念じて始まる調教生活

ほのぼのウエキ

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プロローグ あや子

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プロローグ

アキラは中高を通して男子校育ち。女っ気の一切ない環境で育った。女子と話したことなどほとんどないどころか、目を合わして会話したことすら無かった。人並みに強い性欲は、自己発散するしかなく、悶々とした毎日を送っていた。

そんな自分に不思議な能力が備わっていたと知る由もないアキラは、大学入学を間近に控えた4月、一人寂しく、下宿先で荷解きに勤しんでいた。晴れた4月の空は陽気に太陽を光らせ、春を待ち望んだ草木は、目一杯に陽光を浴びてキラキラと輝いていた。

二階から見える公園には子連れやカップルの姿が目立った。不安を抱えた自分との差に、アキラはやるせない気持ちになった。

そうこうしているうちに、入学式を迎えた。

アキラの新たな生活が始まったのだ。


念じて始まる調教生活
目覚め編    あや子

大学での生活が始まってはや一週間が過ぎた。
不安を打ち砕くように、友だちはすぐにできた。アキラはしょうもない話をしながら、友人とサークルを見て回った。広場は、部員勧誘の看板を掲げた上級生の呼び声が飛び交い、活気に溢れていた。

目を引くのは、やはり女子生徒たちだった。

何の経験もないアキラにとって、彼女らはみな綺麗で華やかで、そして大人びて見えた。

「やっぱかわいい子がいるとこがいいよな」

友人の藤川がニヤつきながら言った。視線の先にはテニスサークルのブースがあり、男女数人が道行く新入生に声をかけている。

たしかに派手な格好だ。スカートは短く、黒いタイツは薄い。ニットのセーターは胸の膨らみを際立たせており、引き締まった脚は健康美に溢れていた。

「やめとけよ、テニサーなんて。ちゃらいやつしかいないよ、、」

アキラはそう言いつつも、視界の端では、しっかりとその女を捉えていた。

「あういう女って、もうやりまくってんだろうな、エロい身体しやがって」

藤川がうらめしそうに言う。

「、、だろうね」

あんな女とやれたら、ふとそう思うと、周りの女も急に気になってくる。

スカートから覗く、白く肉付きの良い脚。机に寄りかかって突きだされたジーパンの尻の丸み。上から見える薄暗い胸の谷間、、すべてがアキラの情動を誘う。

目につく範囲の女を眺めまわすだけでも、昔との環境の違いは歴然だ。

冴えない自分達には声すらかからない。華やかで明るい、まるで自分達とは別人種のような人間ばかりが花道から勧誘を受ける。ギラついた男の視線、冷めた女の目線、アキラは入学前とは別の悶々とした気持ちを覚えた。

アキラ達は、テニスサークルの前まで来た。先ほどの女は、別のグループを熱心に口説いていた。横目で彼女を盗み見る。背中にかかった長い黒髪はサラサラと艶があり、目は大きく口許には愛嬌がある。小さな顔は少し日焼けしており、それが彼女のハツラツとした雰囲気を一層引き立てていた。
胸はニットから突き出したように張り、腰は細く、尻はスカート越しでもその丸みを見てとれた。そそる女であったが、自分とは今後も何の接点もない女だと、アキラは思った。

「ちょいちょい、きみ、見すぎー」

ふと横から男が出てきた。チャラついた男で、右手には指輪をはめていた。

「、、いや」

アキラはうつむいて、過ぎ去ろうとしたが、男に肩を掴まれた。

「あや子、こいつ、めっちゃエロい目でお前見てたぞ」

「なっ!?」

アキラが慌てると、あや子と呼ばれたその女がこちらを見た。

「ばーか、なにいってんの。ごめんねー、こいつが変なこと言ってー。気にしないでー」

「いや、めっちゃ見てたよな?きみ?あや子、いい乳してるっしょ?俺とやりまくりよ」

「こーら、セイジ!新入生に変なこと吹き込むなよー、この子は、これから、じゃん?」

「これからって、お前の方がひでーじゃん」

男はゲラゲラ笑った。

「ごめんねー、もう無視してー。あ、あとね、女の子見るときは、さりげなく、ねー?」

あや子はそう言うと、だまったままのアキラを冷ややかな目で見つめた。

「君にはねー、うちらみたいな人たちより、あんな人達が似合うよー」

あや子は文芸部を指差して言った。

それを見ていた回りの学生たちは大声で笑った。アキラは屈辱と恥ずかしさに唇を噛み締めた。その日はいたたまれなくなり、逃げるようにして下宿に帰った。異変は、その夜起こった。


家に着くと、藤川から写真が送られてきた。
写真にはあや子が写っていた。いつの間に撮ったのか、呆れながらも、アキラはその写真に見入った。
横からの立ち姿だった。小生意気な顔に、男を発情させる身体。アキラは昼間のできごとを思い出した。この女、、怒りと共に欲望が込み上げてくる。頭の中では何をしようが自由だ。アキラはあや子を凝視した。さあ、どうしてくれようか、、。
アキラは頭の中で、あや子を蹂躙する。豊満な胸を服から引き出し、締まった脚をタイツ越しになでまわす。あや子は嫌がるがアキラは手を緩めない、、。その時だった。頭が割れるように痛くなった。

「アっ、ガッ」

携帯を投げ出し、アキラは頭を抱えてベッドから転がり落ちた。今までにない痛みだ。息もできない。

「ッ、、、、、!!」

うめき声も出ない。死を感じた。そしてアキラはそのまま気を失った。

翌日、アキラは8時過ぎに目覚めた。もう頭痛は無かったが、頭に少し違和感があった。床には携帯が転がっていた。昨日何があったのか、はっきり覚えていない。携帯を触ると、すぐにあや子の写真が出てきた。思い出した。昨日はこいつで、、、。

藤川からまた連絡が来ていた。
今日は土曜だったが、またサークルを見に行こうとのことだった。昨日の記憶がよみがえる。

行きたくなかったが、まだ関係性の浅い仲で、邪険には断れず、違和感のある頭を撫でながら、アキラはシャワーを浴びた。
昨日のあれは何だったのか、鏡に写る呆けた自分の顔を見ながら考える。が、なにも分かるはずはなく、シャワーを済ますと適当に服を着込んで、アキラは家を出た。

広場は土曜でも活気があった。テニスサークル付近には近付かないよう藤川にも頼み込んで、文化系を中心に昼まで色々話を聞いた。

12時を過ぎ、藤川はバイトの面接にいくと言って帰っていった。あとに残されたアキラはやることもなく、学食でうどんを買い、広場の裏でひとりで黙々とうどんを啜る。

「だから、なんであんな奴さがすんだよー」

ふと聞き覚えのある声がした。

ツツジの切れ間から、こちらに男女が歩いてくるのが見えた。昨日のチャラついた男とあや子だった。

「理由は、別に、、だから、ついてこないでって!」

あや子は男に向き直って言った。

「は?訳わかんねえし、、もういいよ、じゃあ好きにしろよ。今日、夜は俺んちだからな、忘れんなよ?」

男はそれだけ言うと踵を返して去っていった。

あや子はこちらに向かってきた。茂みの隙間からあや子を見ると、頭が少し痛み始めた。

「あっ!いたいた!!」

あや子はアキラを見付けて小走りに寄ってきた。今日は昨日よりも薄着で、チームのTシャツを着ている。弾む胸に視線が行く。

「今日も来てたんだ、、」

あや子は息を整えながら言った。

「あ、いや、まあ」

何故、彼女が自分を探していたのか分からない。もしかすると、藤川が隠し撮りしたことがバレたのだろうか、、?

アキラが戸惑っていると、あや子は隣に座ってアキラの方を見た。改めてじっくり見ると、あや子の顔はとても綺麗だった。小さな鼻に、すこし薄い唇と、細い顎。目にはイタズラな子供のような輝きがあった。

「、、、なんですか」

「昨日夜、あなたに呼ばれた気がして」

あや子は昨日とはうってかわって、しおらしい態度だ。昨日のような冷たい目ではなく、どこか媚びるような目をしている。

「何の話ですか、、?」

アキラには皆目検討がつかない。たしかに、昨日は彼女を頭のなかで、、。いや、しかしそんなことは彼女は知る由もない。からかうにしても、わざわざ探してまで?頭の中はパニックだ。訳が分からない。

「昨日夜ね。急にあなたに会わなくちゃって思ったの。自分でも分からないの。でも、ほんとに我慢できないくらいあなたに会いたくなって、、、ねえ、抑えきれないのこの気持ち。これからどうせ暇でしょ?うち、来ない?」

あや子はすがるような目付きをしながら、さらにアキラに近寄った。甘い匂いがした。彼女の体温がアキラにも伝わる程の距離。豊満な胸。白い肢体。潤いを含んだ目。アキラは身体から沸き上がる情欲を感じた。


あや子の部屋は大学から歩いて10分ほどの静かな通りにあった。オートロック付きのマンションは大学生には似合わない代物だった。

「上がって、、汚いけど」

「はあ」

アキラは何が何やらさっぱりだった。それに、興奮よりも警戒心が上回っていた。もしかすると、さっきの男が出てきて、あるいは他のメンバーになにかされるのではないか、そんな不安が頭をよぎる。

しかし、部屋に誰かいる気配は無かった。

小綺麗な部屋には一通りの家具が揃っており、衣装ケースの上には先ほどの男との写真が飾ってあった。

「適当に座って」

あや子はアキラにコップを渡し、オレンジジュースを注いだ。

「、、、どうも」

頭の整理が追い付かないまま、あや子と対面する。あや子は髪をいじりながら、落ち着かない様子だった。アキラはこちらから何か切り出すべきか、悩んだ。そもそも状況が整理されていない。所在無く、ジュースを口に含むしかできない。

「あのね」

しばしの沈黙のあと、あや子が口を開いた。

「さっきの話だけど、、。昨日の夜、急にあなたのことが頭に浮かんできて。それで、そのあとどうしようもないくらいあなたに会いたくなって」

アキラは何と返して良いか分からず戸惑うばかりだ。

「それでね、もう我慢できなくなって。昨日からね、あなたにむちゃくちゃにされたくて仕方ないの。身体が熱くなってとまらない、、」

あや子の息づかいが荒くなり始め、媚びるような目をしている。

「あの、先輩、、?」

「ダメ。もう無理」

言うとあや子はアキラに抱きついて、唇を吸い上げるようにキスをした。

あまりの事に、アキラはされるがままになった。柔らかな唇、胸の感触。甘い香り。激しい鼓動。

「はあ、はあ。ねえ、私のことめちゃめちゃにしてよ。昨日、エロい目で見てたんでしょ?」

妖艶な笑みを浮かべつつも、頬は赤くなっている。アキラはその言葉に、自分の野性が解き放たれる感覚を覚えた。事情は分からない。しかし、昨日散々な目に合わされたこの女を好きなようにできる、、!もう何もかもどうでもいい。頭のなかで犯した女を、今は目の前で好きにできるのだ、、!

「、、いいんですね、、」

絞り出すように声を出した。

「うん、むちゃくちゃにして」

この言葉が引き金になった。

アキラはあや子を押し倒して、むさぼるように唇を重ねる。と同時にTシャツから突っ張った胸を鷲掴みにする。張りと重みが伝わる。

「ああっ!」

あや子はアキラの首に手を回し、媚声をあげる。アキラはすかさずシャツを捲り上げる。初めて見る生の胸とブラジャーだ。透き通る肌にたわわな丸み、顔を突っ込んでむさぼるように柔らかさを味わう。

ブラジャーから胸を掴んで強引に引き出した。

「、、やあ」

僅かに抵抗するようなあや子に、アキラの中に眠る嗜虐性を刺激された。
胸を掴んで淡いピンクの乳首に吸い付く。綺麗な乳首を舌先で転がすようになめまわす。

「あ、ア、、それ、だめぇ、、!」

あや子は腰をうねらせ始めた。

想像していたよりも、あや子の身体は情欲をかきたてる。キメの細かい肌に、スポーツでほどよく引き締まった身体。
腰は細く、骨格は華奢だが、尻は丸く持ち上がり、太ももは掴めば、瑞々しさでその手を弾いてくる。

アキラは我を忘れたようにあや子の体を味わい尽くす。頭痛がまたし出したが、いつしか緊張は消え去り、目の前の女を骨の髄まで犯してやりたいとしか考えられなくなった。

「お願い、もっとしてぇ、、」

あや子は腰をうねらせ、さらにアキラを求めた。アキラは自分が次に何をすべきか、何をすれば目の前の女がさらに淫靡になるか、何故か知っていた。パンティを引きちぎるように脱がせ、恥部をまさぐる。

「ああっ!」

愛液ですでに濡れた恥部が、さらに湿り気を増す。

「これがいいのか?」

アキラは逆に冷静になりつつある。

「、、ッああ、はぃ、、」

指を奥まで入れ、さらに2本、3本と入れていく。なぜしたことのない自分が、まるで知っているからのようにできるのか分からない。ただ、体が勝手に動く。

「ッあア!」

そこから奥を突くように腕ごと動かしながら、体を持ち上げて、乳首を吸い上げる。

あや子の身体から汗がしたたりはじめた。

「あぁっ!それ、だめぇ、イク、イクッッ!!!」

あや子はそう叫ぶと、のけ反りながら臀部を震わせた。

「おい、まだ足りないだろ」

アキラはあや子に馬乗りになった。自分の中にまるで別の人間がいるように感じるが、不快感、違和感は欠片もなかった。
いまは頭痛さえ気にならない。よがり狂うメスを前にして、オスとしてのサディスティックな感情がむき出しになる。

「、、はぃぃ、、」

あや子は半開きの目をしている。

構わずアキラはあや子の頭を掴み、自分のモノを口に含ませる。生暖かく、湿って柔らかい口内の心地よさに腰から崩れそうになる。

「、、フぐッ、うくッ」

昨日、自分を小馬鹿にしたその口に今日は自分のモノを咥えさせている。この小生意気な女を自由にできる征服感がたまらない。

頭を掴んで奥まで征服する喜び。

「、、ウブッ、グブゥッッ!はあ、はあはあっ!」

「ほしいか」

アキラはヨダレを引いたあや子の口許を見ながら、言った。あや子は完全にアキラの支配下にあった。首を上下にふった。昨日のハツラツとした生気は無く、アキラに言われるがままの女になっていた。

アキラはモノを恥部にあてがい、一気に奥まで差した。

ぬるぬるとした中に、うごめくようなひだの感触が快感として下腹部を駆け上がってくる。

これが女、、!

アキラは無我夢中で腰を打ち付けた。

「あぁっ!あぁっ!ダメッ!ああ!!」

突き上げる度に、あや子は激しく喘いだ。

アキラは引っ張ってあや子を立たせ、壁に手をつかせた。細く、しかし程よく脂肪の乗った腰を掴んで、張りのある尻を思い切り突き上げていく。肉と肉のぶつかり合う音、そしてあや子の喘ぎ声、そして二人の荒い息づかいが部屋に響く。

アキラは何かに目覚めたようだ。

この、女を征服する感覚はたまらない。

尻を向けて、ただ男のされるがままの女。

「っぐっ!」

あまりの快楽に声が漏れる。

アキラの果てそうな気配に気づいたあや子は、自らモノを深く自分の中に入れようと、豊かな尻肉でモノを飲み込むようにうごめく。

「ッアア!出してッ!たくさん出してッ!!アアッ!」

これでもかと、アキラはあや子の尻を突く。

快楽に意識が、時間が遠くなる気さえする。

「っぐ!」

「ああアアッッ!!!」

果てる瞬間、さらに奥までアキラはモノを突き刺した。ほとばしる情欲の塊を、あや子に叩きつけるように注ぎ込む。

快楽の波が経験したことのないほど押し寄せ、征服しきった達成感に包まれる。

崩れ落ちるあや子を尻目に、アキラは、ドクドクと全身を打つ脈動に、しばし呆然と立ち尽くした。


シャワーから上がると、あや子がバスタオルで体を包んで座っていた。

「さっぱりした?」

「、、、はい」

アキラは滲む汗を拭きながら返す。

その後、あや子に連絡先を聞かれた。

あや子はこれからあの男が来るからと、言葉少なにアキラを帰した。ただ、別れ際もまだアキラに未練があったようだ。

帰る道すがら、アキラは自分に起きたことを改めて思い返してみた。

どうやら、あや子は本当に急に自分を欲したらしい。そして、その原因として思い当たるキッカケは、写真と、あの頭痛にあるようだ。

「、、、なんのことやら」

頭をかきながら、つぶやく。

しかし、これは面白い現象だ。

ふと、よこしまな考えが頭をよぎった。

これは試しても、誰にもバレない、、。

アキラは今日のあや子のあられもない姿を思い出しながら、ほくそ笑んだ。

春の夕暮れ。さすがに肌寒い。不気味なほどきれいに桜が夕陽に照らされていた

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