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24話 完成!

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「ミク遅いなぁ」レンがコーヒーを飲んでいる「もうじき帰っくると思うわそれまで待ちましょう」MEIKOがソファに座っている「それにしても溶けないね…」美華が真っ白になっている窓を見る「約11m以上の雪が積もっているんだからな…一日でこんなに積もるとは思わなかった…」健人が頷くとドアが勢いよく開く「みんな大変!」ミクが飛び込んできた。

「どうしたんだ?ミク」皆はミクの方を見る「氷結竜が復活したの!」ミクが慌てている「なんだって!?」皆が慌てるが健人と美華は何を言っているのか分からない様子だった。

「何?その酎ハイみたいな名前の竜は」美華が首を傾げる「氷結竜は4竜伝説に登場する竜よ、この竜が復活した時世界は氷結と化す…」ルカが呟いている「それでミク持ってきてくれたかい?」レンが首を傾げる「うん!送るね!」ミクが何やらキーボードを打っている「ミク!ありがとう!早速作ってくるよ!」とレンが外に出ていった「とりあえず今日も遅いし2人は寝てね、明日になったら完成してると思うわ」MEIKOが頷いている「分かりました!それではおやすみなさい」2人は風呂を済ませベッドに入った。

「…ねぇ健人」美華が寝返りを打ち健人の顔を見る「何?」健人も同じく美華の顔を見る「私達さ、普通にここに馴染んでるけど帰れるのかな?」「……そうだなけど僕は君と一緒に居れるならどこでも…なんならここでもいいよ」「ふふっ…健人ってこう言うところ馬鹿だよねーまぁ…私もだけどね」美華が健人の布団に入ってくる「ずっと健人と一緒に居たい」美華が健人の手を両手で握る「美華っていつからそんな甘えん坊になったんだよ」健人が微かに笑う「別に言いじゃん…健人の前だもん」美華が頭を健人の胸に埋める「そうだったか?」健人が美華の頭を撫でる「うん!」「前に学校で『ちょっと健人!これ持って!ちょっと!何してるのよ!』って話してたはずだが」健人が軽く笑いながら囁く「もう…健人のイジワル…」美華がさらに顔を押し付ける「すまんすまん…」「それに…健人ってミクちゃんとリンちゃん達に目がいってたよねー?」美華が小さくニヤケながら見てくる「なっ…まぁ…」「まぁミクちゃんとリンちゃん達は本当に可愛いもんね」美華がつぶやく「本当な、美華も可愛いからいいよ」健人は美華の頭を撫で続ける「もう…健人…ずるいよ」「まぁ明日も早いからな…美華はここで寝るのか?」健人が顔を埋めている美華を見ると軽く美華が頷く「…仕方ないなぁ」健人が美華の背中に手を回すとそのまま抱き寄せた「おやすみ健人」「あぁ…おやすみ…美華」2人はそのまま寝てしまった。

「おはよぉー健人」美華が健人を揺らしている「うーん…今何時?」健人があくびをしながら美華に聞く「健人君~起きたー?」奥からミクが呼んでいる「今起きたよー」健人も返す「出来たみたいだからみんなで見に行くんだけど一緒にいく?」「行く行く!」健人は慌てて着替えて飛び出した。

「おはよう健人君!」ミクが頭を下げる健人の目の前にはもうみんなが集合していた「来たね!じゃあ外に行こう!」レンに釣られて8人は歩き出した。

「これだよ!」レンが家の横に8つの布がかけてあるものを見る「戦車よりかなり大きいね…」健人と美華が見上げて驚いた顔をする「うん!じゃあ健人と美華に1番手前の布を取ってもらおうかな」レンが2人に端と端を渡す「じゃあカウントするよ!」レンが叫ぶと後ろの5人たちがカウントを始めた「5!4!3!2!1!」「せーの!」健人と美華が叫びながら布を引っ張った。

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