5 / 28
インタビュー・ウィズ・キラー
しおりを挟む
協会からの依頼で、愛坂狂次は、インタビューに答えることになった。
——愛坂さんは、ベテランの殺し屋ですよね。殺し屋になって何年ですか?
「14年になります」
——ということは、13歳からですね。殺し屋を志した理由は?
「人を殺すのが得意だからです」
——なるほど。どんなところで人殺しを得意だと思いますか?
「そうですね。いつも冷静でいられますし、殺すことに躊躇もなく、罪悪感を抱くこともないところでしょうか」
——素晴らしい適性ですね。やっぱり、努力されましたか?
「努力というより、天賦の才です。努力するとしたら、殺しの技術の方ですね」
——そうでしたか。確か、愛坂さんは、射撃・近接戦ともに得意だとか。それは、努力で?
「はい。まず、ナイフで人を仕止める術を学びました。人体の急所を頭に叩き込むのです。それから、素手での格闘。次に、拳銃・狙撃銃での射撃訓練。あとは、閃光弾や毒ガスなどの取り扱いを教わりました」
——どれも成績優秀だったと伺ってます。初めての人殺しは、どのようなものでしたか?
「初めて殺したのは、実の父です。典型的な虐待親だったので、寝ている時に包丁で喉を刺しました」
——自衛のために殺したんですね。その後、協会にスカウトされたんですよね?
「はい。私には弟がいますから、ふたりで生きていくためには、金が必要でした。だから、渡りに船でしたね」
——弟さんは、愛坂さんの仕事について何か言ってますか?
「私に向いた素晴らしい仕事だと言っています」
——理解のある弟さんですね。兄弟仲はいいんですか?
「ええ。双子だからですかね。お互いを特別だと思っています」
——いい話です。愛坂さんは、協会でも上位の殺し屋ですが、給料はどのくらいですか?
「あまり金に執着しないので、覚えていないのですが、貯金は何千万かあります。一度の殺しで、百万から五百万円はいただいています」
——流石、トップクラスの殺し屋ですね。見たところ、愛坂さんは、イギリスの高級ブランドを好んでいるようですが、何か理由はありますか?
「世界史を学べば分かることですが、イギリスは悪いことばかりしているのが目立つ国です。私のような職業の者にはぴったりだと思いました」
——面白い考えですね。では、最後に養成所の生徒にコメントをください。
「殺し屋は、ハイリスク・ハイリターンな仕事です。命懸けで、命を奪う仕事です。皆さんも、しっかり適性を身に付けてください。以上です」
——ありがとうございます。協会で活躍している現役の殺し屋の愛坂狂次さんでした。
——愛坂さんは、ベテランの殺し屋ですよね。殺し屋になって何年ですか?
「14年になります」
——ということは、13歳からですね。殺し屋を志した理由は?
「人を殺すのが得意だからです」
——なるほど。どんなところで人殺しを得意だと思いますか?
「そうですね。いつも冷静でいられますし、殺すことに躊躇もなく、罪悪感を抱くこともないところでしょうか」
——素晴らしい適性ですね。やっぱり、努力されましたか?
「努力というより、天賦の才です。努力するとしたら、殺しの技術の方ですね」
——そうでしたか。確か、愛坂さんは、射撃・近接戦ともに得意だとか。それは、努力で?
「はい。まず、ナイフで人を仕止める術を学びました。人体の急所を頭に叩き込むのです。それから、素手での格闘。次に、拳銃・狙撃銃での射撃訓練。あとは、閃光弾や毒ガスなどの取り扱いを教わりました」
——どれも成績優秀だったと伺ってます。初めての人殺しは、どのようなものでしたか?
「初めて殺したのは、実の父です。典型的な虐待親だったので、寝ている時に包丁で喉を刺しました」
——自衛のために殺したんですね。その後、協会にスカウトされたんですよね?
「はい。私には弟がいますから、ふたりで生きていくためには、金が必要でした。だから、渡りに船でしたね」
——弟さんは、愛坂さんの仕事について何か言ってますか?
「私に向いた素晴らしい仕事だと言っています」
——理解のある弟さんですね。兄弟仲はいいんですか?
「ええ。双子だからですかね。お互いを特別だと思っています」
——いい話です。愛坂さんは、協会でも上位の殺し屋ですが、給料はどのくらいですか?
「あまり金に執着しないので、覚えていないのですが、貯金は何千万かあります。一度の殺しで、百万から五百万円はいただいています」
——流石、トップクラスの殺し屋ですね。見たところ、愛坂さんは、イギリスの高級ブランドを好んでいるようですが、何か理由はありますか?
「世界史を学べば分かることですが、イギリスは悪いことばかりしているのが目立つ国です。私のような職業の者にはぴったりだと思いました」
——面白い考えですね。では、最後に養成所の生徒にコメントをください。
「殺し屋は、ハイリスク・ハイリターンな仕事です。命懸けで、命を奪う仕事です。皆さんも、しっかり適性を身に付けてください。以上です」
——ありがとうございます。協会で活躍している現役の殺し屋の愛坂狂次さんでした。
2
あなたにおすすめの小説
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
春に狂(くる)う
転生新語
恋愛
先輩と後輩、というだけの関係。後輩の少女の体を、私はホテルで時間を掛けて味わう。
小説家になろう、カクヨムに投稿しています。
小説家になろう→https://ncode.syosetu.com/n5251id/
カクヨム→https://kakuyomu.jp/works/16817330654752443761
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
還暦の性 若い彼との恋愛模様
MisakiNonagase
恋愛
還暦を迎えた和子。保持する資格の更新講習で二十代後半の青年、健太に出会った。何気なくてLINE交換してメッセージをやりとりするうちに、胸が高鳴りはじめ、長年忘れていた恋心に花が咲く。
そんな還暦女性と二十代の青年の恋模様。
その後、結婚、そして永遠の別れまでを描いたストーリーです。
全7話
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる