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明日の僕

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ぼーっとして外を眺めていると
なんで人は死んでしまうのだろう
なんで人は生きるのだろう
と考えてしまう時がある
病んでいるわけじゃない
単純に感じるだけなんだ
いつかはみんな死んでしまうのに
どうして生きようとするんだろう
何のために?誰のために?
どうやって死んでしまうんだろう
死ぬってどういうことなんだろう
どうして死んでしまうんだろう
僕が見ている周りの人も僕も
いつかみんな死んでしまうんだな
それなのにみんなは生きようとしてる
人生というものを楽しもうとしてる
必死に旅を頑張っているんだな
そんなことばっかり考えていると
頭がパンクしそうで疲れてしまうし
なんだか怖くなるけれど
この答えを見つけるため
僕らは生きるのだろう
ゴールに1秒1秒近づいているのだけれど
答えを見つけるため
何か動かなくちゃ何かしなくちゃ
いけないんだよね
ゴールがいったいどこでどんなものなのか
見当もつかないけれど
僕は今日も明日を待ってる
受け身じゃだめなことは
痛いほどわかってる
待ってるだけじゃだめなことも
痛いほどわかってる
だけど僕は明日を待ってる
いつか僕がわかる時まで
ずっとずっと待ってる
行き当たりばったりの旅は
得意な方だし好きだから
向かい風が吹いたら
そのまま流されていよう
そしたらきっと
いい方に風は吹いてくれる
僕が気づけなくても
きっとそれは幸せなんだ
きっとそれが答えなんだ
僕はこれからもそう思うことにする
いろいろ考えるよりも
こっちの方が気が楽だし
おもしろくなりそうだし
楽しいんじゃないかな
きっとそうだよ
きっとそのはず
たぶん


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