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第一章 過去世の記憶
第47話 帰還
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土とカビの匂いがした。
そこはピラミッドの地下に間違いなかった。
マルガモルの中で体を起こしたファロスは、壁にかけられた松明を目にして、地上へ戻ってきたことを悟った。
夢でも見ていたのかと思ったが、手首にはめられたクレアの腕輪を見てそうではないことを確信した。
急がなければ。オルゴスが処刑されてしまう。
マルガモルから降り松明を掴んで、ファロスは階段を駆け上がった。外へ出たところで松明を投げ捨てた。
太陽は、ファロスが地底世界へ行く前と変わらずに頭上で燃えさかっていた。
森を出て北の方角へまっすぐ・・・ということは、南へ行けばいいはずだ。
南はどっちだ?
太陽の位置と自分の影を見比べて、ファロスは南と思われる方角へ向かって走った。
老婆の住む小屋から、どのようにしてピラミッドまでたどり着いたのかの記憶はなかった。そのため、果たして正しい方角へ向かっているのか確信はない。
しかし、信じて進む以外に選択肢はなかった。
日が傾き始めた頃には、歩く速度と変わらないほどの足取りになっていた。それでもファロスは懸命に走った。
それからどれほど走ったことだろう。
皮袋の水も尽きかけた頃、ファロスの視界に緑の森が姿を現した。
ファロスは疲れも忘れ、森を目指して全速力で走った。
クルストンの情報の中で、イビージャは森を東へまっすぐ抜けて、北へ進めと言っていた。
ということはつまり、西へ行けば老婆の小屋があるはずだ。そこへ行けば馬もいるだろう。
処刑の執行に間に合うためには、何としても馬を探し出さなければいけない。
森へ入ると、ファロスは沈みゆく太陽に向かって木々をかき分け進んだ。
ところが、いつまでたっても老婆の住んでいた小屋が見つけられなかった。森は深くなるばかりで、辺りは暗くなる一方だった。
行く手に1本の大きな木があった。
ファロスは朦朧とする意識の中、倒れこむようにその幹に寄りかかった。気力も尽きてしまいそうだった。
よく考えてみれば、最後に見たイビージャのクルストンは書き換えられていたものだった。
実際にファロスがイビージャと話した内容も違えば、ピラミッドまで辿りついた方法も実際とは異なっている。ということは、公開処刑されるという内容も書き換えられたものなのかもしれない。ふと、そんな思いがファロスの脳裏をよぎった。
しかし、内容は違っていても、起こっている展開はあくまで事実に則っていた。
事実でないというなら、公開処刑するという内容を付け加えるのはあまりに不自然だ。こんなことなら、オルゴスのクルストンも見ておくべきだった。
光の通路を焦って引き返してしまったことをファロスは後悔した。しかし、後の祭りだった。
それに、オルゴスのクルストンを見たところで、同じように手が加えられているだろう。
もはや、クルストンでは事実かどうかはわかり得ないのだ。実際に、この目で確かめなければ。
しかし、暗くなった森の中あてもなくさ迷うことに自分自身を奮い立たせるほどの気力はすでに尽きてしまっていた。
ファロスは腰に差した短剣を抜いた。赤い石は導きの石。エランドラがそう言っていた。
『お願いだ。導きの石よ。都までの道を指し示してくれ』
両手で短剣を握りしめ、ファロスは心の中で念じた。
すると、赤いドラゴンの石は、眩いほどの光を放った。そして、右手の方角に向けてまっすぐ一筋の線を示した。
その光の筋を目にして、ファロスの全身に再び力がみなぎった。
光線を追って道なき道を進み、急こう配の斜面を登ると一頭の白馬が木につながれていた。
ファロスが都から乗ってきた馬だった。短剣を腰に差し戻すと、ファロスは馬の元へ近寄った。
よくもまぁ、狼がいるようなこんな森で無事だったものだ。
労うように馬を撫でていると、ファロスはふと違和感を覚えた。
待てよ。ここに馬がつながれているというのはおかしい。それは、書き換えられたイビージャの情報の中での話じゃなかったか?
実際には、俺は寝ている間にピラミッドへと連れて行かれていたのだ。それとも、覚えていないだけで知らぬ間にここまで馬に乗ってきて、自分の足でピラミッドまで行ったというのだろうか?
現実で実際に起きたはずの自分の記憶と、書き換えられたものであったはずのイビージャのクルストンの情報とが錯綜した。
どれが正しい情報なのかファロスにも分からなくなった。
どちらにしても、馬がそこに繋がれていることによってオルゴスたちが都へ連行されてしまったというのがいよいよ現実味を帯びてきた。急がなければ──────
***********************************************
地下の薄暗い牢屋の中で、血にまみれ地面に這いつくばる二人の男の姿があった。
二人は痛みに悶え、うめき声をあげている。傍らには手に鞭を持つ兵士が二人、さらに監視のための兵士が二人立っていた。
そこへ、ヘラスムスがやってきた。
「ファロスの居場所はまだ分からんのか?」
「はい。なかなかしぶとい奴らで」立ち会っていた兵士の一人が答えた。
「この様子だと、本当に知らないのかもしれませんが」
「だから・・・知らんと・・言ってるだろう・・・」
拷問を受けた一人の男が、苦痛に耐えながら目だけを動かしヘラスムスを見た。
ヘラスムスは男のそばへ歩み寄ると、その場にしゃがんだ。
「ホズピヌスよ。何もそこまで強情にならなくてもよいだろう。お前たちが反逆を企てる首謀者の一人だということは分かっていることだ。王の暗殺を実行するのはファロスだと、そういう筋書きなんだろう?
どのみち、計画が成功することはない。吐いてしまって、楽になるといい」
「そんな、計画なんぞ・・・本当に、知らん・・・。俺たちは・・無関係だ」
ホズピヌスが苦しそうに言うと、ヘラスムスは呆れるように鼻で笑った。
「スプラトゥルス、お前はどうなんだ?楽になりたいだろう?」
ホズピヌスの隣でうつ伏せになった、やせた男に向かってヘラスムスが問いかけた。
肩が上下しているのは見て取れるが、答える気力もないのかスプラトゥルスの反応はなかった。
「まぁ良い」と言って、ヘラスムスは立ち上がった。
「いずれにしろ、こいつらは明日処刑される身だ。吐くまで痛めつけろ。もし死んでしまったらそれまでだ。王からは許可を得ている」
鞭を持つ兵士たちにそう告げると、ヘラスムスはその場を後にした。
くそ。なぜ、俺たちがこんな目に遭わなきゃいけないんだ。
これもすべてファロスのせいだ。何を計画していたのか知らないが、こんなことに巻き込みやがって・・・。
あいつだけは絶対に許さない──────
生命の灯が消えかけていく中、ホズピヌスは復讐心を燃え立たせた。
そこはピラミッドの地下に間違いなかった。
マルガモルの中で体を起こしたファロスは、壁にかけられた松明を目にして、地上へ戻ってきたことを悟った。
夢でも見ていたのかと思ったが、手首にはめられたクレアの腕輪を見てそうではないことを確信した。
急がなければ。オルゴスが処刑されてしまう。
マルガモルから降り松明を掴んで、ファロスは階段を駆け上がった。外へ出たところで松明を投げ捨てた。
太陽は、ファロスが地底世界へ行く前と変わらずに頭上で燃えさかっていた。
森を出て北の方角へまっすぐ・・・ということは、南へ行けばいいはずだ。
南はどっちだ?
太陽の位置と自分の影を見比べて、ファロスは南と思われる方角へ向かって走った。
老婆の住む小屋から、どのようにしてピラミッドまでたどり着いたのかの記憶はなかった。そのため、果たして正しい方角へ向かっているのか確信はない。
しかし、信じて進む以外に選択肢はなかった。
日が傾き始めた頃には、歩く速度と変わらないほどの足取りになっていた。それでもファロスは懸命に走った。
それからどれほど走ったことだろう。
皮袋の水も尽きかけた頃、ファロスの視界に緑の森が姿を現した。
ファロスは疲れも忘れ、森を目指して全速力で走った。
クルストンの情報の中で、イビージャは森を東へまっすぐ抜けて、北へ進めと言っていた。
ということはつまり、西へ行けば老婆の小屋があるはずだ。そこへ行けば馬もいるだろう。
処刑の執行に間に合うためには、何としても馬を探し出さなければいけない。
森へ入ると、ファロスは沈みゆく太陽に向かって木々をかき分け進んだ。
ところが、いつまでたっても老婆の住んでいた小屋が見つけられなかった。森は深くなるばかりで、辺りは暗くなる一方だった。
行く手に1本の大きな木があった。
ファロスは朦朧とする意識の中、倒れこむようにその幹に寄りかかった。気力も尽きてしまいそうだった。
よく考えてみれば、最後に見たイビージャのクルストンは書き換えられていたものだった。
実際にファロスがイビージャと話した内容も違えば、ピラミッドまで辿りついた方法も実際とは異なっている。ということは、公開処刑されるという内容も書き換えられたものなのかもしれない。ふと、そんな思いがファロスの脳裏をよぎった。
しかし、内容は違っていても、起こっている展開はあくまで事実に則っていた。
事実でないというなら、公開処刑するという内容を付け加えるのはあまりに不自然だ。こんなことなら、オルゴスのクルストンも見ておくべきだった。
光の通路を焦って引き返してしまったことをファロスは後悔した。しかし、後の祭りだった。
それに、オルゴスのクルストンを見たところで、同じように手が加えられているだろう。
もはや、クルストンでは事実かどうかはわかり得ないのだ。実際に、この目で確かめなければ。
しかし、暗くなった森の中あてもなくさ迷うことに自分自身を奮い立たせるほどの気力はすでに尽きてしまっていた。
ファロスは腰に差した短剣を抜いた。赤い石は導きの石。エランドラがそう言っていた。
『お願いだ。導きの石よ。都までの道を指し示してくれ』
両手で短剣を握りしめ、ファロスは心の中で念じた。
すると、赤いドラゴンの石は、眩いほどの光を放った。そして、右手の方角に向けてまっすぐ一筋の線を示した。
その光の筋を目にして、ファロスの全身に再び力がみなぎった。
光線を追って道なき道を進み、急こう配の斜面を登ると一頭の白馬が木につながれていた。
ファロスが都から乗ってきた馬だった。短剣を腰に差し戻すと、ファロスは馬の元へ近寄った。
よくもまぁ、狼がいるようなこんな森で無事だったものだ。
労うように馬を撫でていると、ファロスはふと違和感を覚えた。
待てよ。ここに馬がつながれているというのはおかしい。それは、書き換えられたイビージャの情報の中での話じゃなかったか?
実際には、俺は寝ている間にピラミッドへと連れて行かれていたのだ。それとも、覚えていないだけで知らぬ間にここまで馬に乗ってきて、自分の足でピラミッドまで行ったというのだろうか?
現実で実際に起きたはずの自分の記憶と、書き換えられたものであったはずのイビージャのクルストンの情報とが錯綜した。
どれが正しい情報なのかファロスにも分からなくなった。
どちらにしても、馬がそこに繋がれていることによってオルゴスたちが都へ連行されてしまったというのがいよいよ現実味を帯びてきた。急がなければ──────
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地下の薄暗い牢屋の中で、血にまみれ地面に這いつくばる二人の男の姿があった。
二人は痛みに悶え、うめき声をあげている。傍らには手に鞭を持つ兵士が二人、さらに監視のための兵士が二人立っていた。
そこへ、ヘラスムスがやってきた。
「ファロスの居場所はまだ分からんのか?」
「はい。なかなかしぶとい奴らで」立ち会っていた兵士の一人が答えた。
「この様子だと、本当に知らないのかもしれませんが」
「だから・・・知らんと・・言ってるだろう・・・」
拷問を受けた一人の男が、苦痛に耐えながら目だけを動かしヘラスムスを見た。
ヘラスムスは男のそばへ歩み寄ると、その場にしゃがんだ。
「ホズピヌスよ。何もそこまで強情にならなくてもよいだろう。お前たちが反逆を企てる首謀者の一人だということは分かっていることだ。王の暗殺を実行するのはファロスだと、そういう筋書きなんだろう?
どのみち、計画が成功することはない。吐いてしまって、楽になるといい」
「そんな、計画なんぞ・・・本当に、知らん・・・。俺たちは・・無関係だ」
ホズピヌスが苦しそうに言うと、ヘラスムスは呆れるように鼻で笑った。
「スプラトゥルス、お前はどうなんだ?楽になりたいだろう?」
ホズピヌスの隣でうつ伏せになった、やせた男に向かってヘラスムスが問いかけた。
肩が上下しているのは見て取れるが、答える気力もないのかスプラトゥルスの反応はなかった。
「まぁ良い」と言って、ヘラスムスは立ち上がった。
「いずれにしろ、こいつらは明日処刑される身だ。吐くまで痛めつけろ。もし死んでしまったらそれまでだ。王からは許可を得ている」
鞭を持つ兵士たちにそう告げると、ヘラスムスはその場を後にした。
くそ。なぜ、俺たちがこんな目に遭わなきゃいけないんだ。
これもすべてファロスのせいだ。何を計画していたのか知らないが、こんなことに巻き込みやがって・・・。
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