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第3章
29 様子のおかしな友人
しおりを挟むレオが人と待ち合わせをしている、という店に、ルカも一緒について行き、そして顔を顰めて呟いた。
「……ここ、そういうお店だよね?」
ルカは店の看板を見上げて、レオに問いかけた。学生が来るような場所ではない。そもそもこんな深夜に学生が出歩くこと自体がおかしいのだが。
「そういうお店って言うか、お酒飲んだり会話を楽しむ店だな。ルカは酒飲んだら駄目だぞ」
「……いや、飲まないけど。僕、入っていいわけ?」
「平気だ。俺の連れだしな」
ルカが首を傾げて尋ねると、レオは軽く笑いながら答えた。そして慣れた様子で店の中に入っていくので、ルカは慌てて後に続いた。店内は落ち着いた雰囲気で、ルカのような子どもっぽい客の姿は見受けられない。居心地が悪そうに周囲を見回すルカと違い、レオは手慣れた様子で店員に声をかけていた。露出度の高いドレスを着た、美しい女性がレオに微笑みかける。
「お待ちしておりました。今日は可愛いらしいお連れ様がいらっしゃるんですね」
「あいつ、もう来てますか?」
レオが尋ねると、女性は「ええ」と頷いて店の奥に視線を向けた。
「貴方の到着が遅いから、イライラしていらっしゃいます」
「……待ち合わせ時間は、まだ先なんですけど」
女性は笑いながら、レオに話しかけてきた。二人が親しげに話す様子を見て、ルカはなんとなくモヤモヤしてしまう。
「お連れ様も一緒にご案内しますか?」
女性は、ルカをチラっと見ながらレオに声をかけた。
「ああ、いや。会わせたくないから、俺だけ行きます」
レオは女性にそう告げてから、ルカに視線を移した。
「ルカ、悪いけどちょっとここで待っててくれ。すぐ終わらせて戻ってくるから、一人で動くなよ。帰ったら、ちゃんと俺のことも全部説明するから」
「あ……うん。分かった……」
ルカは不安げな表情を浮かべながら、こくんと頷く。
「何かあったら、店員に声かけろ。カウンター席の端っこにいるんだぞ」
レオはルカの頭を撫でながら優しく微笑むと、女性と一緒に奥の個室へと消えてしまった。
(なんか……)
ルカは一人取り残された店内で、むうと頬を膨らませた。勝手に尾行してきたのはルカだが、何だか面白くない。しかしここで拗ねていても仕方ないので、大人しく言われた通りカウンター席について待つことにする。だが、やはり周囲の目が気になって落ち着かない。
(……場違い感が凄いな……)
店には男性客もそれなりにいたが、みんな品が良く落ち着いた雰囲気の大人たちばかりだ。ルカはいたたまれなくなり、思わず立ち上がって一度店を出た。
「……はあ」
店外のベンチに腰掛けながら、溜め息を漏らす。すると、すぐ側に人の気配を感じた。ルカが視線を向けると、そこにはよく見知った少年が真っ青な顔で立っていた。
「……え、どうしたの?アベル。何でこんな場所にいるの?」
ルカが驚いたように目を見開くと、アベルは強い口調で言葉を返した。
「どうしたの?じゃないだろ?それはこっちの台詞だよ。ルカ君、校則違反だ。こんな真夜中に、しかも学生が出歩くなんて」
「えと、心配かけてごめん。でも大丈夫。僕、一人じゃないし……」
アベルの剣幕に驚きつつ、ルカは冷静に答えた。それでもアベルの表情は険しいままだ。そのまま腕を掴まれる。
「すぐ帰るよ」
静かに告げるアベルの様子が、いつもと違って見えて、ルカは思わず息を飲んだ。少しだけアベルの手が震えている。そもそも、何故アベルがこんな時間に、こんな場所にいるんだろう。
「……アベル?なんか、変だよ。どうしたの?」
「何もおかしいことはないよ。君が素直に一緒に来てくれたら、僕は解放してもらえるんだ。だから、一緒に来て」
アベルは何かに取り憑かれたように、淡々と言葉を返すと、ルカの腕を引いた。違和感を拭えず、ルカは戸惑った表情でアベルを見上げる。
「よく事情が分からないけど、先に帰るなら、ちょっとお店の人に声かけて来なきゃ。すぐ戻るから……」
「いいから、一緒に来て。……これは僕の意思じゃない」
アベルはルカの腕を掴んだまま、震えた声でそう告げた。ルカは訝しげな表情を浮かべると、アベルの様子を観察した。目の焦点が合っていない。表情も虚ろで、いつものアベルではない気がする。ルカは眉を寄せて「どういうこと?」と尋ねた。
「君は大人しく僕と一緒に来ればそれでいいんだ」
アベルは感情の読めない表情でそう呟くと、空いている手で懐からナイフを取り出し、それを自らの首に当てた。
「な……何してるの!?」
ルカは慌ててアベルの腕を掴み、首から離そうと試みる。しかしアベルは頑なに動こうとしないし、その刃先は今にも彼の首に刺さりそうだ。
「君が僕と一緒に来てくれるなら、これを離す。だから、言うことを聞いて」
アベルは淡々とした口調でそう告げると、更にナイフを自分の首に押し付けた。ルカは言葉を詰まらせる。
周囲の気配を窺ってみると、向かいの建物の屋根から様子を窺っている人物がいることに気が付いた。ルカはそちらにチラと視線をやった後、アベルに声を潜めて告げた。
「……分かった。今すぐ君と一緒に行くよ。だから、そんな物騒なものは早くしまって」
ルカが頷くと、アベルはナイフを持つ手をようやく下ろした。
「……じゃあ、行こう。僕についてきて」
アベルは抑揚のない声でそう告げると、ルカの腕を引っ張った。アベルに手を引かれるまま二人で連れ立って歩き始めると、屋根から様子を窺っている人物も、一定の距離を保ちながら後をつけてくる。ルカはアベルの歩幅に合わせて歩きながら問いかけた。
「……あのさ、多分学園の寄宿舎に戻る訳じゃないよね?もしかして僕はこれから、拉致されたりするのかな?君は誰に命令されてこんなことをしてるの?僕の知ってる人?」
「……何も心配しなくていいから」
アベルは相変わらず虚ろな声でぽつりと呟く。どうやら答えてはくれないらしい。ルカは溜め息をついた。
アベルは恐らく誰かに『洗脳』されて操られている。そして、その誰かはルカを拉致しようとしているのだろう。アベルの歩む方向は学園と真逆で、街の中心部からどんどん離れてゆく。
ルカは思案した。逃げようと思えば逃げることはできそうだが、アベルが気がかりだし、犯人の目的も気になる。
「……分かったよ」
ルカは諦めたように呟いた。アベルの虚ろな横顔を見つめると、その目が僅かに揺れた気がした。
***
アベルがルカを連れてきたのは、王都の郊外にある古びた洋館だった。周囲は鬱蒼と茂る木々に覆われている為か薄暗く、人の気配も感じられない。しかし建物自体はかなり大きく立派だった。
「……今日これからと、明日一日、ここで大人しくしてて欲しい。食事はちゃんと用意するし、必要なものがあれば彼らに言って。出来るだけ揃えるから。君を傷付けたりはしないし、明日が無事に終われば、ちゃんと解放してあげられるから」
アベルは淡々とした口調でそう告げた。ルカは周囲を見回し、それからもう一度アベルの顔を見上げた。アベルの目には相変わらず生気がなく、表情も乏しい。
「アベルはどうするの?ここに残るの?」
「……僕はこの後寄宿舎に戻って全て忘れて眠るから。何も心配しなくていい」
ルカの問いに、アベルは抑揚のない声で答えた。まるで自分自身に言い聞かせているような口調だった。
そのまま何故か、ルカの両手に手錠をはめた。
「へ?何で手錠?」
「……君は魔術が苦手みたいだけど、一応、念のため」
アベルは淡々と告げると、そのままルカと見知らぬ男二人を残して屋敷から出ていった。扉が閉まり施錠する音が室内に響き渡る。ルカは手錠をジャラジャラさせながら呆然と呟いた。
「えーっと……これはどういう状況だ?」
途方に暮れているルカが視線を向けた先には、屈強な男たちの姿があった。一人は二十代後半くらいの神経質そうな男性で、もう一人は三十代くらいの髭を生やした筋肉質な人物だ。二人とも見るからに強そうで厳つい印象であるし、いかにも悪人の風体である。
しかし魔術師ではなさそうなので、アベルに術をかけた犯人ではないと思われた。先ほど屋根の上から様子を覗っていた人物かもしれない。
ルカが嵌められた手錠には魔力を制限するか、魔術を封じる効果があるらしい。手錠だけではないだろう。この部屋自体も結界が張ってある。ただ、どちらもそこまで強力なものではない。ルカがその気になれば、結界を破壊して脱出することは可能だし、転移魔法で逃げてもいい。
だがしかし、その前に確認しなければことがある。
レオに何も言わずに来てしまったため、ルカは館の中に入る前に、トイレに行くふりをして一度アベルから離れ、この屋敷の周囲にいる精霊たちに一応レオへの伝言を頼んでおいた。連れて来られたのが自然の多い郊外で助かった。
『えー、レオ?分かるかなあー』
「光と闇の両方の属性持ちだよ。今はまだ王都の街中にいると思う。心配してるかもしれないから、できるだけ早く伝えて欲しいんだ」
『イケメン?レオ、イケメン?』
「うん。王子様みたいにカッコいいよ」
『分かった!すぐに探して伝えるねー』
「頼んだ」
ルカがお願いすると、精霊たちはキラキラとした星屑のような光を霧散させながら、どこかへと行ってしまった。本当に大丈夫だろうかという疑念は拭えないが、とりあえず今は信じるしかない。
「えと、君。大丈夫?これ食べる?」
髭の生えた男が心配そうに話しかけてきたのでルカは顔を上げた。そして遠慮なく差し出された包みを受け取り、破いて中身を確認してから首を傾げた。
「……チョコケーキ?」
「うん。俺の手作り」
男は恥ずかしそうに答えながら微笑した。見た目は厳つく怖いが、雰囲気はなんだか穏やかそうな人だ。良く見ると室内も掃除が行き届き埃一つ落ちていないし、ベッドも清潔でふかふかだ。見た目に反して几帳面なのかもしれない。
「俺はディルク。君、名前は?」
男は人懐っこい笑みを浮かべて名乗った。ルカは口の中に入れたばかりのチョコケーキをモギュモギュ咀嚼しながら答える。お腹が空いていたのもあるが、普通に甘くて美味しい。
「……ルカです」
「ルカちゃんかあ!可愛い名前だね!」
ディルクと名乗った男は何故か嬉しげに微笑みながら、ルーペを取り出してじろじろとルカを観察し始めたので、ルカは困惑するしかない。何故この状況でそんなことが出来るのか理解に苦しむ。
「……おい。大事な人質だ。手出すなよ」
「分かってるって。でも、可愛いからつい見ちゃうんだよ。しかも手錠嵌められて、不安そうな目でこっちを見つめてくるんだぜ。こんなん興奮するに決まってんじゃん!」
「……お前ってほんと変態だな」
「いや~、褒めるなって」
「褒めてねえ」
ルカは目の前で繰り広げられている漫才みたいなやり取りを唖然と眺めていた。そして今聞き捨てならない台詞が聞こえたような気がする。
結局ルカの見張りとしてディルクだけが部屋に残ることになり、もう一人の男は溜め息を吐きながら部屋から出て行った。
「あのう、僕って『人質』なんですか?」
先ほどの発言が気になってルカがおずおずと尋ねると、ディルクは「うんうん」と笑顔で頷いた。
「そう、人質だよ。でもルカちゃんは傷付けないから安心してね。こんな可愛い子どもに手出して愛人にしちゃうとか、王子様も鬼畜な事するよな~。あ、まだケーキ食べる?」
「……いただきます」
ディルクの発言はツッコミどころが満載過ぎて、ルカは最早何をつっこむべきか分からず困惑しながらも頷いた。ルカは子どもではないし、愛人でもない。「はい、あーんして」と差し出されるケーキを口に入れながら思う。一体どういう状況なんだろうこれは……。
なお、ルカは「怪しい奴からお菓子を口にいれられても食うなよ」というご主人様からの忠告を、またもや完全に忘れていた。
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