【完結】異世界行ったら龍認定されました

北川晶

文字の大きさ
62 / 159

48 俺というものがありながらっ

     ◆俺というものがありながらっ

 瀬間が部屋を出て行ったのと入れ替わりに、幸直が部屋に入ってきた。
 明るい薄茶色の髪に、少し垂れ目な印象の柔らかい美形。
 キラキラしくて人懐こいとあれば、誰もが彼を好きになるだろう。

 キラキラしい人たちが周りにいっぱいいるから、自分はそれほど心惹かれないけれど。

「おい、紫輝。誰と結婚したんだよぉ? 俺というものがありながらっ」
 今まで瀬間が座っていた場所に、幸直が座り。いきなり噛みついてくる。
 なんだよ、もう。

「誤解を生むようなことを言うな。つか、いつそんな話になったんだ? 意味不明」
 ツンとそっぽを向くと、幸直が苦笑してつれないなぁとつぶやいた。
 紫輝は、わかっているのだ。
 彼が自分に執着するのは、紫輝が幸直のことを好きにならないからだと。

 名家のお坊ちゃんでルックスもいい幸直は、好意ばかり受け続け、食傷気味。
 そこへ幸直になびかない紫輝が現れたから、珍しくて仕方がないのだろう。
 リア充、滅べ。

「つか、幸直の本命は俺じゃないだろ?」
 指摘すると、幸直はきょとんとした顔をして。小さく息を吐く。

「なんで、そう思う?」
「だって、幸直は俺と話すときチャラいじゃん。そしてソツがない。でもそういう人に限って、本命の前では馬鹿みたいなことしちゃうものさ」

 ムムゥと、幸直の下唇が突き出る。
 美形はどんな顔をしても美しいが。ほだされないぞ。

「本命っていうか、好きなのかどうか、自分でわからないんだけど。なんだか目が離せなくて、危なっかしくて。彼は剣の腕前もあるし、側近ほどではないが頭も冴えている。でも、心がもろくてな」

 思い当たる人物がいる、というのが。もう本命ってことなのに。
 幸直は気づいていないようだと、紫輝は思う。

「比喩だけど。彼がうずくまっていたら、手を貸したくなるんだ。でも、余計なことするなって怒られる。どうしたらいいと思う?」
 幸直の質問に、紫輝はうーん、と。頭を巡らせる。
「比喩だけど。ライラはよく、俺のことをウザいと言う。でもそう言いながら、俺に構われるのは好きなんだ。でも調子に乗って構い倒すと本噛みするから、気をつけて。マジ、ウザいと言われたら、少し離れるのが良いだろう」

「猫の話じゃないんだが。つか、ライラさんに本噛みされて生きていられるのか?」
「大きくなってからは、そこまでやってない。でも猫の相手は、命を懸けてするものだ」
 拳を握り、紫輝は言い切る。
 持論である。良い子は真似してはいけない。

「まぁ、参考に、なったようなならないような」
 項垂れて、しばらくしてから顔をあげた幸直は。目をキリリとさせた、別人顔になっていた。

「門番が。紫輝がここに来たのは金蓮様が承知している、などと言っていたのだが。本当か? 紫輝は今回のことをどれだけ知っているんだ?」
 なるほど、本題に入ったから幸直の表情が引き締まったのだな。と紫輝は胸のうちでうなずく。
「…赤穂が亡くなり、月光さんは金蓮様に命じられて亡骸を人知れず葬った。金蓮様は青桐様を、赤穂の身代わりにしろと堺に命じ。今、青桐様が赤穂に成り代わるべく、ここで教育を受けている…ってところだ」
「ちっ、ほぼ全部だな。なんで、紫輝はそれを?」
「俺も赤穂を看取ったからだよ。冬期休暇で河口湖の屋敷にいた」

 初対面の瀬間には丁寧に説明したが、幸直には要所だけを言う。
 それでも通じた。
 幸直は、月光と紫輝が仲良くしていたのを河口湖の屋敷で見ていたし、紫輝は赤穂のお気に入りだと脳みそに刻め、なんて。月光に怒られたこともあったから。
 その場面、状況を、すぐにも納得できたようだ。

「じゃあ、赤穂様は、本当に…」

 唇を噛んで悲しみに暮れる幸直を見ると、胸が痛む。
 ごめん。
 でも、名家の者はおそらく金蓮の味方になる。
 一族を後ろに背負っているのだ、彼だけがこちらにつきたいと思っても、家の総意で覆されることもある。
 計画を崩される危険は犯せない、と月光が言っていた。

 堺も名家だが、お家断絶が決まっているうえに、身内がいない。
 ある意味、身軽。
 堺の意志がしっかりしていれば、大丈夫なのだ。

 ま、紫輝が堺にバラしちゃったときは、あまり深く考えていなかったけれど。
 龍鬼を早めに味方につけておきたかったと、きっと潜在意識で思っていたに違いない。
 たぶん。おそらく。

「俺は今回の一件を知る者として、協力者になることになった。金蓮様が幹部入りさせるなどと言っていたが、どうなるのかはわからない。とりあえず…ひと晩泊めてくれる?」
 屋敷の主人である幸直に聞くと、彼は悲しみに濡れた目で、紫輝にうなずいてくれた。
 彼は素直でチャラいけど、情に厚い。
 だから赤穂の死を、本当に悲しんでいるんだなとわかる。

「で、誰と結婚したんだよぉ?」
 鼻をぐすぐすさせながら、幸直が聞いてくる。それ、今聞く?

「え? なんで今? 悲しみに沈んでいる最中なら、そこに集中しなよ。つか、龍鬼と結婚する奇特な人の身を守るために、ノーコメント…発言は控えさせていただきます」
「もう、赤穂様の凶事からの失恋とか、俺の心はボロボロだよぉ。龍鬼だから結婚できないって言ってたから、俺がしてあげようと思っていたのにぃ」
「はい、上からぁ。してあげようっていう心根が、もう駄目です」

 ペソォと机に身を預けて落ち込む幸直を、紫輝は苦笑して見やる。
 彼は、自分で茶々を入れつつ、気持ちを立て直そうとしているのだろう。
 紫輝は本当のことを言って、彼を慰めることはできないから。
 幸直の茶番に、せめて付き合ってやろうと思った。

     ★★★★★

 幸直が少し落ち着いたところで、堺に話があるんだけど、と紫輝は切り出した。
「あぁ、今はどこにいるかな? 堺は青桐様に付きっきりなんだ。ま、屋敷の敷地内のどこかには、絶対にいるけどね。屋敷はしっかり塀で囲われてるから、逃げられないよ」
 最後の『逃げられないよ』だけ、こっそり囁いた。
 怖い。
 記憶を奪っただけでは、安心できないようだ。

「幸直は、青桐様の脱走を恐れているのか?」
「金蓮様が、すごい剣幕だったんだ。記憶を奪って赤穂様に仕立て上げろ。ってさ。計画が失敗したら、俺らの首が飛ぶ」
 両の人差し指で、両の目尻を引き上げ、幸直は目を吊り上げて怒る金蓮の真似をする。
 笑っちゃいけないんだろうけど、ウケる。

 ま、それはともかく。
 幸直によると、青桐の教育は、剣の指導や、兵法の教育、それ以外は堺に一任されている状態らしい。
 それは青桐自身が望んだことで。
 おなじ事柄について、大勢の人に違う見解を言われると混乱するから、という理由みたい。

「そっか。じゃ、散歩がてら堺を探してみるよ」
 紫輝は部屋を出て、幸直と別れると。軍靴を履いて庭に出てみた。
 堺を探すついでに、月光から教えてもらった屋敷の配置が正しいか確認する。

 屋敷は広く、庭がいっぱいあるのだ。
 一番に目を引くのは、門を入ってすぐの場所にある大きな庭。
 来客などが、目にするところだから、綺麗に手入れされている。
 さらに奥に入っていくと、各々の部屋から見ることができる小さな庭。
 それこそ部屋の数ほどあるのだ。
 植木の剪定とか庭の維持が大変そう。

 そして裏の方には、剣の訓練ができそうな広いスペースがあり。その一角、大きな椿の木の前に立つ、堺の後ろ姿をみつけた。

 薄青の軍服を身につけた堺と、もうひとり、紺色の着物を着る男性だ。
 白髪の堺が、赤い椿の花を愛でている姿は。ポスターにでもなりそうな、美しい情景だ。
 そして寄り添うふたりは、なにやら親密に見える…。

「…堺、大丈夫だったか?」
 紫輝が声をかけると、堺は驚きに目を見開いた。
 すごく表情が柔らかくなったように見える。

「来てくれたのですね? 紫輝」
 笑顔で駆け寄ってくる堺に、紫輝は思いっきり抱きついた。
 堺は紫輝よりも頭ひとつ分大きいから、腕にすっぽりだ。
 ま、いつもの挨拶だけど。
 そばにいた男は、その場面を見て、ムッと口を引き結んだ。

 おやおや? もしかしてこれは…恋バナ第二弾?

「良かった。元気そう。いろいろあったみたいで心配だったんだけど…」
「堺、そいつは誰だ?」
 とうとう、その男は不機嫌そうに口を出した。
 肩にかかるくらいの、真っ黒な髪。白いワンポイントのある大きな翼。
 赤穂にそっくりな、目力の強いその男が。

「青桐様、お客様に対してそのような物言いはいけません」
 堺に怒られ、歯を軋らせる青桐。
 紫輝はその様子を見て、目をキラキラさせた。

「うん。いいね!」

 紫輝は堺に向かって、親指を立てた。
「…なにが?」
 堺は紫輝が、なにをいいねと言ったのかわからず、首を傾げる。
 よくわかっていない顔つき。でも、いいの、いいの。

 堺のことを守ってくれそうな王子様の出現に、紫輝は大興奮だった。
 まだ、彼に託せるかはわからないけれど。
 なかなかの有望株がいきなり現れて、超御機嫌。テンション爆上げ。

 反比例して、目の前の青桐はテンション爆下がりだが。
「赤穂、久しぶり。あっ、青桐に名前変えたんだって? 馬から落ちて頭打つなんて、ドジだなぁ」
「…ドジ」
 ものすっごく不本意そうな顔をしている。なるほど。

「記憶喪失になったんだって、金蓮様から聞いたよ。まさか親友の俺の顔も忘れるとはね。まぁ、いい。また友達になろうぜ、青桐。俺は間宮紫輝。右第五大隊副長だ」
 記章を見せて、にっかり笑うと。
 青桐は『親友…』とつぶやいた。

「それとも、龍鬼の俺と友達は嫌か?」
「龍鬼とか、関係ない。ただ、おまえのことは知らないから…」
 即座に関係ないと答えたことに、紫輝は好感を持つ。
 ま、自分のことは気に入らないようだな、と察するが。

 それは、今は。別にいい。

 ともかく紫輝は、少ないやり取りの中で、的確に布石を打っていった。
「堺、詳しいことを話したいんだけど。先に、青桐と話がしたいんだ。席を外してもらってもいい?」
 明るい笑顔で、紫輝にそんなふうに言われて。堺は衝撃を受けた。

 いつでも、自分のことを紫輝は優先してくれた。
 なのに、自分より先に青桐と話したいなんて。
 胸にもやもやが湧き起った。
 恋人ではないのだから、そんな資格はないのだが。
 友達にだって。親しい友達を取られたら、もやもやするのだ。そうだ。それだ。と、堺は己の気持ちを分析した。

 それに青桐は、まだ不安定だ。記憶を奪われて間もなく、堺がそばを離れることを嫌がる。
 だから彼らをふたりきりにするのに、堺はためらいを感じた。

「はは、そんな顔しないで、堺。俺はいつでも堺の味方だよ。知ってるだろ?」
 そう。だからこそ、紫輝の言葉に動揺してしまったのだ。

「紫輝。彼は…青桐様は。記憶喪失になられて不安定で。だから…」
「わかっている。悪いようにはしないよ。約束する」
 その紫輝の顔を見て。堺はハッとした。

 普段は快活で、とにかく明るくて可愛らしい印象の紫輝だが。
 目の前の彼は、澄んだ瞳をキリリと光らせている。
 強く、正しく、美しい、凛とした気概を感じた。膝を折って、ひれ伏したくなるような高潔さ。
 そんなこと、紫輝は望まないだろうけれど。
 とにかく堺は本能的に、紫輝に従う気になったのだ。

「わかりました、紫輝。部屋でお待ちしています」
 一礼して、堺はその場を去っていった。

 さて、という気持ちで、紫輝は青桐と対峙する。
 村を出る前、作戦会議中の雑談で赤穂が言っていたのだ。

「俺の弟だぞ。黙って傀儡かいらいになるとは思えねぇ。会ったことはねぇけど?」
 そうだな、赤穂。
 確かに、一筋縄ではいかない男のようだ。

 紫輝は青桐を目の前にして、そう思うのだった。

感想 70

あなたにおすすめの小説

繋ぎの婚約を契約通り解消しようとしたら、王宮に溺愛軟禁されました

こたま
BL
エレンは子爵家のオメガ令息として産まれた。年上のアルファの王子殿下と年齢が釣り合うオメガ令息が少なく、他国との縁組も纏まらないため家格は低いが繋ぎとして一応婚約をしている。王子のことは兄のように慕っており、初恋の人ではあるけれど、契約終了時期か王子に想い人が現れた時には解消されるものと考えていた。ところが婚約解消時期の直前に王子宮に軟禁された。結婚を承諾するまでここから出さないと王子から溢れるほどの愛を与えられる。ハッピーエンドオメガバースBLです。

やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。

毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。 そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。 彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。 「これでやっと安心して退場できる」 これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。 目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。 「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」 その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。 「あなた……Ωになっていますよ」 「へ?」 そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て―― オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。

【完結】逃げた弟のかわりに溺愛アルファに差し出されました。抱かれたら身代わりがばれてしまうので初夜は断固拒否します!

雪代鞠絵/15分で萌えるBL小説
BL
隣国の国王キリアン(アルファ)に嫁がされたオメガの王子リュカ。 しかし実は、結婚から逃げ出した双子の弟セラの身代わりなのです… 本当の花嫁じゃないとばれたら大変! だから何としても初夜は回避しなければと思うのですが、 だんだんキリアンに惹かれてしまい、苦しくなる…という お話です。よろしくお願いします<(_ _)>

【完結】転移先で日本語を読めるというだけで最強の男に囚われました

桜あずみ
恋愛
異世界に転移して二年。 言葉も話せなかったこの国で、必死に努力して、やっとこの世界に馴染んできた。 しかし、ただ一つ、抜けなかった癖がある。 ──ふとした瞬間に、日本語でメモを取ってしまうこと。 その一行が、彼の目に留まった。 「この文字を書いたのは、あなたですか?」 美しく、完璧で、どこか現実離れした男。 日本語という未知の文字に強い関心を示した彼は、やがて、少しずつ距離を詰めてくる。 最初はただの好奇心だと思っていた。 けれど、気づけば私は彼の手の中にいた。 彼の正体も、本当の目的も知らないまま。すべてを知ったときには、もう逃げられなかった。

人族は一人で生きられないらしい――獣人公爵に拾われ、溺愛されて家族になりました

よっちゃん
BL
人族がほとんど存在しない世界に、 前世の記憶を持ったまま転生した少年・レオン。 獣人が支配する貴族社会。 魔力こそが価値とされ、 「弱い人族」は守られるべき存在として扱われる世界で、 レオンは常識の違いに戸惑いながらも必死に生きようとする。 そんな彼を拾ったのは、 辺境を治める獣人公爵アルト。 寡黙で冷静、しかし一度守ると決めたものは決して手放さない男だった。 溺愛され、守られ、育てられる日々。 だが、レオンはただ守られるだけの存在で終わることを選ばない。 学院での出会い。 貴族社会に潜む差別と陰謀。 そして「番」という、深く重い絆。 レオンは学び、考え、 自分にしかできない魔法理論を武器に、 少しずつ“並び立つ覚悟”を身につけていく。 獣人と人族。 価値観も、立場も、すべてが違う二人が、 それでも選び合い、家族になるまでの物語。 溺愛×成長×異世界BL。 読後に残るのは、 「ここに居場所があっていい」と思える、あたたかな幸福。

捨てられた生贄オメガ、魔王城で極上の『巣作り』始めます!~不眠症の魔王様、私のクッションで爆睡して溺愛モードに突入~

水凪しおん
BL
「役立たずのオメガ」として冷遇され、血も涙もない魔王への生贄として捨てられたリノ。 死を覚悟して連れてこられた魔王城は、寒くて硬くて、居住性最悪のブラック環境だった!? 「こんなところで寝られるか!」 極限状態で発動したオメガ特有の『巣作り本能』と、神業レベルの裁縫スキルが火を噴く! ゴミ同然の布切れをフカフカのクッションに、冷たい石床を極上のラグマットにリフォーム。 すると、不眠症で常にイライラしていた魔王ザルドリスが、リノの作った「巣」のあまりの快適さに陥落してしまい……? 「……貴様、私を堕落させる気か」 (※いいえ、ただ快適に寝たいだけです) 殺されるどころか、魔王様に気に入られ、気付けば城中がリノの虜に。 捨てられた生贄オメガが、裁縫一つで魔王城を「世界一のマイホーム」に変える、ほのぼの逆転溺愛ファンタジー!

友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。

石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。 だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった 何故なら、彼は『転生者』だから… 今度は違う切り口からのアプローチ。 追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。 こうご期待。

殿下に婚約終了と言われたので城を出ようとしたら、何かおかしいんですが!?

krm
BL
「俺達の婚約は今日で終わりにする」 突然の婚約終了宣言。心がぐしゃぐしゃになった僕は、荷物を抱えて城を出る決意をした。 なのに、何故か殿下が追いかけてきて――いやいやいや、どういうこと!? 全力すれ違いラブコメファンタジーBL! 支部の企画投稿用に書いたショートショートです。前後編二話完結です。