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第一章 世界の目覚め
マジックリーグオンライン
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「ん……」
爽やかな風に肌を刺激され目を覚ました。
「ここは…?」
目の前に広がるのは幹の光る森の少し広い場所だった。みたこともない木々に目を奪われていると、どこからか野太い声が聞こえた。
「おーい!駆ー!」
この声の主はすぐに分かった。
「晶ー!ここにいるぞー!」
声に反応した晶は俺の近くまで走ってきた。
「おい駆!これは一体どうなってんだ?訳わかんねえ木は生えてるわ視界の右下になんか数字があるわで。」
数字?そう思い右下を見るとその数字が表示されていた。
「20/20?」
意味のわからない数字を見て声に出してしまった。
「お前もか!俺にも20/20って数字が出てるんだよ!一体なんなんだ?てか、まずここはどこなんだ?」
そういえば俺にもわからない。確か晶と一緒にマジックリーグオンラインってアプリを開いたら急に目の前が光って…。そこからは何も思い出せなかった。
「ここはゲームの中…なのか?」
唐突な晶の発言に駆は驚いた。しかしそうだとすればこの視界の現象も納得がいく。
「メニューはないのか?」
確かにメニューさえあれば何か手掛かりが見つかるかもしれない。だが、そう簡単には見つかるはずがない。
「あった!」
俺の考えが一瞬で消しとばされた。晶を見ると何もない足元をじっと見つめていた。
「なにしてんだ?」
晶の不思議な行動に呆れた声で言った。
「いや、ここにあるだろ?緑色の正六角形のガラスみたいなやつ。」
なにもない空間を指差している。
そこで、1つの仮説が立った。
「それって本人しか見えないんじゃねえの?」
「確かにな!お前も出してみろよ!こうやって。」
晶はなにもない空間に指を立てそのまま下にスライドした。それを駆も真似てやってみると見たこともないものが目の前に現れた。
メニュー画面だ。そこには4つの横に長い四角が表示されていた。一番上には、ステータス。
二番目には、装備。
三番目には、クラス。
四番目には、フレンド。と書かれていた。
試しにステータスをタップしてみると様々なことが書かれていた。無所属と書かれた横長の四角や、名前、六つの正方形、プレゼントの形のマーク。
六つの正方形は正六角形の六割を占めており左に三つ、右に三つに分かれていた。左の三つには今着ている制服のシャツとズボンが下の二つに。もう一つは空白だった。
右の三つには上の一つには今履いている靴が。残りの二つは空白になっていた。
「これは…装備か?」
自分の推測を口に出した。それを聞いた晶は、メニューを出し、同じような動作でその画面を見た。
「確かにそれっぽいな。この右側にあるプレゼントマークにビックリマーク点滅してないか?」
そう言われてプレゼントマークに目をやると確かにビックリマークが点滅していた。試しにタップしてみると一件のプレゼントが表示された。
「リリース記念チケット?」
そう書かれていた一件の表示には詳細がかかれていた。簡単に訳すと5つのアイテムのどれかが当たるというものだった。
1等 神器一つ 5名
2等 固有アビリティ一つ 10名
3等 モンスターテイムアイテム85名
4等 ゲーム内通貨900名
5等 回復ポーション9000名
「おい。神器ってなんだ?」
同じ詳細を見ている晶に聞かれたが勿論わかるわけない。ただ、神器というのだからなにかしらの凄いものなのだろう。
「わからないけど、とりあえずこのチケット使えるみたいだから使おうぜ?」
使うというマークを見つけた俺は晶に言った。晶も見つけたようでこちらを見た。
「じゃあ、いくぞ?」
「おう。」
2人がほぼ同時にマークをタップした。そうすると目の前に青い光が現れ、消えると同時に文字の書かれたウィンドウが現れた。
「4等ゲーム内通貨か…」
5等ではなかったのが幸いか。晶は一体なにが当たったのか気になり晶を見ると目を丸くしてウィンドウがあるであろう場所を見つめていた。
「おい。なにが当たったんだ?」
その言葉に意識を戻されたようにしてこちらを振り向く。
「お、俺は5等の回復ポーションだったぜ。」
なにか隠しているようにも感じられたが友達を疑うのはあまり気持ち良くはないのでやめておいた。
しかし本当は違うのかと考えているとプレゼントマークに赤い点滅が点いた。
タップすると一件のメールが表示されていた。
「ゲームの説明?」
2人で心の準備をして詳細を開いた。
「私は、このゲームの開発者だ。このゲームに囚われたことに疑問を抱いているだろう。なのでゲームの説明をさせてもらう。1番始めに言わせてもらうがこのゲームからは出ることはできない。しかし1つだけ脱出方法がある。それは、毎年開催されるリーグを優勝することだ。優勝すれば3つの選択肢が与えられる。1つは、このゲームからの脱出。2つ目は、上位クラスの神器の贈呈。3つ目は、自分の命を犠牲に他のプレイヤーの脱出だ。リーグでは、HPが0になっても死ぬことはない。予選では。」
命を犠牲?つまり俺たちはこのゲームで命を落とせるのか?そんな事ありえない。たかがゲームでそうな事出来るわけない。
「きっと諸君はたかがゲーム、たかが遊びだから死ぬことはないと思っているのではないだろうか。だが、それは不正解だ。このゲームにはプレイヤー達を敵対する敵mobが生成されている。そのmob達に殺されれば殺されたプレイヤーは現実世界でも死ぬ。つまりゲームオーバーだ。視界の右下に表示されている数字はHPだ。これが0になればそのプレイヤーは死ぬ。」
死ぬ?この世界での死が現実の死?一体なにを言っているんだ?
「この世界には街がいくつか形成されている。街の中には敵mobは存在せず侵入も不可能だ。もちろんHPが減ることはありえない。よって戦いたくない者は街の中でうずくまって餓死を待てばいい。それも1つの手だ。だが、この世界の秘密を。この世界の全てを知りたい者は強くなりリーグを勝ち抜け。そうすればこの世界の全てを教えよう。以上をもってゲームの説明を終わる。健闘を祈る。」
説明を読み終えた俺たちはなに1つ言葉を出さなかった。出せなかった。この世界からの脱出。それが目的となったのは言うまでもない。
爽やかな風に肌を刺激され目を覚ました。
「ここは…?」
目の前に広がるのは幹の光る森の少し広い場所だった。みたこともない木々に目を奪われていると、どこからか野太い声が聞こえた。
「おーい!駆ー!」
この声の主はすぐに分かった。
「晶ー!ここにいるぞー!」
声に反応した晶は俺の近くまで走ってきた。
「おい駆!これは一体どうなってんだ?訳わかんねえ木は生えてるわ視界の右下になんか数字があるわで。」
数字?そう思い右下を見るとその数字が表示されていた。
「20/20?」
意味のわからない数字を見て声に出してしまった。
「お前もか!俺にも20/20って数字が出てるんだよ!一体なんなんだ?てか、まずここはどこなんだ?」
そういえば俺にもわからない。確か晶と一緒にマジックリーグオンラインってアプリを開いたら急に目の前が光って…。そこからは何も思い出せなかった。
「ここはゲームの中…なのか?」
唐突な晶の発言に駆は驚いた。しかしそうだとすればこの視界の現象も納得がいく。
「メニューはないのか?」
確かにメニューさえあれば何か手掛かりが見つかるかもしれない。だが、そう簡単には見つかるはずがない。
「あった!」
俺の考えが一瞬で消しとばされた。晶を見ると何もない足元をじっと見つめていた。
「なにしてんだ?」
晶の不思議な行動に呆れた声で言った。
「いや、ここにあるだろ?緑色の正六角形のガラスみたいなやつ。」
なにもない空間を指差している。
そこで、1つの仮説が立った。
「それって本人しか見えないんじゃねえの?」
「確かにな!お前も出してみろよ!こうやって。」
晶はなにもない空間に指を立てそのまま下にスライドした。それを駆も真似てやってみると見たこともないものが目の前に現れた。
メニュー画面だ。そこには4つの横に長い四角が表示されていた。一番上には、ステータス。
二番目には、装備。
三番目には、クラス。
四番目には、フレンド。と書かれていた。
試しにステータスをタップしてみると様々なことが書かれていた。無所属と書かれた横長の四角や、名前、六つの正方形、プレゼントの形のマーク。
六つの正方形は正六角形の六割を占めており左に三つ、右に三つに分かれていた。左の三つには今着ている制服のシャツとズボンが下の二つに。もう一つは空白だった。
右の三つには上の一つには今履いている靴が。残りの二つは空白になっていた。
「これは…装備か?」
自分の推測を口に出した。それを聞いた晶は、メニューを出し、同じような動作でその画面を見た。
「確かにそれっぽいな。この右側にあるプレゼントマークにビックリマーク点滅してないか?」
そう言われてプレゼントマークに目をやると確かにビックリマークが点滅していた。試しにタップしてみると一件のプレゼントが表示された。
「リリース記念チケット?」
そう書かれていた一件の表示には詳細がかかれていた。簡単に訳すと5つのアイテムのどれかが当たるというものだった。
1等 神器一つ 5名
2等 固有アビリティ一つ 10名
3等 モンスターテイムアイテム85名
4等 ゲーム内通貨900名
5等 回復ポーション9000名
「おい。神器ってなんだ?」
同じ詳細を見ている晶に聞かれたが勿論わかるわけない。ただ、神器というのだからなにかしらの凄いものなのだろう。
「わからないけど、とりあえずこのチケット使えるみたいだから使おうぜ?」
使うというマークを見つけた俺は晶に言った。晶も見つけたようでこちらを見た。
「じゃあ、いくぞ?」
「おう。」
2人がほぼ同時にマークをタップした。そうすると目の前に青い光が現れ、消えると同時に文字の書かれたウィンドウが現れた。
「4等ゲーム内通貨か…」
5等ではなかったのが幸いか。晶は一体なにが当たったのか気になり晶を見ると目を丸くしてウィンドウがあるであろう場所を見つめていた。
「おい。なにが当たったんだ?」
その言葉に意識を戻されたようにしてこちらを振り向く。
「お、俺は5等の回復ポーションだったぜ。」
なにか隠しているようにも感じられたが友達を疑うのはあまり気持ち良くはないのでやめておいた。
しかし本当は違うのかと考えているとプレゼントマークに赤い点滅が点いた。
タップすると一件のメールが表示されていた。
「ゲームの説明?」
2人で心の準備をして詳細を開いた。
「私は、このゲームの開発者だ。このゲームに囚われたことに疑問を抱いているだろう。なのでゲームの説明をさせてもらう。1番始めに言わせてもらうがこのゲームからは出ることはできない。しかし1つだけ脱出方法がある。それは、毎年開催されるリーグを優勝することだ。優勝すれば3つの選択肢が与えられる。1つは、このゲームからの脱出。2つ目は、上位クラスの神器の贈呈。3つ目は、自分の命を犠牲に他のプレイヤーの脱出だ。リーグでは、HPが0になっても死ぬことはない。予選では。」
命を犠牲?つまり俺たちはこのゲームで命を落とせるのか?そんな事ありえない。たかがゲームでそうな事出来るわけない。
「きっと諸君はたかがゲーム、たかが遊びだから死ぬことはないと思っているのではないだろうか。だが、それは不正解だ。このゲームにはプレイヤー達を敵対する敵mobが生成されている。そのmob達に殺されれば殺されたプレイヤーは現実世界でも死ぬ。つまりゲームオーバーだ。視界の右下に表示されている数字はHPだ。これが0になればそのプレイヤーは死ぬ。」
死ぬ?この世界での死が現実の死?一体なにを言っているんだ?
「この世界には街がいくつか形成されている。街の中には敵mobは存在せず侵入も不可能だ。もちろんHPが減ることはありえない。よって戦いたくない者は街の中でうずくまって餓死を待てばいい。それも1つの手だ。だが、この世界の秘密を。この世界の全てを知りたい者は強くなりリーグを勝ち抜け。そうすればこの世界の全てを教えよう。以上をもってゲームの説明を終わる。健闘を祈る。」
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