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第四話
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「はぁ?はぁ?はぁ?冗談じゃない!誰が、マリリーなんかと結婚するか!」
殿下が大声で叫んだところで、タイミング悪くマリリーが東屋に顔を出した。
「マリリーなんかと?はっ、私のほうこそ、ルイなんかと結婚したくないしっ!それに、お姉様とも結婚させたくないしっ!」
むっとした表情で殿下をにらみつけるマリリー。
うーん。二人は顔を合わせるたびに喧嘩になるのよね。
でも、喧嘩するほど仲がいいっていうし。
……もう少し成長して、異性だと意識するようになったら、二人は結ばれるんじゃないかしら?
もしそうなれば、昔はああだった二人がと、二人が結ばれるまでの幼き日々みたいなのを出版したいわ!もちろん、たくさん麗しい挿絵付でね!絵師よ!絵師を確保しなければ!二人の愛らしさを余すことなく描く実力の持ち主を!
「早くお姉様と婚約解消しなさいよっ!あんたね、立場が下の公爵家からは言い出せないって分かってるんでしょ?」
「絶対に、婚約解消なんてするわけないだろう!エマリーと結婚するんだから!」
喧々囂々と、いつものじゃれあいが始まる。
それを微笑ましく眺めているけれど。
本当に、婚約解消してくれないと、困るよねぇ。
だってさ、今ならまだ私も新しく婚約できると思うの。
殿下が幼いころに婚約した5歳年上の子供っていう立ち位置でしょ。
15歳に社交界デビューしちゃうと大人になっちゃうから、子供同士のなんたらで済まなくなってくるわけよ。
だから、14歳のあいだに婚約解消してほしい。
だって、考えてみてよ?この先、ルイ殿下が12,3歳に成長して、初恋とやらして、婚約解消されたら、私はそのとき17,8歳よ?そろそろ婚約者探すのが難しい年齢に差し掛かる。
もしくは、ルイ殿下が15歳で成人し学園に入学したのち運命の人に出会ったからと婚約解消されたら、20歳よ?
私、もう、後妻コースとかになっちゃうんじゃないかと思うの。いや、流石に公爵令嬢だし、もう少しはマシな結婚ができるかもしれなけれど……。
それからね、もし、もしもよ。
最近はやりの、学園卒業パーティーで婚約破棄を言い渡すっていうアレを、殿下がした場合……。
私は婚約解消ではなく、婚約破棄されたという汚点になる上に、殿下が18歳、私は、23歳になってるの!
23歳なんて完全な行き遅れ。年増。完全に後妻コース、もしくは一生独身修道院コースよ!
いやよ、それは流石に!
18歳になるまでには、婚約解消してほしい!
本当は、今年中にしてほしい!
なんて思っていたのに。
婚約したまま15歳。社交界デビューと相成りました。
ええ、今日ですね。今日ですよ。
=============
あきらめなされ……エマリーと、たぶんみんな思ってる
殿下が大声で叫んだところで、タイミング悪くマリリーが東屋に顔を出した。
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本当に、婚約解消してくれないと、困るよねぇ。
だってさ、今ならまだ私も新しく婚約できると思うの。
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15歳に社交界デビューしちゃうと大人になっちゃうから、子供同士のなんたらで済まなくなってくるわけよ。
だから、14歳のあいだに婚約解消してほしい。
だって、考えてみてよ?この先、ルイ殿下が12,3歳に成長して、初恋とやらして、婚約解消されたら、私はそのとき17,8歳よ?そろそろ婚約者探すのが難しい年齢に差し掛かる。
もしくは、ルイ殿下が15歳で成人し学園に入学したのち運命の人に出会ったからと婚約解消されたら、20歳よ?
私、もう、後妻コースとかになっちゃうんじゃないかと思うの。いや、流石に公爵令嬢だし、もう少しはマシな結婚ができるかもしれなけれど……。
それからね、もし、もしもよ。
最近はやりの、学園卒業パーティーで婚約破棄を言い渡すっていうアレを、殿下がした場合……。
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本当は、今年中にしてほしい!
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