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特別編3:異世界
審判
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「お前の処遇はアイナフェヌア殿にお任せする。その場で八つ裂きにされようとも、封印され永久に苦しもうとも私は関与しない」
「……承知しました」
虚空の覇者さんはジャミルさんの処罰をアイナフェヌア様に委ねる事にした。
「よし、ではセターレタハトに戻るぞ。皆ももう少しだけ付き合ってもらえるか?」
ここでイヤと言う人はいる筈もなく、アイナフェヌア様の待つ魔王城跡地に戻る事にした。
私が開いたゲートがまだ残っているのでそこを通るだけなんだけどね。
「すまない、お待たせした」
「いいえ、そう長くは待っておりませんので」
吹き飛んで跡形もない魔王城にアイナフェヌア様は待っていてくれた。
広くなった事でアルコイリスさんもそばに来ていた。
待っている間に城の周辺に集まってきた魔石モンスター達にジャヴォール・オルグが死んだ事を説明していたそう。
大混乱が起こるんじゃないかと思ったけど意外と冷静だったらしい。今はそれぞれ身の振り方を話し合っているのだとか。
「ここでは落ち着きませんよね。神界に行こうと思います」
「すまない、頼む」
アイナフェヌア様が右手をかざすと一瞬の浮遊感と共に白い空間に転移した。
「改めて謝罪させていただきたい。それからジャミルの身柄はそちらに引き渡すので気の済む様に処断してほしい」
「分かりました。ジャミル、あなたの行いでジャヴォールとオセアーンは消え、今残る神は私のみとなりました」
虚空の覇者さんが話すとアイナフェヌア様はジャミルさんの方を向いて話し始める。
「言い訳のしようもないス」
「あなたに罰を与えます。この世界をより良い方向に導く為の手助けをしなさい。期間はあなたが死ぬまでです。虚空の覇者様の部下ならば寿命という概念はないでしょう?つまり永遠にこの世界の為に働いてもらいます」
「アイナフェヌアさん…それは俺にとって罰にならないっスよ」
「あなたには助けられた所もあるのです。あのままジャヴォール、オセアーンと戦いを起こしていたらこの世界は再び滅んでいたでしょう。結果的にはジャミルはこの世界を救ったのです。しかしジャヴォールの亡骸を使い魔石を有する者達を扇動した事は良くありません。それをこれから共々に正し導いていってください」
「…分かりました」
ジャミルさんは跪いてアイナフェヌア様に誓った。
「そっかー。これで一件落着だね」
「ジャディルが死んだくらい?」
ほのかさんとアンネさんが話していた。
そうだよ。ジャディルさんはほのかさんを庇って斬られちゃったんだ。
「その者ならまだ生きていたので再生しておきました。ヴォイドエネルギーで分断されていたので元に戻す事が出来なかったのですが」
そう言ってアイナフェヌア様が手をかざすと2人の少年が現れた。
「え、まさかこの子達が?」
「俺は神様に助けられたらしい」
「信じられない話だがな」
2人はどことなくジャディルさんに似ている感じの14、5歳の美少年。
「神様の趣味ですかね?」
「ち、違いますよ。魂が二つに分断されてしまっていたので別々で再生したのです」
元の姿にもどったレフィさんに言われて少し動揺しているアイナフェヌア様。
「さて、この度は多大なる迷惑を掛けてしまったお詫びとして、リソースを進呈しよう。世界再生の役に立てていただきたい」
虚空の覇者さんはワールドリソースを補充してあげていた。
「ありがとうございます。これで瘴気を改変して暮らしやすい世界に変えていきます」
そういえば瘴気には悪いものが混じっているんだっけ?
「そんなものを加えた覚えはないんスけどねぇ。まあ、俺の操作ミスだと思うっス」
ジャミルさんは神様じゃないからね。オセアーン様に言われてワールドコアを操作した時に何かの失敗をしたのだろうと結論付けられた。
アルコイリスさんはこのままアイナフェヌア様の眷属となって世界を守護するドラゴンになるらしい。
魔石モンスター達を排除する事は出来ないので瘴気を無くす事はせず、生活圏を分ける事で共存させていく事になったみたい。
そうだ、アイナフェヌア様に聞きたい事があったんだ。
「教会でお祈りした時にアイナフェヌア様の声が聞こえた気がしたんですけど」
「はい。どういうわけか封印されている筈の私とリンクしたのです。それで偽りの神に祈りを捧げているのが見えたから『その神は本物の神ではありません』と伝えたのですが」
そうだったんだね。あと少しでアイナフェヌア様と話が出来たんだ…惜しかったね。
「これで私達はこの世界から離れる事になってしまうのですけど、また遊びに来ても宜しいでしょうか?」
「ええ、勿論です。異界の神ミナ。いつでもお越しください」
良かった。孤児院の子達の今後も気になるしこれからちょくちょく顔を出しに来よう。
「それで、私の力はミナちゃんが引き受けてくれるって事でいいの?」
「返しますよ?」
「えー折角自由になれたのに~」
あんな物騒な力を自分の中に入れておくのは怖い。
「それなのだが、私の所に戻しても良いだろうか?」
「「是非!」」
虚空の覇者さんの申し出にほのかさんと私の言葉が同じ返事をした。
[問題があります。スギウラホノカのヴォイド能力を沈静化した時にミナの存在力と結合してしまいました。取り外すのにはかなりの時間が掛かります]
えぇ…。
「暴走さえしなければ問題ないだろう。時間を掛けて安全に取り外したら私が引き取ろう」
まあ、それならいいかな。
それから助けに来てくれたマティアスさんとセラさんにもお礼を言わなくちゃ。
「危ない所をありがとうございました」
「こちらこそレフィが迷惑を掛けてしまって、申し訳ない」
「本当ですよ。レフィは反省して」
マティアスさんとセラさんは私達に謝罪してきた。
「いえいえ、まあ結果的には無事でしたし、そのお陰でほのかさんを助けられたのかもって思うので」
実際、レフィさん達が地球に遭難して来なければ虚空の覇者さん達と出会わなかったかも知れないし、ほのかさんの事もしらなかったんだよ。だから結果的には良かったんだと思う。
「……承知しました」
虚空の覇者さんはジャミルさんの処罰をアイナフェヌア様に委ねる事にした。
「よし、ではセターレタハトに戻るぞ。皆ももう少しだけ付き合ってもらえるか?」
ここでイヤと言う人はいる筈もなく、アイナフェヌア様の待つ魔王城跡地に戻る事にした。
私が開いたゲートがまだ残っているのでそこを通るだけなんだけどね。
「すまない、お待たせした」
「いいえ、そう長くは待っておりませんので」
吹き飛んで跡形もない魔王城にアイナフェヌア様は待っていてくれた。
広くなった事でアルコイリスさんもそばに来ていた。
待っている間に城の周辺に集まってきた魔石モンスター達にジャヴォール・オルグが死んだ事を説明していたそう。
大混乱が起こるんじゃないかと思ったけど意外と冷静だったらしい。今はそれぞれ身の振り方を話し合っているのだとか。
「ここでは落ち着きませんよね。神界に行こうと思います」
「すまない、頼む」
アイナフェヌア様が右手をかざすと一瞬の浮遊感と共に白い空間に転移した。
「改めて謝罪させていただきたい。それからジャミルの身柄はそちらに引き渡すので気の済む様に処断してほしい」
「分かりました。ジャミル、あなたの行いでジャヴォールとオセアーンは消え、今残る神は私のみとなりました」
虚空の覇者さんが話すとアイナフェヌア様はジャミルさんの方を向いて話し始める。
「言い訳のしようもないス」
「あなたに罰を与えます。この世界をより良い方向に導く為の手助けをしなさい。期間はあなたが死ぬまでです。虚空の覇者様の部下ならば寿命という概念はないでしょう?つまり永遠にこの世界の為に働いてもらいます」
「アイナフェヌアさん…それは俺にとって罰にならないっスよ」
「あなたには助けられた所もあるのです。あのままジャヴォール、オセアーンと戦いを起こしていたらこの世界は再び滅んでいたでしょう。結果的にはジャミルはこの世界を救ったのです。しかしジャヴォールの亡骸を使い魔石を有する者達を扇動した事は良くありません。それをこれから共々に正し導いていってください」
「…分かりました」
ジャミルさんは跪いてアイナフェヌア様に誓った。
「そっかー。これで一件落着だね」
「ジャディルが死んだくらい?」
ほのかさんとアンネさんが話していた。
そうだよ。ジャディルさんはほのかさんを庇って斬られちゃったんだ。
「その者ならまだ生きていたので再生しておきました。ヴォイドエネルギーで分断されていたので元に戻す事が出来なかったのですが」
そう言ってアイナフェヌア様が手をかざすと2人の少年が現れた。
「え、まさかこの子達が?」
「俺は神様に助けられたらしい」
「信じられない話だがな」
2人はどことなくジャディルさんに似ている感じの14、5歳の美少年。
「神様の趣味ですかね?」
「ち、違いますよ。魂が二つに分断されてしまっていたので別々で再生したのです」
元の姿にもどったレフィさんに言われて少し動揺しているアイナフェヌア様。
「さて、この度は多大なる迷惑を掛けてしまったお詫びとして、リソースを進呈しよう。世界再生の役に立てていただきたい」
虚空の覇者さんはワールドリソースを補充してあげていた。
「ありがとうございます。これで瘴気を改変して暮らしやすい世界に変えていきます」
そういえば瘴気には悪いものが混じっているんだっけ?
「そんなものを加えた覚えはないんスけどねぇ。まあ、俺の操作ミスだと思うっス」
ジャミルさんは神様じゃないからね。オセアーン様に言われてワールドコアを操作した時に何かの失敗をしたのだろうと結論付けられた。
アルコイリスさんはこのままアイナフェヌア様の眷属となって世界を守護するドラゴンになるらしい。
魔石モンスター達を排除する事は出来ないので瘴気を無くす事はせず、生活圏を分ける事で共存させていく事になったみたい。
そうだ、アイナフェヌア様に聞きたい事があったんだ。
「教会でお祈りした時にアイナフェヌア様の声が聞こえた気がしたんですけど」
「はい。どういうわけか封印されている筈の私とリンクしたのです。それで偽りの神に祈りを捧げているのが見えたから『その神は本物の神ではありません』と伝えたのですが」
そうだったんだね。あと少しでアイナフェヌア様と話が出来たんだ…惜しかったね。
「これで私達はこの世界から離れる事になってしまうのですけど、また遊びに来ても宜しいでしょうか?」
「ええ、勿論です。異界の神ミナ。いつでもお越しください」
良かった。孤児院の子達の今後も気になるしこれからちょくちょく顔を出しに来よう。
「それで、私の力はミナちゃんが引き受けてくれるって事でいいの?」
「返しますよ?」
「えー折角自由になれたのに~」
あんな物騒な力を自分の中に入れておくのは怖い。
「それなのだが、私の所に戻しても良いだろうか?」
「「是非!」」
虚空の覇者さんの申し出にほのかさんと私の言葉が同じ返事をした。
[問題があります。スギウラホノカのヴォイド能力を沈静化した時にミナの存在力と結合してしまいました。取り外すのにはかなりの時間が掛かります]
えぇ…。
「暴走さえしなければ問題ないだろう。時間を掛けて安全に取り外したら私が引き取ろう」
まあ、それならいいかな。
それから助けに来てくれたマティアスさんとセラさんにもお礼を言わなくちゃ。
「危ない所をありがとうございました」
「こちらこそレフィが迷惑を掛けてしまって、申し訳ない」
「本当ですよ。レフィは反省して」
マティアスさんとセラさんは私達に謝罪してきた。
「いえいえ、まあ結果的には無事でしたし、そのお陰でほのかさんを助けられたのかもって思うので」
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