【完結】異世界行ったら龍認定されました

北川晶

文字の大きさ
110 / 159

番外 右次将軍、美濃幸直 1

     ◆番外 右次将軍、美濃幸直

 マジ泣きした顔を、誰にも見られないうちに、堺の屋敷を出て。指令本部に着くまで、馬で遠回りしつつ、気持ちを立て直した幸直は。巴よりも先に執務室に入って、書類仕事を始めていた。
 一日休んだから、雨のあの日より、書類の束が二倍に増えている。
 でも、今日はなにも考えたくないから。仕事に集中できて、いいと思い。
 束をひっくり返して、古い案件から片付けていく。
 たんたんと。

 間もなく、巴が執務室に入ってきて。なにも言わずに、書類の束をひと掴み持って、彼の机に座った。
「体、大丈夫か?」
「あぁ。問題ない」

 いつものように、巴は無駄口を叩かず、事実を述べる。
 そうは言っても、乱暴に抱いてしまって、黒い羽が寝台に散っていた。
 自分でやったこととはいえ、可哀想で。
 昨夜のことを思い浮かべると、目頭が熱くなる。

 どこで、間違ってしまったのだろうか。幸直は手を止めることなく。記憶の中をさ迷った。

     ★★★★★

 幸直の初恋は、堺である。
 というか、白髪のおかっぱで、清楚で、可愛らしくはにかんで笑う、五歳の頃の堺である。

 当時四歳の幸直と、同じくらいの身長だったが。幸直は堺のことを、女の子より小さくて、華奢で、美人で、可愛いと思い。
 父親に、堺と結婚すると宣言したら。頭にげんこつをもらった。
 なんでだっ!

 そのときは、わからなかったが。
 あとで、龍鬼とか、性別とか、美濃家のこととか、いろいろ知って、驚愕した。

 龍鬼や性別は、四歳の脳みそでは理解できないものだった。
 一緒に遊んで、楽しくて、美人なら、最高。結婚して、となるから。

 しかし、すでにクマタカ血脈の婚約者がいると、父に言われたときは。
 脳天に、雷が落ちたような衝撃だった。
 美濃家の男子は、クマタカの女と結婚すると決まっているなんて。聞いてないよぉ。

 だが、初っ端がそれだったものだから。幸直には同性だからどう、龍鬼だからどう、という禁忌の意識は生まれなかった。
 その後、木から落ちた幸直を、堺が龍鬼の力で助けてくれたこともあり。
 むしろ、龍鬼ってすごくね? という尊敬の念が生まれたほどだったのだ。

 でも。そのことで、堺は、堺の父親から厳しく叱責され。幸直の目の前で、土下座をさせられて謝っていた。

 自分の好きな子が、自分を助けたのに、怒られている。
 幸直は、堺をかばいたかったけれど。堺の父親が、ものすごい剣幕だったものだから。足がすくんで、ただただ泣くしかなかった。
 父親に言って、やめさせたかったが。
 時雨家には時雨家の流儀があるから、なんて言われ。
 結局、幸直は、堺を助けることはできなかったのである。

 この出来事は、幸直の心に、長い年月、深い傷となって残った。

 幸直は、あの父から堺を守ってあげたかった。
 今度こそ、泣いたりせずに。毅然と堺の前に立つのだ。
 でも、その一件があってから、父親は、堺の家に遊びに連れて行ってくれなくなり。
 そのうち、疎遠になり。
 堺は七歳で初陣を迎えたと聞いた。

 幸直は、あのおかっぱの可愛い子を守れなかったのだ。

 せめて、准将である父親に。
 あんな優しい子が七歳で初陣だなんて、死んでしまう。どうか、目をかけてくださいっ。と涙ながらにお願いするしかなかった。

 あの子は、とても優しい子。
 植物が大好きで、庭に咲いている花を、うっとりみつめる。
 薄青の瞳で、幸直に綺麗だね? と問いかける、その笑顔がたまらなく可愛かった。

 幸直は、活発な子だったから、庭で駆け回ったり、それこそ木に登ったりもしたのだが。
 堺も男の子だったから、幸直について回って。いっぱい笑って、楽しく遊んだ。

 その思い出が、理想の恋人像。というのが。幸直の悲劇であったのかもしれない。

 守ってあげたくなるような、いじらしくて可愛らしい子を、幸直は恋人にしたいと思ったのだ。
 けれど、堺(五歳)のような、健気で美人で笑顔が可愛い、己と一緒になって遊んでくれるような女の子など、いないのである。

 十を過ぎれば、性の兆しも見え始め、閨の教育などもされる。
 特に、美濃家のクマタカ血脈は、一族をあげて、血族を残すことを使命としており。幸直も、その必要性をこんこんと教え込まれた。
 血脈を絶やすことなく、強いクマタカ遺伝子を残すことが、美濃家後継者の義務なのだと。

 その話を聞いたとき、幸直は、堺とは結婚できないのだと知った。
 男性だからでも、龍鬼だからでもない。
 幸直は、クマタカ血脈の者と結婚することが、生まれたときから決まっていたのだから。
 いくら幸直が堺を好きでも。あの子を守りたいと思っても。
 もう婚約者がいるのだ。許されない恋だった。

 ここで幸直は、堺に完全に失恋した。
 ふられた、のではないから、納得しにくかったのかもしれない。
 こちらが勝手に恋をして、こちらの勝手で失恋したのだから。
 幸直の胸には、ずっともやもやしたものが残ったままだった。

 それでも、婚約者として名があがっている従兄弟の女性は、顔も見たことがないが、お姫様のように大事に大事に育てられてきたと聞いていたので。
 堺のような、清楚で可愛らしく、花を見て微笑むような子なのだろうと。期待を膨らませてしまう。
 いつかその子と、恋をする。そんな夢を見た。

 二二九四年。
 十五になる年、幸直は初陣した。
 名家の子息は、幹部から始めることが多いが。その当時、幹部の椅子は埋まっていて。幸直は、第八大隊長に任じられた。
 幸直の父親は、そのとき准将の位にいて。息子を補佐として、そばに置くこともできたのだが。

 美濃家は血の気の多い家系で。

「この程度の試練を越えられずに、美濃の男と言えるかっ」
 というような、苛烈な父親だったため。甘えた人事は許されなかった。

 いや、幸直的には、叩き上げでも、全然、良かった。
 堺も、一兵士から始めたと聞いている。
 つか、美濃のコネとかいらねぇし。と思うほどには。幸直も血の気の多い、美濃の男なのだった。

 第八大隊長になった幸直は、一番に、堺に会いに行った。
 堺は、その前の年に、両親を殺され。兄も失踪して。時雨家の当主になっている。
 あの父が、もう堺を叱らないと思うと、良かったと感じるが。
 堺にとっては家族なので。亡くなったというのは、なんとなく複雑な気持ち。
 そんな思いを抱えつつ、幸直は堺と対面したのだ。

「堺、久しぶりだな。俺のこと覚えているか?」
 気さくに声をかけるが、幸直は、すっごく驚いていた。
 目の前の堺は、己より、頭半分身長が高く。戦場で鍛えられたのか、大ぶりの剣を持ち。己よりも、しっかりとした体つきをしていた。
 白い髪は、腰の下まで伸び。くっきりした目の形はそのままながら。薄青の瞳は、なにも映していないかのように、表情がなかった。

「お久しぶりです、美濃幸直さま」
 覚えてはいるようだが、なんとなく突き放されたような感じがした。
 そういうの、わかる。
 幸直は、感情の機微に敏感で、嫌がっているとか媚びているとか蔑んでいるとか。そういう負の感情は、特に、よく感じてしまう性質だった。

 今の堺は、壁があるというか。拒絶、だ。

「様なんて、つけるなよ。俺の方が地位は下だし。前みたいに、幸直って呼んでくれ?」
 大隊長になったばかりで、やることもまだ多く。今回は挨拶だけで、すぐに分かれてしまったが。
 時雨家の事件は。とても大きなものだったから。
 きっと堺は、まだ気落ちしているのだろうと。そのときは思ったのだ。

 しかし軍に入って、しばらくすると。堺が『血塗られた白き魔物』だなどと呼ばれているのを聞いてしまい。耳を疑った。
 あの、動植物を愛した、可憐な子が。
 入軍して、心を閉ざしてしまったのだと思った。
 ただ、目の前のものを斬るだけの魔物に、作り替えられてしまった。

 だからって、堺を嫌いになったり幻滅したりしたわけじゃない。
 むしろ、悲しかった。

 だけど、堺は。いつまでも、俺の初恋の人だよ。
 家の都合で、結婚などはできないけれど。今度は本当の友達になりたい。
 また、あのときのような笑顔を、堺に戻してやりたい。
 そんなふうに、幸直は思ったのだが。

 龍鬼の傷は、幸直には…癒すことはできなかった。

     ★★★★★

 第八大隊長になった幸直であるが、戦場のいろはを知らないので。
 将堂家次男である赤穂は、幸直に先生をつけた。
 第五大隊長である、高槻廣伊だ。

 龍鬼である廣伊を、指南役としてつけたのは。いずれ幹部入りして、赤穂の部下となる幸直に、戦術の指南や部下の采配など、基本を教えるためだ。
 さらに。廣伊を用いた一番理由は、効果的な龍鬼の使い方を教えるためだった。
 将堂軍には、堺と廣伊という、ふたりの龍鬼がいて。強力な力を持つ彼らを、どのように使うかで、戦況を有利にすることができる。

「先生、俺は先生を、効果的使うとか、できないんだけど」
 幸直は、強い者が好きだ。
 赤穂は年下であるが、剣術はけた違いに強く。すでに、将堂の飢えた狼などと言われ、敵兵に恐れられているほどで、一目置いているし。
 廣伊は、剣の手合わせで勝てたことはないので、尊敬の対象だ。
 さらに、戦術論も見事。
 若さで先走り、自分が戦場に出て戦うのが早い、などと思っている幸直をいさめ。人を使って勝つ術を教えてくれる。
 廣伊は、冷静に大局を見極めることのできる、優れた戦術家であった。

 だから、その廣伊を戦場で戦わせることに躊躇ためらいがあるし。初恋の相手である堺はもちろん、単純に戦場に出したくない。

「一応、指導者なので、敬語を使え」
 真顔のまま、ビシッと、すねに足蹴りが飛んでくる。
 いってぇなっ。

「…できないんですけど」
「できない、ではなく。しなければならない」
 廣伊は言葉少なく、ただ言い切る。
 そして、こういう状況になったら、どこへ龍鬼を配置するのか。その戦術指導を、延々とやらされた。
 それも、きついが。なんといっても、廣伊の礼儀作法の躾が、一番きつかった。

 つか、納得できません。

      ★★★★★

 時雨家の事件に続き、瀬来家の謀反という大事が起きた。
 時雨も瀬来も、現当主(堺と月光)に落ち度はないものの、以後は廃嫡はいちゃくという重い処分が下された。
 事実上、お家取り潰しということだ。

 名家の不祥事に伴い、残る、美濃家と麟義家の動向に注目が集まっていた。
 将堂軍は、すでに金蓮が率いていて、旧体制から新体制へ、という機運が高まっていたのだ。

 麟義はいち早く、家督を息子の瀬間に譲り、将軍職を返上した。
 幸直の父は、准将であるが。まだ三十代半ばと若く。引退するには惜しい逸材だった。
 しかし、すぐ下に、将堂家次男の赤穂がいる。
 右軍の総指揮を、赤穂に譲るのが相応しいという、周囲の空気感に、美濃は折れ。
 十六歳の幸直に家督を譲り、軍の引退を決めた。

 家督を継承するにあたり、幸直は結婚することになった。
 あの、いまだ顔を合わせていない、従兄弟の姫様だ。

 彼女が家に入るというとき、幸直は庭に出て、綺麗に咲いていたアヤメを自ら切り取り、花束を作った。
 側仕えをいっぱい引き連れて、玄関に現れた彼女に、アヤメを差し出すと。
 彼女は受け取らず。それを側仕えに持たせた。

「花なんて、手が汚れるわ」
 ふわりとした薄茶の髪に、切れ長の瞳。美人ではあるが。贈り物をする幸直に、にこりともしないで、花束も受け取らない、その態度に。

 幸直はがっかりしたのだ。

「お嬢様はお疲れですので。部屋に案内してください」
 側仕えの言葉に、美濃家の使用人が応じ。彼女たちは屋敷の中へ入っていった。

 幸直は、それはそれは夢を見ていたのだ。

 差し出した花束を見て、笑ってくれたら。庭を案内してやろう。
 美濃家の庭は、季節によって咲く花が違うんだよ? 花の盛りは過ぎてしまったが、見事な藤棚ふじだながある。秋には金木犀きんもくせいが香り、紅葉もみじも色づく。
 手をつないで、庭を歩いて。彼女と少しずつ距離を縮めていくのだ…なんて。

 そんな期待は、ガラガラと音をたてて崩れた。

 守りたくなるような、可愛い女の子と恋をする。その夢も。彼女と結婚することになり、泡のように消えた。
 恋も愛も、人一倍夢見てきたからこそ。
 恋も愛もないと知り。
 幸直は、人一倍絶望したのだった。

 紫輝に『恋や愛なんて、おとぎ話だろ。紫輝はそんなの信じちゃってんのか?』と言った幸直は。
 本当は誰よりも、恋愛に憧れを持っていた男だったのだ。

感想 70

あなたにおすすめの小説

繋ぎの婚約を契約通り解消しようとしたら、王宮に溺愛軟禁されました

こたま
BL
エレンは子爵家のオメガ令息として産まれた。年上のアルファの王子殿下と年齢が釣り合うオメガ令息が少なく、他国との縁組も纏まらないため家格は低いが繋ぎとして一応婚約をしている。王子のことは兄のように慕っており、初恋の人ではあるけれど、契約終了時期か王子に想い人が現れた時には解消されるものと考えていた。ところが婚約解消時期の直前に王子宮に軟禁された。結婚を承諾するまでここから出さないと王子から溢れるほどの愛を与えられる。ハッピーエンドオメガバースBLです。

やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。

毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。 そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。 彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。 「これでやっと安心して退場できる」 これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。 目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。 「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」 その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。 「あなた……Ωになっていますよ」 「へ?」 そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て―― オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。

【完結】逃げた弟のかわりに溺愛アルファに差し出されました。抱かれたら身代わりがばれてしまうので初夜は断固拒否します!

雪代鞠絵/15分で萌えるBL小説
BL
隣国の国王キリアン(アルファ)に嫁がされたオメガの王子リュカ。 しかし実は、結婚から逃げ出した双子の弟セラの身代わりなのです… 本当の花嫁じゃないとばれたら大変! だから何としても初夜は回避しなければと思うのですが、 だんだんキリアンに惹かれてしまい、苦しくなる…という お話です。よろしくお願いします<(_ _)>

【完結】転移先で日本語を読めるというだけで最強の男に囚われました

桜あずみ
恋愛
異世界に転移して二年。 言葉も話せなかったこの国で、必死に努力して、やっとこの世界に馴染んできた。 しかし、ただ一つ、抜けなかった癖がある。 ──ふとした瞬間に、日本語でメモを取ってしまうこと。 その一行が、彼の目に留まった。 「この文字を書いたのは、あなたですか?」 美しく、完璧で、どこか現実離れした男。 日本語という未知の文字に強い関心を示した彼は、やがて、少しずつ距離を詰めてくる。 最初はただの好奇心だと思っていた。 けれど、気づけば私は彼の手の中にいた。 彼の正体も、本当の目的も知らないまま。すべてを知ったときには、もう逃げられなかった。

人族は一人で生きられないらしい――獣人公爵に拾われ、溺愛されて家族になりました

よっちゃん
BL
人族がほとんど存在しない世界に、 前世の記憶を持ったまま転生した少年・レオン。 獣人が支配する貴族社会。 魔力こそが価値とされ、 「弱い人族」は守られるべき存在として扱われる世界で、 レオンは常識の違いに戸惑いながらも必死に生きようとする。 そんな彼を拾ったのは、 辺境を治める獣人公爵アルト。 寡黙で冷静、しかし一度守ると決めたものは決して手放さない男だった。 溺愛され、守られ、育てられる日々。 だが、レオンはただ守られるだけの存在で終わることを選ばない。 学院での出会い。 貴族社会に潜む差別と陰謀。 そして「番」という、深く重い絆。 レオンは学び、考え、 自分にしかできない魔法理論を武器に、 少しずつ“並び立つ覚悟”を身につけていく。 獣人と人族。 価値観も、立場も、すべてが違う二人が、 それでも選び合い、家族になるまでの物語。 溺愛×成長×異世界BL。 読後に残るのは、 「ここに居場所があっていい」と思える、あたたかな幸福。

捨てられた生贄オメガ、魔王城で極上の『巣作り』始めます!~不眠症の魔王様、私のクッションで爆睡して溺愛モードに突入~

水凪しおん
BL
「役立たずのオメガ」として冷遇され、血も涙もない魔王への生贄として捨てられたリノ。 死を覚悟して連れてこられた魔王城は、寒くて硬くて、居住性最悪のブラック環境だった!? 「こんなところで寝られるか!」 極限状態で発動したオメガ特有の『巣作り本能』と、神業レベルの裁縫スキルが火を噴く! ゴミ同然の布切れをフカフカのクッションに、冷たい石床を極上のラグマットにリフォーム。 すると、不眠症で常にイライラしていた魔王ザルドリスが、リノの作った「巣」のあまりの快適さに陥落してしまい……? 「……貴様、私を堕落させる気か」 (※いいえ、ただ快適に寝たいだけです) 殺されるどころか、魔王様に気に入られ、気付けば城中がリノの虜に。 捨てられた生贄オメガが、裁縫一つで魔王城を「世界一のマイホーム」に変える、ほのぼの逆転溺愛ファンタジー!

友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。

石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。 だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった 何故なら、彼は『転生者』だから… 今度は違う切り口からのアプローチ。 追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。 こうご期待。

殿下に婚約終了と言われたので城を出ようとしたら、何かおかしいんですが!?

krm
BL
「俺達の婚約は今日で終わりにする」 突然の婚約終了宣言。心がぐしゃぐしゃになった僕は、荷物を抱えて城を出る決意をした。 なのに、何故か殿下が追いかけてきて――いやいやいや、どういうこと!? 全力すれ違いラブコメファンタジーBL! 支部の企画投稿用に書いたショートショートです。前後編二話完結です。