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第149話「誰にもバレないまま、壊れていく」
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実家の自分の部屋。
高校のときと同じ、
少し軋むベッド。
制服を着たまま、
私は震えていた。
スマホには、
あの冷たい指示。
「脱げ。」
たったそれだけ。
でも、
その命令の重みは、
胸の奥にずっしりとのしかかっていた。
シャツのボタンに手をかける。
ひとつ、またひとつ。
パチ、パチ、と静かに外していく。
(ナナ、何してんねん……)
心の中で、
まだ誰かが小さく叫んでいた。
でも、
もう止まらなかった。
制服のシャツを脱ぎ捨てる。
ブレザーを脱ぐ。
ブラウスも、リボンも、全部。
素肌に触れる夜の空気が、
ぞわぞわと肌を撫でた。
残ったのは、
プリーツスカートと、
下着だけ。
高校生の頃に着ていた、
あの日のままのスカート。
でも、
中身はもう──
「次、スカートめくれ。」
スマホに、また命令が届く。
(……うん)
指先が、
震えながらスカートの裾に触れた。
夜の実家。
両親は、
すぐ向こうの部屋で眠っている。
もし、
ドアを開けられたら。
もし、
声を漏らしてしまったら。
全部、バレる。
(……それでも)
(ナナ、見つかりたいって、思ってる)
じわじわと熱くなる太もも。
喉が、カラカラに乾いていく。
私は、
震える手で、
スカートをめくった。
下着一枚だけの身体。
その無防備さに、
全身がぶるぶると震えた。
「今すぐ、触れ。」
男の命令。
私は、
ベッドに腰を下ろし、
脚を広げた。
そして、
スマホのカメラを、
自分に向けたまま。
震える指を、
そっと下着の奥に伸ばした。
(ナナ、……終わってる)
でも、
嬉しかった。
指先が濡れていくたびに、
心も身体も、
ぐちゃぐちゃに溶けていった。
家族がすぐそこにいる家で。
子どもの頃から育った、
この部屋で。
私は今、
制服姿のまま、
声を殺して、
堕ち続けていた。
「……あっ……」
小さな声が、
喉の奥から漏れた。
慌てて、
口を手で塞ぐ。
でも、
身体はもう、止まらなかった。
夜の奈良。
静かな住宅街の中。
誰にも気づかれずに、
誰にも助けられずに。
ナナは、
静かに、
静かに、壊れていった。
──つづく。
高校のときと同じ、
少し軋むベッド。
制服を着たまま、
私は震えていた。
スマホには、
あの冷たい指示。
「脱げ。」
たったそれだけ。
でも、
その命令の重みは、
胸の奥にずっしりとのしかかっていた。
シャツのボタンに手をかける。
ひとつ、またひとつ。
パチ、パチ、と静かに外していく。
(ナナ、何してんねん……)
心の中で、
まだ誰かが小さく叫んでいた。
でも、
もう止まらなかった。
制服のシャツを脱ぎ捨てる。
ブレザーを脱ぐ。
ブラウスも、リボンも、全部。
素肌に触れる夜の空気が、
ぞわぞわと肌を撫でた。
残ったのは、
プリーツスカートと、
下着だけ。
高校生の頃に着ていた、
あの日のままのスカート。
でも、
中身はもう──
「次、スカートめくれ。」
スマホに、また命令が届く。
(……うん)
指先が、
震えながらスカートの裾に触れた。
夜の実家。
両親は、
すぐ向こうの部屋で眠っている。
もし、
ドアを開けられたら。
もし、
声を漏らしてしまったら。
全部、バレる。
(……それでも)
(ナナ、見つかりたいって、思ってる)
じわじわと熱くなる太もも。
喉が、カラカラに乾いていく。
私は、
震える手で、
スカートをめくった。
下着一枚だけの身体。
その無防備さに、
全身がぶるぶると震えた。
「今すぐ、触れ。」
男の命令。
私は、
ベッドに腰を下ろし、
脚を広げた。
そして、
スマホのカメラを、
自分に向けたまま。
震える指を、
そっと下着の奥に伸ばした。
(ナナ、……終わってる)
でも、
嬉しかった。
指先が濡れていくたびに、
心も身体も、
ぐちゃぐちゃに溶けていった。
家族がすぐそこにいる家で。
子どもの頃から育った、
この部屋で。
私は今、
制服姿のまま、
声を殺して、
堕ち続けていた。
「……あっ……」
小さな声が、
喉の奥から漏れた。
慌てて、
口を手で塞ぐ。
でも、
身体はもう、止まらなかった。
夜の奈良。
静かな住宅街の中。
誰にも気づかれずに、
誰にも助けられずに。
ナナは、
静かに、
静かに、壊れていった。
──つづく。
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