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17 第一王子に約束させられる。*
「痛くない?大丈夫?」
至近距離で見つめながら、確認される。
「ん……はぁっ……」
僕は首を緩く横に振った。異物感はあるが痛くはない。
「少しずつ慣れていこうね」
王子は僕の首筋に口づけながら囁いた。そして、僕の中に埋め込んだ指を内壁を押し広げるように動かす。
これは先日の続きだと、やっと僕は気が付いた。この行為の最終目標はやっぱりアレだろうか。突っ込まれるのだろうか。
「うっ……ぅ……」
僕は恐怖に呻いた。涙が滲む。無理だ、あんなのが入るわけがない。裂けて死ぬ!絶対死ぬ!!
「大丈夫、今日は挿れないよ」
王子は僕の心の中を見透かしたように、優しく僕の髪を撫でた。
王子はエスパーか!?
「今日は……?」
僕は涙目のまま思わず呟いた。その言葉に王子は笑顔を深める。彼の笑顔に恐怖を感じて、僕は視線を逸らした。
そして、ふと王子に訊ねたかったことを思いだす。
「あっ……あのっ、殿下」
「何?」
僕は王子の腕の中でもぞもぞと身を捩って、彼の顔を覗き込み、勇気を出して口を開いた。
「……、アロイスのことなんですけど……」
「アロイス?」
「はい……。アロイスはどうして休学しているのか、ご存知ですか?」
僕が尋ねると王子は笑顔を消して無表情で僕をじっと見つめた。
「……気になるの?どうして?」
「えっ!?いえ、その……心配で」
王子の口調が冷たいものになって僕は焦った。何か変なことを言ってしまっただろうか。
王子は一瞬動きを止めると、僕の首に吸い付いた。以前アロイスから痕をつけられた場所だ。ちくりと痛みが走る。
「いっ…!」
「アロイスは、俺の大事なものに手を出そうとしたから、お仕置き中だよ」
「え……」
忌々しげに吐き捨てた王子の言葉に、僕は絶句して固まった。
「……カミルもちゃんと教育しないとね」
僕の中に埋め込まれた王子の指が浅い部分を擦りあげ、刺激に身体が跳ねてしまう。
「あ、いやっ……!」
僕は身体を仰け反らせて王子から離れようとした。しかし、王子は僕の腰を強く抱き寄せて離さなかった。
「逃げたらダメだよ。カミル、ほら口あけて」
口元に先程の甘味を無理矢理押し付けられ、反射的に指ごと口に含む。軽やかな食感が口の中に拡がり、噛まなくても溶けていく。優しい甘さが舌の上に広がった。そのせいで力が入らなくなる。
「舐めて」
「んっ……」
僕は必死に王子の指にしゃぶりつき、舐めまわした。甘い。もっと欲しくなる。身体が熱くなって思考が鈍くなる。
「可愛いね」
王子は微笑みながら、再び僕の後孔を指でかき回し始めた。
「あっ、んっ……」
僕は恥ずかしくて目を閉じた。
「カミル、よく聞いて。卒業まで俺以外とこういうことしたら、ダメだよ」
「……っ、?」
「お菓子を食べさせられるのも、俺以外の奴としないでね。気持ちいいことも、全部俺が教えてあげるから。誰かに触らせるのもダメだ」
王子は僕の中に入れた指をぐいっと動かした。
「ああっ……!」
前立腺を強く押され、僕は悲鳴を上げる。今まで異物感しかなかったのに、何故か指で刺激される度に、痺れるような快感が腰に広がっていき怖くなる。
「約束して」
王子はそう言って、僕の耳を甘噛みしてきた。その間も中を擦る指の動きは止まらない。
「返事は?」
耳元で甘く囁かれ、僕はもう何も考えられなくなった。ただひたすらに与えられる快感に身を委ねていた。
「はい……殿下……」
「良い子だね、愛してるよ」
王子は満足げに笑うと、僕の額に口づけを落とした。
結局、詳しいことは分からなかったが、アロイスは王子のせいで休学しているらしい。王子は怒っているようだが、アロイスはシャルロッテに何かしたのだろうか。
※※※
その後、王子はお茶の時間に僕を呼び出すと、僕にお菓子を食べさせながら、同時に身体を直接触ってくるようになった。
後ろも指を入れられて、解される。最近は三本までなら受け入れられるようになってきた。
最初は、異物感しかなく、繋がるなんて絶対に無理だと触られるたびに震えていたが、何度も慣らされて、少しずつ快楽を拾えるようになってきた。自分の身体の変化についていけない。
僕の身体は王子によって作りかえられていった。
王子は僕をどうするつもりなのだろう。何のために僕に性的な快楽を教え込むのだろう。
ストレスが溜まると言っていたので、その解消のために僕を使っているのだろうか。
触られるたびに、「好きだよ」「愛してるよ」と囁かれるが、それは僕に向けられたものなのか、それともアリシアへの言い訳の言葉なのか分からなかった。
口止めをされたので、僕は誰にも相談できなかった。
僕は忘れていた。
卒業後、アリシアが婚約破棄された場合、僕自身の未来がどうなる予定なのかを。
至近距離で見つめながら、確認される。
「ん……はぁっ……」
僕は首を緩く横に振った。異物感はあるが痛くはない。
「少しずつ慣れていこうね」
王子は僕の首筋に口づけながら囁いた。そして、僕の中に埋め込んだ指を内壁を押し広げるように動かす。
これは先日の続きだと、やっと僕は気が付いた。この行為の最終目標はやっぱりアレだろうか。突っ込まれるのだろうか。
「うっ……ぅ……」
僕は恐怖に呻いた。涙が滲む。無理だ、あんなのが入るわけがない。裂けて死ぬ!絶対死ぬ!!
「大丈夫、今日は挿れないよ」
王子は僕の心の中を見透かしたように、優しく僕の髪を撫でた。
王子はエスパーか!?
「今日は……?」
僕は涙目のまま思わず呟いた。その言葉に王子は笑顔を深める。彼の笑顔に恐怖を感じて、僕は視線を逸らした。
そして、ふと王子に訊ねたかったことを思いだす。
「あっ……あのっ、殿下」
「何?」
僕は王子の腕の中でもぞもぞと身を捩って、彼の顔を覗き込み、勇気を出して口を開いた。
「……、アロイスのことなんですけど……」
「アロイス?」
「はい……。アロイスはどうして休学しているのか、ご存知ですか?」
僕が尋ねると王子は笑顔を消して無表情で僕をじっと見つめた。
「……気になるの?どうして?」
「えっ!?いえ、その……心配で」
王子の口調が冷たいものになって僕は焦った。何か変なことを言ってしまっただろうか。
王子は一瞬動きを止めると、僕の首に吸い付いた。以前アロイスから痕をつけられた場所だ。ちくりと痛みが走る。
「いっ…!」
「アロイスは、俺の大事なものに手を出そうとしたから、お仕置き中だよ」
「え……」
忌々しげに吐き捨てた王子の言葉に、僕は絶句して固まった。
「……カミルもちゃんと教育しないとね」
僕の中に埋め込まれた王子の指が浅い部分を擦りあげ、刺激に身体が跳ねてしまう。
「あ、いやっ……!」
僕は身体を仰け反らせて王子から離れようとした。しかし、王子は僕の腰を強く抱き寄せて離さなかった。
「逃げたらダメだよ。カミル、ほら口あけて」
口元に先程の甘味を無理矢理押し付けられ、反射的に指ごと口に含む。軽やかな食感が口の中に拡がり、噛まなくても溶けていく。優しい甘さが舌の上に広がった。そのせいで力が入らなくなる。
「舐めて」
「んっ……」
僕は必死に王子の指にしゃぶりつき、舐めまわした。甘い。もっと欲しくなる。身体が熱くなって思考が鈍くなる。
「可愛いね」
王子は微笑みながら、再び僕の後孔を指でかき回し始めた。
「あっ、んっ……」
僕は恥ずかしくて目を閉じた。
「カミル、よく聞いて。卒業まで俺以外とこういうことしたら、ダメだよ」
「……っ、?」
「お菓子を食べさせられるのも、俺以外の奴としないでね。気持ちいいことも、全部俺が教えてあげるから。誰かに触らせるのもダメだ」
王子は僕の中に入れた指をぐいっと動かした。
「ああっ……!」
前立腺を強く押され、僕は悲鳴を上げる。今まで異物感しかなかったのに、何故か指で刺激される度に、痺れるような快感が腰に広がっていき怖くなる。
「約束して」
王子はそう言って、僕の耳を甘噛みしてきた。その間も中を擦る指の動きは止まらない。
「返事は?」
耳元で甘く囁かれ、僕はもう何も考えられなくなった。ただひたすらに与えられる快感に身を委ねていた。
「はい……殿下……」
「良い子だね、愛してるよ」
王子は満足げに笑うと、僕の額に口づけを落とした。
結局、詳しいことは分からなかったが、アロイスは王子のせいで休学しているらしい。王子は怒っているようだが、アロイスはシャルロッテに何かしたのだろうか。
※※※
その後、王子はお茶の時間に僕を呼び出すと、僕にお菓子を食べさせながら、同時に身体を直接触ってくるようになった。
後ろも指を入れられて、解される。最近は三本までなら受け入れられるようになってきた。
最初は、異物感しかなく、繋がるなんて絶対に無理だと触られるたびに震えていたが、何度も慣らされて、少しずつ快楽を拾えるようになってきた。自分の身体の変化についていけない。
僕の身体は王子によって作りかえられていった。
王子は僕をどうするつもりなのだろう。何のために僕に性的な快楽を教え込むのだろう。
ストレスが溜まると言っていたので、その解消のために僕を使っているのだろうか。
触られるたびに、「好きだよ」「愛してるよ」と囁かれるが、それは僕に向けられたものなのか、それともアリシアへの言い訳の言葉なのか分からなかった。
口止めをされたので、僕は誰にも相談できなかった。
僕は忘れていた。
卒業後、アリシアが婚約破棄された場合、僕自身の未来がどうなる予定なのかを。
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