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人界と天界
最終話、鍛錬の間3(ミカエル組)
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「みんな来たー?」ミカエルが3人に向かって言う「はい…」と3人は周りを見渡していると上からラファエルの開始の声が聞こえた「まぁあなた達の実力は見なくてもわかるわ」ミカエルが頭をかきながら話す「まずは初歩の飛行から練習ね!」ミカエルが人差し指を立てる。
「やべぇ飛ぶんだぜ僕ら」直音が言う「3人は夢で飛んだ事とかない?」ミカエルが3人を見て言う「夢で飛んだことですか?」幸人が聞き返す「そう!飛ぶ感覚は夢とほぼ変わらないよ!」ミカエルが元気に「私達は羽があるから羽を動かしたら飛べるけどあなた達は羽が無いため素力という力を使うの」とミカエルが笑いながら羽を動かす。
「そう!そんな感じ!」ミカエルは3人目の目を閉じている姿を目の前で見ている「もう少し!足に素力を集めるような感じで!」ミカエルが叫ぶ「キャッ!」琳咲が叫ぶ「どうした!?」直音の幸人が真ん中の琳咲に振り向いた。
「いや…なんでもないわ」琳咲が言う「今感じたね~」ミカエルが歩いてくる「今琳咲が叫んだのは足が地面から離れた感覚があったからだねー」ミカエルが言う「琳咲まじか!」2人は驚く「分からないけど…後ろに倒れたの」琳咲は何が起こったのか分からない顔をする「一瞬だったけど琳咲が浮いたよその時に後ろに倒れたね」ミカエルが実際に様子を再現する。
「琳咲どうやったんだよ?」2人は覗き込む「別に何もしてないわ!てか除きこまないで!」琳咲は後ろをむく「私はただ足元に集中してただけよ」琳咲が呟く「そう!それ!」ミカエルが琳咲に指をさす。
「飛ぶことに関しては足元に集中させればいいだけよ、さぁ!もう1回!」ここからひたすら3人はひたすら目を瞑る。
「うわぁ!」直音と幸人が2人が叫ぶ「ちょっと静かにしなさいよ!」琳咲が隣で怒る「今飛んだぞ俺!」幸人と直音が手を繋ぎ飛び跳ねている「2人とも、次はじゃあ持続して飛ぶことを意識ね!」ミカエルが座りながら言うと2人は頷きまた目を閉じた。
「おっ!君たち~なかなかやるじゃないか~、もうそこまで飛べるようになるとは~」しばらく座ってみていたミカエルが立ち上がる、3人は目を開けると手を広げ空中で体を震わせていた「ミカエルさん!無理をさせてはダメですよ!」上からラファエルの声が聞こえる「分かってるよ!」ムキー!とミカエルが上に両手を伸ばす「はい!10分ほど休憩!」ミカエルが手を叩くと3人は地面に降りそのまま膝を着く「疲れたぁー!」3人は地面でじたばたしている「マジでこれは力を引き出すのに結構時間かかるなぁー」ミカエルが頭に手を回し呟くと3人の方を向き「ちょっとラファエルに報告してくるわぁ」と上に飛んで行った。
「あらミカエルさんどうしました?」ラファエルが言う「疲れるー」ミカエルが椅子にもたれかける「相手が人間ですもんね…無理もないですよ。
「ラファエル交代」ミカエルが手首を回す「私でいいんですか?」ラファエルが聞き返す「教えるなら私よりあんたの方が上手いだろ?それよりあの3人の進化を見るのが私は楽しみなんだ」椅子で回転している「ふふっミカエルさんって本当に変な所真面目ですよね」奥からコーヒーを持ったアリエルが歩いてくる。
「アリエルサンキュー」ミカエルがコップを受け取り飲み干す「ラファエル10分休憩って言ってるからそろそろだよ」ミカエルがモニターを指さす「とりあえず持続して飛ぶ所まで教えた」ミカエルが言うとラファエル、アリエルが驚く「まさかもう飛べるようになったんですか?」ミカエルが笑う「まーね私の教え方が上手かったからでしょ」ケラケラ笑っているがしばらくして「でも人間にしては早すぎるよねぇ」ミカエルが真剣に考える「では少し行ってきますね、見張りお願いします」ラファエルが2人に告げる「あいよー」「行ってらっしゃいー」2人は返事をする。
「遅いね~ミカエルさん」琳咲が上をむく「なぁ琳咲、直音もし俺達に隠された力があるんだとしたらどうする?」幸人が2人の前に座る「どうしたのよ幸人」琳咲が驚くような表情をする「そもそも隠された力なんて見たことないんだし…」直音が首を傾げるとヒュン!と3人に向かって何かが飛んできた。
「ん?」3人が言ったとともに後ろに避ける「さすがね3人とも良く避けたわ」とラファエルが上から降りてくる「今少し氷を光速で投げてみました、普通の人間では避けることはできません」ラファエルが話す「ラファエルさん!?」琳咲が驚く「ミカエルさんと少し交代してここから私が指導しますね」ラファエルが一礼する。
「ミカエルさんどうしてラファエルさんと交代したんですか?」アリエルがモニターを見ながら聞く「んー力を引き出すならラファエルの方がいいかな~って」ミカエルが肘を着く「ふふっ確かにミカエルさんラファエルさんに聞きましたよラファエルさんがミカエルさんの力を引き出したんだって」ミカエルが振り向く「ラファエルもねぇー優しいところあるんだけどねぇ」ミカエルがかつての自分を振り返る。
「ラファエル覚悟ー!」とミカエルが試剣を持ちラファエルに立ち向かう「やぁ!」とすぐに剣が弾き飛ばされミカエルの喉元に剣が来る。
「く…」「これで100戦100勝ね」ラファエルが笑う「くそー!なんで私はこんなに弱いんだ!」ミカエルは試剣を投げる「私は常に何かを守るそう思って立ち向かっていますから」とラファエルが笑顔になる。
「それで分かったんだよ、本当の力は戦闘が好きなだけじゃダメなんだってね」アリエルが頷く「なるほどですね…」「そこから私達2人はかなり良い戦いをしたんだ」ミカエルがまた振り返る。
「やぁ!」ゴン!木製の剣が音を鳴る「ミカエルさん、剣がとても鋭くなりましたね」ラファエルが笑う「ようやくわかったのさ、私の剣はただ戦うんじゃないってね!」とラファエルの剣をはじき返す「その意気ですよ!」ゴン!と2人は夕方まで続いた。
「はぁ…はぁラファエルゥ~勝率は?」ミカエルが寝転びながら聞く「えっと…私が100戦中56勝。そしてミカエルさんが100戦中44勝です」「えー!まだ負けてるのか!くそー!」ミカエルが言う「でも1日で私にここまで迫るなんてミカエルさん流石だと思います。いつか追い抜かれちゃいますね」ラファエルが笑う「良いか!ラファエル!」ミカエルが指をさす「はい?なんでしょう」ラファエルがミカエルの顔を見る「僕はラファエルに勝つまで鍛え続けるからな!」ミカエルが手を伸ばす「ふふっ期待していますねミカエルさん。それとまた僕っ子が出てますよ」ラファエルが手を握る「あっいけね…」「あはは…」2人は笑っている、外を見たらもう夕方だった。
「へぇそのような約束をラファエルさんとしたんですね」アリエルが横に座る「そうさだから私はこの大天使長になったんだよ」ミカエルが手を曲げる「いい事ですね」アリエルが笑う「よーし見るぞー!」ミカエルがモニターを見続けた。
「それで3人は力を手に入れて何をするつもりですか?」ラファエルが3人に聞く「何って…」幸人が2人と目を合わすも2人は首を振るだけだった「隠れた力と言うのは何かきっかけが無いと出すことは出来ません例えば…」ラファエルがまだ続ける「大池さんの場合は亜美さんが殺されかけたことへの怒りで隠れた力を解放しました」「へぇー」3人は頷いている「そして亜美さん、亜美さんはちょっと特殊で1度は死んだのかと思ったのですが、亜美自身の隠れた力で生き返ったのです」「生き返った?」直音が聞く「そうなんです、通常隠れた力を出す為には色々な感情、思考が左右します。大池君の場合は正しくこの感情ですね、ですが亜美さんの場合は感情でもなく思考でも無いんです」ラファエルが話す「つまり亜美の隠れた力が亜美を助けたってことか?」幸人が聞く「そんな馬鹿な話ないでしょ、力を制御するはずが力に制御されちゃってるなんて」琳咲の答えにラファエルが続ける「いえ、力にも意思があります。その意思が自分の意志と一致しない場合は当然引き出すことは出来ません亜美さんの場合は力の意思で亜美さんを助けたんだと思います」ラファエルが笑いながら話す「まぁいわゆる自分で自分を助けたってことだな」幸人が言う「まぁそういうことですね」ラファエルが頷いた。
「だからあなた達も力を引き出す何かがあると思います。それに関してはあなた達自身なので私達は何もすることができません」「私達の力を引き出す何か…」琳咲が言うと3人は両手を見る「俺は…家族が大切だ…」幸人が言うと両手を握る「幸人…」2人は幸人を見る「家族を守りたい?」ラファエルが聞く「俺は家族を守りたい!この命にかけても!必ず!」幸人がラファエルを見た時幸人がキラッと光った「おい…幸人…今」直音が言う「それが幸人さんの隠れた力の1部ですね、あなたが家族を助けたい気持ちが1部力と合意したから出た光です」ラファエルが笑う「さぁあなた達も考えてみて下さい、今自分に何が大切なのか、まずは直音君から」ラファエルが直音の前で手を広げると直音が目をつぶる、幸人と琳咲は直音を見ている。
「…音、直音」真っ暗の中から声が聞こえた「直助お兄さん!」そう直音の暗闇に出てきたのは死んだはずのお兄さんなのだ「どうしてここに…お兄さん車に轢かれて…」直音が手を伸ばす「あぁ…確かに俺は車に轢かれて死んだよ…でも俺は君の心の中でちゃんと生きているさ。それより…敵が来てるんだろ?」直音が頷く「だったら君は今何するべきだと思う?」直助が直音の前に立つ「お兄さん…でも僕人間だし…相手神だし…」
現実の直音から涙が出る「直音…」幸人が触ろうとするとラファエルが止める「今はそっとしといてあげましょう」幸人の手をゆっくり掴むとまた3人は直音を見つめる。
「おいおい直音、直音が俺にいつも言ってたことは嘘だったのか?」直音は小さい頃いつも…「直助お兄さん!僕お兄さんを守るよ!どんな敵が来ても!」家でずっと叫んでいたのだ「あれは…」直音が口篭る「俺はお前のおかげで何もかも楽しかった、もちろん今もお前にあえて嬉しいよ」直音を抱く「お…お兄さん…」「もう一度聞くよ直音…今君は何をすべきだと思う」直助が直音の頭を撫でながら聞く「僕は…戦う…この世界を守るために」直助が直音から離れる「なんだって?」直助が聞き返す「僕は!戦う!」直音が叫ぶ「その意気だ、忘れるんじゃないぞ」直助が遠ざかっていく。
「お兄さん!」「逃げるな!直音!弟よ!」直音泣きながら「お兄さん!僕は強くなる!これからずっと!見ててね!」直助が消えていく最後まで叫ぶと「期待しているよ!」最後の声が聞こえてきた。
ゴゴゴ…と3人のいる地面が揺れる「なんだ!?」幸人が周りを見る。
ラファエルが2人を安全な場所へ離れさせると直音から白い光が一筋現れるとゆっくり直音が浮いていく「あれは…」幸人と琳咲が目を見開く「直音君どうやら無事力を解放できたようね」白い光の中から紫色で後ろに羽が生えている姿で降りてきた「僕…分かったんだ今自分がすべき事…」直音が目を開ける「直音…お前…」幸人が目を見開く「僕は戦う!どんな強い敵が来ても僕はこの世界を守る!」手を伸ばす、手には大きな槍を持っていた。
「これは…創世神の姿…ね」ラファエルが言う「創世神?」3人は聞く「えぇ…基本的には神界の守護神と言えばいいかしら…そのうちの攻撃神ね…まさか…本当にいたなんてね…」ラファエルが大きく頷いている「ラファエルー!」上からミカエルが降りてくる「うわっ!何その姿!?」ミカエルが直音を見て驚いた。
「あら随分早いのね」ラファエルがミカエルを見る「そりゃ急に真っ白になったと思ったら…」
そう管制室では「ねぇミカエルここ」アリエルがモニターを指さす「これは楽しい事になってきたね!」「ミカエルさん行きますか?」アリエルが聞く「でも私が動くとアリエル1人になるよ?」ミカエルが聞くとアリエルは笑う「1人でも大丈夫ですよ」「と言うわけでここに来たの」ミカエルが説明する「とりあえず直音戻っていいですよ」ラファエルが言うと直音が深呼吸をする。
すると羽が消えいつもの直音の姿が、カラン…下に槍が倒れた「これは…」ラファエルが槍に触れると映像が流れてくる「お兄さん!」「直音!逃げるな!」ラファエルが槍から手を離す「…なるほどね」ラファエルが琳咲を見る「次は琳咲ですね」「私できるかな…」琳咲は目をつぶる「とりあえず僕達はここに座ろうぜ」幸人が琳咲の横に座ると顔が見えるように囲むようにして座った。
琳咲が目を覚めるとどこか分からない場所に出た「ここはどこ?」歩いていくと後ろから幼い天使の少女が走っていく「ちょっとリリエル!待ちなさい!」リリエル?知らないわ、琳咲が思う「ちょっとリリエル!待ちなさい!」聞いたことのある声が聞こえた、それもよく聞き覚えがあるような…しかもここって…。
琳咲が振り返ると1人の女性が追いかけている「お母さん!?」呼びかけるももちろん返事はなく少女を追いかけている「おいおいリミエル何してる?」隣からまた見た事あるような…「お父さんも!」手を伸ばすもすり抜ける「えっ…」「あなた、娘が走り回って」少女を見る「リリエル!いい加減戻ってきなさい!」と怒鳴った「はーい健二お父さん」と戻ってくる「はっ!」琳咲がこの先のことを思い出した「この先はまさか…」目をつぶりまた目を開けると、そこには1人の女性が倒れていてその横には少女が泣いている「お母さぁん!」少女は泣いている「思い出したわ…全部」琳咲は目を見開いた。
「リリエル…そして健二…」リミエルが口を開いて小声で話し始める「あなた達だけでも逃げなさい…」私の(小さい頃)頬に手を触れる、琳咲もお母さんの隣で座っている「やだよ!お母さん!一緒に帰るの!」「もうダメよ…リリエル…いや…私」琳咲が少女に触れようとするが触れれない「こんなに弱いとはな」上から声が聞こえた琳咲は悲しみとイラつきで上をむく「お前は誰だ!」健二が叫ぶ「俺はバルエル、魔界王だお前こそ守護大女神の傍で何をしている人間よ」守護大女神?琳咲は分からなかった「俺は…リミエルの夫だ」「はははっ」バルエルは笑っている「あの超天使リミエルの夫が人間だと?」バルエルの目が変わる「お母さん!」と少女はまだ泣いている「お前達はここで消さねばな」バルエルが手を上げるとそこから大きな球体が生まれた。
「これで終わりだ超天使達よ!」と振り下ろす「いいか!?リリエル俺と逃げるぞ!これからお前は琳咲、田口琳咲だ!いいな?」健二は私(小さい頃)の手に触れる「2人だけは生きて…」リミエルの最後の一言で2人の体が光り消えた「よかった…」の言葉を最後に周りが白くなる。
「お母さーん!!」琳咲が泣きながら叫ぶ「ふはは!」バルエルが叫んでいる「バルエルだけは…許さない」琳咲は上を見るとそのままバルエルが消えてしまった。「待っててねお母さん…私も強くなるから…必ず」と周りがブラックアウトする「えぇ…楽しみにしているわ…リリエル」と微かに声が聞こえた「お母さん!?」しかしそこからは声は聞こえなかった。
「うわぁ!」琳咲の周りから今度は銀色の光が立ち上る「嘘でしょ…この力って」ミカエルが言う「えぇまず間違いなく最上位天使の力ですね…」琳咲が目を開くと超巨大な6枚羽が後ろに付く、その大きさはゆうに片方だけで琳咲の2倍くらいあるだろうか「色々と凄いですねぇ…」ラファエルがつぶやく、琳咲の服装は赤色だ「思い出したわ全部…私の名前はリリエル…リミエルと健二の娘…」ラファエルとミカエルが険しい顔になる。
「リミエルは超大天使…かつて私達大天使すら従えていたって聞くけど本当に居たんだね」ミカエルが言う「ですが魔界神に裏切られました」琳咲…が話す「琳咲…」幸人と直音が見上げる「あの時はっきり見ました、私の母親…リミエルを殺したのは魔界王バルエルです」琳咲が言った時、ラファエルは琳咲の手を握ると琳咲が元の姿戻った。
「おい、幸人?」今度は幸人から灰色の光が見えているのだ「ごめん感動しちゃって」幸人が泣きながら言う「ってなんだこれ?」幸人が自分の周りから出ている光に気付く「なんだろ…物凄い…力が溢れ出てくるような…」幸人が言うと手を上にあげる、ゴゴゴ…と奥の地面が持ち上がる「幸人…それって…」直音が驚いている「それは天使でも女神の力でもないわね…」幸人の火の光がどんどん強くなると幸人の後ろに何か船みたいなものが微かに見える「武界の力に似てるね…」ミカエルが驚いた顔で言う「なんだって!?」琳咲と直音が驚いた。
「武界の力ってどう言うこと?」琳咲が言う「そのままです…武界の人達は能力で色んな武器や戦車などを操ることができるのですよ幸人さんのはなんでしょう…」「幸人は見る限り戦艦じゃないか?」直音が言った。
次の日、3人が並んで立っていると「それでは~!今日から僕が指導していくね!」ミカエルが前に立つ「ラファエルさんは?」直音が聞くと「監視に戻って貰ったよ、ラファエルさんも真面目だからねぇー」ミカエルが手を横にやれやれ…と首を振る「今日はあなた達の能力を見てあげるわ」ミカエルが言う「能力?」3人が言う「ふふん」ミカエルが赤色に光ると服が赤色になり手には弓を握っている「僕は弓と剣を良く使っていてね」ミカエルが弓を奥に向けると周りから炎に包まれる「おぉ~」3人がどよめく「奥に岩があるからそれを狙うよ」3人が目を凝らすと微かに小さく岩が見える「あんなものさすがに…当たらないですよ」直音が言う「僕の命中率を甘く見ないでくれるかなー?」ミカエルが笑いながら引っ張る、ゴォォ…と音が鳴りミカエルが前を見ると指を離し弓を下げる、ドォン!と大きな音と衝撃波とともに矢が放たれる「私の能力はこれよ」ミカエルが弓に手を伸ばす「えっ…」真っ直ぐに飛んで行ったはずの弓が超巨大な大砲の玉に変化しているのだ「私の能力は『物体の変形』何にでも変形すること出来るよ、まぁもちろん武器もね」ミカエルの手に持っている弓が光り銃に変換した「物体ならなんにでも変換可能よ!」ミカエルが銃を振り回している「やり過ぎないでください!ミカエルさん!」上からラファエルの声が聞こえた「はーい!」ミカエルが上を向いて親指を立てる「とりあえずこれが僕の能力『物体の変形』だよ」ミカエルが話す「とりあえずあなた達にも能力があるはずです、ちなみにウリエルさんの能力は『力の吸収』まぁ相手の力を奪って自分の力に変えることが出来る、私的には1番厄介なのよねぇー」ミカエルが笑っている。
3人は黙って座っている「そしてラファエルの能力は『インフィニティ・ヒール』いわゆる『無限回復』主に私達が攻撃してる時に自動で無限回復してくれる能力よ。そしてアリエルがの能力が『パーフェクト・ヒール』ラファエルさんと同じ回復系なんだけど無限には回復出来ない。その代わり1回で全回復するわ」「つまり簡単に説明するとラファエルさんの回復量は少ないけど持続的に回復をする、アリエルさんは1回の回復で終わるってことでいいわね?」琳咲が聞くとミカエルが大きく頷く「でもそれならラファエルさんだけで充分じゃないか?無限に回復するんだろ?」直音が言うと琳咲はため息をつく「馬鹿ねぇ今の話聞いてたでしょ。ラファエルさんは1回の回復量は少ないけどジワジワ回復するって、1発で大怪我の攻撃が来たらどうするのよ」琳咲が手を広げる「そうね、琳咲の言う通りラファエルさんは大怪我の治療には向いてないわ、もちろん治るけど時間がかかるのよその速度差を埋めるためにアリエルがいるのよ」ミカエルが説明する「なるほど…」直音と幸人が頷く「そして次はアスラエル。アスラエルの能力は『蘇生』まぁアスラエルだけ特別でね、死んだ人間達を生き返せることが出来るのよ」3人は絶句する「死んだ人間を生き返らせる?」幸人がもう1回聞く「えぇ…アスラエルは天界一可愛い天使なんだけど死を司る天使でね、くそーあの容姿を分けてくれー!」ミカエルが地団駄を踏んでいる。
「まぁでも相手からしたら最悪でしょうね…倒されても復活するからね」琳咲が言うとミカエルは笑った「そして次がガブリエル。このガブリエルの能力が『同化』よ、いわゆるモノとか生き物と同じになる能力よ、ちなみに同化中は無敵よ」ミカエルが言う「そして最後カマエルね、カマエルの能力は『絶対火力』名の通りカマエルは物凄い攻撃特化でねこの天界一強いんだよー私より強いし」ミカエルが悲しむ「…とだいたいの説明は終わりよ、まぁ覚えられたら覚えてた方が良いかもしれないわね」ミカエルが言うと前に出る「それでどうやって僕達の能力を見るんですか?」直音が言う「そうねぇ…じゃあまず1人1人私と対決しましょうか」ミカエルが言う「対決?」3人は目を見開く「はい、1人ずつ私と簡単に戦うのです」ミカエルが木の剣を取ってくる「この剣はまぁ切れても軽い切り傷になるだけだから安心して、僕は寸止めで行くよ」ミカエルが剣を構える「まずは琳咲さんお願いします」「はい!」琳咲が前に出る「俺たちは下がるぞ」幸人と直音は後ろに下がる。
琳咲とミカエルは見つめ合い息を飲む「はぁ!」と両者が気合を入れる「まぶし!」2人が光ったことにより幸人と直音が目を瞑る「やはり上級天使は私より羽が大きいわね」ミカエルが言うとそのままかなりのスピードで突っ込むと琳咲は剣をゆっくりと動かした。
ガキーン!と物凄い轟音と火花が飛び散る「やぁ!」琳咲が手を振り剣を弾き飛ばす「くっ…」ミカエルが剣を銃に変換する「やぁ!」ミカエルが連射すると琳咲は手を伸ばし銃弾を止める「なっ…」ミカエルが言った途端「バチーン!」音がなり銃弾がミカエルに飛んでいく「ええい!こうなったら」銃を今度は弓に変えると今度は琳咲が突っ込んで来る「やぁ!」空振りをする「上よ!」琳咲が周りを見渡していると真上から弓を構えているミカエルが見えた。
しかも相当本気で天使の羽が大きくなっている「くらえー!」弓を離した時巨大な火の鳥が琳咲に飛んでいく…が琳咲は動かない「琳咲!避けろ!」2人が必死に言うが琳咲は避けない、琳咲は目を瞑る「琳咲…」目の前には家族2人が現れる「お父さん、お母さん私分かったよ…私は皆を守るために生まれたんだってね」琳咲が言うと家族2人は笑う「それならよかった、それなら君の力を全て大切な仲間や友達のために使いなさい。そして守ってあげなさい私があなたを逃がしたように」目の前にリミエルが現れる「お母さん…」琳咲が抱きつく「さぁ!解放しなさい!あなたの全てを!」琳咲が目を開けると手を伸ばす。バチーン!と音がなり巨大な火の鳥を受け止める「はぁ!」琳咲ガブリエル叫ぶと火の鳥そのものがボフッと消えてしまった「なっ…」ミカエルが驚く「消滅した!?そんな馬鹿な」もう1回弓を放つが同じように琳咲の前で消滅する「ミカエルさん避けてくださいね」琳咲が手を下ろすとミカエルの真後ろから火の鳥が飛んで来る「うわぁ!」ミカエルが2本の火の鳥に飲み込まれるそのまま地面に激突する「琳咲!」見学2人が見る「私の能力は…『全飛ばし』です」慣れない言葉だ「全飛ばし?」2人は聞く「はい、私が見た全てを別の場所に移動させると言う能力です」「何それ…瞬間移動じゃん」直音が言う「いいえ瞬間移動では無いわ」ミカエルがフラフラと飛んでくる「瞬間移動は自分自身を含む人が別の場所に移動すること。だけど琳咲の場合自分だけでは無く他の人や無論攻撃まで別の場所に飛ばしているわ…」「という事は…」2人は口を開ける「えぇ…相手を飛ばして出てきた所に背後から攻撃することが可能になる能力よ」ミカエルが言ったことはほぼ事実だ。
だいたい瞬間移動で自分が背後に回り込むと、だいたい相手にバレるが相手から突っ込んできた場合相手を飛ばすことによって敵の目の前には何も無い状態になるそこで体制を整えようとしたその瞬間に後ろから攻撃をすることが可能になる…相手にもしバレてしまったとしても飛んでいる状態で別方向から攻撃が来るとすぐには対応出来ない「それってかなり強いんじゃ」幸人が言う「そうそう!ボールを投げてそれを一時止めてから横から打つような感じ…ってそうか!」ミカエルが言う「どうしたの!?」3人が集まってくる「もしかしたら魔界族達との戦闘をここで出来ることが可能になるかもしれない!」ミカエルが手を叩く「どういうことですか?」幸人が言う「琳咲…あなた『見たもの全てを別世界に飛ばせる』って言ったわよね?ここだと完全に外の世界と分離してるから壊されるが心配ない…」3人はミカエルが言おうとしていることが分かった。
「まさかミカエルさんこのスペースワールドごとこの鍛錬の間に琳咲の全飛ばしで飛ばすってことですか?」直音が言うとミカエルが首を振る「さすがにこんな何十世界あるのを一気に飛ばすのは無理だね。でも…チャンスはある」ミカエルが親指を立てる「え?」琳咲が聞く「魔界族も暗黒界もまずは他の世界を狙うでしょう、そして天界の天聖樹は1番最後に狙ってくるから」「あぁ~そういう事か」幸人と直音が頷く「えっ!?どういうことですか?」琳咲が戸惑う「つまりこの天聖に集まった敵、味方を全てこの鍛錬の間に飛ばすってことだよな?」幸人がミカエルに言う「そういう事!」「でもそんな一気に…」琳咲が言う「大丈夫!あなたの能力はここではとりあえず大人数の練習出来ないわ、でも」ミカエルが上をむくと巨大な岩と岩が出てきた「これを飛ばしてあの岩の上に乗せなさい」ミカエルが言った。
琳咲は2つの離れている岩を見ると片方の岩が消え、ズン!とまた出てきたが少し右に移動しただけだった「はぁ…はぁ…」琳咲が息をあげる「この能力は瞬間移動とは違い、とてつもなく重いもの、そして大人数を飛ばすとなると力をかなり使う、それを完璧に制御出来ないと使い物にすらならなくなるわ、もしこの能力をマスターしたならば…私でも太刀打ちできなくなる」「もう1回やります!」琳咲が言うと今度は左手を伸ばす「はぁ!」巨大な岩が消える「くっ…」手をふるわせる「そのまま右よ」ミカエルが言うと琳咲が右手で左手を掴みずらしていくと隣の岩に標準を合わせる「はぁ!」琳咲が叫ぶと上から岩が落ちてくる。
ドゴォン!大きな音がなり岩の上に落ちる「やった…」「うーん…約3分」ミカエルが時計を見る「3分…ですか…」琳咲が膝を着く「ずっと練習して慣れていくしかないねーこれは、ちなみに試験は『この岩を100個縦に並べて全てを1秒で岩の上に乗せる』にするよ」ミカエルが言う「はい!」琳咲が言う「じゃあ琳咲はもう少し練習してて」ミカエルが手を叩いた時上から真ん中に穴が空いている岩が落ちてきて隣には丸い岩が落ちてくる、2種類の岩が隣に2つずつ横並びの状態だ「とりあえず1000個用意したわ、時間はいくらでもかかってもいいから全て乗せるように。無理だけはしたらダメ」「はい!」琳咲が歩いていく「慣れてきたら飛んで2個ずつとかも良いわ」ミカエルが言うと琳咲がお辞儀をした。
「じゃあ次は直音さんね」ミカエルが直音を見る「戦うより考えさせる方が良いかもしれない」ミカエルが言うと「直音さん、あなたの能力はなに?」ど直球な質問が来て直音は困惑する「時間かかっても別にいいから心に聞いて」ミカエルが座ると直音も正座して目を瞑る「僕の能力…」真っ暗な心の中で言うと、上から落ちていく感覚がある「ここはどこだ…?」直音が目を開けると真っ暗な空間が広がっている。
すると急に目の前に何やらモニター見たいなのが現れあの兄と離れ離れになった時の映像が流れる「やめてくれぇ!!」直音が叫びしゃがむ「はっ!弱いなぁ…まぁ俺なんだけどな」空耳だろうか、直音の耳に何やら笑い声が聞こえた、後ろを振り向くと直音は唖然とした。
「とりあえず入ったわね」ミカエルが起き上がる「これからどうするんですか?」幸人が正座で目を閉じている直音を見て言う「ここからは直音は自分の能力を引き出さないといけない…恐らく琳咲よりは時間はかかるわ…何故なら…直音はこれから心の中で戦うから…」「戦う?」ミカエルが隣を見る「まぁ…見ましょ」ミカエルが両手を握ると目を閉じる。
ブーン…と音がなり周りにシールドが貼られる「これで琳咲も直音も集中出来るわ」ミカエルが目を開けるとズンッ!と直音から強い振動が来た「なんだこれは!?」幸人が叫ぶ「始まったねー」ミカエルが真剣に見ている「直音自分の心に勝て!」ミカエルが叫ぶ。
「お前は…俺か?」後ろには直音そっくりの創世神が現れる「哀れだなぁ、殺された兄を事故と捉えてる君が力を欲しがるってねぇ」「どういうことだ?」直音が創世神に詰め寄る「そんな怖い顔すんなよーお前は俺だぞ」両手を上げる「良いから!説明しろ!」直音が怒る「お前は本当に直助は『事故で死んだ』と思っているのか?」創世神が問いかけると考える。
「確かに病院の先生からもお兄さんからも事故で死んだって…」すると目の前の直音がため息をつく「お前こんな神なのに知識は虫なんだな」この言葉に直音はカチンと来ると胸ぐらを掴む「だってそうだろうが!神が事故で死ぬなんて考えられるかよ!」創世神が両手を振る「はっ…」直音が気付いた。
そう言えばそうだ…僕が神ってことはお兄さんも…直音は腕を離す「お前が直助を守る気持ちは凄いよくわかるが直助もお前をこの件について巻き込みたくない思いがあるんだろうな、だから嘘をついた」創世神が言う「僕が君のためにここに来た理由」座り込んでいる直音が上を向くと創世神がにやける「もちろん知ってるさ…お前の能力だろ?ならば…」創世神が槍を渡される「お前がその槍で俺を倒せれば教えてやる」直音は槍を持つと暗闇だった空間が水色になり眩しくなる「くっ」直音は目を瞑り目を開けるとそこには、赤色の岩だらけの場所に来た「ここはどこだ…」直音が周りを見渡している。
「ここはお前が生まれた場所…神界だ、簡単に説明するぞお前は人間と創世神の間に生まれたのだ…まぁそんなこと言わなくてもわかるか…」と創世神が槍を構える「全力で来ないとお前死ぬぞ」創世神が真剣な顔になる「あぁ!やってやる!」直音が突っ込む。
ガキーン!槍が創世神の槍で弾き返される「くっ!」と直音が吹き飛ばされる「何としても能力を聞き出すんだ!」直音は槍を回しそのまま上からたたき落とす「兄も殺されたこと知らないおまえに与える能力など無い!」創世神が上からの槍を槍で防ぐ「!?」すると槍が光り弾き返される「なんだ今のは…」と思ったその時直音が引き寄せられる「くっ!」創世神が槍を突くように構えている、このままだと突き刺さってしまう…どうしよう抗えない、直音が必死に抵抗するもどんどん創世神の方に引っ張られるまるでブラックホールのように…「重力…」直音がつぶやくと目の前に槍がある「ならば!」手を広げると槍を地面に突き刺す「なっ…」創世神が驚く「わかったぜお前は重力を操るんだな」直音が言うと創世神は笑う「さすがだなぁー」創世神が消えると直音の真後ろまで来る。なんだ!?瞬間移動!と思った時には振り回された槍で吹き飛ばされ岩に激突する「瞬間移動したと思っただろ?」崩れた岩から起き上がる直音に向かって言った。
「さぁかかってこいよ!お前の攻撃は防がなくてもいい」創世神は手を広げる「なめやがって!」直音が槍を持ちながら突っ込んでいく「くらえ!」直音が槍を振り下ろすとその場から消える「いや…消えたんじゃない…僕が浮いたのか…?」創世神が笑うとそのまま直音を横から蹴り直音が猛スピードで岩に突っ込んでいく「ほれみろお前の攻撃なんて俺に届かないんだよ」創世神が笑っている「くっ…なんだ…何かがおかしいぞ…もしあいつの能力が重力なのだとしたら…あの時俺が浮いたのは重力を消したからなのか?いや…重力が無くなると僕はそのまま真っ直ぐ創世神に突っ込んでいく…はずだ…上なんかに浮くはずがない…まさか…」直音が起き上がる「どうした?もう終わりか?」創世神が笑うと直音も笑う「いえ、もう大丈夫です」と近くまで歩いていくと手を握り創世神の腹を殴る。
「くっ!」と創世神が猛スピードで吹き飛ばされる「やっと分かりましたよ」直音が言う「……何がだ?」創世神はゆっくり起き上がる「あなたの…いや僕の能力は『力の操作』ですね、あなたと戦っていて思いました。
まず僕があの時浮いたのは浮力を利用したんですよね?あと!遊んで蹴っているのにあまりにも攻撃が強すぎるのは足と腹に当たる時、微かな圧力が生まれ、その圧力を増やして爆発させれば無論2倍、3倍の攻撃になります」創世神は笑って「良くわかったな、お前…いや…直音」創世神が槍を置く「そう、俺達の能力は『全ての力の操作』だ無論圧力、重力、反発力、無力、全ての力を操る、他にも色々あるがまぁ…君になら使いこなせるだろう…」創世神が言うと直音に近付いてきた。「行ってこい、直音、何かあればすぐに手を貸してやる。俺はお前の味方だからな」「あなたは僕じゃないですか」直音が笑うと創世神も笑った「また会おうな」創世神が言うと周りが明るくなった。
ゆっくりと直音が目を開けると何やら天井が見えた。起きると周りには2人寝ている「あら直音、目が覚めたんだ」奥から小さな声でミカエルが言う「おはようございます…何時間入ってました?」直音が言うと「まぁ丸1日ってとこかなー、おっ!その顔は無事能力が分かった顔だね」ミカエルが笑う「はいおかげさまで」と直音が目をつぶり、創世神様…ありがとうと心の中で呟いた「ありがとうなんて洒落臭い」と暗闇から聞こえた。
「明日からまた稽古をするよ」ミカエルが言う「明日で4日目ですか…もう終わっている組はいますかね?」ミカエルが言うと「ウリエルの所とガブリエルの所が終わったらしいよ早いなぁーアイツらは」ミカエルが笑いながら言う「まぁ心配しなくても君達は後1週間はかかる」と笑っている「よろしくお願いします」直音が言うとまた寝転がり寝てしまった「本当に凄いなぁー」ミカエルが3人を見ながらコーヒーを飲んだ。
「おはようございます!」幸人と琳咲は早めに起きる「あらおはようー」「直音まだ寝てるよ」幸人が言う「寝かしといて」ミカエルが言うとご飯を持ってきた「ラファエルからだよ」2人に渡す「ラファエルさんから!?やったー」琳咲が喜んで食べている「琳咲どこまで進んだの?」「とりあえず2個ずつ置けるようになりました」琳咲が弁当を食べている「幸人は?」ミカエルが振り向く「俺は…まだこれの使い方が分からない」と後ろの戦艦を出す「そうだなぁー幸人の能力が何か分かればいいんだけどな」幸人が俯いて食べている「そんなに落ち込まないでも今日はあなたの面倒見るからほら!」ミカエルが笑う「本当ですか!?」幸人が目を輝かせている。
「あぁー…コイツ、ミカエルに恋してやがるな?」いつの間にか直音が起きていた「ふぇ?」ミカエルが驚いた顔をする「とりあえず!幸人!今日は稽古をみっちりするよ!」ミカエルが言う「ミカエルさん?」琳咲が呟きながら首を傾げている。
「 とりあえず今日は幸人の能力だね!僕が思うに多分武界の人達と同じなんだけどどうだろう」ミカエルが首を傾げる「そういえばこの船…」幸人が見上げると「僕が『作りたい』と思っていた船の1つな気がする」幸人が呟く「へー!ねぇねぇ!ちょっとあの山の破壊を想像してみてよ」ミカエルがあの奥の山を見た。
「分かりました!」幸人が山を見つめて頭の中で爆発するように破壊した。
ドォーン!!と巨大な爆発とともに山自体が消し飛んだ「これではっきりしたわ、幸人…あなたの能力はおそらく『想像の現実化』だね」「想像の現実化?」幸人が呟く「そう!思ったことを現実化する能力だよ!」ミカエルが笑っている。
「これ作ってみました」幸人が何やらかっこいい銃を持っている「え?何それ?」直音が見る「とりあえず『100%必中の連射自動銃』ということを想像して作ってみました」幸人が笑いながら言う「それは試験の時に見せてもらう!5日後認定試験よ!」ミカエルが言うと「はい!」3人は大きく返事をした。
「今日は試験かぁー怖いなぁ」直音が呟く「でも直音かなり強いじゃん」「そういう幸人もな、自動で追跡して撃ってくれる銃なんて馬鹿げた銃作りやがって」直音が言う「はい!そろそろ行くよ!」ミカエルが歩いてきた「はい!」3人は着替えた。
「まず琳咲からね、ここに石100個並んでいるわ、これを全飛ばしで1秒以内にこっちの石に移してください」ミカエルが言うと琳咲が返事をする「行きます!」琳咲が言うと隣の円形の石100個が消え隣の石に落ちてくる。
ズズズーン!と大きな音が鳴ると全ての石が上に乗っているのだ「凄い!琳咲合格!」「次幸人、幸人は遠くに見える的の中心をあなたの作った武器で撃ち抜いてください」「見えないぞ」直音が奥を見る「これを使って」ミカエルが直音と琳咲に双眼鏡を持ってくる「あった!」かなり遠くに的が見える「こんなの当たるの…」琳咲がつぶやく。
パァン!と音がなり幸人の方を見ると赤色の銃弾が飛んでいく…そのまま数十秒飛んだ後、的の中心を見事命中させる「当たったわ!」琳咲が叫ぶ「よっしゃぁぁ」幸人も喜んでいる「幸人この命中率はさすがだよ…次!直音はこの巨大な鉱石を素手で壊してください。ちなみに名前は硬骨石、この世界で1番硬い鉱石よ」ミカエルが目の前に鉱石を出す「はい!」直音が言うと手を構える「はぁ!」直音が拳で殴る「圧力1万」直音が呟くと拳の先にどんどん力が溜まっていく「はぁ!」石は跡形もなく粉々に吹き飛んでいった。
「全員合格!よく練習しました!」ミカエルが手を叩く「でもまだまだこれから、鍛錬の間はこれで終わりだけど今度は対人戦だよ」「はい!」3人は大きく返事をする「よし!戻ろうか」と4人は上に上がっていく。
「あらミカエルさんそして皆さんおかえりなさい。」ラファエルが言う「僕疲れたから寝るー!」奥の部屋に消えていった「まぁ3人の面倒はさすがにミカエルさんでも疲れましたよね……。そうだアリエルさん」「はい!」アリエルが返事をする「ミカエルさんの治癒お願いしますね」ラファエルが言うとアリエルは「了解」とだけ返事をしミカエルの部屋に入っていった。
「とりあえず明日みなさん集合ですね。ラファエルがソファで休んでいる4人に言う「それまでゆっくり休んでいてください」ラファエルが言うとミカエル達はそのまま寝てしまった。
「やべぇ飛ぶんだぜ僕ら」直音が言う「3人は夢で飛んだ事とかない?」ミカエルが3人を見て言う「夢で飛んだことですか?」幸人が聞き返す「そう!飛ぶ感覚は夢とほぼ変わらないよ!」ミカエルが元気に「私達は羽があるから羽を動かしたら飛べるけどあなた達は羽が無いため素力という力を使うの」とミカエルが笑いながら羽を動かす。
「そう!そんな感じ!」ミカエルは3人目の目を閉じている姿を目の前で見ている「もう少し!足に素力を集めるような感じで!」ミカエルが叫ぶ「キャッ!」琳咲が叫ぶ「どうした!?」直音の幸人が真ん中の琳咲に振り向いた。
「いや…なんでもないわ」琳咲が言う「今感じたね~」ミカエルが歩いてくる「今琳咲が叫んだのは足が地面から離れた感覚があったからだねー」ミカエルが言う「琳咲まじか!」2人は驚く「分からないけど…後ろに倒れたの」琳咲は何が起こったのか分からない顔をする「一瞬だったけど琳咲が浮いたよその時に後ろに倒れたね」ミカエルが実際に様子を再現する。
「琳咲どうやったんだよ?」2人は覗き込む「別に何もしてないわ!てか除きこまないで!」琳咲は後ろをむく「私はただ足元に集中してただけよ」琳咲が呟く「そう!それ!」ミカエルが琳咲に指をさす。
「飛ぶことに関しては足元に集中させればいいだけよ、さぁ!もう1回!」ここからひたすら3人はひたすら目を瞑る。
「うわぁ!」直音と幸人が2人が叫ぶ「ちょっと静かにしなさいよ!」琳咲が隣で怒る「今飛んだぞ俺!」幸人と直音が手を繋ぎ飛び跳ねている「2人とも、次はじゃあ持続して飛ぶことを意識ね!」ミカエルが座りながら言うと2人は頷きまた目を閉じた。
「おっ!君たち~なかなかやるじゃないか~、もうそこまで飛べるようになるとは~」しばらく座ってみていたミカエルが立ち上がる、3人は目を開けると手を広げ空中で体を震わせていた「ミカエルさん!無理をさせてはダメですよ!」上からラファエルの声が聞こえる「分かってるよ!」ムキー!とミカエルが上に両手を伸ばす「はい!10分ほど休憩!」ミカエルが手を叩くと3人は地面に降りそのまま膝を着く「疲れたぁー!」3人は地面でじたばたしている「マジでこれは力を引き出すのに結構時間かかるなぁー」ミカエルが頭に手を回し呟くと3人の方を向き「ちょっとラファエルに報告してくるわぁ」と上に飛んで行った。
「あらミカエルさんどうしました?」ラファエルが言う「疲れるー」ミカエルが椅子にもたれかける「相手が人間ですもんね…無理もないですよ。
「ラファエル交代」ミカエルが手首を回す「私でいいんですか?」ラファエルが聞き返す「教えるなら私よりあんたの方が上手いだろ?それよりあの3人の進化を見るのが私は楽しみなんだ」椅子で回転している「ふふっミカエルさんって本当に変な所真面目ですよね」奥からコーヒーを持ったアリエルが歩いてくる。
「アリエルサンキュー」ミカエルがコップを受け取り飲み干す「ラファエル10分休憩って言ってるからそろそろだよ」ミカエルがモニターを指さす「とりあえず持続して飛ぶ所まで教えた」ミカエルが言うとラファエル、アリエルが驚く「まさかもう飛べるようになったんですか?」ミカエルが笑う「まーね私の教え方が上手かったからでしょ」ケラケラ笑っているがしばらくして「でも人間にしては早すぎるよねぇ」ミカエルが真剣に考える「では少し行ってきますね、見張りお願いします」ラファエルが2人に告げる「あいよー」「行ってらっしゃいー」2人は返事をする。
「遅いね~ミカエルさん」琳咲が上をむく「なぁ琳咲、直音もし俺達に隠された力があるんだとしたらどうする?」幸人が2人の前に座る「どうしたのよ幸人」琳咲が驚くような表情をする「そもそも隠された力なんて見たことないんだし…」直音が首を傾げるとヒュン!と3人に向かって何かが飛んできた。
「ん?」3人が言ったとともに後ろに避ける「さすがね3人とも良く避けたわ」とラファエルが上から降りてくる「今少し氷を光速で投げてみました、普通の人間では避けることはできません」ラファエルが話す「ラファエルさん!?」琳咲が驚く「ミカエルさんと少し交代してここから私が指導しますね」ラファエルが一礼する。
「ミカエルさんどうしてラファエルさんと交代したんですか?」アリエルがモニターを見ながら聞く「んー力を引き出すならラファエルの方がいいかな~って」ミカエルが肘を着く「ふふっ確かにミカエルさんラファエルさんに聞きましたよラファエルさんがミカエルさんの力を引き出したんだって」ミカエルが振り向く「ラファエルもねぇー優しいところあるんだけどねぇ」ミカエルがかつての自分を振り返る。
「ラファエル覚悟ー!」とミカエルが試剣を持ちラファエルに立ち向かう「やぁ!」とすぐに剣が弾き飛ばされミカエルの喉元に剣が来る。
「く…」「これで100戦100勝ね」ラファエルが笑う「くそー!なんで私はこんなに弱いんだ!」ミカエルは試剣を投げる「私は常に何かを守るそう思って立ち向かっていますから」とラファエルが笑顔になる。
「それで分かったんだよ、本当の力は戦闘が好きなだけじゃダメなんだってね」アリエルが頷く「なるほどですね…」「そこから私達2人はかなり良い戦いをしたんだ」ミカエルがまた振り返る。
「やぁ!」ゴン!木製の剣が音を鳴る「ミカエルさん、剣がとても鋭くなりましたね」ラファエルが笑う「ようやくわかったのさ、私の剣はただ戦うんじゃないってね!」とラファエルの剣をはじき返す「その意気ですよ!」ゴン!と2人は夕方まで続いた。
「はぁ…はぁラファエルゥ~勝率は?」ミカエルが寝転びながら聞く「えっと…私が100戦中56勝。そしてミカエルさんが100戦中44勝です」「えー!まだ負けてるのか!くそー!」ミカエルが言う「でも1日で私にここまで迫るなんてミカエルさん流石だと思います。いつか追い抜かれちゃいますね」ラファエルが笑う「良いか!ラファエル!」ミカエルが指をさす「はい?なんでしょう」ラファエルがミカエルの顔を見る「僕はラファエルに勝つまで鍛え続けるからな!」ミカエルが手を伸ばす「ふふっ期待していますねミカエルさん。それとまた僕っ子が出てますよ」ラファエルが手を握る「あっいけね…」「あはは…」2人は笑っている、外を見たらもう夕方だった。
「へぇそのような約束をラファエルさんとしたんですね」アリエルが横に座る「そうさだから私はこの大天使長になったんだよ」ミカエルが手を曲げる「いい事ですね」アリエルが笑う「よーし見るぞー!」ミカエルがモニターを見続けた。
「それで3人は力を手に入れて何をするつもりですか?」ラファエルが3人に聞く「何って…」幸人が2人と目を合わすも2人は首を振るだけだった「隠れた力と言うのは何かきっかけが無いと出すことは出来ません例えば…」ラファエルがまだ続ける「大池さんの場合は亜美さんが殺されかけたことへの怒りで隠れた力を解放しました」「へぇー」3人は頷いている「そして亜美さん、亜美さんはちょっと特殊で1度は死んだのかと思ったのですが、亜美自身の隠れた力で生き返ったのです」「生き返った?」直音が聞く「そうなんです、通常隠れた力を出す為には色々な感情、思考が左右します。大池君の場合は正しくこの感情ですね、ですが亜美さんの場合は感情でもなく思考でも無いんです」ラファエルが話す「つまり亜美の隠れた力が亜美を助けたってことか?」幸人が聞く「そんな馬鹿な話ないでしょ、力を制御するはずが力に制御されちゃってるなんて」琳咲の答えにラファエルが続ける「いえ、力にも意思があります。その意思が自分の意志と一致しない場合は当然引き出すことは出来ません亜美さんの場合は力の意思で亜美さんを助けたんだと思います」ラファエルが笑いながら話す「まぁいわゆる自分で自分を助けたってことだな」幸人が言う「まぁそういうことですね」ラファエルが頷いた。
「だからあなた達も力を引き出す何かがあると思います。それに関してはあなた達自身なので私達は何もすることができません」「私達の力を引き出す何か…」琳咲が言うと3人は両手を見る「俺は…家族が大切だ…」幸人が言うと両手を握る「幸人…」2人は幸人を見る「家族を守りたい?」ラファエルが聞く「俺は家族を守りたい!この命にかけても!必ず!」幸人がラファエルを見た時幸人がキラッと光った「おい…幸人…今」直音が言う「それが幸人さんの隠れた力の1部ですね、あなたが家族を助けたい気持ちが1部力と合意したから出た光です」ラファエルが笑う「さぁあなた達も考えてみて下さい、今自分に何が大切なのか、まずは直音君から」ラファエルが直音の前で手を広げると直音が目をつぶる、幸人と琳咲は直音を見ている。
「…音、直音」真っ暗の中から声が聞こえた「直助お兄さん!」そう直音の暗闇に出てきたのは死んだはずのお兄さんなのだ「どうしてここに…お兄さん車に轢かれて…」直音が手を伸ばす「あぁ…確かに俺は車に轢かれて死んだよ…でも俺は君の心の中でちゃんと生きているさ。それより…敵が来てるんだろ?」直音が頷く「だったら君は今何するべきだと思う?」直助が直音の前に立つ「お兄さん…でも僕人間だし…相手神だし…」
現実の直音から涙が出る「直音…」幸人が触ろうとするとラファエルが止める「今はそっとしといてあげましょう」幸人の手をゆっくり掴むとまた3人は直音を見つめる。
「おいおい直音、直音が俺にいつも言ってたことは嘘だったのか?」直音は小さい頃いつも…「直助お兄さん!僕お兄さんを守るよ!どんな敵が来ても!」家でずっと叫んでいたのだ「あれは…」直音が口篭る「俺はお前のおかげで何もかも楽しかった、もちろん今もお前にあえて嬉しいよ」直音を抱く「お…お兄さん…」「もう一度聞くよ直音…今君は何をすべきだと思う」直助が直音の頭を撫でながら聞く「僕は…戦う…この世界を守るために」直助が直音から離れる「なんだって?」直助が聞き返す「僕は!戦う!」直音が叫ぶ「その意気だ、忘れるんじゃないぞ」直助が遠ざかっていく。
「お兄さん!」「逃げるな!直音!弟よ!」直音泣きながら「お兄さん!僕は強くなる!これからずっと!見ててね!」直助が消えていく最後まで叫ぶと「期待しているよ!」最後の声が聞こえてきた。
ゴゴゴ…と3人のいる地面が揺れる「なんだ!?」幸人が周りを見る。
ラファエルが2人を安全な場所へ離れさせると直音から白い光が一筋現れるとゆっくり直音が浮いていく「あれは…」幸人と琳咲が目を見開く「直音君どうやら無事力を解放できたようね」白い光の中から紫色で後ろに羽が生えている姿で降りてきた「僕…分かったんだ今自分がすべき事…」直音が目を開ける「直音…お前…」幸人が目を見開く「僕は戦う!どんな強い敵が来ても僕はこの世界を守る!」手を伸ばす、手には大きな槍を持っていた。
「これは…創世神の姿…ね」ラファエルが言う「創世神?」3人は聞く「えぇ…基本的には神界の守護神と言えばいいかしら…そのうちの攻撃神ね…まさか…本当にいたなんてね…」ラファエルが大きく頷いている「ラファエルー!」上からミカエルが降りてくる「うわっ!何その姿!?」ミカエルが直音を見て驚いた。
「あら随分早いのね」ラファエルがミカエルを見る「そりゃ急に真っ白になったと思ったら…」
そう管制室では「ねぇミカエルここ」アリエルがモニターを指さす「これは楽しい事になってきたね!」「ミカエルさん行きますか?」アリエルが聞く「でも私が動くとアリエル1人になるよ?」ミカエルが聞くとアリエルは笑う「1人でも大丈夫ですよ」「と言うわけでここに来たの」ミカエルが説明する「とりあえず直音戻っていいですよ」ラファエルが言うと直音が深呼吸をする。
すると羽が消えいつもの直音の姿が、カラン…下に槍が倒れた「これは…」ラファエルが槍に触れると映像が流れてくる「お兄さん!」「直音!逃げるな!」ラファエルが槍から手を離す「…なるほどね」ラファエルが琳咲を見る「次は琳咲ですね」「私できるかな…」琳咲は目をつぶる「とりあえず僕達はここに座ろうぜ」幸人が琳咲の横に座ると顔が見えるように囲むようにして座った。
琳咲が目を覚めるとどこか分からない場所に出た「ここはどこ?」歩いていくと後ろから幼い天使の少女が走っていく「ちょっとリリエル!待ちなさい!」リリエル?知らないわ、琳咲が思う「ちょっとリリエル!待ちなさい!」聞いたことのある声が聞こえた、それもよく聞き覚えがあるような…しかもここって…。
琳咲が振り返ると1人の女性が追いかけている「お母さん!?」呼びかけるももちろん返事はなく少女を追いかけている「おいおいリミエル何してる?」隣からまた見た事あるような…「お父さんも!」手を伸ばすもすり抜ける「えっ…」「あなた、娘が走り回って」少女を見る「リリエル!いい加減戻ってきなさい!」と怒鳴った「はーい健二お父さん」と戻ってくる「はっ!」琳咲がこの先のことを思い出した「この先はまさか…」目をつぶりまた目を開けると、そこには1人の女性が倒れていてその横には少女が泣いている「お母さぁん!」少女は泣いている「思い出したわ…全部」琳咲は目を見開いた。
「リリエル…そして健二…」リミエルが口を開いて小声で話し始める「あなた達だけでも逃げなさい…」私の(小さい頃)頬に手を触れる、琳咲もお母さんの隣で座っている「やだよ!お母さん!一緒に帰るの!」「もうダメよ…リリエル…いや…私」琳咲が少女に触れようとするが触れれない「こんなに弱いとはな」上から声が聞こえた琳咲は悲しみとイラつきで上をむく「お前は誰だ!」健二が叫ぶ「俺はバルエル、魔界王だお前こそ守護大女神の傍で何をしている人間よ」守護大女神?琳咲は分からなかった「俺は…リミエルの夫だ」「はははっ」バルエルは笑っている「あの超天使リミエルの夫が人間だと?」バルエルの目が変わる「お母さん!」と少女はまだ泣いている「お前達はここで消さねばな」バルエルが手を上げるとそこから大きな球体が生まれた。
「これで終わりだ超天使達よ!」と振り下ろす「いいか!?リリエル俺と逃げるぞ!これからお前は琳咲、田口琳咲だ!いいな?」健二は私(小さい頃)の手に触れる「2人だけは生きて…」リミエルの最後の一言で2人の体が光り消えた「よかった…」の言葉を最後に周りが白くなる。
「お母さーん!!」琳咲が泣きながら叫ぶ「ふはは!」バルエルが叫んでいる「バルエルだけは…許さない」琳咲は上を見るとそのままバルエルが消えてしまった。「待っててねお母さん…私も強くなるから…必ず」と周りがブラックアウトする「えぇ…楽しみにしているわ…リリエル」と微かに声が聞こえた「お母さん!?」しかしそこからは声は聞こえなかった。
「うわぁ!」琳咲の周りから今度は銀色の光が立ち上る「嘘でしょ…この力って」ミカエルが言う「えぇまず間違いなく最上位天使の力ですね…」琳咲が目を開くと超巨大な6枚羽が後ろに付く、その大きさはゆうに片方だけで琳咲の2倍くらいあるだろうか「色々と凄いですねぇ…」ラファエルがつぶやく、琳咲の服装は赤色だ「思い出したわ全部…私の名前はリリエル…リミエルと健二の娘…」ラファエルとミカエルが険しい顔になる。
「リミエルは超大天使…かつて私達大天使すら従えていたって聞くけど本当に居たんだね」ミカエルが言う「ですが魔界神に裏切られました」琳咲…が話す「琳咲…」幸人と直音が見上げる「あの時はっきり見ました、私の母親…リミエルを殺したのは魔界王バルエルです」琳咲が言った時、ラファエルは琳咲の手を握ると琳咲が元の姿戻った。
「おい、幸人?」今度は幸人から灰色の光が見えているのだ「ごめん感動しちゃって」幸人が泣きながら言う「ってなんだこれ?」幸人が自分の周りから出ている光に気付く「なんだろ…物凄い…力が溢れ出てくるような…」幸人が言うと手を上にあげる、ゴゴゴ…と奥の地面が持ち上がる「幸人…それって…」直音が驚いている「それは天使でも女神の力でもないわね…」幸人の火の光がどんどん強くなると幸人の後ろに何か船みたいなものが微かに見える「武界の力に似てるね…」ミカエルが驚いた顔で言う「なんだって!?」琳咲と直音が驚いた。
「武界の力ってどう言うこと?」琳咲が言う「そのままです…武界の人達は能力で色んな武器や戦車などを操ることができるのですよ幸人さんのはなんでしょう…」「幸人は見る限り戦艦じゃないか?」直音が言った。
次の日、3人が並んで立っていると「それでは~!今日から僕が指導していくね!」ミカエルが前に立つ「ラファエルさんは?」直音が聞くと「監視に戻って貰ったよ、ラファエルさんも真面目だからねぇー」ミカエルが手を横にやれやれ…と首を振る「今日はあなた達の能力を見てあげるわ」ミカエルが言う「能力?」3人が言う「ふふん」ミカエルが赤色に光ると服が赤色になり手には弓を握っている「僕は弓と剣を良く使っていてね」ミカエルが弓を奥に向けると周りから炎に包まれる「おぉ~」3人がどよめく「奥に岩があるからそれを狙うよ」3人が目を凝らすと微かに小さく岩が見える「あんなものさすがに…当たらないですよ」直音が言う「僕の命中率を甘く見ないでくれるかなー?」ミカエルが笑いながら引っ張る、ゴォォ…と音が鳴りミカエルが前を見ると指を離し弓を下げる、ドォン!と大きな音と衝撃波とともに矢が放たれる「私の能力はこれよ」ミカエルが弓に手を伸ばす「えっ…」真っ直ぐに飛んで行ったはずの弓が超巨大な大砲の玉に変化しているのだ「私の能力は『物体の変形』何にでも変形すること出来るよ、まぁもちろん武器もね」ミカエルの手に持っている弓が光り銃に変換した「物体ならなんにでも変換可能よ!」ミカエルが銃を振り回している「やり過ぎないでください!ミカエルさん!」上からラファエルの声が聞こえた「はーい!」ミカエルが上を向いて親指を立てる「とりあえずこれが僕の能力『物体の変形』だよ」ミカエルが話す「とりあえずあなた達にも能力があるはずです、ちなみにウリエルさんの能力は『力の吸収』まぁ相手の力を奪って自分の力に変えることが出来る、私的には1番厄介なのよねぇー」ミカエルが笑っている。
3人は黙って座っている「そしてラファエルの能力は『インフィニティ・ヒール』いわゆる『無限回復』主に私達が攻撃してる時に自動で無限回復してくれる能力よ。そしてアリエルがの能力が『パーフェクト・ヒール』ラファエルさんと同じ回復系なんだけど無限には回復出来ない。その代わり1回で全回復するわ」「つまり簡単に説明するとラファエルさんの回復量は少ないけど持続的に回復をする、アリエルさんは1回の回復で終わるってことでいいわね?」琳咲が聞くとミカエルが大きく頷く「でもそれならラファエルさんだけで充分じゃないか?無限に回復するんだろ?」直音が言うと琳咲はため息をつく「馬鹿ねぇ今の話聞いてたでしょ。ラファエルさんは1回の回復量は少ないけどジワジワ回復するって、1発で大怪我の攻撃が来たらどうするのよ」琳咲が手を広げる「そうね、琳咲の言う通りラファエルさんは大怪我の治療には向いてないわ、もちろん治るけど時間がかかるのよその速度差を埋めるためにアリエルがいるのよ」ミカエルが説明する「なるほど…」直音と幸人が頷く「そして次はアスラエル。アスラエルの能力は『蘇生』まぁアスラエルだけ特別でね、死んだ人間達を生き返せることが出来るのよ」3人は絶句する「死んだ人間を生き返らせる?」幸人がもう1回聞く「えぇ…アスラエルは天界一可愛い天使なんだけど死を司る天使でね、くそーあの容姿を分けてくれー!」ミカエルが地団駄を踏んでいる。
「まぁでも相手からしたら最悪でしょうね…倒されても復活するからね」琳咲が言うとミカエルは笑った「そして次がガブリエル。このガブリエルの能力が『同化』よ、いわゆるモノとか生き物と同じになる能力よ、ちなみに同化中は無敵よ」ミカエルが言う「そして最後カマエルね、カマエルの能力は『絶対火力』名の通りカマエルは物凄い攻撃特化でねこの天界一強いんだよー私より強いし」ミカエルが悲しむ「…とだいたいの説明は終わりよ、まぁ覚えられたら覚えてた方が良いかもしれないわね」ミカエルが言うと前に出る「それでどうやって僕達の能力を見るんですか?」直音が言う「そうねぇ…じゃあまず1人1人私と対決しましょうか」ミカエルが言う「対決?」3人は目を見開く「はい、1人ずつ私と簡単に戦うのです」ミカエルが木の剣を取ってくる「この剣はまぁ切れても軽い切り傷になるだけだから安心して、僕は寸止めで行くよ」ミカエルが剣を構える「まずは琳咲さんお願いします」「はい!」琳咲が前に出る「俺たちは下がるぞ」幸人と直音は後ろに下がる。
琳咲とミカエルは見つめ合い息を飲む「はぁ!」と両者が気合を入れる「まぶし!」2人が光ったことにより幸人と直音が目を瞑る「やはり上級天使は私より羽が大きいわね」ミカエルが言うとそのままかなりのスピードで突っ込むと琳咲は剣をゆっくりと動かした。
ガキーン!と物凄い轟音と火花が飛び散る「やぁ!」琳咲が手を振り剣を弾き飛ばす「くっ…」ミカエルが剣を銃に変換する「やぁ!」ミカエルが連射すると琳咲は手を伸ばし銃弾を止める「なっ…」ミカエルが言った途端「バチーン!」音がなり銃弾がミカエルに飛んでいく「ええい!こうなったら」銃を今度は弓に変えると今度は琳咲が突っ込んで来る「やぁ!」空振りをする「上よ!」琳咲が周りを見渡していると真上から弓を構えているミカエルが見えた。
しかも相当本気で天使の羽が大きくなっている「くらえー!」弓を離した時巨大な火の鳥が琳咲に飛んでいく…が琳咲は動かない「琳咲!避けろ!」2人が必死に言うが琳咲は避けない、琳咲は目を瞑る「琳咲…」目の前には家族2人が現れる「お父さん、お母さん私分かったよ…私は皆を守るために生まれたんだってね」琳咲が言うと家族2人は笑う「それならよかった、それなら君の力を全て大切な仲間や友達のために使いなさい。そして守ってあげなさい私があなたを逃がしたように」目の前にリミエルが現れる「お母さん…」琳咲が抱きつく「さぁ!解放しなさい!あなたの全てを!」琳咲が目を開けると手を伸ばす。バチーン!と音がなり巨大な火の鳥を受け止める「はぁ!」琳咲ガブリエル叫ぶと火の鳥そのものがボフッと消えてしまった「なっ…」ミカエルが驚く「消滅した!?そんな馬鹿な」もう1回弓を放つが同じように琳咲の前で消滅する「ミカエルさん避けてくださいね」琳咲が手を下ろすとミカエルの真後ろから火の鳥が飛んで来る「うわぁ!」ミカエルが2本の火の鳥に飲み込まれるそのまま地面に激突する「琳咲!」見学2人が見る「私の能力は…『全飛ばし』です」慣れない言葉だ「全飛ばし?」2人は聞く「はい、私が見た全てを別の場所に移動させると言う能力です」「何それ…瞬間移動じゃん」直音が言う「いいえ瞬間移動では無いわ」ミカエルがフラフラと飛んでくる「瞬間移動は自分自身を含む人が別の場所に移動すること。だけど琳咲の場合自分だけでは無く他の人や無論攻撃まで別の場所に飛ばしているわ…」「という事は…」2人は口を開ける「えぇ…相手を飛ばして出てきた所に背後から攻撃することが可能になる能力よ」ミカエルが言ったことはほぼ事実だ。
だいたい瞬間移動で自分が背後に回り込むと、だいたい相手にバレるが相手から突っ込んできた場合相手を飛ばすことによって敵の目の前には何も無い状態になるそこで体制を整えようとしたその瞬間に後ろから攻撃をすることが可能になる…相手にもしバレてしまったとしても飛んでいる状態で別方向から攻撃が来るとすぐには対応出来ない「それってかなり強いんじゃ」幸人が言う「そうそう!ボールを投げてそれを一時止めてから横から打つような感じ…ってそうか!」ミカエルが言う「どうしたの!?」3人が集まってくる「もしかしたら魔界族達との戦闘をここで出来ることが可能になるかもしれない!」ミカエルが手を叩く「どういうことですか?」幸人が言う「琳咲…あなた『見たもの全てを別世界に飛ばせる』って言ったわよね?ここだと完全に外の世界と分離してるから壊されるが心配ない…」3人はミカエルが言おうとしていることが分かった。
「まさかミカエルさんこのスペースワールドごとこの鍛錬の間に琳咲の全飛ばしで飛ばすってことですか?」直音が言うとミカエルが首を振る「さすがにこんな何十世界あるのを一気に飛ばすのは無理だね。でも…チャンスはある」ミカエルが親指を立てる「え?」琳咲が聞く「魔界族も暗黒界もまずは他の世界を狙うでしょう、そして天界の天聖樹は1番最後に狙ってくるから」「あぁ~そういう事か」幸人と直音が頷く「えっ!?どういうことですか?」琳咲が戸惑う「つまりこの天聖に集まった敵、味方を全てこの鍛錬の間に飛ばすってことだよな?」幸人がミカエルに言う「そういう事!」「でもそんな一気に…」琳咲が言う「大丈夫!あなたの能力はここではとりあえず大人数の練習出来ないわ、でも」ミカエルが上をむくと巨大な岩と岩が出てきた「これを飛ばしてあの岩の上に乗せなさい」ミカエルが言った。
琳咲は2つの離れている岩を見ると片方の岩が消え、ズン!とまた出てきたが少し右に移動しただけだった「はぁ…はぁ…」琳咲が息をあげる「この能力は瞬間移動とは違い、とてつもなく重いもの、そして大人数を飛ばすとなると力をかなり使う、それを完璧に制御出来ないと使い物にすらならなくなるわ、もしこの能力をマスターしたならば…私でも太刀打ちできなくなる」「もう1回やります!」琳咲が言うと今度は左手を伸ばす「はぁ!」巨大な岩が消える「くっ…」手をふるわせる「そのまま右よ」ミカエルが言うと琳咲が右手で左手を掴みずらしていくと隣の岩に標準を合わせる「はぁ!」琳咲が叫ぶと上から岩が落ちてくる。
ドゴォン!大きな音がなり岩の上に落ちる「やった…」「うーん…約3分」ミカエルが時計を見る「3分…ですか…」琳咲が膝を着く「ずっと練習して慣れていくしかないねーこれは、ちなみに試験は『この岩を100個縦に並べて全てを1秒で岩の上に乗せる』にするよ」ミカエルが言う「はい!」琳咲が言う「じゃあ琳咲はもう少し練習してて」ミカエルが手を叩いた時上から真ん中に穴が空いている岩が落ちてきて隣には丸い岩が落ちてくる、2種類の岩が隣に2つずつ横並びの状態だ「とりあえず1000個用意したわ、時間はいくらでもかかってもいいから全て乗せるように。無理だけはしたらダメ」「はい!」琳咲が歩いていく「慣れてきたら飛んで2個ずつとかも良いわ」ミカエルが言うと琳咲がお辞儀をした。
「じゃあ次は直音さんね」ミカエルが直音を見る「戦うより考えさせる方が良いかもしれない」ミカエルが言うと「直音さん、あなたの能力はなに?」ど直球な質問が来て直音は困惑する「時間かかっても別にいいから心に聞いて」ミカエルが座ると直音も正座して目を瞑る「僕の能力…」真っ暗な心の中で言うと、上から落ちていく感覚がある「ここはどこだ…?」直音が目を開けると真っ暗な空間が広がっている。
すると急に目の前に何やらモニター見たいなのが現れあの兄と離れ離れになった時の映像が流れる「やめてくれぇ!!」直音が叫びしゃがむ「はっ!弱いなぁ…まぁ俺なんだけどな」空耳だろうか、直音の耳に何やら笑い声が聞こえた、後ろを振り向くと直音は唖然とした。
「とりあえず入ったわね」ミカエルが起き上がる「これからどうするんですか?」幸人が正座で目を閉じている直音を見て言う「ここからは直音は自分の能力を引き出さないといけない…恐らく琳咲よりは時間はかかるわ…何故なら…直音はこれから心の中で戦うから…」「戦う?」ミカエルが隣を見る「まぁ…見ましょ」ミカエルが両手を握ると目を閉じる。
ブーン…と音がなり周りにシールドが貼られる「これで琳咲も直音も集中出来るわ」ミカエルが目を開けるとズンッ!と直音から強い振動が来た「なんだこれは!?」幸人が叫ぶ「始まったねー」ミカエルが真剣に見ている「直音自分の心に勝て!」ミカエルが叫ぶ。
「お前は…俺か?」後ろには直音そっくりの創世神が現れる「哀れだなぁ、殺された兄を事故と捉えてる君が力を欲しがるってねぇ」「どういうことだ?」直音が創世神に詰め寄る「そんな怖い顔すんなよーお前は俺だぞ」両手を上げる「良いから!説明しろ!」直音が怒る「お前は本当に直助は『事故で死んだ』と思っているのか?」創世神が問いかけると考える。
「確かに病院の先生からもお兄さんからも事故で死んだって…」すると目の前の直音がため息をつく「お前こんな神なのに知識は虫なんだな」この言葉に直音はカチンと来ると胸ぐらを掴む「だってそうだろうが!神が事故で死ぬなんて考えられるかよ!」創世神が両手を振る「はっ…」直音が気付いた。
そう言えばそうだ…僕が神ってことはお兄さんも…直音は腕を離す「お前が直助を守る気持ちは凄いよくわかるが直助もお前をこの件について巻き込みたくない思いがあるんだろうな、だから嘘をついた」創世神が言う「僕が君のためにここに来た理由」座り込んでいる直音が上を向くと創世神がにやける「もちろん知ってるさ…お前の能力だろ?ならば…」創世神が槍を渡される「お前がその槍で俺を倒せれば教えてやる」直音は槍を持つと暗闇だった空間が水色になり眩しくなる「くっ」直音は目を瞑り目を開けるとそこには、赤色の岩だらけの場所に来た「ここはどこだ…」直音が周りを見渡している。
「ここはお前が生まれた場所…神界だ、簡単に説明するぞお前は人間と創世神の間に生まれたのだ…まぁそんなこと言わなくてもわかるか…」と創世神が槍を構える「全力で来ないとお前死ぬぞ」創世神が真剣な顔になる「あぁ!やってやる!」直音が突っ込む。
ガキーン!槍が創世神の槍で弾き返される「くっ!」と直音が吹き飛ばされる「何としても能力を聞き出すんだ!」直音は槍を回しそのまま上からたたき落とす「兄も殺されたこと知らないおまえに与える能力など無い!」創世神が上からの槍を槍で防ぐ「!?」すると槍が光り弾き返される「なんだ今のは…」と思ったその時直音が引き寄せられる「くっ!」創世神が槍を突くように構えている、このままだと突き刺さってしまう…どうしよう抗えない、直音が必死に抵抗するもどんどん創世神の方に引っ張られるまるでブラックホールのように…「重力…」直音がつぶやくと目の前に槍がある「ならば!」手を広げると槍を地面に突き刺す「なっ…」創世神が驚く「わかったぜお前は重力を操るんだな」直音が言うと創世神は笑う「さすがだなぁー」創世神が消えると直音の真後ろまで来る。なんだ!?瞬間移動!と思った時には振り回された槍で吹き飛ばされ岩に激突する「瞬間移動したと思っただろ?」崩れた岩から起き上がる直音に向かって言った。
「さぁかかってこいよ!お前の攻撃は防がなくてもいい」創世神は手を広げる「なめやがって!」直音が槍を持ちながら突っ込んでいく「くらえ!」直音が槍を振り下ろすとその場から消える「いや…消えたんじゃない…僕が浮いたのか…?」創世神が笑うとそのまま直音を横から蹴り直音が猛スピードで岩に突っ込んでいく「ほれみろお前の攻撃なんて俺に届かないんだよ」創世神が笑っている「くっ…なんだ…何かがおかしいぞ…もしあいつの能力が重力なのだとしたら…あの時俺が浮いたのは重力を消したからなのか?いや…重力が無くなると僕はそのまま真っ直ぐ創世神に突っ込んでいく…はずだ…上なんかに浮くはずがない…まさか…」直音が起き上がる「どうした?もう終わりか?」創世神が笑うと直音も笑う「いえ、もう大丈夫です」と近くまで歩いていくと手を握り創世神の腹を殴る。
「くっ!」と創世神が猛スピードで吹き飛ばされる「やっと分かりましたよ」直音が言う「……何がだ?」創世神はゆっくり起き上がる「あなたの…いや僕の能力は『力の操作』ですね、あなたと戦っていて思いました。
まず僕があの時浮いたのは浮力を利用したんですよね?あと!遊んで蹴っているのにあまりにも攻撃が強すぎるのは足と腹に当たる時、微かな圧力が生まれ、その圧力を増やして爆発させれば無論2倍、3倍の攻撃になります」創世神は笑って「良くわかったな、お前…いや…直音」創世神が槍を置く「そう、俺達の能力は『全ての力の操作』だ無論圧力、重力、反発力、無力、全ての力を操る、他にも色々あるがまぁ…君になら使いこなせるだろう…」創世神が言うと直音に近付いてきた。「行ってこい、直音、何かあればすぐに手を貸してやる。俺はお前の味方だからな」「あなたは僕じゃないですか」直音が笑うと創世神も笑った「また会おうな」創世神が言うと周りが明るくなった。
ゆっくりと直音が目を開けると何やら天井が見えた。起きると周りには2人寝ている「あら直音、目が覚めたんだ」奥から小さな声でミカエルが言う「おはようございます…何時間入ってました?」直音が言うと「まぁ丸1日ってとこかなー、おっ!その顔は無事能力が分かった顔だね」ミカエルが笑う「はいおかげさまで」と直音が目をつぶり、創世神様…ありがとうと心の中で呟いた「ありがとうなんて洒落臭い」と暗闇から聞こえた。
「明日からまた稽古をするよ」ミカエルが言う「明日で4日目ですか…もう終わっている組はいますかね?」ミカエルが言うと「ウリエルの所とガブリエルの所が終わったらしいよ早いなぁーアイツらは」ミカエルが笑いながら言う「まぁ心配しなくても君達は後1週間はかかる」と笑っている「よろしくお願いします」直音が言うとまた寝転がり寝てしまった「本当に凄いなぁー」ミカエルが3人を見ながらコーヒーを飲んだ。
「おはようございます!」幸人と琳咲は早めに起きる「あらおはようー」「直音まだ寝てるよ」幸人が言う「寝かしといて」ミカエルが言うとご飯を持ってきた「ラファエルからだよ」2人に渡す「ラファエルさんから!?やったー」琳咲が喜んで食べている「琳咲どこまで進んだの?」「とりあえず2個ずつ置けるようになりました」琳咲が弁当を食べている「幸人は?」ミカエルが振り向く「俺は…まだこれの使い方が分からない」と後ろの戦艦を出す「そうだなぁー幸人の能力が何か分かればいいんだけどな」幸人が俯いて食べている「そんなに落ち込まないでも今日はあなたの面倒見るからほら!」ミカエルが笑う「本当ですか!?」幸人が目を輝かせている。
「あぁー…コイツ、ミカエルに恋してやがるな?」いつの間にか直音が起きていた「ふぇ?」ミカエルが驚いた顔をする「とりあえず!幸人!今日は稽古をみっちりするよ!」ミカエルが言う「ミカエルさん?」琳咲が呟きながら首を傾げている。
「 とりあえず今日は幸人の能力だね!僕が思うに多分武界の人達と同じなんだけどどうだろう」ミカエルが首を傾げる「そういえばこの船…」幸人が見上げると「僕が『作りたい』と思っていた船の1つな気がする」幸人が呟く「へー!ねぇねぇ!ちょっとあの山の破壊を想像してみてよ」ミカエルがあの奥の山を見た。
「分かりました!」幸人が山を見つめて頭の中で爆発するように破壊した。
ドォーン!!と巨大な爆発とともに山自体が消し飛んだ「これではっきりしたわ、幸人…あなたの能力はおそらく『想像の現実化』だね」「想像の現実化?」幸人が呟く「そう!思ったことを現実化する能力だよ!」ミカエルが笑っている。
「これ作ってみました」幸人が何やらかっこいい銃を持っている「え?何それ?」直音が見る「とりあえず『100%必中の連射自動銃』ということを想像して作ってみました」幸人が笑いながら言う「それは試験の時に見せてもらう!5日後認定試験よ!」ミカエルが言うと「はい!」3人は大きく返事をした。
「今日は試験かぁー怖いなぁ」直音が呟く「でも直音かなり強いじゃん」「そういう幸人もな、自動で追跡して撃ってくれる銃なんて馬鹿げた銃作りやがって」直音が言う「はい!そろそろ行くよ!」ミカエルが歩いてきた「はい!」3人は着替えた。
「まず琳咲からね、ここに石100個並んでいるわ、これを全飛ばしで1秒以内にこっちの石に移してください」ミカエルが言うと琳咲が返事をする「行きます!」琳咲が言うと隣の円形の石100個が消え隣の石に落ちてくる。
ズズズーン!と大きな音が鳴ると全ての石が上に乗っているのだ「凄い!琳咲合格!」「次幸人、幸人は遠くに見える的の中心をあなたの作った武器で撃ち抜いてください」「見えないぞ」直音が奥を見る「これを使って」ミカエルが直音と琳咲に双眼鏡を持ってくる「あった!」かなり遠くに的が見える「こんなの当たるの…」琳咲がつぶやく。
パァン!と音がなり幸人の方を見ると赤色の銃弾が飛んでいく…そのまま数十秒飛んだ後、的の中心を見事命中させる「当たったわ!」琳咲が叫ぶ「よっしゃぁぁ」幸人も喜んでいる「幸人この命中率はさすがだよ…次!直音はこの巨大な鉱石を素手で壊してください。ちなみに名前は硬骨石、この世界で1番硬い鉱石よ」ミカエルが目の前に鉱石を出す「はい!」直音が言うと手を構える「はぁ!」直音が拳で殴る「圧力1万」直音が呟くと拳の先にどんどん力が溜まっていく「はぁ!」石は跡形もなく粉々に吹き飛んでいった。
「全員合格!よく練習しました!」ミカエルが手を叩く「でもまだまだこれから、鍛錬の間はこれで終わりだけど今度は対人戦だよ」「はい!」3人は大きく返事をする「よし!戻ろうか」と4人は上に上がっていく。
「あらミカエルさんそして皆さんおかえりなさい。」ラファエルが言う「僕疲れたから寝るー!」奥の部屋に消えていった「まぁ3人の面倒はさすがにミカエルさんでも疲れましたよね……。そうだアリエルさん」「はい!」アリエルが返事をする「ミカエルさんの治癒お願いしますね」ラファエルが言うとアリエルは「了解」とだけ返事をしミカエルの部屋に入っていった。
「とりあえず明日みなさん集合ですね。ラファエルがソファで休んでいる4人に言う「それまでゆっくり休んでいてください」ラファエルが言うとミカエル達はそのまま寝てしまった。
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