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特別編3:異世界
撤収
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川本さんとユートさんは職員や警備の人を一人残らず昏倒させていた。
いやー…撃たれても平気だとは思わなかったよ。
「ミナさん油断しすぎです。一応生身なのですから気を付けてください」
「ねーちやんだって一応人間なんだから気をつけろよ!」
ユキさんとテュケ君に叱られる。
何で2人とも一応を付けるの…?
「しかし銃弾が効かないか。アウラ、ダメージはどれくらい出てたんだ?」
[平均500程度です]
マサキさんが聞いてきてアウラさんが答える。
「それなら全然大丈夫じゃないか。俺なら5千発は受けれるぞ」
「当たりどころが悪ければ即死するかもしれないだろう。よく考えろ」
ハナちゃんに怒られていた。
うんうん。平気だからって仲間が撃たれたら焦っちゃうよ。危ない事はしない方がいい。
…反省します。
「片付いたな。撤収するぞ」
「あ、待って。荷物を取ってくるわ」
「そうだな。私達の荷物が残っていたら怪しまれるだろう」
康介さんと真由美さんの荷物を回収に行こう。
人目に付かないように《テレポート》で移動して、住んでいる所にある持ち物を全て《インベントリ》に収納。次々に消えていく家財道具を見て驚いていたけど今は説明している暇はない。
「ここは賃貸ですか?」
「はい」
「ユート、この周囲の者の記憶の改竄を頼む」
「畏まりました」
川本さんが手際よく指示を出していく。
「よし、あとはユートに任せて我々は移動するぞ」
「はい」
どこに行ったらいいか考えた結果、取り敢えず美咲お姉さんが買った宿泊施設に転移する。同時に《アドラステア》と《アルスアドラステア》を解除した。
「ここは日本…?一瞬で?」
「凄いわ!こんな魔法が簡単に使えるなんて…!ほのかも出来るの?」
「私は空間転移は出来ないよ。空を飛んだりはできるけどね」
「凄いわ!」
真由美さんはほのかさんに抱きついて喜んでいた。
やっぱり親子だなぁ。ソックリだね。
ほのかさんのお父さんとお母さんは日本の住まいは無いので、取り敢えずここに匿ってもらおう。
奥田さんと美咲お姉さんが居たので事情を説明する。
「そう言う事なら是非使って」
美咲お姉さんは快く引き受けてくれた。
取り敢えず一旦落ち着こうという事になり、ご飯でも食べながら状況の整理をする事に。
急な来客で奥田さん夫妻は慌てていたけど食事の準備は大丈夫。全部自分でやるからね。
「あの連中は何者なのですか?」
「彼らはアレクスという研究機関です」
川本さんが康介さんに質問する。
表向きはどこの国にも属していない事になっているけど、幾つかの国が出資して異次元の研究を行っているそう。
杉浦夫妻はほのかさんが失踪してから色々調べている内に彼らと接触。目的が同じという事でアレクスに所属して調査と研究を行なっていたらしい。
「そんなオカルトめいた機関が存在するのね。聞いた事無かったわ」
リオさんでも知らないんだ。
「表向きには環境調査団体という事になっていたね。日本じゃ殆ど知られていないと思うよ」
「やはりアレクスでしたか。あの機関でしたらよく知っています」
そう言ったのはスイさんだ。
スイさん達は神様から力を授かって地球に侵入してくる者の排除を行っている。
これまでにもアレクスの人達と何度か接触した事があるらしく、異世界に繋がる門を開こうとしている事から危険視しているそう。
「まさか君は守護天使なのかい?」
「はい。アレクスの人達はそう呼んでいましたね」
「ミナさん達も?」
「私達は違いますよ」
シュッツエンゲル…ユキさんが教えてくれたけど、日本で言う守護霊みたいな表現らしい。
康介さんが言うには人知れず世界を守っているからそんな呼称が付いたのだとか。
「相手がアレクスなら私達が火消しできると思います。私達の同胞は世界各地にいるのですが、政治に関与できる様に各国に潜り込んでいます。残念ながら最近はアレクスへの抑止力が弱まりつつあるみたいですが」
メイファさんが説明してくれた。
「何だかアサシンとテンプルナイツみたいだね」
「どっちがどっちよ」
ソラちゃんとリオさんのいつものやり取りは置いておいて、康介さん達はこれからどうするのかな?
「アレクスに所属していたのはほのかを捜す為だったのでもう協力する意味は無いよ」
「お父さん…私の事を探してくれていたんだ」
「当たり前でしょう?一人娘が行方不明になったのよ。片時も忘れた事は無かったわ」
「お母さん…」
ほのかさんはご両親はアッサリした性格だから自分の事は忘れて好きに生きているだろうなんて言っていたけど、全然違ったね。
「子供の事を心配しない親なんていないぞ」
「ええ。ほのか、生きていてくれて良かった…本当に…」
真由美さんはほのかさんを抱き寄せて泣いていた。
ほのかさんもお母さんをしっかりと抱きしめている。
「心配掛けてごめんね」
「何があったのか聞かせてもらえるか?」
「うん」
ほのかさんは自分が次元の狭間を漂流した事、自分が特異点になった事で色々な世界で沢山の生き物をイントルーダーに変えてしまった事を話した。
「イントルーダー…あれの事か」
康介さん達は例のイントルーダーだらけの世界の事を知っているからね。
「イントルーダーが大量発生したのは私のせいかも知れないんだよ」
「そうなのか…」
「それについては私の方からも言わせて欲しい。ほのか…娘さんはイントルーダーの発生要因の一つに過ぎないので全ての責任がある訳ではありません。その上で、アレクスについて詳しくお聞きしたい事があるのですが」
川本さんが康介さんに確認したい事は、アレクスが異世界へと扉を開く方法を知った経緯についてだった。
いやー…撃たれても平気だとは思わなかったよ。
「ミナさん油断しすぎです。一応生身なのですから気を付けてください」
「ねーちやんだって一応人間なんだから気をつけろよ!」
ユキさんとテュケ君に叱られる。
何で2人とも一応を付けるの…?
「しかし銃弾が効かないか。アウラ、ダメージはどれくらい出てたんだ?」
[平均500程度です]
マサキさんが聞いてきてアウラさんが答える。
「それなら全然大丈夫じゃないか。俺なら5千発は受けれるぞ」
「当たりどころが悪ければ即死するかもしれないだろう。よく考えろ」
ハナちゃんに怒られていた。
うんうん。平気だからって仲間が撃たれたら焦っちゃうよ。危ない事はしない方がいい。
…反省します。
「片付いたな。撤収するぞ」
「あ、待って。荷物を取ってくるわ」
「そうだな。私達の荷物が残っていたら怪しまれるだろう」
康介さんと真由美さんの荷物を回収に行こう。
人目に付かないように《テレポート》で移動して、住んでいる所にある持ち物を全て《インベントリ》に収納。次々に消えていく家財道具を見て驚いていたけど今は説明している暇はない。
「ここは賃貸ですか?」
「はい」
「ユート、この周囲の者の記憶の改竄を頼む」
「畏まりました」
川本さんが手際よく指示を出していく。
「よし、あとはユートに任せて我々は移動するぞ」
「はい」
どこに行ったらいいか考えた結果、取り敢えず美咲お姉さんが買った宿泊施設に転移する。同時に《アドラステア》と《アルスアドラステア》を解除した。
「ここは日本…?一瞬で?」
「凄いわ!こんな魔法が簡単に使えるなんて…!ほのかも出来るの?」
「私は空間転移は出来ないよ。空を飛んだりはできるけどね」
「凄いわ!」
真由美さんはほのかさんに抱きついて喜んでいた。
やっぱり親子だなぁ。ソックリだね。
ほのかさんのお父さんとお母さんは日本の住まいは無いので、取り敢えずここに匿ってもらおう。
奥田さんと美咲お姉さんが居たので事情を説明する。
「そう言う事なら是非使って」
美咲お姉さんは快く引き受けてくれた。
取り敢えず一旦落ち着こうという事になり、ご飯でも食べながら状況の整理をする事に。
急な来客で奥田さん夫妻は慌てていたけど食事の準備は大丈夫。全部自分でやるからね。
「あの連中は何者なのですか?」
「彼らはアレクスという研究機関です」
川本さんが康介さんに質問する。
表向きはどこの国にも属していない事になっているけど、幾つかの国が出資して異次元の研究を行っているそう。
杉浦夫妻はほのかさんが失踪してから色々調べている内に彼らと接触。目的が同じという事でアレクスに所属して調査と研究を行なっていたらしい。
「そんなオカルトめいた機関が存在するのね。聞いた事無かったわ」
リオさんでも知らないんだ。
「表向きには環境調査団体という事になっていたね。日本じゃ殆ど知られていないと思うよ」
「やはりアレクスでしたか。あの機関でしたらよく知っています」
そう言ったのはスイさんだ。
スイさん達は神様から力を授かって地球に侵入してくる者の排除を行っている。
これまでにもアレクスの人達と何度か接触した事があるらしく、異世界に繋がる門を開こうとしている事から危険視しているそう。
「まさか君は守護天使なのかい?」
「はい。アレクスの人達はそう呼んでいましたね」
「ミナさん達も?」
「私達は違いますよ」
シュッツエンゲル…ユキさんが教えてくれたけど、日本で言う守護霊みたいな表現らしい。
康介さんが言うには人知れず世界を守っているからそんな呼称が付いたのだとか。
「相手がアレクスなら私達が火消しできると思います。私達の同胞は世界各地にいるのですが、政治に関与できる様に各国に潜り込んでいます。残念ながら最近はアレクスへの抑止力が弱まりつつあるみたいですが」
メイファさんが説明してくれた。
「何だかアサシンとテンプルナイツみたいだね」
「どっちがどっちよ」
ソラちゃんとリオさんのいつものやり取りは置いておいて、康介さん達はこれからどうするのかな?
「アレクスに所属していたのはほのかを捜す為だったのでもう協力する意味は無いよ」
「お父さん…私の事を探してくれていたんだ」
「当たり前でしょう?一人娘が行方不明になったのよ。片時も忘れた事は無かったわ」
「お母さん…」
ほのかさんはご両親はアッサリした性格だから自分の事は忘れて好きに生きているだろうなんて言っていたけど、全然違ったね。
「子供の事を心配しない親なんていないぞ」
「ええ。ほのか、生きていてくれて良かった…本当に…」
真由美さんはほのかさんを抱き寄せて泣いていた。
ほのかさんもお母さんをしっかりと抱きしめている。
「心配掛けてごめんね」
「何があったのか聞かせてもらえるか?」
「うん」
ほのかさんは自分が次元の狭間を漂流した事、自分が特異点になった事で色々な世界で沢山の生き物をイントルーダーに変えてしまった事を話した。
「イントルーダー…あれの事か」
康介さん達は例のイントルーダーだらけの世界の事を知っているからね。
「イントルーダーが大量発生したのは私のせいかも知れないんだよ」
「そうなのか…」
「それについては私の方からも言わせて欲しい。ほのか…娘さんはイントルーダーの発生要因の一つに過ぎないので全ての責任がある訳ではありません。その上で、アレクスについて詳しくお聞きしたい事があるのですが」
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