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第十二話 瑠璃とアンチ(?)の子供①
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「ふはははは!!やはり人間如きでは我に敵わないのだ!!素晴らしき叡智と力を持つ、この魔獣たる我にはな!!」
瑠璃の目の前で、魔物は高笑いしてそう叫んだ。
今、瑠璃はスーパーの中にいる。そして、言葉を喋るイノシシのような魔物と対峙していた。スーパーは魔物のせいでけっこう被害を受けてしまっていて、商品棚が倒れたり、商品が踏み荒らされたりしている。瑠璃は2本のペットボトルを持ち、その中の水を氷の剣にして戦っている。
突然にスーパーを襲撃したこのしゃべるイノシシの討伐のために、瑠璃は緊急招集されたのである。一番近くにいてすぐに動ける者が瑠璃しかいなかったため、現在瑠璃1人でこの討伐の任務を行なっていたのである。
幸いにも被害者は出ず、もうすでに客も店員も全員避難したため、店内はもぬけの殻となっていた。
瑠璃はこのイノシシの鼻にバツ印に2本の傷を負わせたが、瑠璃もイノシシの突進を受けけっこうなダメージを負ってしまい、さらに壁際に追い詰められて、窮地に陥っていた。
イノシシは高笑いして言う。
「力はもとより、知恵すら我には到底勝てぬ。やはりこの世界を統べるにふさわしいのは我しかおらぬのだ!!お前の氷と水の魔法も、所詮は我ら魔物の真似事に過ぎぬしな。我らの魔法には遠く及ばぬものでしかなかったぞ。残念だったな!!ふはははははは!!」
だが、高笑いするイノシシに向かって瑠璃はニヤリと笑うとこう言った。
「おい、イノシシ野郎。お前、まだ自分が『追い詰めた側』だと思ってるのか?」
「なんだと?」
「俺は戦いながらお前を誘導していたんだよ。そう、スプリンクラーの下へなあ!」
瑠璃はここに来て2本のペットボトル剣を捨て、魔法少女ステッキに武器を切り替えながらそう叫んだ。
「スプリンクラー・・・・・・だと?それは一体なんだ?」
「そうだなあ、お前にもわかりやすくいえば・・・・・・自由に雨を降らすことの出来る機械、といった感じだな」
「な!?」
イノシシ野郎は慌てて天井を見た。
(くっ、雨を自由に降らす機械だと!?それはマズい!いくらあいつの魔法が稚拙だからとはいえ、油断したところに直撃を喰らえばひとたまりもないぞ!?)
イノシシは少し焦りつつも、同時に侮りを抱いていた。
(・・・・・・だが、やはり所詮は愚かな人間よ。それをわざわざ我に話し、不意打ちの機会を自ら手放すとは!所詮我が叡智には敵うべくもないか─────)
イノシシは鼻の先に魔力を収縮させていく。魔力弾を撃つことで、瑠璃が使ってくるであろう雨を利用した魔法攻撃を吹き飛ばそうとしたのだ。
「残念だったな人間よ!!お前は我に迎え撃つ隙を与えてしまったのだ!この我には人間如きの弄する策など─────」
魔力弾を撃つ準備はもうすでに完了していた。イノシシは瑠璃に向かって叫び、上を向きながら瑠璃の攻撃を吹き飛ばす気満々でいた─────。
そのイノシシの首を、グサリと。
下から伸びてきた氷の牙が刺し貫いた。
「グアッ・・・・・・!?」
その氷の牙はイノシシの首、喉笛の辺りを完全に刺し貫いた。イノシシは白目を剥き絶命する。
瑠璃は、その倒れ伏し血の池を作るイノシシに向かって淡々と言った。
「・・・・・・嘘だよ」
イノシシが見上げていた天井、そこには元からスプリンクラーなどなかった。
「漫画とかラノベじゃねえんだ。戦いながら狙った位置に誘導、なんて器用なこと出来るわけねえだろ。このスーパに来たのは初めてで、スプリンクラーの配置なんて頭に入ってるわけねえんだしさ。・・・・・・俺はただ、お前に上を向かせたかっただけだ。上を向かせることで、その首元を晒させたかっただけなのさ。突き刺しやすいようにな」
瑠璃は倒れたイノシシに近寄り、確かに死んでいることを確認してから、こう呟いた。
「なまじ知恵をつけたのが敗因だったな。こっちの言ってることがわからなきゃ、この作戦は使えなかったわけだし」
瑠璃はイノシシの死体から離れ、壁にもたれかかって座り込むと、スマホを取り出して退治完了の電話をかけるのだった。
◇
瑠璃はセカンドの担当職員たちが来て、スーパーの壊れた棚や壁などを補修したり、ダメになった商品を補填したりするのを眺めていた。
「それでは、私はここで失礼します。あとのことはよろしくお願いします」
瑠璃は頭を下げ、担当職員のリーダーへ言う。リーダーは帽子を取り、少し慌てたように答えた。
「こ、これはご丁寧にどうも・・・・・・頭を上げてください」
リーダーは内心で、まだ小さいのに出来た子だな・・・・・・しかし、小学生くらいの女の子にこんなふうに深々と頭を下げられるとなんか罪悪感が湧くぞ・・・・・・と思っていた。
「あとのことは私たちにお任せください。私たちがちゃんと元に戻しておきますので」
「ありがとうございます。すいません、ここまで荒らしてしまって・・・・・・」
「いえいえ、これでも綺麗な方ですよ。他の上級セカンドの方たちであれば、スーパーごとなくなっててもおかしくありませんから・・・・・・」
「そ、そうですか・・・・・・」
瑠璃はちょっと引いた。
とりあえず、瑠璃はその場を担当職員たちに任せて、スーパーを後にすることにした。
・・・・・・・
「怪我も大丈夫そうだし、今日はこのままこの辺りを見回っておこうかな」
イノシシ野郎の突進で受けた怪我の応急処置はもう済んでいた。魔法少女である瑠璃は体内に魔力を循環させることで回復力を強化する基本技能があるので、あの魔物の突進で受けた損傷、ダメージもかなり回復しつつあった。
と、いうことで瑠璃はここら辺りを見回っておくことにした。まだ多少ダメージは残っているので、そこまで激しい動きとかは出来ないかもしれないが、見回りぐらいなら出来るだろうと思ったのである。一度魔物が出たからといってこのあとはもう出てこないとは限らない。むしろ、このあと、魔物を倒せて危機は去ったと思っている油断した状態の時が危なかったりするのだ。だから、一流のセカンドは魔物を倒せた後も、こうして居残って見回りをしたりするのである。
だから、瑠璃も回復ついでにこうして見回りをしていた。
瑠璃はもう魔法少女の基本技能である超速着替えによる着替えを済ませていて、女児っぽい服装になっている。今日の格好はノースリーブのトップスにスカートという服装だった。
瑠璃としては、魔法少女の服装ではないので、ちゃんと周囲に溶け込めていると思っていたのだが、天使のように可愛い女の子が保護者も連れずに1人で歩いているのはなかなかに目立つ光景であった。
周囲の人が、声をかけようか、どうしようかと迷っているとはつゆ知らず、来たことのない街を物珍しげに見回しながら歩いていると、不意に後ろから声をかけられた。
「そこのあなた!ちょっと待ちなさい!」
瑠璃が振り返ると、そこには今の瑠璃と同じぐらいの背丈の、女の子が立っていた。
瑠璃に向かっておもちゃの剣を向けながら。
「・・・・・・なんだあ?」
瑠璃の目の前で、魔物は高笑いしてそう叫んだ。
今、瑠璃はスーパーの中にいる。そして、言葉を喋るイノシシのような魔物と対峙していた。スーパーは魔物のせいでけっこう被害を受けてしまっていて、商品棚が倒れたり、商品が踏み荒らされたりしている。瑠璃は2本のペットボトルを持ち、その中の水を氷の剣にして戦っている。
突然にスーパーを襲撃したこのしゃべるイノシシの討伐のために、瑠璃は緊急招集されたのである。一番近くにいてすぐに動ける者が瑠璃しかいなかったため、現在瑠璃1人でこの討伐の任務を行なっていたのである。
幸いにも被害者は出ず、もうすでに客も店員も全員避難したため、店内はもぬけの殻となっていた。
瑠璃はこのイノシシの鼻にバツ印に2本の傷を負わせたが、瑠璃もイノシシの突進を受けけっこうなダメージを負ってしまい、さらに壁際に追い詰められて、窮地に陥っていた。
イノシシは高笑いして言う。
「力はもとより、知恵すら我には到底勝てぬ。やはりこの世界を統べるにふさわしいのは我しかおらぬのだ!!お前の氷と水の魔法も、所詮は我ら魔物の真似事に過ぎぬしな。我らの魔法には遠く及ばぬものでしかなかったぞ。残念だったな!!ふはははははは!!」
だが、高笑いするイノシシに向かって瑠璃はニヤリと笑うとこう言った。
「おい、イノシシ野郎。お前、まだ自分が『追い詰めた側』だと思ってるのか?」
「なんだと?」
「俺は戦いながらお前を誘導していたんだよ。そう、スプリンクラーの下へなあ!」
瑠璃はここに来て2本のペットボトル剣を捨て、魔法少女ステッキに武器を切り替えながらそう叫んだ。
「スプリンクラー・・・・・・だと?それは一体なんだ?」
「そうだなあ、お前にもわかりやすくいえば・・・・・・自由に雨を降らすことの出来る機械、といった感じだな」
「な!?」
イノシシ野郎は慌てて天井を見た。
(くっ、雨を自由に降らす機械だと!?それはマズい!いくらあいつの魔法が稚拙だからとはいえ、油断したところに直撃を喰らえばひとたまりもないぞ!?)
イノシシは少し焦りつつも、同時に侮りを抱いていた。
(・・・・・・だが、やはり所詮は愚かな人間よ。それをわざわざ我に話し、不意打ちの機会を自ら手放すとは!所詮我が叡智には敵うべくもないか─────)
イノシシは鼻の先に魔力を収縮させていく。魔力弾を撃つことで、瑠璃が使ってくるであろう雨を利用した魔法攻撃を吹き飛ばそうとしたのだ。
「残念だったな人間よ!!お前は我に迎え撃つ隙を与えてしまったのだ!この我には人間如きの弄する策など─────」
魔力弾を撃つ準備はもうすでに完了していた。イノシシは瑠璃に向かって叫び、上を向きながら瑠璃の攻撃を吹き飛ばす気満々でいた─────。
そのイノシシの首を、グサリと。
下から伸びてきた氷の牙が刺し貫いた。
「グアッ・・・・・・!?」
その氷の牙はイノシシの首、喉笛の辺りを完全に刺し貫いた。イノシシは白目を剥き絶命する。
瑠璃は、その倒れ伏し血の池を作るイノシシに向かって淡々と言った。
「・・・・・・嘘だよ」
イノシシが見上げていた天井、そこには元からスプリンクラーなどなかった。
「漫画とかラノベじゃねえんだ。戦いながら狙った位置に誘導、なんて器用なこと出来るわけねえだろ。このスーパに来たのは初めてで、スプリンクラーの配置なんて頭に入ってるわけねえんだしさ。・・・・・・俺はただ、お前に上を向かせたかっただけだ。上を向かせることで、その首元を晒させたかっただけなのさ。突き刺しやすいようにな」
瑠璃は倒れたイノシシに近寄り、確かに死んでいることを確認してから、こう呟いた。
「なまじ知恵をつけたのが敗因だったな。こっちの言ってることがわからなきゃ、この作戦は使えなかったわけだし」
瑠璃はイノシシの死体から離れ、壁にもたれかかって座り込むと、スマホを取り出して退治完了の電話をかけるのだった。
◇
瑠璃はセカンドの担当職員たちが来て、スーパーの壊れた棚や壁などを補修したり、ダメになった商品を補填したりするのを眺めていた。
「それでは、私はここで失礼します。あとのことはよろしくお願いします」
瑠璃は頭を下げ、担当職員のリーダーへ言う。リーダーは帽子を取り、少し慌てたように答えた。
「こ、これはご丁寧にどうも・・・・・・頭を上げてください」
リーダーは内心で、まだ小さいのに出来た子だな・・・・・・しかし、小学生くらいの女の子にこんなふうに深々と頭を下げられるとなんか罪悪感が湧くぞ・・・・・・と思っていた。
「あとのことは私たちにお任せください。私たちがちゃんと元に戻しておきますので」
「ありがとうございます。すいません、ここまで荒らしてしまって・・・・・・」
「いえいえ、これでも綺麗な方ですよ。他の上級セカンドの方たちであれば、スーパーごとなくなっててもおかしくありませんから・・・・・・」
「そ、そうですか・・・・・・」
瑠璃はちょっと引いた。
とりあえず、瑠璃はその場を担当職員たちに任せて、スーパーを後にすることにした。
・・・・・・・
「怪我も大丈夫そうだし、今日はこのままこの辺りを見回っておこうかな」
イノシシ野郎の突進で受けた怪我の応急処置はもう済んでいた。魔法少女である瑠璃は体内に魔力を循環させることで回復力を強化する基本技能があるので、あの魔物の突進で受けた損傷、ダメージもかなり回復しつつあった。
と、いうことで瑠璃はここら辺りを見回っておくことにした。まだ多少ダメージは残っているので、そこまで激しい動きとかは出来ないかもしれないが、見回りぐらいなら出来るだろうと思ったのである。一度魔物が出たからといってこのあとはもう出てこないとは限らない。むしろ、このあと、魔物を倒せて危機は去ったと思っている油断した状態の時が危なかったりするのだ。だから、一流のセカンドは魔物を倒せた後も、こうして居残って見回りをしたりするのである。
だから、瑠璃も回復ついでにこうして見回りをしていた。
瑠璃はもう魔法少女の基本技能である超速着替えによる着替えを済ませていて、女児っぽい服装になっている。今日の格好はノースリーブのトップスにスカートという服装だった。
瑠璃としては、魔法少女の服装ではないので、ちゃんと周囲に溶け込めていると思っていたのだが、天使のように可愛い女の子が保護者も連れずに1人で歩いているのはなかなかに目立つ光景であった。
周囲の人が、声をかけようか、どうしようかと迷っているとはつゆ知らず、来たことのない街を物珍しげに見回しながら歩いていると、不意に後ろから声をかけられた。
「そこのあなた!ちょっと待ちなさい!」
瑠璃が振り返ると、そこには今の瑠璃と同じぐらいの背丈の、女の子が立っていた。
瑠璃に向かっておもちゃの剣を向けながら。
「・・・・・・なんだあ?」
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