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転生・蘇る大帝
第2話 鍛錬開始
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シュヴァルツァー公爵家別邸の大広間に執事や侍女たちが並び立っていた。たった一人の食事にこれほどの人手を割く必要があるのだろうか、と問われるとあると答えざるを得ない。
その理由がテーブルの上に陳列されている満漢全席を思わせる数々の料理にある。
「なぁー」
「何でございましょう」
「何だ、この料理は」
「はて? レオンハルトの御食事でございますが?」
「いや、そうじゃなくて……あぁー、そう言えばそうだな」
「はぁー……」
まだアレクサンダリア1世とレオンハルトの記憶の擦り合わせが終わっていなかったため、レオンハルトは戸惑いを禁じ得なかった。
何とこれら全てがレオンハルトのための料理であり、さらにレオンハルトはそれら全てを平らげていたという。
(これじゃあいくら鍛えても無理だろ)
「こんなにいらん、下げろ。あと料理長を呼べ」
「はぁー……」
執事に呼ばれて恐る恐ると料理長が姿をあらわした、と思ったらいきなりレオンハルトに向かって土下座をしはじめた。
「も、申し訳ございません!」
「……」
「ど、どうか、い、命だけは!」
「……別に命を取ったりしないから顔を上げろ」
「は、はっ!」
「これからは料理の量を減らして欲しい。具体的には今の5分の1ほどでいい。あと、主食もしばらく控える。鶏肉と野菜をメインにしてくれ」
「か、かしこまりました!」
「今日の余った分は皆で食べてくれ」
そう言ってレオンハルトは料理を口に運んだ。量はともかく、味は美味しかったのである。
◆
公爵家別邸の長い長い廊下をレオンハルトは一人で歩いていた。
レオンハルトがダイエットを決意してから1週間が経過した。その間、アレクサンダリア1世とレオンハルトの記憶の擦り合わせを終わらせていた。
(俺が死んで1000年後の世界か……)
大統帝・アレクサンダリア1世が亡くなってから1000年後の世界。かつて、アレクサンダリア1世が統一した神聖アレクサンダリア大皇国はすでに滅んでいた。
今から300年ほど前に、大きな内乱が起こった。内乱とはいうが、神聖アレクサンダリア大皇国は大陸を一つ治めている国である。その内乱ともなれば、大戦とも言えるだろう。
その大戦も直に落ち着き、かつのて神聖アレクサンダリア大皇国は大きく3つに分裂していた。
今レオンハルトが住んでいるラインクール皇国。
ラインクール皇国の北に位置し、大陸の北西部を支配しているルドマリア帝国。
そして、ラインクール皇国の東に位置し、大陸の東全体を支配している神聖アルテミス教国。
無論小国の数は数え切れないほど存在する。
三大国は、どれも神聖アレクサンダリア大皇国の正統な後継者と名乗っており、大陸の覇権を巡って争っている。
(全く、どいつもこいつも……勝手に後継者を名乗りやがって。俺から見たら後継者に相応しいのはひとつもない。特に神聖アルテミス教国。あれはダメだ)
神聖アルテミス教国は人間至上主義であり、獣人やエルフ、ドワーフなどの亜人を迫害している。帝国も、皇国も亜人の待遇は決しいいものではない。
しかし、アレクサンダリア1世の盟友であり、誉高き十二英雄のうち5人は亜人である。その5人は歴史から抹殺され、現代に伝わったのは人族の7人のみ。彼ら、彼女らは現在「七英雄」として名を残している。
レオンハルトはそれに憤りを覚えていた。
(あとは魔法だな。鍛え方がなってない。俺が残した修行法が伝わってないのか?」
これに関してはレオンハルトの勘違いである。その修行法はしっかりと伝わっているが、それを知るもの、また行おうとするものはごく僅かである。その理由は極めてシンプル。
過酷だから。
アレクサンダリア1世が発案した魔法の修行法。全身の魔力回路を無理矢理こじ開けるというもの。
通常の魔法士は臍の下、いわゆる丹田に魔力を集め、詠唱によってそれを手もしくは杖に引き出し、魔法として顕現させるというものである。
しかし、アレクサンダリア1世はそれに疑問を呈した。
『なぜ丹田に魔力を集めなければならん』
魔法を学ぶなら誰もが思いつく疑問である。丹田に集めず、常に魔力を身体中に巡らせた方が、魔力を引き出すという作業をしなくて済むのではないか。いかにも効率的であるがその考えはすぐに打ち砕かれることとなる。
魔力を身体中に巡らせることが不可能だ。
魔法士たちが皆行き着く結論である。考えてみれば、当たり前である。普段使っていない筋肉をいきなり使いこなす事ができないと同様に、魔力回路も使っていなければ魔力を通すことができない。
そして、その魔力回路をこじ開ける方法が確立していない。筋肉と違い、目で見ることができないものをどう鍛えるというのだ。
まさか体を解剖して魔力回路を通すわけにもいかず、多くの魔法士たちは諦めることとなる。
しかし、アレクサンダリア1世はそれを可能とした。そして、それと共に生まれたのが『陸跡魔闘術』というものである。
これからの鍛錬のことを考えながら廊下を悠々と歩いていると、前の前に一人の侍女が通り過ぎた。
「っあ」
「っあ」
レオンハルトと目があった侍女が目に見えて動揺した。その瞳にうつるのは怯え。彼女にとっても不幸はそこで手元を震わせ、トレーに乗せてあった食器を落としたこと。
パリン!
軽快な破砕音とは裏腹に重たい空気が一瞬流れる。
彼女はすぐ我に返ったかのようにはっとする。同時に自分の立場を思い出したかのように震えはじめた。
「も、申し訳、ご、ございません! す、すぐに片付けますので!」
「良い」
「っあ」
彼女は自分にこれから起こるであろう未来を想像し、目尻に涙を溜めながら顔を伏せてしまう。
(何をそんなに怯えているのやら……っていうまでもなく俺か)
レオンハルトは彼女に近づき、手に持っていたトレーと奪い取る。それと同時に魔法を発動させる。床に散らかった食器の破片が一斉に重力に逆らうかのように宙に浮かんだ。
その破片たちの下にトレーを差し出し、魔法を解除する。すると、それらは重力に従いトレーの上におさまる。
「っあ」
「これでよしっと……怪我はないか?」
「……」
「ん? どうした? どこか怪我したのか?」
「っあ! はい、っあ、いえ」
「どっちだ、まったく……まあいい、怪我がないならそれでいい」
そう言ってレオンハルトはトレーと返し、去っていく。
「っあ! その、あ、ありがとうございました」
レオンハルトが少し遠くへと離れると、侍女は我に返り、慌ててお礼をいうのであった。
部屋へ戻ったレオンハルトは、ゆっくりと椅子に腰をかけた。軋む椅子の音に苦笑いしながら。
(魔法もそこそこ使えるようにはなったな。にしても便利だよな、重力魔法)
ーー重力魔法
これがレオンハルトの適正魔法であり、彼が剣を置く理由でもある。
この世界には魔法が存在する。魔法には属性魔法と非属性魔法に分かれる。属性魔法とは火・水・風・土・光・闇の6種類が存在する。大抵の人、というより多くの平民は一種類しか適正はない。
稀に二種類、三種類と適正を持つものもいる。それらは貴族に多い。上級貴族になればなるほど適正数が重要になり、貴族の面子関わる問題でもある。
そして、二種持ち、三種持ちよりもさらに稀な存在。それが非属性魔法持ち。しかし、希少だからと言っていいことばかりではない。
非属性魔法持ちは絶対数が少なく、また種類が無限に存在するとも言われる。つまり、先人の教えを引き継ぐことが不可能で、他と違い取説がない、手探な状態で魔法を学ばなくてはいけない。
そして、非属性魔法は非常に魔力消費が激しいことで知られる。使いこなせずに、その生涯を遂げる人も大勢いる。
ただでさえ数が少ない非属性魔法使いだが、貴族ではさらにその割合は少ない。皇国の重鎮には非属性魔法の使い手もいるが、如何せん全員平民出身である。
そのため、非属性魔法持ちは貴族の子供の間でこうとも呼ばれる。
ーー貴族擬き
高貴なものではない烙印を押されてしまうのだ。
そして、レオンハルトはその非属性魔法である「重力魔法」の適正を持って生まれた。5歳の鑑定の儀でそれを知らされ、不貞腐れたレオンハルトは鍛錬をやめた。
その結果が「豚公子」という蔑称である。
レオンハルトの午後の日課はその重力魔法の練習であるが。
(そろそろ、限界か、魔力量が足りん……あれをやるかぁ~)
そう思いレオンハルトは自らの丹田に魔力を集める。粘土を練るようにして魔力の塊を小さくしていく。圧縮に圧縮を重ねた魔力は体感で親指ほどの大きなになると、今度はそれを四肢に向かった全力で解き放った。
丹田から放たれた魔力は全身を通過し、それと魔力回路を同時引き裂いていく。
「っがっは」
(まさか、またこれをやる日がくるとは)
これがアレクサンダリア1世が生み出した修行法である。
ーー魔力が流れなければ流すまで!
脳筋である。
しかし、この修行法があったからこそ、アレクサンダリア1世は世界最強へと至れたともいえる。
これを繰り返せば必ず強くなるという確信はレオンハルトにはあったが、この修行法には重大な欠点がある。
とてつもなく痛いのだ。
例えるなら、か細い血管に無理やり針を通すようなもの。全身が針に刺されているのような痛みと言った方がわかりやすいだろうか。どのみち、想像を絶する痛みが待っているに違いない。
(これを気絶するまで繰り返す……はぁー、鬱になりそう)
レオンハルトの苦行はまだまだ続く。
その理由がテーブルの上に陳列されている満漢全席を思わせる数々の料理にある。
「なぁー」
「何でございましょう」
「何だ、この料理は」
「はて? レオンハルトの御食事でございますが?」
「いや、そうじゃなくて……あぁー、そう言えばそうだな」
「はぁー……」
まだアレクサンダリア1世とレオンハルトの記憶の擦り合わせが終わっていなかったため、レオンハルトは戸惑いを禁じ得なかった。
何とこれら全てがレオンハルトのための料理であり、さらにレオンハルトはそれら全てを平らげていたという。
(これじゃあいくら鍛えても無理だろ)
「こんなにいらん、下げろ。あと料理長を呼べ」
「はぁー……」
執事に呼ばれて恐る恐ると料理長が姿をあらわした、と思ったらいきなりレオンハルトに向かって土下座をしはじめた。
「も、申し訳ございません!」
「……」
「ど、どうか、い、命だけは!」
「……別に命を取ったりしないから顔を上げろ」
「は、はっ!」
「これからは料理の量を減らして欲しい。具体的には今の5分の1ほどでいい。あと、主食もしばらく控える。鶏肉と野菜をメインにしてくれ」
「か、かしこまりました!」
「今日の余った分は皆で食べてくれ」
そう言ってレオンハルトは料理を口に運んだ。量はともかく、味は美味しかったのである。
◆
公爵家別邸の長い長い廊下をレオンハルトは一人で歩いていた。
レオンハルトがダイエットを決意してから1週間が経過した。その間、アレクサンダリア1世とレオンハルトの記憶の擦り合わせを終わらせていた。
(俺が死んで1000年後の世界か……)
大統帝・アレクサンダリア1世が亡くなってから1000年後の世界。かつて、アレクサンダリア1世が統一した神聖アレクサンダリア大皇国はすでに滅んでいた。
今から300年ほど前に、大きな内乱が起こった。内乱とはいうが、神聖アレクサンダリア大皇国は大陸を一つ治めている国である。その内乱ともなれば、大戦とも言えるだろう。
その大戦も直に落ち着き、かつのて神聖アレクサンダリア大皇国は大きく3つに分裂していた。
今レオンハルトが住んでいるラインクール皇国。
ラインクール皇国の北に位置し、大陸の北西部を支配しているルドマリア帝国。
そして、ラインクール皇国の東に位置し、大陸の東全体を支配している神聖アルテミス教国。
無論小国の数は数え切れないほど存在する。
三大国は、どれも神聖アレクサンダリア大皇国の正統な後継者と名乗っており、大陸の覇権を巡って争っている。
(全く、どいつもこいつも……勝手に後継者を名乗りやがって。俺から見たら後継者に相応しいのはひとつもない。特に神聖アルテミス教国。あれはダメだ)
神聖アルテミス教国は人間至上主義であり、獣人やエルフ、ドワーフなどの亜人を迫害している。帝国も、皇国も亜人の待遇は決しいいものではない。
しかし、アレクサンダリア1世の盟友であり、誉高き十二英雄のうち5人は亜人である。その5人は歴史から抹殺され、現代に伝わったのは人族の7人のみ。彼ら、彼女らは現在「七英雄」として名を残している。
レオンハルトはそれに憤りを覚えていた。
(あとは魔法だな。鍛え方がなってない。俺が残した修行法が伝わってないのか?」
これに関してはレオンハルトの勘違いである。その修行法はしっかりと伝わっているが、それを知るもの、また行おうとするものはごく僅かである。その理由は極めてシンプル。
過酷だから。
アレクサンダリア1世が発案した魔法の修行法。全身の魔力回路を無理矢理こじ開けるというもの。
通常の魔法士は臍の下、いわゆる丹田に魔力を集め、詠唱によってそれを手もしくは杖に引き出し、魔法として顕現させるというものである。
しかし、アレクサンダリア1世はそれに疑問を呈した。
『なぜ丹田に魔力を集めなければならん』
魔法を学ぶなら誰もが思いつく疑問である。丹田に集めず、常に魔力を身体中に巡らせた方が、魔力を引き出すという作業をしなくて済むのではないか。いかにも効率的であるがその考えはすぐに打ち砕かれることとなる。
魔力を身体中に巡らせることが不可能だ。
魔法士たちが皆行き着く結論である。考えてみれば、当たり前である。普段使っていない筋肉をいきなり使いこなす事ができないと同様に、魔力回路も使っていなければ魔力を通すことができない。
そして、その魔力回路をこじ開ける方法が確立していない。筋肉と違い、目で見ることができないものをどう鍛えるというのだ。
まさか体を解剖して魔力回路を通すわけにもいかず、多くの魔法士たちは諦めることとなる。
しかし、アレクサンダリア1世はそれを可能とした。そして、それと共に生まれたのが『陸跡魔闘術』というものである。
これからの鍛錬のことを考えながら廊下を悠々と歩いていると、前の前に一人の侍女が通り過ぎた。
「っあ」
「っあ」
レオンハルトと目があった侍女が目に見えて動揺した。その瞳にうつるのは怯え。彼女にとっても不幸はそこで手元を震わせ、トレーに乗せてあった食器を落としたこと。
パリン!
軽快な破砕音とは裏腹に重たい空気が一瞬流れる。
彼女はすぐ我に返ったかのようにはっとする。同時に自分の立場を思い出したかのように震えはじめた。
「も、申し訳、ご、ございません! す、すぐに片付けますので!」
「良い」
「っあ」
彼女は自分にこれから起こるであろう未来を想像し、目尻に涙を溜めながら顔を伏せてしまう。
(何をそんなに怯えているのやら……っていうまでもなく俺か)
レオンハルトは彼女に近づき、手に持っていたトレーと奪い取る。それと同時に魔法を発動させる。床に散らかった食器の破片が一斉に重力に逆らうかのように宙に浮かんだ。
その破片たちの下にトレーを差し出し、魔法を解除する。すると、それらは重力に従いトレーの上におさまる。
「っあ」
「これでよしっと……怪我はないか?」
「……」
「ん? どうした? どこか怪我したのか?」
「っあ! はい、っあ、いえ」
「どっちだ、まったく……まあいい、怪我がないならそれでいい」
そう言ってレオンハルトはトレーと返し、去っていく。
「っあ! その、あ、ありがとうございました」
レオンハルトが少し遠くへと離れると、侍女は我に返り、慌ててお礼をいうのであった。
部屋へ戻ったレオンハルトは、ゆっくりと椅子に腰をかけた。軋む椅子の音に苦笑いしながら。
(魔法もそこそこ使えるようにはなったな。にしても便利だよな、重力魔法)
ーー重力魔法
これがレオンハルトの適正魔法であり、彼が剣を置く理由でもある。
この世界には魔法が存在する。魔法には属性魔法と非属性魔法に分かれる。属性魔法とは火・水・風・土・光・闇の6種類が存在する。大抵の人、というより多くの平民は一種類しか適正はない。
稀に二種類、三種類と適正を持つものもいる。それらは貴族に多い。上級貴族になればなるほど適正数が重要になり、貴族の面子関わる問題でもある。
そして、二種持ち、三種持ちよりもさらに稀な存在。それが非属性魔法持ち。しかし、希少だからと言っていいことばかりではない。
非属性魔法持ちは絶対数が少なく、また種類が無限に存在するとも言われる。つまり、先人の教えを引き継ぐことが不可能で、他と違い取説がない、手探な状態で魔法を学ばなくてはいけない。
そして、非属性魔法は非常に魔力消費が激しいことで知られる。使いこなせずに、その生涯を遂げる人も大勢いる。
ただでさえ数が少ない非属性魔法使いだが、貴族ではさらにその割合は少ない。皇国の重鎮には非属性魔法の使い手もいるが、如何せん全員平民出身である。
そのため、非属性魔法持ちは貴族の子供の間でこうとも呼ばれる。
ーー貴族擬き
高貴なものではない烙印を押されてしまうのだ。
そして、レオンハルトはその非属性魔法である「重力魔法」の適正を持って生まれた。5歳の鑑定の儀でそれを知らされ、不貞腐れたレオンハルトは鍛錬をやめた。
その結果が「豚公子」という蔑称である。
レオンハルトの午後の日課はその重力魔法の練習であるが。
(そろそろ、限界か、魔力量が足りん……あれをやるかぁ~)
そう思いレオンハルトは自らの丹田に魔力を集める。粘土を練るようにして魔力の塊を小さくしていく。圧縮に圧縮を重ねた魔力は体感で親指ほどの大きなになると、今度はそれを四肢に向かった全力で解き放った。
丹田から放たれた魔力は全身を通過し、それと魔力回路を同時引き裂いていく。
「っがっは」
(まさか、またこれをやる日がくるとは)
これがアレクサンダリア1世が生み出した修行法である。
ーー魔力が流れなければ流すまで!
脳筋である。
しかし、この修行法があったからこそ、アレクサンダリア1世は世界最強へと至れたともいえる。
これを繰り返せば必ず強くなるという確信はレオンハルトにはあったが、この修行法には重大な欠点がある。
とてつもなく痛いのだ。
例えるなら、か細い血管に無理やり針を通すようなもの。全身が針に刺されているのような痛みと言った方がわかりやすいだろうか。どのみち、想像を絶する痛みが待っているに違いない。
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