5 / 17
第一章
救世主? おじいちゃん現る 1
しおりを挟む
「小次郎、外で待っていてくれないか?」
「かしこまりました。わたくしは、外で待っていますので、何かあればお呼びください。」
お店に入ってきたのは、白髪の品あるおじいさんだった。その後ろには、イケメンボディガードが、スーツを着て立っていた。
「いらっしゃいませ、こちらのお席へどうぞ」
おじいさん以外、お店の中にお客様はいなかったので、四人がけのテーブル席に案内した。
私は、どこかで見たことあるおじいさんだと思った。
「コーヒーをくれないか?」
「はい、コーヒーですね。少々、お待ちください。」
「父さん、コーヒーひとつ。ねぇ…あの人…どっかで見たことない?」
「どれどれ…げっ!」
注文を聞いた後、父と小さな声で話していた。
…たぶん、父の知っている人ってことだよね。誰なんだろ…
と考えながら、お客様のところにコーヒーを運んだ。
「おまたせしました。コーヒーです。ごゆっくりどうぞ」
私は、コーヒーを置いて、カウンターに戻った。
「ここの店は、変わらないな正之。」
「!?」
「どこに行くの! お父さん! 逃げるなんて許さないから!」
名前を呼ばれて、逃げようとするお父さんを引き留めた。
「叶奈ちゃん、大きくなったな!」
「どうして…私の名前を知ってるのですか?」
「正之…言ってなかったのか? 今日"ここに寄るから"と連絡しただろ!」
「い…いい忘れてた…叶奈、俺の親父で岡野幸兵衛」
「おじいちゃん…」
「すまんな…会いに来れなくて…」
「久しぶりに、会えてうれしいよ…おじいちゃん!」
「おぉ! そうか! 喜んでくれて、わしもうれしいぞ!」
「ちなみに…外にいるボディガードは、西園寺小次郎というんじゃ。 なかなかのイケメンだろ。外にいると女性が小次郎の方を見るくらい目立つ男だ。いわゆる"モテモテ"というやつじゃ。ハハハハハ!」
外を見てみると、お店の前を女性が通るたび、みんな足を止め小次郎さんの周りに、人だかりができるくらい大人気。
「で…今日は、何の用で来たんだよ。大事な話があるから来たんだろ!」
父は、私とおじちゃんの会話に割り込んできた。
「忘れるところだった。正之…この店の”経営が危ない”って聞いたが、本当か?」
おじいちゃんは、用件を思い出したかのように言った。
そう! そうなんだよ。この店、倒産寸前だよ! おじいちゃん助けて!
「うっ…赤字なのは合っているけど、俺も辞め時かなって…そんな時、"叶奈がこの店をやりたい"言うから任せようと考えてたところなんだよ」
「全く…お前は…赤字の店を娘に任せるなんて、無責任すぎる!」
「なっ! 親父も世界一周なんか行くから、俺が店を引き継ぐことになってだな…」
この後も、父とおじいちゃんのケンカは続く。だけど、おじいちゃんは父の話なんて聞いていなかった。
「かしこまりました。わたくしは、外で待っていますので、何かあればお呼びください。」
お店に入ってきたのは、白髪の品あるおじいさんだった。その後ろには、イケメンボディガードが、スーツを着て立っていた。
「いらっしゃいませ、こちらのお席へどうぞ」
おじいさん以外、お店の中にお客様はいなかったので、四人がけのテーブル席に案内した。
私は、どこかで見たことあるおじいさんだと思った。
「コーヒーをくれないか?」
「はい、コーヒーですね。少々、お待ちください。」
「父さん、コーヒーひとつ。ねぇ…あの人…どっかで見たことない?」
「どれどれ…げっ!」
注文を聞いた後、父と小さな声で話していた。
…たぶん、父の知っている人ってことだよね。誰なんだろ…
と考えながら、お客様のところにコーヒーを運んだ。
「おまたせしました。コーヒーです。ごゆっくりどうぞ」
私は、コーヒーを置いて、カウンターに戻った。
「ここの店は、変わらないな正之。」
「!?」
「どこに行くの! お父さん! 逃げるなんて許さないから!」
名前を呼ばれて、逃げようとするお父さんを引き留めた。
「叶奈ちゃん、大きくなったな!」
「どうして…私の名前を知ってるのですか?」
「正之…言ってなかったのか? 今日"ここに寄るから"と連絡しただろ!」
「い…いい忘れてた…叶奈、俺の親父で岡野幸兵衛」
「おじいちゃん…」
「すまんな…会いに来れなくて…」
「久しぶりに、会えてうれしいよ…おじいちゃん!」
「おぉ! そうか! 喜んでくれて、わしもうれしいぞ!」
「ちなみに…外にいるボディガードは、西園寺小次郎というんじゃ。 なかなかのイケメンだろ。外にいると女性が小次郎の方を見るくらい目立つ男だ。いわゆる"モテモテ"というやつじゃ。ハハハハハ!」
外を見てみると、お店の前を女性が通るたび、みんな足を止め小次郎さんの周りに、人だかりができるくらい大人気。
「で…今日は、何の用で来たんだよ。大事な話があるから来たんだろ!」
父は、私とおじちゃんの会話に割り込んできた。
「忘れるところだった。正之…この店の”経営が危ない”って聞いたが、本当か?」
おじいちゃんは、用件を思い出したかのように言った。
そう! そうなんだよ。この店、倒産寸前だよ! おじいちゃん助けて!
「うっ…赤字なのは合っているけど、俺も辞め時かなって…そんな時、"叶奈がこの店をやりたい"言うから任せようと考えてたところなんだよ」
「全く…お前は…赤字の店を娘に任せるなんて、無責任すぎる!」
「なっ! 親父も世界一周なんか行くから、俺が店を引き継ぐことになってだな…」
この後も、父とおじいちゃんのケンカは続く。だけど、おじいちゃんは父の話なんて聞いていなかった。
0
あなたにおすすめの小説
熟女愛好家ユウスケの青春(熟女漁り)
MisakiNonagase
現代文学
高校まで勉強一筋で大学デビューをしたユウスケは家庭教師の教え子の母親と不倫交際するが、彼にとって彼女とが初の男女交際。そこでユウスケは自分が熟女好きだと自覚する。それからユウスケは戦略と実戦を重ねて、清潔感と聞き上手を武器にたくさんの熟女と付き合うことになるストーリーです。
ママはヤンママ女子高生! ラン&ジュリー!!
オズ研究所《横須賀ストーリー紅白へ》
キャラ文芸
神崎ランの父親の再婚相手は幼馴染みで女子高生の高原ジュリーだった。
ジュリーは金髪美少女だが、地元では『ワイルドビーナス』の異名を取る有名なヤンキーだった。
学校ではジュリーは、ランを使いっ走りにしていた。
当然のようにアゴで使われたが、ジュリーは十八歳になったら結婚する事を告白した。
同級生のジュリーが結婚するなんて信じられない。
ランは密かにジュリーの事を憧れていたので、失恋した気分だ。
そう言えば、昨夜、ランの父親も再婚すると言っていた。
まさかとは思ったが、ランはジュリーに結婚相手を聞くと、ランの父親だと判明した。
その夜、改めて父親とジュリーのふたりは結婚すると報告された。
こうしてジュリーとの同居が決まった。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
後宮の胡蝶 ~皇帝陛下の秘密の妃~
菱沼あゆ
キャラ文芸
突然の譲位により、若き皇帝となった苑楊は封印されているはずの宮殿で女官らしき娘、洋蘭と出会う。
洋蘭はこの宮殿の牢に住む老人の世話をしているのだと言う。
天女のごとき外見と豊富な知識を持つ洋蘭に心惹かれはじめる苑楊だったが。
洋蘭はまったく思い通りにならないうえに、なにかが怪しい女だった――。
中華後宮ラブコメディ。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる