男性アレルギー令嬢とオネエ皇太子の偽装結婚 ~なぜか溺愛されています~

富士とまと

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兵士の胸元

「あー、リリー様は本当にほめ上手すぎ。おばあ様は、年寄りだと思われたくないだけよ」
 くすくすとローレル様が笑った。おばあ様と仲良しなんだろう。
「ふふ、でも、ドレスの下のおしりのところにクッションは本当にいいアイデアね。学園も教室の椅子は全て木製だと聞いていますし。きっと長時間の授業でおしりが痛くなっていた人もいますわ」
「あら?学園は制服ですわよね?流石に制服のスカートの下にクッションは……」
「あっ!確かに!」
 二人で顔を合わせてくすくすと笑っていると、馬車の外が一層騒がしくなった。
「始まったようだわ」
 窓を覆っていたカーテンをあげ、外がよく見えるように開く。
 パレード用だろうか。華やかな装飾を付けられた馬にまたがった騎兵が、先頭を歩いている。
 戦争なんて初めてのことだから、出陣というのがどのような感じなのかは知らないので。読んだことのある本にも出陣式が行われた程度の記述しか無かった。
 彼ら装飾を付けた騎馬隊も出陣するのか、単に王都を出るまで先導しているだけなのかも分からない。
 飾り立てた馬に乗った兵たちの後に、シンプルな兵の制服に身を包んだ騎馬兵たちが続いている。
 鎧はまだ身につけてはいない。当たり前か。敵のいない王都から重たい鎧を身に着けていては、兵も馬も疲弊してしまう。
 荷物を乗せた馬車はすでに場外で待機して後で合流するのかもしれない。兵の数はおよそ1万だと言っていたし、いくら大通りとはいえ、1万もの兵が通るようには思えない。歩兵はすでに先に進んでいる可能性もある。
「まぁ!リリー様!あれはブーケ・ド・コサージュではありませんか!」
 ローレル様の興奮気味の声に、ハッと心臓が捕まれる。
 ブーケ・ド・コサージュ?
「胸元に、小さなブーケを飾っている兵がいますわ。好きな方にお揃いの花をあしらったブーケを贈った方がすでにいらっしゃるのね」
 ドクドクと激しく心臓が波打つ。
 ブーケ・ド・コサージュを胸に付けた兵って……まさか……。
 エミリオの顔がちらつく。
 ああ、やっぱりエミリオも出陣することになったの?
 胸が押しつぶされそうだ。みたくない。目をそらしたい。
 そう思ったけれど、私だけじゃない。家族や親しい人を戦地に送る人は、皆辛い思いをしている。目をそらしたいだろう。だけれど、笑顔で手を振って送り出しているのだろう。


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いつもご覧いただきありがとうございます。
ふえええー、どうにも、最近「やる気」が喪失中です。
「やる気」スイッチ、どこにあるんだろう……か、ご存知の方教えて~!

(´;ω;`)ウゥゥ

こうすると元気になるよとか、これが癒されるよとか、なんかこう、おすすめ方法あったら……
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