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特別編3:異世界
ルトシカの人間達
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地上で人間を襲っていた神獣は倒した。
「あれってそのままでもよかったかな?」
「まあ、いいんじゃない?暫くはあの辺りがすごい臭いになりそうだけど」
リオさんはそう言っているけど余裕があるなら後で処分しようかな。
『猿が掘っていた所で人を発見したぞ。怪我人がかなりいるからこのまま救助と手当を開始する』
「分かりました」
『サーペントドラゴンと鳥は逃げました。1隻を警戒に残して合流します』
上空に迎撃に行っていた3隻の側のセラさんから連絡が入る。
「それでは私達もルーティアさん達に合流しましょう」
《巨影化》を解除して、私達はエリザベートさんの船と合流すると猿型神獣との会敵地点に向かう。
さっきはよく見ていなかったけど、山の中腹から斜め下に向かって結構掘り進んでいたんだね。崩れた土砂で埋もれているけどルーティアさんがこちらの世界のうちの精霊達に呼びかけて掘り返している所だった。
「私も手伝うよ。みんな、手伝ってー」
ほのかさんが声をかけると更に土の精霊が集まって来て土砂の除去を手伝い始める。
「おお、助かる」
「いえいえー」
土砂の方は何とかなりそうだから負傷者の手当をしよう。
ダキアさん達が既にかなりの人数を助け出して手当てを開始していた。
『アンタらは一体…』
「俺達のことはいい。今は傷の手当てが先だ。動ける奴はこっちに来い!救助の邪魔になる!」
ダキアさんは一度に何人もの人を抱えて穴から離れて行く。
「ミナ、生き埋めになってる人はどれくらいいる?」
「そうですね…」
《鑑定》で確認してみると37人いて、その内6人が既に亡くなっていた。残りの人もこのままだとすぐに死んでしまうだろう。
「少し無茶な事をします」
土砂の真上に飛んでいってオーバーブーストを発動させて、《レナータ》をかける。
再度《鑑定》で様子を見ると、弱っている人達が回復しているのを確認できた。
これなら掘り出すまで保つかも。
あれ…生存者が増えてる。死にたてだったから蘇生できたのかな…?
まあいいや。急いで救出しよう。
土の精霊達以外で、力のある人達が集まって瓦礫をどかしてくれたり、合流してきたリコッタちゃんがあのパワードスーツで岩を破壊してくれたお陰でかなり時間の短縮になった。
『ありがとうございました。それであなた達は一体…?』
聞いてきたのは白髪混じりのお爺さん。
服は簡素で皮で出来た鎧みたいなものを着ている。
「私達は地上を闊歩する巨大な者を倒し、この世界を有るべき形に戻す為に来ました」
レアさんが答える。
何者であるかは言わず目的のみを簡潔に説明しているけど、相手はどんな反応をするんだろう?
『おお…!つまりあなた方は神が遣わされた使徒様でしょうか?』
「訳あって素性は明かせません。しかし皆さんの味方であるつもりです」
レアさんは言葉を選んで話しているね。
私がやると余計な事まで話しちゃいそうだからここはお任せしよう。
『分かりました。とにかく助けていただきありがとうございました』
「皆さんは地下に暮らしているのですか?」
『はい。奴らは巨大なせいで地中には入ってこれません。今回の様に手の使える者に見つかると掘り返されてしまう事がありますが…』
お爺さんが言うには、地中で全ての物を調達する事はできないので、山の中で生きるのに必要な物を集めて見つからない様に帰って来なければならないそうだけど、今回は運悪く猿型に見つかってしまって逃げ込んだ地上への通路を掘り返されてしまったらしい。
「巨大生物達は人間を憎んでいるのですか?」
レアさんは神獣という単語を使わずに話しているね。そういえばお爺さんも神獣と呼んでいない。
『違います。奴らにとって私達は食べ物ですよ。掘り返して喰うつもりだったんです』
俯きながら答えるお爺さん。
「1つ聞かせてください。あの巨大生物は何ですか?」
レアさんはこの人達が神獣達をどう思っているかを確認するつもりなんだ。
『あれは世界を破壊する化け物です』
つまりあれが神様が創造した獣だって知らないんだね。
「ふむ、神獣がドゥームを退治したのは随分昔の様だな。この状況では検証のしようもないか」
川本さんは話を聞いて考えている。
「取り敢えずあれを倒しても文句は言われない事は分かったわね」
リオさんはそう言って溜息を吐いていた。一応気にしていたんだね。
「あの、地下にはどれくらいの人がいるんですか?」
『我々のコミュニティは千人程度です』
せ、千人…地下にそんなにいるの?
「ちょっと待って、我々のって事はまだコミュニティがあるの?」
『我々と友好関係にあるのは2つ、規模はほぼ同じくらいです』
結構いるんだ…。でも友好関係って言っていたね。それはつまり敵対している勢力もいるってことかな。
『宜しければ我々の代表に会っていただけませんか?』
「分かりました。いいですよね?」
レアさんはルーティアさん、エリザベートさんに聞いている。
「そうだな。会っておいた方が良いだろう」
「私も賛成だ。だが地上の警戒の方を優先したい。レア達で会ってきてくれ」
エリザベートさんの船に乗っていた私達の隊で代表に会う事になった。
「あれってそのままでもよかったかな?」
「まあ、いいんじゃない?暫くはあの辺りがすごい臭いになりそうだけど」
リオさんはそう言っているけど余裕があるなら後で処分しようかな。
『猿が掘っていた所で人を発見したぞ。怪我人がかなりいるからこのまま救助と手当を開始する』
「分かりました」
『サーペントドラゴンと鳥は逃げました。1隻を警戒に残して合流します』
上空に迎撃に行っていた3隻の側のセラさんから連絡が入る。
「それでは私達もルーティアさん達に合流しましょう」
《巨影化》を解除して、私達はエリザベートさんの船と合流すると猿型神獣との会敵地点に向かう。
さっきはよく見ていなかったけど、山の中腹から斜め下に向かって結構掘り進んでいたんだね。崩れた土砂で埋もれているけどルーティアさんがこちらの世界のうちの精霊達に呼びかけて掘り返している所だった。
「私も手伝うよ。みんな、手伝ってー」
ほのかさんが声をかけると更に土の精霊が集まって来て土砂の除去を手伝い始める。
「おお、助かる」
「いえいえー」
土砂の方は何とかなりそうだから負傷者の手当をしよう。
ダキアさん達が既にかなりの人数を助け出して手当てを開始していた。
『アンタらは一体…』
「俺達のことはいい。今は傷の手当てが先だ。動ける奴はこっちに来い!救助の邪魔になる!」
ダキアさんは一度に何人もの人を抱えて穴から離れて行く。
「ミナ、生き埋めになってる人はどれくらいいる?」
「そうですね…」
《鑑定》で確認してみると37人いて、その内6人が既に亡くなっていた。残りの人もこのままだとすぐに死んでしまうだろう。
「少し無茶な事をします」
土砂の真上に飛んでいってオーバーブーストを発動させて、《レナータ》をかける。
再度《鑑定》で様子を見ると、弱っている人達が回復しているのを確認できた。
これなら掘り出すまで保つかも。
あれ…生存者が増えてる。死にたてだったから蘇生できたのかな…?
まあいいや。急いで救出しよう。
土の精霊達以外で、力のある人達が集まって瓦礫をどかしてくれたり、合流してきたリコッタちゃんがあのパワードスーツで岩を破壊してくれたお陰でかなり時間の短縮になった。
『ありがとうございました。それであなた達は一体…?』
聞いてきたのは白髪混じりのお爺さん。
服は簡素で皮で出来た鎧みたいなものを着ている。
「私達は地上を闊歩する巨大な者を倒し、この世界を有るべき形に戻す為に来ました」
レアさんが答える。
何者であるかは言わず目的のみを簡潔に説明しているけど、相手はどんな反応をするんだろう?
『おお…!つまりあなた方は神が遣わされた使徒様でしょうか?』
「訳あって素性は明かせません。しかし皆さんの味方であるつもりです」
レアさんは言葉を選んで話しているね。
私がやると余計な事まで話しちゃいそうだからここはお任せしよう。
『分かりました。とにかく助けていただきありがとうございました』
「皆さんは地下に暮らしているのですか?」
『はい。奴らは巨大なせいで地中には入ってこれません。今回の様に手の使える者に見つかると掘り返されてしまう事がありますが…』
お爺さんが言うには、地中で全ての物を調達する事はできないので、山の中で生きるのに必要な物を集めて見つからない様に帰って来なければならないそうだけど、今回は運悪く猿型に見つかってしまって逃げ込んだ地上への通路を掘り返されてしまったらしい。
「巨大生物達は人間を憎んでいるのですか?」
レアさんは神獣という単語を使わずに話しているね。そういえばお爺さんも神獣と呼んでいない。
『違います。奴らにとって私達は食べ物ですよ。掘り返して喰うつもりだったんです』
俯きながら答えるお爺さん。
「1つ聞かせてください。あの巨大生物は何ですか?」
レアさんはこの人達が神獣達をどう思っているかを確認するつもりなんだ。
『あれは世界を破壊する化け物です』
つまりあれが神様が創造した獣だって知らないんだね。
「ふむ、神獣がドゥームを退治したのは随分昔の様だな。この状況では検証のしようもないか」
川本さんは話を聞いて考えている。
「取り敢えずあれを倒しても文句は言われない事は分かったわね」
リオさんはそう言って溜息を吐いていた。一応気にしていたんだね。
「あの、地下にはどれくらいの人がいるんですか?」
『我々のコミュニティは千人程度です』
せ、千人…地下にそんなにいるの?
「ちょっと待って、我々のって事はまだコミュニティがあるの?」
『我々と友好関係にあるのは2つ、規模はほぼ同じくらいです』
結構いるんだ…。でも友好関係って言っていたね。それはつまり敵対している勢力もいるってことかな。
『宜しければ我々の代表に会っていただけませんか?』
「分かりました。いいですよね?」
レアさんはルーティアさん、エリザベートさんに聞いている。
「そうだな。会っておいた方が良いだろう」
「私も賛成だ。だが地上の警戒の方を優先したい。レア達で会ってきてくれ」
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