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聖国
開拓
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緊張感のあった対面の場所が一気に和やかになった。
私は難民の皆さんに、ハイオークさんはオークさん達に素性等をそれぞれ説明する。
「まさかオーク達の話していた『救い人』本人に会えるとは…。」
既に保護を受けていた人達も驚いていた。
それからはハイオークさん達と話合って500人全員をここに連れて来る事になった。
「じゃあ、転移で戻るわね。」
「あ、よかったら私にやらせて貰えませんか?」
「ミナが?」
「はい。実は私、見た魔法を覚えられるんです。」
「どんだけハイスペックなのよ…。」
「さすがチート系…。」
リオさんソラちゃんに呆れられつつも試してみる事になった。
《リージョナルテレポート》は本来は一度行った事のある場所に転移する魔法で、行った事の無い所の筈のここに来るには他の魔法も使っていたらしい。
自分のステータスを見てみたら《ハイパークレアボイアンス》という魔法が増えていた。
今回は岩山に戻るだけなので《リージョナルテレポート》を使うだけだ。
「いきます!《リージョナルテレポート》!!」
岩山に転移できた。成功だ!
「本当に一回で覚えてしまうのね。」
「はい。あとはブーストを加えてみたら一度に沢山運べるかもしれないです。」
ラッキーシュートを付与して転移魔法を使ってみるという話をリオさんにしてみた。
「もう何でもありね…。確認だけどさ、ラッキーシュートの消費とかディレイとかリキャストタイムってどうなってるの?」
「ディレイ?リキャスト……?」
「あー、詠唱とか準備動作とか…あとは使った後に再度使える様になるまでの時間よ。」
「え?詠唱も準備も無いのですぐ使えるし、連続使用もできますよ。消費は特に無かったです。」
「何それ……バグってんの?」
「大量のユーザークレームを受けて次回のアップデートで下方修正されそう。」
ええと…マズいってこと?
「多分大丈夫ですよ。それだけ特別な力って事だと思います。」
ユキさんがフォローしてくれた。
ラッキーシュートって本当に便利だからね。
私達が戻ってくるまでに代表の人達が全員に話をしてくれて、岩山から移動する事を納得してもらっていた。
広い所に全員を集めてラッキーシュートを掛けて《リージョナルテレポート》を使う。
……全員運べちゃった。
「もうミナ一人でいいんじゃないかな?」
「リオさんそんな事ないですよ。私は出来ないことだらけですから。」
「出来ないこと、…自重とか?」
ソラちゃんそれは時と場合によるんだよ?あれ、自重ってしたことあったっけ…。いや、してたと思うよ。多分…。
とにかく移動は完了したしここで暮らせる様にしないとね。
「まずは家ね。また仮設住宅を作るか…。」
そう言ってリオさんは飛翔魔法で飛んでいき、等間隔に建物を作っていく。
なにあれ…魔法?スゴい!
「これは建設っていう魔法よ。詠唱から見せるからミナも手伝って。」
「は、はい!」
覚えたての建設で建物を作ってみる。
基本的には石や土で出来た建物で、魔力を多く込めるとより強度のある建物になるみたい。
あと大事なのはイメージらしい。どんな建物を作るのか、より明確に想像する事で精度の高い建物ができるのだとか。
それならとラッキーシュートを掛けて建設を始める。
大事なのはイメージ。
イメージ…。
「建設!」
地面から石が迫り上がってきて建物ができる。
二階建て4LDKの家が出来ていた。
「な、なかなかやるじゃない!」
「造詣が深い?」
ソラちゃん難しい言葉知ってるね。
「じゃんじゃん作るわよ!」
「はい!」
同じデザインの建物ばかりになってしまうけど、どんどん作っていく。
私は5件も建てたら精神力がなくなってしまった。
「流石に精神力切れ起こすか。ほら、《トランスファーメンタル》。これであと5件建てて。」
「ありがとうございます!」
リオさんは精神力がとんでもなく高い。それに詠唱から発動までが早くてスムーズだ。
流石は知力魔法特化、色々教わってみたい。
「よし、住居はこれで大丈夫ね。食料は大丈夫なのかしら?」
ハイオークさんに聞いてみると、当面は大丈夫と言われたけど、いつまでも頼る訳にはいかないだろう。
「じゃあ、畑とか作っちゃう?」
「そうですね。収穫までは随分かかるでしょうけど今のうちからやっておけばそれだけ早く食料事情が改善できますね。」
「邪魔な物は退かす。」
リオさんとユキさんは乗り気だ。ソラちゃんもやる気なので一緒に始める。
ハイオークさんに許可をもらって森の一部と荒地を開墾する。木や岩はソラちゃんが片っ端から引っこ抜いて一箇所に集めて、リオさんは土の精霊ノーム、木の精霊ドリアード、水の精霊ウンディーネに呼びかけて畑を作り上げていく。
私とユキさんはダンジョンマスター達にドロップ品の中に食べられる植物の種とか無いかを聞いてみた。
『あるよー!魔法小麦っていうのが食べられるよ!』
『こっちも、同じ物とそれから各種野菜の種もあるわ。』
それならばとフィオレさんとルサルカさんに種を持ってきて貰った。使いっ走りにして申し訳ないけど、隔離施設の管理もあるので直ぐに戻ってもらう。
何でもダンジョンでドロップする作物の種は普通の作物とは違って魔力を吸収して成長が早くなるのだとか。
「それなら私の出番よね!」
開拓したての畑に種を撒き、水を与えてからリオさんがありったけの魔力を畑に注ぐ。
……実った。
「…魔力を吸って育った作物って人体に悪影響はないのでしょうか?」
鑑定とブースト鑑定もしてみたけどとても美味しくて栄養があると表示された。
「大丈夫なんじゃない?」
「…みたいですね。」
そういえば今度は農機具が全然ない。これも仕入れてこないと。
ノスフェランさんに連絡して転移と買付けを依頼しよう。私達じゃ何がどれだけいるのか分からないので農業をやった事のある人を何人か連れて…
「ちょ、ちょっと待ちなさい!」
「へ?」
「へ?じゃない!黙ってみていたら君達は…。」
「あ…ごめんなさい。」
「とにかく、ここで暮らすのはあなた達じゃないんだから、やり過ぎたら彼らの為にもならないよ?」
ルーティアさんに怒られちゃった。
私は難民の皆さんに、ハイオークさんはオークさん達に素性等をそれぞれ説明する。
「まさかオーク達の話していた『救い人』本人に会えるとは…。」
既に保護を受けていた人達も驚いていた。
それからはハイオークさん達と話合って500人全員をここに連れて来る事になった。
「じゃあ、転移で戻るわね。」
「あ、よかったら私にやらせて貰えませんか?」
「ミナが?」
「はい。実は私、見た魔法を覚えられるんです。」
「どんだけハイスペックなのよ…。」
「さすがチート系…。」
リオさんソラちゃんに呆れられつつも試してみる事になった。
《リージョナルテレポート》は本来は一度行った事のある場所に転移する魔法で、行った事の無い所の筈のここに来るには他の魔法も使っていたらしい。
自分のステータスを見てみたら《ハイパークレアボイアンス》という魔法が増えていた。
今回は岩山に戻るだけなので《リージョナルテレポート》を使うだけだ。
「いきます!《リージョナルテレポート》!!」
岩山に転移できた。成功だ!
「本当に一回で覚えてしまうのね。」
「はい。あとはブーストを加えてみたら一度に沢山運べるかもしれないです。」
ラッキーシュートを付与して転移魔法を使ってみるという話をリオさんにしてみた。
「もう何でもありね…。確認だけどさ、ラッキーシュートの消費とかディレイとかリキャストタイムってどうなってるの?」
「ディレイ?リキャスト……?」
「あー、詠唱とか準備動作とか…あとは使った後に再度使える様になるまでの時間よ。」
「え?詠唱も準備も無いのですぐ使えるし、連続使用もできますよ。消費は特に無かったです。」
「何それ……バグってんの?」
「大量のユーザークレームを受けて次回のアップデートで下方修正されそう。」
ええと…マズいってこと?
「多分大丈夫ですよ。それだけ特別な力って事だと思います。」
ユキさんがフォローしてくれた。
ラッキーシュートって本当に便利だからね。
私達が戻ってくるまでに代表の人達が全員に話をしてくれて、岩山から移動する事を納得してもらっていた。
広い所に全員を集めてラッキーシュートを掛けて《リージョナルテレポート》を使う。
……全員運べちゃった。
「もうミナ一人でいいんじゃないかな?」
「リオさんそんな事ないですよ。私は出来ないことだらけですから。」
「出来ないこと、…自重とか?」
ソラちゃんそれは時と場合によるんだよ?あれ、自重ってしたことあったっけ…。いや、してたと思うよ。多分…。
とにかく移動は完了したしここで暮らせる様にしないとね。
「まずは家ね。また仮設住宅を作るか…。」
そう言ってリオさんは飛翔魔法で飛んでいき、等間隔に建物を作っていく。
なにあれ…魔法?スゴい!
「これは建設っていう魔法よ。詠唱から見せるからミナも手伝って。」
「は、はい!」
覚えたての建設で建物を作ってみる。
基本的には石や土で出来た建物で、魔力を多く込めるとより強度のある建物になるみたい。
あと大事なのはイメージらしい。どんな建物を作るのか、より明確に想像する事で精度の高い建物ができるのだとか。
それならとラッキーシュートを掛けて建設を始める。
大事なのはイメージ。
イメージ…。
「建設!」
地面から石が迫り上がってきて建物ができる。
二階建て4LDKの家が出来ていた。
「な、なかなかやるじゃない!」
「造詣が深い?」
ソラちゃん難しい言葉知ってるね。
「じゃんじゃん作るわよ!」
「はい!」
同じデザインの建物ばかりになってしまうけど、どんどん作っていく。
私は5件も建てたら精神力がなくなってしまった。
「流石に精神力切れ起こすか。ほら、《トランスファーメンタル》。これであと5件建てて。」
「ありがとうございます!」
リオさんは精神力がとんでもなく高い。それに詠唱から発動までが早くてスムーズだ。
流石は知力魔法特化、色々教わってみたい。
「よし、住居はこれで大丈夫ね。食料は大丈夫なのかしら?」
ハイオークさんに聞いてみると、当面は大丈夫と言われたけど、いつまでも頼る訳にはいかないだろう。
「じゃあ、畑とか作っちゃう?」
「そうですね。収穫までは随分かかるでしょうけど今のうちからやっておけばそれだけ早く食料事情が改善できますね。」
「邪魔な物は退かす。」
リオさんとユキさんは乗り気だ。ソラちゃんもやる気なので一緒に始める。
ハイオークさんに許可をもらって森の一部と荒地を開墾する。木や岩はソラちゃんが片っ端から引っこ抜いて一箇所に集めて、リオさんは土の精霊ノーム、木の精霊ドリアード、水の精霊ウンディーネに呼びかけて畑を作り上げていく。
私とユキさんはダンジョンマスター達にドロップ品の中に食べられる植物の種とか無いかを聞いてみた。
『あるよー!魔法小麦っていうのが食べられるよ!』
『こっちも、同じ物とそれから各種野菜の種もあるわ。』
それならばとフィオレさんとルサルカさんに種を持ってきて貰った。使いっ走りにして申し訳ないけど、隔離施設の管理もあるので直ぐに戻ってもらう。
何でもダンジョンでドロップする作物の種は普通の作物とは違って魔力を吸収して成長が早くなるのだとか。
「それなら私の出番よね!」
開拓したての畑に種を撒き、水を与えてからリオさんがありったけの魔力を畑に注ぐ。
……実った。
「…魔力を吸って育った作物って人体に悪影響はないのでしょうか?」
鑑定とブースト鑑定もしてみたけどとても美味しくて栄養があると表示された。
「大丈夫なんじゃない?」
「…みたいですね。」
そういえば今度は農機具が全然ない。これも仕入れてこないと。
ノスフェランさんに連絡して転移と買付けを依頼しよう。私達じゃ何がどれだけいるのか分からないので農業をやった事のある人を何人か連れて…
「ちょ、ちょっと待ちなさい!」
「へ?」
「へ?じゃない!黙ってみていたら君達は…。」
「あ…ごめんなさい。」
「とにかく、ここで暮らすのはあなた達じゃないんだから、やり過ぎたら彼らの為にもならないよ?」
ルーティアさんに怒られちゃった。
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