど、よく考えたら男子がいなかったらただの超進学校だもんな。2限3限4限全部をきっちりとやってたし、その時みんなめちゃくちゃ集中してた…いや、ちょくちょく俺に視線感じたし、何ならめっちゃ目が合ったから集中してないのか…?いや、きっと集中していたんだろう。多分…。あと、授業を受けてみて思った事が、俺が授業についていけるか分からないと言う事だ。これでもそこそこの大学出たんだけどなあ…もう色々と忘れちゃったよ。そんな感じで先のことを考えていると城ヶ崎さんに声をかけられた。

「修斗様、わたくしと共にお昼をいただきませんか?先ほど家のものが選りすぐりの食材で作ったお弁当を、わたくしと修斗様の分を届けてくれました」

 うん、なんで?俺頼んで無いんだけど…。あれぇ、やだこの子!穢れを知らない真っ直ぐな眼差しで俺のことを見つめてくるんだけど!?…こんなん断れないって…。でもよく考えたら今日弁当持ってきて無いじゃん。だったら弁当貰えば昼飯代浮くな…ありがたく貰っとこ。

「それでこちらがそのお弁当です」

 そう言って取り出したのは4段詰めの重箱だった…重箱?

「あ、ありがとうね…。あの~これって2人で食べるの?」
「はい、殿方はたくさん食べるとのことを母が言っておりましたので。メイドのマキに、殿方が食べるので多めにしといてと伝えておきました。」

 いやいやいや、俺こんな食えないって……そうだ!

「ご飯ってさみんなで食べた方が美味しいじゃん。だからさ雪と春奈ちゃんも誘ってみんなで食べない?」
「それが修斗様の望みであれば、わたくしの望みでもあるので宜しいのですが…。強いて言うのならば、わたくしは2人っきりで食べたかったです…」

 グハァッ

 悲壮さを隠すような健気な笑顔と、震えた声色でストレートに思いを伝えてきた。この子は本当にやり手だよ…仕草、行動、表情、言葉選び全てにおいて俺のストライクゾーンなんだけど…!あっぶないまた好きになりかけた…。この子は変態この子は変態この子は変態………ふぅ、落ち着いた。さっきの純白パンツの件が無かったら告白してたわ…。

「…俺らって今日知り合ったばっかだし、2人っきりっていうのはまだ恥ずかしいからさ…。だから、もっと仲良くなったら2人っきりで食べよ」

 もうそろそろ慣れてきたこの世界での小悪魔ムーブをかます。前世のぶりっ子たちの気持ちがわかってきたよ。こういう思わせぶりな行動や発言をして、相手が動揺したりするの見るの結構癖になってきたもん。

「承知いたしました。では、後ほど日程を決めましょう」

 …そんなお堅くなくていいのにな~。

「修斗くん~、一緒に食堂に行こっ」
「行こ、修斗」

 声が聞こえた方を振り向くと、今日だけでだいぶ見慣れた光景となった、雪と春奈ちゃんがこっちに向かってくる姿があった。

「あ~おれ城ヶ崎さんとお昼食べるんだけど…こっちと一緒に食べない?」
「んーと城ヶ崎さんも一緒に食堂行くってこと?」
「違う違う。城ヶ崎さんが推定4人分弁当を俺のために持ってきてくれたらしくて…流石に食べれないから手伝ってほしい。残すのは悪いからさ」

 流石にあの量は1人じゃ食い切れないからなぁ~。あと、ぶっちゃけるとさ…城ヶ崎さんと2人きりだとちょっと緊張する。

「あーそゆことね…城ヶ崎さんは私達が一緒にお弁当食べても大丈夫?」
「えぇ、もちろん大丈夫です。修斗様が望んだことなので」
「ありがと」
「やったぁ!城ヶ崎さん、ありがとうね」

 そうして4人で食べる事が決まった。机をくっつけて周りを囲んで座った。途中で誰が俺の隣に座るかで一悶着あったけど、公平なじゃんけんの結果城ヶ崎さんが右隣で雪が左隣となった。正面から視線感じるなぁ…。

「さて、そろそろ頂きましょうか」
「春奈もうお腹ぺこぺこだよ~」
「俺も~」
「私も」

 城ヶ崎さんの手によって四段の重箱が開かれた。…うわぁ伊勢海老、鯛、キャビア…全部良い食材じゃん、それがこの量…一体いくらなんだろうか。

「もしかしてだけどさ…城ヶ崎さんってお金持ち?よく考えたらさっきメイドとか言ってたし…」

 こっそりと左にいる雪に耳打ちをした。

「…えぇ、おまえ知らないの!?あれだよ、あれ…えっと確か…そうそうっ城ヶ崎財閥のご令嬢だぞ。日本5大財閥のあの」
「いやぁ知らんなぁ…」
「まじで…?修斗もっと世間を知った方がいいよ、こんなの小学生でもわかるぞ」

 まじで、超絶金持ちじゃん。それがうちの高校にいるの面白いな。…まって、俺5大財閥のご令嬢のパンツ貰ったの?大丈夫これ、上の人に存在消されない…?…絶対返さなきゃだけどさ、純白パンツ手放したく無いよぉ。

「おい、大丈夫か?」
「大丈夫…ありがと、助かったわ」

 さすが元ヤンだ、頼れますね。…ていうか、流石に誰も聞いてなさそうな時は素なんだね。まぁ、ダウナー系を演じるの本性がバレてる相手にやるのきついか。

「それでは…頂きます」
「「「頂きまーす」」」

 まずはえびから…やばい、えびがプリップリすぎる。少し噛んだらすぐ溶けて無くなっちゃった。

「何これ…美味しすぎるよ」
「ほんと…美味しい」

 2人とも幸せそうな顔で料理を食べていた。やっぱそうなるよな、金持ちって毎日こんなの食ってるのかぁ~羨ましっ。

「修斗様」
「ん、城ヶ崎さんどうしたの?」
「あーん」
「「「…!!!」」」

 あーん…あーんだと!あの伝説のラノベ上でしか起こらないという、全男子が血眼になって渇望するものだぞ!そのチャンスがこの俺にきたのか…。なんか、教室が一気に静まり返ったし、全員こっちを見ている気がする。めっちゃ恥ずいんだけど。くそっ憧れのシュチュエーションが目の前にあるのに…!

「修斗様?鯛はお嫌いでしたか…?」

 コテンッと首を傾げて少し悲しそうな目をしていた。だからさぁ、そういう顔やめてよ…城ヶ崎さんにその顔をされたら、俺何でもいうこと聞いちゃう断れない人間になるからね!…えぇい、据え膳食わねば男の恥だ!

「いや、めっちゃ大好き。じゃ、じゃあ鯛もらうね。あ、あーん…もぐもぐ」

 うーん、めっちゃうまいんだろうけどさ…緊張しすぎて味がわかんないよ…恥ずかしいし。

「修斗様動かないでくださいね」
「えっな、なになに!?」

 そういうと城ヶ崎さんの顔が近づけてきて、ほっぺたに餅のような柔らかな感触がした。…えーとキスされた?なんで?

「鯛の食べかすがほっぺたに付いていましたので、直接食べさせていただきました」

 あ~そういうことね……てなるか!いやいや、指摘するか手で取ってくれるんで良かったんでない!?どうして口なの…もう、この子の行動は予測できないよ。城ヶ崎さん恐ろしい子…。

「きゃーあの二人甘すぎるよ!ちなっち50円渡すからブラックコーヒー買ってきて~」
「買わないよみくはお子ちゃま舌なんだから飲めないし。あと、50円じゃどう考えても足りないあと、950円ちょうだい」
「いや、それは流石にぼったくりすぎでは!?」
「先にぼったくろうとしたのはそっちでしょ」

 …クラスメイトにもいちゃついてるように見られてるらしい、いや恥ずっ。別に、嬉しく無いわけはないけど…もうちょっとムードが欲しかったな。




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