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へー、そうなんだ。
「ああ、なるほど。怪我で1年依頼を受けられなかった金級の者が再活動するのに、金級の力があるのかって話もあるか。下手すれば銀級の力も出せないかもしれないってことだな。それなのに強制依頼があれば確かに手に余る。だが、飛び級がないのはどうしてなんだ?試験の結果によっては」
「騎士が忠誠を誓うのは誰だ?国か?陛下か?兵は誰のために戦う?国か?家か?名誉か?」
突然のギルド長の質問にエディさんは首を傾げた。
騎士は主となる者へ忠誠を誓うのだけれど、王国騎士団なら陛下。国というより人かなぁ?
兵が戦う理由?兵だから?戦うのが仕事だよね。仕事だからというなら金のため?あれ?
「冒険者は、何のために戦うか知っているか?」
え?
私はずばり、金のため……いや、金のためじゃないな。息子の、ジャンのためだ。
だから、いくらお金がたくさんもらえるからと言って、危険を伴う依頼は受けるつもりはない。
死んだら元も子もないし、怪我をしたってジャンをびっくりさせちゃう。
ジャンがいなかったら、生活のため……ってことになってたかな?
いやまてよ。戦う以外の仕事も冒険者にはあるから、戦う理由か……。
何だろう。
「考えたこともなかったな……」
エディさんがうーんと首をひねる。
ギルド長が、すっと指を依頼書の貼ってあるボードに向けた。
「依頼者のために戦うんだ」
そうだったんだ!
「村に魔物が出て困っている、隣街へ行くのに護衛してもらいたい、依頼はいろいろだが共通してることが一つある」
「共通?魔物と戦うってことかな?でも、薬草採取や掃除の依頼は魔物は関係ないし……えーっと」
ギルド長が私の頭にポンっと手をのせてから、ぎりぎりと絞めた。
「いたたたたた」
「お前は、なんで知らないんだ。一体何年ギルドで仕事してる」
「まだ、2年になるかならないかですよ」
身体強化発動。ふぅ、これで痛くない。
「ギルド長なのに職員が何年働いてるかも把握してないんですか?」
にやっと笑っていい返してやる。
ギルド長がぎろりと私をにらむ。にらまれたって怖くないもんね。身体強化重ねがけ8重に死角はない。ふんふんふーん。
「まぁいい。シャリアお前も覚えておけ」
ギルド長がため息をついた。
「依頼者に共通しているのは、困っている、助けて欲しいということだ」
あ、確かにそうだ。
「ぶっちゃけな、冒険者じゃなくても、魔物を倒して魔石を持っていけば金になるだろ?」
「えーっと、確かに。でも冒険者以外からはギルドでは買い取りしていませんし、確か商会などでは買いたたかれるから、ギルドで売った方が得なんですよね?あと、依頼を受ければ依頼料が上乗せされて、だいたい同じ魔石を持ち込んでも半値くらいにしかならないって」
ギルド長が私を見てため息をついた。
なんで、こんどはちゃんと知ってるなって褒めるところ!
「お金のことだけは詳しいな」
いや、だって大事だよ!お金!
「冒険者という身分を持っていた方が得になる、だから冒険者になる。そして冒険者で居続けるためには、年に何度か依頼をこなさなければならない」
「なるほど。ギルドで買い取りをしてもらうためには冒険者の資格が必要で、資格を維持するためには依頼を受けなければならない。ランクを上げるためにも依頼を受けなければならない……この、半ば強制的に依頼を受けなければならないという仕組みは、困っている依頼者を助けるためということですか」
エディさんが納得したという顔をした。
「ああ、なるほど。怪我で1年依頼を受けられなかった金級の者が再活動するのに、金級の力があるのかって話もあるか。下手すれば銀級の力も出せないかもしれないってことだな。それなのに強制依頼があれば確かに手に余る。だが、飛び級がないのはどうしてなんだ?試験の結果によっては」
「騎士が忠誠を誓うのは誰だ?国か?陛下か?兵は誰のために戦う?国か?家か?名誉か?」
突然のギルド長の質問にエディさんは首を傾げた。
騎士は主となる者へ忠誠を誓うのだけれど、王国騎士団なら陛下。国というより人かなぁ?
兵が戦う理由?兵だから?戦うのが仕事だよね。仕事だからというなら金のため?あれ?
「冒険者は、何のために戦うか知っているか?」
え?
私はずばり、金のため……いや、金のためじゃないな。息子の、ジャンのためだ。
だから、いくらお金がたくさんもらえるからと言って、危険を伴う依頼は受けるつもりはない。
死んだら元も子もないし、怪我をしたってジャンをびっくりさせちゃう。
ジャンがいなかったら、生活のため……ってことになってたかな?
いやまてよ。戦う以外の仕事も冒険者にはあるから、戦う理由か……。
何だろう。
「考えたこともなかったな……」
エディさんがうーんと首をひねる。
ギルド長が、すっと指を依頼書の貼ってあるボードに向けた。
「依頼者のために戦うんだ」
そうだったんだ!
「村に魔物が出て困っている、隣街へ行くのに護衛してもらいたい、依頼はいろいろだが共通してることが一つある」
「共通?魔物と戦うってことかな?でも、薬草採取や掃除の依頼は魔物は関係ないし……えーっと」
ギルド長が私の頭にポンっと手をのせてから、ぎりぎりと絞めた。
「いたたたたた」
「お前は、なんで知らないんだ。一体何年ギルドで仕事してる」
「まだ、2年になるかならないかですよ」
身体強化発動。ふぅ、これで痛くない。
「ギルド長なのに職員が何年働いてるかも把握してないんですか?」
にやっと笑っていい返してやる。
ギルド長がぎろりと私をにらむ。にらまれたって怖くないもんね。身体強化重ねがけ8重に死角はない。ふんふんふーん。
「まぁいい。シャリアお前も覚えておけ」
ギルド長がため息をついた。
「依頼者に共通しているのは、困っている、助けて欲しいということだ」
あ、確かにそうだ。
「ぶっちゃけな、冒険者じゃなくても、魔物を倒して魔石を持っていけば金になるだろ?」
「えーっと、確かに。でも冒険者以外からはギルドでは買い取りしていませんし、確か商会などでは買いたたかれるから、ギルドで売った方が得なんですよね?あと、依頼を受ければ依頼料が上乗せされて、だいたい同じ魔石を持ち込んでも半値くらいにしかならないって」
ギルド長が私を見てため息をついた。
なんで、こんどはちゃんと知ってるなって褒めるところ!
「お金のことだけは詳しいな」
いや、だって大事だよ!お金!
「冒険者という身分を持っていた方が得になる、だから冒険者になる。そして冒険者で居続けるためには、年に何度か依頼をこなさなければならない」
「なるほど。ギルドで買い取りをしてもらうためには冒険者の資格が必要で、資格を維持するためには依頼を受けなければならない。ランクを上げるためにも依頼を受けなければならない……この、半ば強制的に依頼を受けなければならないという仕組みは、困っている依頼者を助けるためということですか」
エディさんが納得したという顔をした。
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