転生少女、運の良さだけで生き抜きます!

足助右禄

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特別編3:異世界

方針と休憩

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──〔god side〕──

解析が出来たなら閉じてしまおう。
アウラさんにサポートしてもらって裂け目を封印する。

かなり時間がかかったけど、世界を飛び回っていたイントルーダーは全て駆除することが出来た。

「みんなありがとうねぇ~」

マリージョア様は一人一人にお礼を言って回っていた。

「あらぁカワイイわ。アタシ好みよぉ~」

テュケ君の事が気に入ったみたい。

「やめろ…!来るんじゃない!」
「あらぉ…つれないわねぇ…」

逃げるテュケ君を見て残念そうなマリージョア様。

「かなりやられてしまったみたいですけどフリースフィアは大丈夫ですか?」
「そうねぇ…神はアタシだけになっちゃったわねぇ…地上のものも随分と減ってしまったわぁ。でもアタシがいる限り大丈夫よぉ~」
「もしも厳しい様ならリソースを少し分けますので、困ったら言ってくださいね」
「ありがとぉ!もしもの時はよろしくねぇ~」

そう言いながらハグされた。

ゴツゴツしていてダキアさんみたいだけどハグはとても優しかった。

フリースフィアでのイントルーダー発生は止める事が出来たので一度アスティアの神界に戻る。

「皆さんありがとうございました。アウラさんの解析で発生源の世界が分かりました」
「そうか!これで面倒くせえ思いをしなくて済むかも知れねえな」
「で、その世界は何処なんだ?」
「ええと…」

アウラさんお願いします。

[アスティアよりかなり離れた世界の様です。名前は不明。虚空の覇者ヴォイドマスターに確認してください。世界の状態は、生命体は無し。イントルーダーのみになっています]

「…だそうです」
「一大事じゃねえか。どうする?すぐに行くか?」

[いえ、神である皆さんは不用意に知らない世界へ行かない方が良いです]

そっか…そうだよね。

「という事は人間側に行ってもらうんだね?」
「そうだね」

ソラちゃんが聞いてくるけど、行きたかったのかな?

「人間側も大変そうだけど、こればかりは仕方がない。私はアイの所で地球の様子でも見てくるとしよう」
「それはアニメを見たいだけだよね?」

ソラちゃんは相変わらずマイペースだね。

──〔human side〕──

神様側の私達がフリースフィアに向かってくれている間に私達は対応について軽く打ち合わせをしておく。

イントルーダーの発生規模からして大元になっている世界全体がイントルーダー化している場合は速やかに全てを排除、殲滅する事に決まった。

「その場合は虚空宮ヴォイドパレスが総力を持って排除を行おう」

川本さんのアバターから元の姿に戻った虚空の覇者ヴォイドマスターさんが指揮をとってくれるそう。

「私達は行かなくてはもいいって事ですか?」
「そうだな。殲滅だけなら我々だけで十分だ。一つ気掛かりがあるのだが」
「何でしょう?」
「イントルーダーがここまで増えたのに各世界への被害が一極化し過ぎているのだ。その原因が気になっている」
「それはつまり、人為的なものを感じるって事?」

リオさんが聞く。

「うむ。何者かがイントルーダーの動きをコントロールしている様に思えるのだ。或いはイントルーダーそのものが高い知能を有していて何かを為そうとしているか」

これまでのイントルーダーは考えなしに他所の世界に行って目についた生き物に襲い掛かっているだけみたいだったけど、何か考えを持って行動しているのならこれ程危険な事はない。

「イントルーダーが高い知能を獲得していたとしても、殲滅してしまえば何の問題もないでしょうけど、他に黒幕か協力者がいたとしたらそちらも排除しなくちゃいけないわね」
「その時は協力を頼みたい。我々では生命単位での攻撃は難しい」

ヴォイド系能力で世界に干渉すると新しいイントルーダーを作ってしまうかもしれないし、部下の人達は大雑把らしいからね。被害を最小限に留めるなら私達が動いた方が良さそう。

「フリースフィアの方が片付くまでは身体を休めるといい。動き通しだったからな」

そういえばそうだね。
川本さんとほのかさんを連れて地球に行った時から動き通しだったもんね。

「フリースフィア側は…結構時間が掛かりそうなので一旦休憩させてもらいますね」
「はいはーい。それならミナちゃんの世界に行ってみたいな」

ほのかさんが手をあげてリクエストを言う。

「それならば私も行って良いだろうか?」

虚空の覇者ヴォイドマスターさんも来たいらしい。

「いいですよ。ご案内します」

という訳で久し振りにアスティアに戻る事にした。

ほのかさんはそのままで虚空の覇者ヴォイドマスターさんは川本さんに変身してもらってアスティアに行く事に。

「美味しいものが食べたいな」
「ん、それならバランにシーフードを食べに行く?それともエリストのおじさんのシチュー?ゼルグランの肉料理も美味しいよ」

アンネさんのリクエストにソラちゃんがいくつか選択肢を出している。

何だかすごく懐かしいね。

「ミナさんの行きたい所はどこですか?」

アニエスさんが聞いてくる。

「そうですね…久し振りに穴熊亭のシチューが食べたいです」
「じゃあそこに行こう」

という訳でエリストの穴熊亭に移動した。

「らっしゃい!ミナじゃないか。よく来たな!丁度ひと段落した所だから席も空いている。座ってくれ!」

食器の片付けに出てきていたおじさんが私達を出迎えてくれて席に案内してくれた。

アスティアの時間はお昼過ぎくらい。タイミングご良かったね。

「今日は見ない顔ぶれと一緒だな。他の街の冒険者かい?」
「はい。そんな所です」

他の世界だけどね。

食べたのはシチューにステーキにサラダにフカフカのパン。

「美味しい!」
「本当…コクがあって美味しいです」
「良い味だ」

みんな気に入ってくれたみたいだった。
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