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特別編3:異世界
魔王の改変
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───〔human side〕───
私達はアスティアの神界に移動していた。
「お疲れ様。待っていたよ」
神様側の私が出迎えてくれる。
「あるじが二人…!?」
驚いて交互に私を見るキキョウちゃん。
まあ普通驚くよね。
「ん。一人見たら以下略」
ソラちゃん…。
「キキョウちゃん、私は神様側の私なんだよ。人間側の私と変わりは無いから普通に接してね」
「う、うむ…」
そう言われても困惑するよね。
「さて、ここに来たのはキキョウちゃんの魂を安定化する為なんだよ」
「これから改造するのよ」
「か、改造…?」
リオさんがまたキキョウちゃんを揶揄ってる。
「君はこのままじゃ生きていくのに不便だから、能力を調整するだけだよ。安心して」
神様側の私は怯えるキキョウちゃんを宥める様に頭を撫でる。
神様側の私はキキョウちゃんに詳しく説明を始める。
イレギュラーから発生してしまったキキョウちゃんは不安定な状態なので、アスティアのリソースを入れて魂を安定化させて、それと一緒に魔力吸収体質を削除。不幸を振り撒く特性は自身でコントロールできる様にする。
「な、なるほど…?」
「私に任せてくれればキキョウちゃんは何もしなくて良いからね」
「わかったのじゃ。あるじに任せる」
そう言うとキキョウちゃんは目を閉じた。
「始めるね」
神様側がキキョウちゃんの頭に触れて動きを止める。
凄まじい速度でキキョウちゃんの魂を安定化させて身体の隅々まで書き換えていく。
私一人であれは出来ないね。アウラさんがやってくれているんだろうな。
「終わったよ」
「もう終わり?」
「うん。これでキキョウちゃんは地上に降りても大丈夫。ようこそアスティアへ。主神ミナ=アドラステアはあなたを歓迎するよ」
そう言って笑いかける神様側。
「ありがとうなのじゃ!」
ニッコリ笑って返事をするキキョウちゃん。
「元魔王か。ハナの後輩になるのか?」
「先輩後輩はわからないな」
「魔王でも何でも私達の自慢の娘でしょ?」
マサキさん一家は仲良しでいいね。
「我以外に魔王がおるのか?」
「元だけどな。私は魔王の転生体だ」
「そうだったのか!色々と教えてもらえると嬉しいのじゃ」
ハナちゃんに親近感を持ったみたい。
「能力的な先輩ならウルがいる」
「そうですね。ウルちゃんからアドバイスをもらうのも良いかもしれません」
ソラちゃんとユキさんが言う様に、ウルちゃんにも会ってもらった方がいいね。
「取り敢えずエリストの家に行きましょうか」
「はい。随分留守にしちゃったからみんなには謝らないとですね」
リオさんと話しているとマサキさんが近くに来る。
「俺達は一度家を見てくるよ。どうなっているか気になるし」
「はい。ありがとうございました」
元奴隷の人達に貸し出していたんだったね。
マサキさん一家は一足先に神界から転移する。
「じゃあ私達も行こうか」
みんなが頷く。
「私はアルバストゥルムの神様と交信してスライムのユウ君について聞いてみるから」
「ありがとう。よろしくね」
自分同士で会話するのも何か複雑だけど、それだけ人格の分離が出来てきたって事だよね。
神界からエリストの屋敷の中庭に転移する。
「ミナ様…?」
箒を手にしたメイドのサナちゃんが立っていた。
「ただいま。ずっと留守にしててごめんね」
「い、いえ!おかえりなさい!みんなに知らせてきます!」
そう言うと箒を持ったまま駆けて行った。
「おかえりなさいませミナ様」
やってきたのは青銀髪の長身の男性。確か氷竜のリオートさんだったね。一度だけ会ってる。
「ただいま戻りました。変わりはありませんでしたか?」
「はい。特に問題はありませんでした」
以前会った時はガチガチだったけど、今は爽やかな笑顔を浮かべられる程落ち着いている。長い間警護をしていて慣れてくれたんだね。
「他の人は屋敷にいる?」
「はい。サチ様とマリ様が居られます。他の皆様はそれぞれ仕事に出られている様ですね」
リオさんに聞かれてスラスラと答えるリオートさん。
「取り敢えず入ろ?お腹空いた」
「そうですね。行きましょう」
リオートさんは綺麗なお辞儀をして持ち場に帰っていく。
時刻はお昼過ぎ。今からご飯を作ってもらうのは何だか申し訳ないね。
私達は屋敷に入る事にした。
「おかえり」「おかえりなさい!」
サチさんとマリさんが出迎えてくれる。
「ただいま戻りました」
二人はここに住みながら自分達のダンジョンを管理しているから基本的には屋敷から出ない。たまに外出する事もあるみたいだけど、その時は竜族の誰かが護衛についてくれている。
サチさんとマリさんは私達の冒険の話を聞きたがっていた。単純な興味もだけど、ダンジョン生成のアイデアになるらしい。
まずはお風呂とご飯を済ませようという事で、メイドの子達が用意してくれたお風呂に浸かり疲れを癒して食堂でご飯をいただく。
ふかふかのパンにシチュー、焼いたお肉に新鮮なサラダ。
大急ぎで作ってくれたんだけど、どれも味がしっかりしていて懐かしい味がホッとする。
キキョウちゃんはちゃんとした食事をとった事がないらしく、ナイフ、フォーク、スプーンの使い方から教えてあげる事に。
先代の魔王はどんな食事をしていたんだろうね?
「こ、これは…!なんて美味なのじゃ~!」
「慌てずゆっくり食べてね。おかわりはー…」
急ぎだったしあまり量は無いかも。
「大丈夫です!追加で色々作ってますからドンドン召し上がってください!」
給仕を手伝っていたサナちゃんが笑顔で言ってくれる。
ソラちゃんもいるし気を遣ってくれたんだね。
「今私の方見たでしょ?」
「う、ううん!見てないよ!」
おかわりがあってもソラちゃんが全部食べちゃいそうだなんて思ってないよ…!
私達はアスティアの神界に移動していた。
「お疲れ様。待っていたよ」
神様側の私が出迎えてくれる。
「あるじが二人…!?」
驚いて交互に私を見るキキョウちゃん。
まあ普通驚くよね。
「ん。一人見たら以下略」
ソラちゃん…。
「キキョウちゃん、私は神様側の私なんだよ。人間側の私と変わりは無いから普通に接してね」
「う、うむ…」
そう言われても困惑するよね。
「さて、ここに来たのはキキョウちゃんの魂を安定化する為なんだよ」
「これから改造するのよ」
「か、改造…?」
リオさんがまたキキョウちゃんを揶揄ってる。
「君はこのままじゃ生きていくのに不便だから、能力を調整するだけだよ。安心して」
神様側の私は怯えるキキョウちゃんを宥める様に頭を撫でる。
神様側の私はキキョウちゃんに詳しく説明を始める。
イレギュラーから発生してしまったキキョウちゃんは不安定な状態なので、アスティアのリソースを入れて魂を安定化させて、それと一緒に魔力吸収体質を削除。不幸を振り撒く特性は自身でコントロールできる様にする。
「な、なるほど…?」
「私に任せてくれればキキョウちゃんは何もしなくて良いからね」
「わかったのじゃ。あるじに任せる」
そう言うとキキョウちゃんは目を閉じた。
「始めるね」
神様側がキキョウちゃんの頭に触れて動きを止める。
凄まじい速度でキキョウちゃんの魂を安定化させて身体の隅々まで書き換えていく。
私一人であれは出来ないね。アウラさんがやってくれているんだろうな。
「終わったよ」
「もう終わり?」
「うん。これでキキョウちゃんは地上に降りても大丈夫。ようこそアスティアへ。主神ミナ=アドラステアはあなたを歓迎するよ」
そう言って笑いかける神様側。
「ありがとうなのじゃ!」
ニッコリ笑って返事をするキキョウちゃん。
「元魔王か。ハナの後輩になるのか?」
「先輩後輩はわからないな」
「魔王でも何でも私達の自慢の娘でしょ?」
マサキさん一家は仲良しでいいね。
「我以外に魔王がおるのか?」
「元だけどな。私は魔王の転生体だ」
「そうだったのか!色々と教えてもらえると嬉しいのじゃ」
ハナちゃんに親近感を持ったみたい。
「能力的な先輩ならウルがいる」
「そうですね。ウルちゃんからアドバイスをもらうのも良いかもしれません」
ソラちゃんとユキさんが言う様に、ウルちゃんにも会ってもらった方がいいね。
「取り敢えずエリストの家に行きましょうか」
「はい。随分留守にしちゃったからみんなには謝らないとですね」
リオさんと話しているとマサキさんが近くに来る。
「俺達は一度家を見てくるよ。どうなっているか気になるし」
「はい。ありがとうございました」
元奴隷の人達に貸し出していたんだったね。
マサキさん一家は一足先に神界から転移する。
「じゃあ私達も行こうか」
みんなが頷く。
「私はアルバストゥルムの神様と交信してスライムのユウ君について聞いてみるから」
「ありがとう。よろしくね」
自分同士で会話するのも何か複雑だけど、それだけ人格の分離が出来てきたって事だよね。
神界からエリストの屋敷の中庭に転移する。
「ミナ様…?」
箒を手にしたメイドのサナちゃんが立っていた。
「ただいま。ずっと留守にしててごめんね」
「い、いえ!おかえりなさい!みんなに知らせてきます!」
そう言うと箒を持ったまま駆けて行った。
「おかえりなさいませミナ様」
やってきたのは青銀髪の長身の男性。確か氷竜のリオートさんだったね。一度だけ会ってる。
「ただいま戻りました。変わりはありませんでしたか?」
「はい。特に問題はありませんでした」
以前会った時はガチガチだったけど、今は爽やかな笑顔を浮かべられる程落ち着いている。長い間警護をしていて慣れてくれたんだね。
「他の人は屋敷にいる?」
「はい。サチ様とマリ様が居られます。他の皆様はそれぞれ仕事に出られている様ですね」
リオさんに聞かれてスラスラと答えるリオートさん。
「取り敢えず入ろ?お腹空いた」
「そうですね。行きましょう」
リオートさんは綺麗なお辞儀をして持ち場に帰っていく。
時刻はお昼過ぎ。今からご飯を作ってもらうのは何だか申し訳ないね。
私達は屋敷に入る事にした。
「おかえり」「おかえりなさい!」
サチさんとマリさんが出迎えてくれる。
「ただいま戻りました」
二人はここに住みながら自分達のダンジョンを管理しているから基本的には屋敷から出ない。たまに外出する事もあるみたいだけど、その時は竜族の誰かが護衛についてくれている。
サチさんとマリさんは私達の冒険の話を聞きたがっていた。単純な興味もだけど、ダンジョン生成のアイデアになるらしい。
まずはお風呂とご飯を済ませようという事で、メイドの子達が用意してくれたお風呂に浸かり疲れを癒して食堂でご飯をいただく。
ふかふかのパンにシチュー、焼いたお肉に新鮮なサラダ。
大急ぎで作ってくれたんだけど、どれも味がしっかりしていて懐かしい味がホッとする。
キキョウちゃんはちゃんとした食事をとった事がないらしく、ナイフ、フォーク、スプーンの使い方から教えてあげる事に。
先代の魔王はどんな食事をしていたんだろうね?
「こ、これは…!なんて美味なのじゃ~!」
「慌てずゆっくり食べてね。おかわりはー…」
急ぎだったしあまり量は無いかも。
「大丈夫です!追加で色々作ってますからドンドン召し上がってください!」
給仕を手伝っていたサナちゃんが笑顔で言ってくれる。
ソラちゃんもいるし気を遣ってくれたんだね。
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おかわりがあってもソラちゃんが全部食べちゃいそうだなんて思ってないよ…!
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