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地球
復讐者達
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駅を離れて少し歩くと直ぐに田んぼや畑が多くなり、少し行った先には山林があったりする。
ルーティアさん達なら街の中よりも自然の中の方が暮らしやすいだろう。
何処にいるかは見当もつかないけど、取り敢えず一番近い森を目指して歩いてみる。
駅前の繁華街を抜けて住宅地を通り抜けて緑溢れるエリアに着いた。
「どう探す?」
「んー…手立てがないんですよね…。とにかく歩き回ってみるしか」
矢島さんに聞かれたけど完全なノープランで来てしまっている。
今はとにかく動き回ってみるしかない。
「よし、じゃあ張り切っていきますか!」
気合を入れて森へと入っていく矢島さん。
ーーーー
「はぁっ……道の無い森の中って、こんなに体力を、使うもんなんだな……」
「大丈夫ですか?」
「ちょっと、休憩…いいかい…?」
少し開けた所があったのでそこで一休みする事に。
私とユキさんは全く疲れてはいないのだけど、矢島さんは限界みたい。
「矢島さん、今度道路に出たらそこで待っていてもらえますか?私達だけで探して来ますから」
「いや…女の子2人だけで…森を歩かせるのは…」
「言い難いんですけど、矢島さんがいない方が捜索範囲が広げられるので…。矢島さんは一箇所に待機してもらってネットで目撃情報を探してもらってもいいですか?」
言い難いと言っておきながらズバリ本音を言ってしまうユキさん。
「うん…ゴメン」
「謝らないでください。面倒を掛けてるのは私達なので…」
そう、矢島さんは私達の為について来てくれているんだ。電車に乗ってる時だって、私達のそばに居るだけで人を寄せ付けなかったんだし、足手まといなんて全然思ってないよ。
休憩が終わって少し歩いたら大きな道路が見えてきた。近くにコンビニまである、矢島さんにはそこで待機していてもらう事にした。
「さあ、行こうか!」
「はい!」
2人になった私達は森の中を駆け巡る。
歩くというより走っていた。それでも息はあがらない。
一時間程探して、大きな木の上に登って周りを見渡してみる。
「この辺りには居なさそうですね」
「うん。もう少し奥に行ってみようか」
まだまだ森は続いていた。使われなくなった道路とか池とか沢山あってサバイバルするには良さそうな所だけど、人工物がある所にはいないかな?
と、変な気配を感じたので動きを止める。
「どうしました?」
「誰かいる…多分転生者だよ」
バッグから小剣を取り出して構える。ユキさんも短槍に巻いていた布を解いていた。
「技能も無いのによく気付いたな?」
「殺気が抑えれてないですよ」
森から出て池になっている所に居たのはリュウさんとショウ君、それから昨日ユキさんが戦っていた4人組だった。
彼らとの距離は20メートル程度、ギラギラと異様な気配を出していたのはショウ君だった。
「ショウ君、警察からどうやって出て来たの?」
聞くまでも無いけどワザと聞いてみた。
「ククク…ようやく見つけたぁ……今日こそコロス……」
前に遭った時よりも様子がおかしい。
目は虚で生気が抜け落ちている感じだ。
鎧は押収されたのか着ておらず、全身の筋肉が盛り上がっていて着ているシャツがピチピチだ。
おや…?
胸元に赤く光る石の様な物が付いている。
ペンダントではなく胸の真ん中にめり込んでいる感じ。
「ミナは…オレが…ヤル!手出し、スルナ…!」
「分かっている。俺達はユキを仕留めるぞ」
ショウ君は目を見開き邪悪な笑みを浮かべると、長剣を片手で水平に構えて真っ直ぐこちらに突進して来た。
「ミナさん!」
ユキさんが間に割って入ろうと動いてくれたけど間に合わなかった。
一瞬で距離を詰められて私も後ろに下がりながら剣を両手で正面に構えて防御の態勢を取る。
「遅い遅い遅い!!」
剣で乱暴に左右の横薙ぎを放って来る。
それを何とか受け止めながら衝撃を殺す為に後ろに下がる。
前の時と段違いに強い…!
「オラぁっ!!」
凄まじい速度の回し蹴りを右脇に受けて、左方に吹き飛ばされる。
受け身を取る事が出来ずに二転三転と転がる。
ギリギリの所で右腕で身体は庇ったけど、激痛が走る。
右腕が動かない…折れたかも。
「どうした?随分と弱くないか?もしかして手加減してるのか?この前みたいに反撃してこいよ」
ユラユラと身体を左右に揺らしながらこちらに歩いてくる。
異常だ…リヴェルティア様に何かされたんだ…。
立ち上がって左手で小剣を構える。
「おいおい、舐めプか?」
「違うよ…ショウ君が強すぎて右腕が使えないんだよ…」
「そうか…オレが強いノカ…ミナよりツヨイ…オレがツヨイ…」
立ち止まって空を仰ぎながら呟くショウ君。
「ミナさん!」
ユキさんがこちらに来ようとしてくれているけど、5人の攻撃に動きを封じられている。
攻撃してきた1人に盾でチャージを繰り出しても直ぐに下がられて他の人が攻撃をする。ダメージは無さそうだけど完全に封殺されていた。
「ちっ…やっぱダメージ通らねぇわ。アレを使う。飲んだ後は連携出来ねえから合わせてくれよ」
そう言って大剣使いの男の人が後ろに下がって、ポケットから紙の包みを取り出すと中の粉状のものを飲み込んだ。
「ウオォォォォッッ!!」
雄叫びをあげると大剣を片手で振りかざしてユキさんに目掛けて突進する。
ユキさんは盾を構えて防御姿勢をとっているけど、振り下ろされた剣を受けて大きく吹き飛ばされた。
直ぐに起き上がったけど、ユキさんの服が右肩の辺りから裂けてジワリと血が滲んでいた。
ユキさんの防御を上回ったの…?
マズいマズい…私はショウ君に手も足も出ない。ユキさんもあの人の攻撃は防ぎきれない。
このままじゃ2人ともやられちゃう…。
今、ショウ君は完全に動きを止めている。ユキさんとの距離は10メートル位で、薬を飲んだ大剣使いの攻撃に巻き込まれない様に他の4人は離れている。
今なら逃げれるかも知れない。
「ユキさん!」
私は大剣使いから離れる様に走る。ユキさんも意図を理解したくれたみたいで同じ方向に走り出した。
「おい!逃げるぞ、追え!ショウ、何をやっている!」
リュウさんが声を荒げるけどショウ君は動きを止めたままだ。
「逃ガサネエ…!」
大剣使いが狙ってきたのは私の方だった。大剣を振りかざして背後に迫る。
ユキさんでも防ぎきれなかった攻撃だ。私が受けたら一撃だろう…。
攻撃が届く瞬間に逃げる方向を変えて木の影に滑り込む。
木は袈裟懸けに振り下ろされた大剣に、まるでバターでも切るかの様に斬り落とされた。
私は木根元に伏せて攻撃を躱して、すぐに起き上がると木を蹴って跳躍する。
「おい!そっちに行ったぞ!」
リュウさんの声が聞こえる。まさかこっちに誰かいるの…?
ルーティアさん達なら街の中よりも自然の中の方が暮らしやすいだろう。
何処にいるかは見当もつかないけど、取り敢えず一番近い森を目指して歩いてみる。
駅前の繁華街を抜けて住宅地を通り抜けて緑溢れるエリアに着いた。
「どう探す?」
「んー…手立てがないんですよね…。とにかく歩き回ってみるしか」
矢島さんに聞かれたけど完全なノープランで来てしまっている。
今はとにかく動き回ってみるしかない。
「よし、じゃあ張り切っていきますか!」
気合を入れて森へと入っていく矢島さん。
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「はぁっ……道の無い森の中って、こんなに体力を、使うもんなんだな……」
「大丈夫ですか?」
「ちょっと、休憩…いいかい…?」
少し開けた所があったのでそこで一休みする事に。
私とユキさんは全く疲れてはいないのだけど、矢島さんは限界みたい。
「矢島さん、今度道路に出たらそこで待っていてもらえますか?私達だけで探して来ますから」
「いや…女の子2人だけで…森を歩かせるのは…」
「言い難いんですけど、矢島さんがいない方が捜索範囲が広げられるので…。矢島さんは一箇所に待機してもらってネットで目撃情報を探してもらってもいいですか?」
言い難いと言っておきながらズバリ本音を言ってしまうユキさん。
「うん…ゴメン」
「謝らないでください。面倒を掛けてるのは私達なので…」
そう、矢島さんは私達の為について来てくれているんだ。電車に乗ってる時だって、私達のそばに居るだけで人を寄せ付けなかったんだし、足手まといなんて全然思ってないよ。
休憩が終わって少し歩いたら大きな道路が見えてきた。近くにコンビニまである、矢島さんにはそこで待機していてもらう事にした。
「さあ、行こうか!」
「はい!」
2人になった私達は森の中を駆け巡る。
歩くというより走っていた。それでも息はあがらない。
一時間程探して、大きな木の上に登って周りを見渡してみる。
「この辺りには居なさそうですね」
「うん。もう少し奥に行ってみようか」
まだまだ森は続いていた。使われなくなった道路とか池とか沢山あってサバイバルするには良さそうな所だけど、人工物がある所にはいないかな?
と、変な気配を感じたので動きを止める。
「どうしました?」
「誰かいる…多分転生者だよ」
バッグから小剣を取り出して構える。ユキさんも短槍に巻いていた布を解いていた。
「技能も無いのによく気付いたな?」
「殺気が抑えれてないですよ」
森から出て池になっている所に居たのはリュウさんとショウ君、それから昨日ユキさんが戦っていた4人組だった。
彼らとの距離は20メートル程度、ギラギラと異様な気配を出していたのはショウ君だった。
「ショウ君、警察からどうやって出て来たの?」
聞くまでも無いけどワザと聞いてみた。
「ククク…ようやく見つけたぁ……今日こそコロス……」
前に遭った時よりも様子がおかしい。
目は虚で生気が抜け落ちている感じだ。
鎧は押収されたのか着ておらず、全身の筋肉が盛り上がっていて着ているシャツがピチピチだ。
おや…?
胸元に赤く光る石の様な物が付いている。
ペンダントではなく胸の真ん中にめり込んでいる感じ。
「ミナは…オレが…ヤル!手出し、スルナ…!」
「分かっている。俺達はユキを仕留めるぞ」
ショウ君は目を見開き邪悪な笑みを浮かべると、長剣を片手で水平に構えて真っ直ぐこちらに突進して来た。
「ミナさん!」
ユキさんが間に割って入ろうと動いてくれたけど間に合わなかった。
一瞬で距離を詰められて私も後ろに下がりながら剣を両手で正面に構えて防御の態勢を取る。
「遅い遅い遅い!!」
剣で乱暴に左右の横薙ぎを放って来る。
それを何とか受け止めながら衝撃を殺す為に後ろに下がる。
前の時と段違いに強い…!
「オラぁっ!!」
凄まじい速度の回し蹴りを右脇に受けて、左方に吹き飛ばされる。
受け身を取る事が出来ずに二転三転と転がる。
ギリギリの所で右腕で身体は庇ったけど、激痛が走る。
右腕が動かない…折れたかも。
「どうした?随分と弱くないか?もしかして手加減してるのか?この前みたいに反撃してこいよ」
ユラユラと身体を左右に揺らしながらこちらに歩いてくる。
異常だ…リヴェルティア様に何かされたんだ…。
立ち上がって左手で小剣を構える。
「おいおい、舐めプか?」
「違うよ…ショウ君が強すぎて右腕が使えないんだよ…」
「そうか…オレが強いノカ…ミナよりツヨイ…オレがツヨイ…」
立ち止まって空を仰ぎながら呟くショウ君。
「ミナさん!」
ユキさんがこちらに来ようとしてくれているけど、5人の攻撃に動きを封じられている。
攻撃してきた1人に盾でチャージを繰り出しても直ぐに下がられて他の人が攻撃をする。ダメージは無さそうだけど完全に封殺されていた。
「ちっ…やっぱダメージ通らねぇわ。アレを使う。飲んだ後は連携出来ねえから合わせてくれよ」
そう言って大剣使いの男の人が後ろに下がって、ポケットから紙の包みを取り出すと中の粉状のものを飲み込んだ。
「ウオォォォォッッ!!」
雄叫びをあげると大剣を片手で振りかざしてユキさんに目掛けて突進する。
ユキさんは盾を構えて防御姿勢をとっているけど、振り下ろされた剣を受けて大きく吹き飛ばされた。
直ぐに起き上がったけど、ユキさんの服が右肩の辺りから裂けてジワリと血が滲んでいた。
ユキさんの防御を上回ったの…?
マズいマズい…私はショウ君に手も足も出ない。ユキさんもあの人の攻撃は防ぎきれない。
このままじゃ2人ともやられちゃう…。
今、ショウ君は完全に動きを止めている。ユキさんとの距離は10メートル位で、薬を飲んだ大剣使いの攻撃に巻き込まれない様に他の4人は離れている。
今なら逃げれるかも知れない。
「ユキさん!」
私は大剣使いから離れる様に走る。ユキさんも意図を理解したくれたみたいで同じ方向に走り出した。
「おい!逃げるぞ、追え!ショウ、何をやっている!」
リュウさんが声を荒げるけどショウ君は動きを止めたままだ。
「逃ガサネエ…!」
大剣使いが狙ってきたのは私の方だった。大剣を振りかざして背後に迫る。
ユキさんでも防ぎきれなかった攻撃だ。私が受けたら一撃だろう…。
攻撃が届く瞬間に逃げる方向を変えて木の影に滑り込む。
木は袈裟懸けに振り下ろされた大剣に、まるでバターでも切るかの様に斬り落とされた。
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