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平穏
奴隷解放と再就職
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レア皇女とはお別れして、次は自分のダンジョンだ。
まずは形式上買い取った形になっている奴隷の皆さんだ。
アウラさんにお願いして今後の身の振り方を聞いておいてもらっていた。
その3割はエスペランサで新しい仕事についてもらう事になる。
続いて3割弱が聖国へ移住になった。あちらの代表者の人に話はしてある。
そして2割がマサキさんの家周辺の開拓をして村を拓くことになった。これについてもリアード国王に承諾済み。
最後の2割は元冒険者で、怪我や病気が原因で引退し、奴隷になってしまった人達。《レナータ》で怪我も病気も治してしまったので復帰したいとの要望だった。簡単な装備を渡してエスペランサで冒険者登録をし直して再出発してもらう事にした。ベテラン冒険者で、高齢で冒険者に戻れない人にはギルドの仕事や若手の育成をやってもらう事になった。
奴隷から解放されて、それぞれが新しい道に進んでいく。今度は奴隷にならない様に頑張ってほしい。
次はマイケルさんとユウキちゃんの所へ。転移したらユイさんも一緒にいた。
「この前話していた孤児院の先生の件ですけど、どうでしょうか?」
「私は是非やらせていただきたいと思います。」
「私もやりたい!」
マイケルさんもユウキちゃんも引き受けてくれた。
1つだけ確認しておかないといけない。
「ユウキちゃんは孤児院の先生で大丈夫ですか?どちらかと言えば孤児院に入る側じゃないかと。」
「そんな事ないよ。私、教えるの上手だよ!」
「それについては私が保証しますよ。」
マイケルさんが言うにはユウキちゃんはとても教え方が上手いらしい。
「私より全然頭がいいんですよ。」
ユイさんもユウキちゃんを褒めていた。
ユウキちゃんって前世は何をやっていた人なんだろう?
「本人から聞いた事はありませんが、私と同じで教鞭を取っていたのだと思います。」
マイケルさんは高校の英語の先生だったそう。ちなみにユイさんは女子高生。
みんなそれぞれ未練のある死に方をしたみたいだし、こっちでは楽しく暮らしてほしいかな。
シゲルさんとシンさんも呼ぼうとしたんだけど、どうやらリオさん達の所で仕事を手伝っているみたいだから2人はまた今度という事で。
孤児院にユイさん達を連れて行って、ダンジョンマスター達と3人の先生に紹介しておく。先生達は人手が足りなくて困っていたらしく大歓迎だ。
「孤児って減ってるんじゃないですか?」
「それが、最近また増えて来ているんですよ。」
話を聞いてみると、ルブルスリウムはどんな子供でも絶対に保護してくれる孤児院があるらしいと噂になっていて、わざわざ王都まで来て子供を捨てていく親までいるのだとか。
いや…そういう問題じゃないでしょ。
何で自分の子供を平気で捨てられるの?
ありえない。
「地方では食い扶持を減らす為に人買いに売ったりもしていますからね。その年の農作物の採れ具合によってはあり得る事なんですよ。」
「そうなんですか…。」
ローイさんは当然の様に言うけど、私は納得出来なかった。
『あと貴族の息のかかった子供も紛れ込んで来ているよ。』
「貴族?」
フィオレさんが教えてくれる。
エルジュの貴族の中には私の孤児院の事を詳しく知りたくて、子供を雇ってここに潜入させている事があるそう。
『これまでに6人かな。』
「その子達はどうしたんですか?」
『今も居るよ。『別に隠す必要は無いだろうし、その子達に罪はないからね』…ってミナなら言うだろうから。』
フィオレさんは私の考えを察してくれていた。その通りだよ。
「その子達と会う事は出来ますか?」
『うん。すぐに呼んでくるよ!』
やっきたのは8歳~11歳までの普通の子達だ。男の子が4人、女の子が2人。
恐らく本当に孤児の子をスカウトして潜入させたんだろう。
「君達の雇主を教えて貰えるかな?」
「……ごめんなさい、それだけは言えません。」
「なんで?」
「絶対に話すなと言われています。」
[子供達から《ギアス》の魔法を検知しました。《ギアス》は対象者に制約を科す魔法です。今回の場合、雇主を喋ろうとすると激痛が走るなどの措置が施してあると推測します。]
アウラさんが教えてくれた。この声は孤児の子以外には聞こえているそう。
んー、子供にそんな魔法を掛けるとか酷いよね。こっちで解除出来ないかな?
[《ディスペルギアス》を使用すれば解除出来ます。]
「私が使えるぞ。ネネに魔法は全部教わったからな。」
ハナちゃんが子供達1人ずつに《ディスペルギアス》を掛けてくれた。
「これでもう大丈夫だ。もう制約は無いから雇主の名前を言ってもらえないか?」
ハナちゃんが聞くと孤児の子達はそれぞれ貴族の名を教えてくれた。
「その貴族達なら知っています。全員城で会った事がある者です。如何されますか?」
名前を聞いたウルちゃんが教えてくれる。
「別にどうにかしようと聞いた訳じゃないんだよ。そんな風に探る位なら本人達に見てもらった方が早いかなって。」
『畏まりました。その貴族達を連れて参ります。ウル様、ご案内お願い出来ますか?』
「いいでしょう。」
ずっと黙って聞いていたお爺ちゃんの姿のサナトスさんがウルちゃんを連れて地面に潜って消えていく。
大丈夫かな?首だけ連れて来たりしないよね…?
サナトスさんとウルちゃんはすぐに戻ってきた。
6人の家族を連れて。
「みみみ、ミナ様……」
「な、何の御用ですかな……」
「命だけは……」
私ってどれだけ恐れられているの…?
「孤児院の事を知りたかったみたいなのでお見せしようと思ったのですが、すみません…私の眷属が無理矢理連れてきてしまったみたいで。また日を改めてと言う事で宜しいでしょうか?」
「はい、日を改めさせて頂きます。」
「はい、拝見させて頂きます。」
答えは丁度半々。
どうしようかなと小首を傾げたら「是非とも今見せていただきます」と6人が声を揃えて言われた。
気が変わったのかな?
「それでは私よりも詳しいダンジョンマスターの面々に案内してもらいますね、」
そう、私よりもフィオレさん達6人のダンジョンマスターの方が遥かに詳しい。
私は後をついて行って補足が必要なら話そう。
フィオレさんとティグルさんとキュリオさんは特に気にするでもなく普通に案内していた。
サナトスさんとルサルカさんはやや刺々しく、リュミエさんは完全に無表情。
貴族の6人はビクつきながらも孤児院の隅々を見学してくれた。
やっぱり私が案内した方が良かったかな?
まずは形式上買い取った形になっている奴隷の皆さんだ。
アウラさんにお願いして今後の身の振り方を聞いておいてもらっていた。
その3割はエスペランサで新しい仕事についてもらう事になる。
続いて3割弱が聖国へ移住になった。あちらの代表者の人に話はしてある。
そして2割がマサキさんの家周辺の開拓をして村を拓くことになった。これについてもリアード国王に承諾済み。
最後の2割は元冒険者で、怪我や病気が原因で引退し、奴隷になってしまった人達。《レナータ》で怪我も病気も治してしまったので復帰したいとの要望だった。簡単な装備を渡してエスペランサで冒険者登録をし直して再出発してもらう事にした。ベテラン冒険者で、高齢で冒険者に戻れない人にはギルドの仕事や若手の育成をやってもらう事になった。
奴隷から解放されて、それぞれが新しい道に進んでいく。今度は奴隷にならない様に頑張ってほしい。
次はマイケルさんとユウキちゃんの所へ。転移したらユイさんも一緒にいた。
「この前話していた孤児院の先生の件ですけど、どうでしょうか?」
「私は是非やらせていただきたいと思います。」
「私もやりたい!」
マイケルさんもユウキちゃんも引き受けてくれた。
1つだけ確認しておかないといけない。
「ユウキちゃんは孤児院の先生で大丈夫ですか?どちらかと言えば孤児院に入る側じゃないかと。」
「そんな事ないよ。私、教えるの上手だよ!」
「それについては私が保証しますよ。」
マイケルさんが言うにはユウキちゃんはとても教え方が上手いらしい。
「私より全然頭がいいんですよ。」
ユイさんもユウキちゃんを褒めていた。
ユウキちゃんって前世は何をやっていた人なんだろう?
「本人から聞いた事はありませんが、私と同じで教鞭を取っていたのだと思います。」
マイケルさんは高校の英語の先生だったそう。ちなみにユイさんは女子高生。
みんなそれぞれ未練のある死に方をしたみたいだし、こっちでは楽しく暮らしてほしいかな。
シゲルさんとシンさんも呼ぼうとしたんだけど、どうやらリオさん達の所で仕事を手伝っているみたいだから2人はまた今度という事で。
孤児院にユイさん達を連れて行って、ダンジョンマスター達と3人の先生に紹介しておく。先生達は人手が足りなくて困っていたらしく大歓迎だ。
「孤児って減ってるんじゃないですか?」
「それが、最近また増えて来ているんですよ。」
話を聞いてみると、ルブルスリウムはどんな子供でも絶対に保護してくれる孤児院があるらしいと噂になっていて、わざわざ王都まで来て子供を捨てていく親までいるのだとか。
いや…そういう問題じゃないでしょ。
何で自分の子供を平気で捨てられるの?
ありえない。
「地方では食い扶持を減らす為に人買いに売ったりもしていますからね。その年の農作物の採れ具合によってはあり得る事なんですよ。」
「そうなんですか…。」
ローイさんは当然の様に言うけど、私は納得出来なかった。
『あと貴族の息のかかった子供も紛れ込んで来ているよ。』
「貴族?」
フィオレさんが教えてくれる。
エルジュの貴族の中には私の孤児院の事を詳しく知りたくて、子供を雇ってここに潜入させている事があるそう。
『これまでに6人かな。』
「その子達はどうしたんですか?」
『今も居るよ。『別に隠す必要は無いだろうし、その子達に罪はないからね』…ってミナなら言うだろうから。』
フィオレさんは私の考えを察してくれていた。その通りだよ。
「その子達と会う事は出来ますか?」
『うん。すぐに呼んでくるよ!』
やっきたのは8歳~11歳までの普通の子達だ。男の子が4人、女の子が2人。
恐らく本当に孤児の子をスカウトして潜入させたんだろう。
「君達の雇主を教えて貰えるかな?」
「……ごめんなさい、それだけは言えません。」
「なんで?」
「絶対に話すなと言われています。」
[子供達から《ギアス》の魔法を検知しました。《ギアス》は対象者に制約を科す魔法です。今回の場合、雇主を喋ろうとすると激痛が走るなどの措置が施してあると推測します。]
アウラさんが教えてくれた。この声は孤児の子以外には聞こえているそう。
んー、子供にそんな魔法を掛けるとか酷いよね。こっちで解除出来ないかな?
[《ディスペルギアス》を使用すれば解除出来ます。]
「私が使えるぞ。ネネに魔法は全部教わったからな。」
ハナちゃんが子供達1人ずつに《ディスペルギアス》を掛けてくれた。
「これでもう大丈夫だ。もう制約は無いから雇主の名前を言ってもらえないか?」
ハナちゃんが聞くと孤児の子達はそれぞれ貴族の名を教えてくれた。
「その貴族達なら知っています。全員城で会った事がある者です。如何されますか?」
名前を聞いたウルちゃんが教えてくれる。
「別にどうにかしようと聞いた訳じゃないんだよ。そんな風に探る位なら本人達に見てもらった方が早いかなって。」
『畏まりました。その貴族達を連れて参ります。ウル様、ご案内お願い出来ますか?』
「いいでしょう。」
ずっと黙って聞いていたお爺ちゃんの姿のサナトスさんがウルちゃんを連れて地面に潜って消えていく。
大丈夫かな?首だけ連れて来たりしないよね…?
サナトスさんとウルちゃんはすぐに戻ってきた。
6人の家族を連れて。
「みみみ、ミナ様……」
「な、何の御用ですかな……」
「命だけは……」
私ってどれだけ恐れられているの…?
「孤児院の事を知りたかったみたいなのでお見せしようと思ったのですが、すみません…私の眷属が無理矢理連れてきてしまったみたいで。また日を改めてと言う事で宜しいでしょうか?」
「はい、日を改めさせて頂きます。」
「はい、拝見させて頂きます。」
答えは丁度半々。
どうしようかなと小首を傾げたら「是非とも今見せていただきます」と6人が声を揃えて言われた。
気が変わったのかな?
「それでは私よりも詳しいダンジョンマスターの面々に案内してもらいますね、」
そう、私よりもフィオレさん達6人のダンジョンマスターの方が遥かに詳しい。
私は後をついて行って補足が必要なら話そう。
フィオレさんとティグルさんとキュリオさんは特に気にするでもなく普通に案内していた。
サナトスさんとルサルカさんはやや刺々しく、リュミエさんは完全に無表情。
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やっぱり私が案内した方が良かったかな?
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