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「ま、まぁ、これでわかったろ?ここは異世界だって」
もろに光球を直視してしまった玖韻の目が回復するのを待つ間お説教していた俺だが、自分が頼んだ手前あまり強く言うこともできず、このスミスの言を以って説教を終えた。
「うん。手品って感じでもなかったし、それは信じるしかないみたい」
玖韻は「まあ、そもそもスミスが嘘吐くとは思ってなかったんだけど」と小声で言いながらスミスに向かって頷く。
目に焼き付きが起こるほどの明かりを前準備なく用意することは不可能だということよりも、結局スミスを信じた結果というのが俺の親らしいと思う。
「ってことはレィヴァンさんが話せるのも魔法のお陰なんだ。いいなぁ、その魔法があれば英語の課題とか楽勝だったじゃん」
玖韻はそう言いながらしゃがんでいる自分の膝に肘をついて空を見るが、彼女は一つ勘違いをしている。
あの世界に『万能言語』があればそもそも英語の勉強も必要ない、ということではなく。
「あー、こいつのは多分違うぞ。だろ?」
「うん」
俺が日本語を話せているのは魔法のお陰じゃないということだ。
「え?じゃあなんで?」
不思議そうな顔でこちらを向いた玖韻は、当然その質問をする。
魔法でもないのに、何故異世界の人間が日本語を話せるのかと。
……とうとう答えなければならない時が来た。
俺はぎゅっと服の胸元を握りしめて彼女を見る。
「俺が日本語を話せる理由は」
「理由は?」
「……貴女の息子の零万。それが俺の前世だからです」
「そっか。あの子、17歳で死んじゃうのか」
早いねー、というのが俺の話を聞いた玖韻の反応だった。
「それだけかよ」
あまりにも淡々とした反応と言葉に、スミスは俺を気遣うようにちらちらとこちらを見ながら彼女にツッコむ。
玖韻の反応は、まるで零万が大切ではないと表しているようで、確かに先ほどから俺は少し心が痛い。
彼女が向こうに戻らなかったのも、俺が大切ではなかったからかと。
「だって今聞いたでしょ?あの子はこれからうちの親戚を転々として、最後には事故に遭う。それはもう変えられないし、変えられないからこそ貴方も私も助かったのよ」
玖韻はそう言うと立ち上がる。
「だから私から言えるのは、レィヴァンさんには感謝で、零万には謝罪、かな」
ふわりと吹いた風が彼女のスカートに僅かにくっついていた枯れ草を乗せて遠くへ飛ばしていった。
「助けてくれてありがとう。育ててあげられなくてごめんなさい」
その光景を視界の端で捉えながら、俺は目の前で微笑みながら泣く前世の母親から目を離すことができなかった。
一切記憶にはないが、その顔は確かに俺の母親なのだと思えて。
「それでね、相談、お願い、えっと、なんだろ、とりあえず希望、要望かな?があるんだけど」
玖韻は今度は照れくさそうにしながら俺を見ると、
「少しの間でいい。私と…親子として一緒に暮らしてくれないかな?」
という、そんな細やかな願いを酷く言い辛そうに口にした。
この後、俺の今世の両親にも全てを話をした。
俺には別の世界で零万という名前で十七年生きていた前世の記憶があり、その名前を付けたのがこちらの世界からやってきた父親であったこと、その後死んだ時に閻魔大王という神様に自分の名前の意味を知りたいと言ったらこちらに転生させられたこと、だから俺の名前が信託として下ったこと、それを思い出したのが五歳の洗礼の時だったこと、その後ドライガが転移魔法を発動させた時にスミスが巻き込まれて俺がいた世界に飛ばされたこと、そこで玖韻に出会い、彼女の子供のために結婚したこと、その子供に俺から取って零万という名前を付けたこと、そして、それが俺の前世であったこと。
くるりと一周して戻るような俺の話に両親は頷きながらもよくわからないという顔をして、それでも父は「わかった。お前は俺達夫婦とスミス君クインさん夫婦の息子でもあるんだな!」と納得してくれた。
母も「まあ家族が増えて悪いことはないさね。スミス君もクインさんもあたしたちのことを本当の家族だと思ってくれていいからね」と言って受け入れてくれた。
玖韻も「ありがとうございます!これからお世話になります」と二人の間に入り、親同士というよりはむしろ娘のような自然体で、あっという間にその中に溶け込んでしまった。
その中でスミスだけが「あの、俺と零万は血が繋がってませんからね?それにこっちに家族いますからね?」と言っていたが、誰もその話を聞いてはいなかった。
俺?聞こえてたけど無視したよ。
別に親友でも家族でも、スミスが大切なことに変わりはないから。
「ズミズ~!!」
「い、生ぎでだー!!」
「よがっだでずぅ」
翌日、俺とスミスはスミスの帰還報告のために王都のギルドに向かった。
すると入り口を潜ってすぐにケニス達銀級トリオに出会い、彼らはすぐに泣き崩れた。
すでに名を馳せていた彼らのそんな姿に、多くの冒険者は向かい側の俺のせいだと思い込んで「神級の勇者が銀級の剣士達のパーティを泣かせた」という、どちらにとっても不名誉な話としてギルド内を一気に駆け巡った。
「レィヴァン、お前何やって、って、おまっ、スミスか!?」
「なんだって!?スミス君!!?」
「スミスくーん!!」
「ぎゃー!!出たー!!」
その話を聞いた先生(あの一件以来キアラと共にギルド長補佐となったため教師自体は辞めているが、俺にとってはいつまでも先生だ)とギルド長、そしてキアラが俺を止めるために現れ、そこにあったスミスの姿にすぐさま事の真相を理解してスミスに駆け寄る。
「無事でよかった」「帰って来れたんだな」とギルド長と先生が安堵する横で、キアラだけは「ああん、大きくなっちゃってるぅ~」とスミスの成長を嘆いていた。
ぎゅうぎゅうと抱きしめながら「せっかく抱き心地がよかったのにぃ」とぼやいていたが、彼がスミスに抱いている感情の種類がいまだによくわからない。
なので彼のことは放っておいて、俺達はギルド長室に移動してお茶を飲みながらスミスが帰ってきた時の状況を話した。
また、キアラに話した後に皆にも話したスミス父親説が不完全だったことも話し、彼とは血の繋がりがなかったことも伝えた。
「よかったな」「助かったな」「おめでとう」とスミスに失礼な言葉もちらほらあったが、概ね俺の心境を慮っての言葉だったので、俺は素直に「ありがとう」と返して笑った。
「それにしても、その閻魔大王?という神様も紛らわしい言い方をするね」
一頻り笑った後、ふとギルド長がそんなことを言った。
それは俺も思ったが、よくよく考えてこう結論を出していた。
「多分『名前の意味を教えてくれ』って言ったから、『名前を付けた父親』って意味でスミスの名前を出したんだと思います。あの時『本当の父親はお前の存在すら知らずに死んでいるから、名前を付けたのは戸籍上の父親だ』って言われても『なんでそれ今言った?』ってなってたと思いますし」
あの時しか会ったことはないから確かなことは言えないが、閻魔大王が敢えて言わなかった理由はそれだと思う。
ただでさえ神様の手違いがわかった後だったし、これ以上俺の精神的負担を増やしたくなかったんだろうって。
それに今はこうしてわかっているのだから、もうそれでいい。
俺が晴れやかな気持ちでいると、「レィヴァンお前、覚えとけよ…!!」という怨嗟の声が入り口から聞こえてきて、振り向いたらボロボロの姿になったスミスが立っていた。
だから俺は「お、二度目の生還おめでとう」と笑って、そのことはすぐに忘れてやった。
もろに光球を直視してしまった玖韻の目が回復するのを待つ間お説教していた俺だが、自分が頼んだ手前あまり強く言うこともできず、このスミスの言を以って説教を終えた。
「うん。手品って感じでもなかったし、それは信じるしかないみたい」
玖韻は「まあ、そもそもスミスが嘘吐くとは思ってなかったんだけど」と小声で言いながらスミスに向かって頷く。
目に焼き付きが起こるほどの明かりを前準備なく用意することは不可能だということよりも、結局スミスを信じた結果というのが俺の親らしいと思う。
「ってことはレィヴァンさんが話せるのも魔法のお陰なんだ。いいなぁ、その魔法があれば英語の課題とか楽勝だったじゃん」
玖韻はそう言いながらしゃがんでいる自分の膝に肘をついて空を見るが、彼女は一つ勘違いをしている。
あの世界に『万能言語』があればそもそも英語の勉強も必要ない、ということではなく。
「あー、こいつのは多分違うぞ。だろ?」
「うん」
俺が日本語を話せているのは魔法のお陰じゃないということだ。
「え?じゃあなんで?」
不思議そうな顔でこちらを向いた玖韻は、当然その質問をする。
魔法でもないのに、何故異世界の人間が日本語を話せるのかと。
……とうとう答えなければならない時が来た。
俺はぎゅっと服の胸元を握りしめて彼女を見る。
「俺が日本語を話せる理由は」
「理由は?」
「……貴女の息子の零万。それが俺の前世だからです」
「そっか。あの子、17歳で死んじゃうのか」
早いねー、というのが俺の話を聞いた玖韻の反応だった。
「それだけかよ」
あまりにも淡々とした反応と言葉に、スミスは俺を気遣うようにちらちらとこちらを見ながら彼女にツッコむ。
玖韻の反応は、まるで零万が大切ではないと表しているようで、確かに先ほどから俺は少し心が痛い。
彼女が向こうに戻らなかったのも、俺が大切ではなかったからかと。
「だって今聞いたでしょ?あの子はこれからうちの親戚を転々として、最後には事故に遭う。それはもう変えられないし、変えられないからこそ貴方も私も助かったのよ」
玖韻はそう言うと立ち上がる。
「だから私から言えるのは、レィヴァンさんには感謝で、零万には謝罪、かな」
ふわりと吹いた風が彼女のスカートに僅かにくっついていた枯れ草を乗せて遠くへ飛ばしていった。
「助けてくれてありがとう。育ててあげられなくてごめんなさい」
その光景を視界の端で捉えながら、俺は目の前で微笑みながら泣く前世の母親から目を離すことができなかった。
一切記憶にはないが、その顔は確かに俺の母親なのだと思えて。
「それでね、相談、お願い、えっと、なんだろ、とりあえず希望、要望かな?があるんだけど」
玖韻は今度は照れくさそうにしながら俺を見ると、
「少しの間でいい。私と…親子として一緒に暮らしてくれないかな?」
という、そんな細やかな願いを酷く言い辛そうに口にした。
この後、俺の今世の両親にも全てを話をした。
俺には別の世界で零万という名前で十七年生きていた前世の記憶があり、その名前を付けたのがこちらの世界からやってきた父親であったこと、その後死んだ時に閻魔大王という神様に自分の名前の意味を知りたいと言ったらこちらに転生させられたこと、だから俺の名前が信託として下ったこと、それを思い出したのが五歳の洗礼の時だったこと、その後ドライガが転移魔法を発動させた時にスミスが巻き込まれて俺がいた世界に飛ばされたこと、そこで玖韻に出会い、彼女の子供のために結婚したこと、その子供に俺から取って零万という名前を付けたこと、そして、それが俺の前世であったこと。
くるりと一周して戻るような俺の話に両親は頷きながらもよくわからないという顔をして、それでも父は「わかった。お前は俺達夫婦とスミス君クインさん夫婦の息子でもあるんだな!」と納得してくれた。
母も「まあ家族が増えて悪いことはないさね。スミス君もクインさんもあたしたちのことを本当の家族だと思ってくれていいからね」と言って受け入れてくれた。
玖韻も「ありがとうございます!これからお世話になります」と二人の間に入り、親同士というよりはむしろ娘のような自然体で、あっという間にその中に溶け込んでしまった。
その中でスミスだけが「あの、俺と零万は血が繋がってませんからね?それにこっちに家族いますからね?」と言っていたが、誰もその話を聞いてはいなかった。
俺?聞こえてたけど無視したよ。
別に親友でも家族でも、スミスが大切なことに変わりはないから。
「ズミズ~!!」
「い、生ぎでだー!!」
「よがっだでずぅ」
翌日、俺とスミスはスミスの帰還報告のために王都のギルドに向かった。
すると入り口を潜ってすぐにケニス達銀級トリオに出会い、彼らはすぐに泣き崩れた。
すでに名を馳せていた彼らのそんな姿に、多くの冒険者は向かい側の俺のせいだと思い込んで「神級の勇者が銀級の剣士達のパーティを泣かせた」という、どちらにとっても不名誉な話としてギルド内を一気に駆け巡った。
「レィヴァン、お前何やって、って、おまっ、スミスか!?」
「なんだって!?スミス君!!?」
「スミスくーん!!」
「ぎゃー!!出たー!!」
その話を聞いた先生(あの一件以来キアラと共にギルド長補佐となったため教師自体は辞めているが、俺にとってはいつまでも先生だ)とギルド長、そしてキアラが俺を止めるために現れ、そこにあったスミスの姿にすぐさま事の真相を理解してスミスに駆け寄る。
「無事でよかった」「帰って来れたんだな」とギルド長と先生が安堵する横で、キアラだけは「ああん、大きくなっちゃってるぅ~」とスミスの成長を嘆いていた。
ぎゅうぎゅうと抱きしめながら「せっかく抱き心地がよかったのにぃ」とぼやいていたが、彼がスミスに抱いている感情の種類がいまだによくわからない。
なので彼のことは放っておいて、俺達はギルド長室に移動してお茶を飲みながらスミスが帰ってきた時の状況を話した。
また、キアラに話した後に皆にも話したスミス父親説が不完全だったことも話し、彼とは血の繋がりがなかったことも伝えた。
「よかったな」「助かったな」「おめでとう」とスミスに失礼な言葉もちらほらあったが、概ね俺の心境を慮っての言葉だったので、俺は素直に「ありがとう」と返して笑った。
「それにしても、その閻魔大王?という神様も紛らわしい言い方をするね」
一頻り笑った後、ふとギルド長がそんなことを言った。
それは俺も思ったが、よくよく考えてこう結論を出していた。
「多分『名前の意味を教えてくれ』って言ったから、『名前を付けた父親』って意味でスミスの名前を出したんだと思います。あの時『本当の父親はお前の存在すら知らずに死んでいるから、名前を付けたのは戸籍上の父親だ』って言われても『なんでそれ今言った?』ってなってたと思いますし」
あの時しか会ったことはないから確かなことは言えないが、閻魔大王が敢えて言わなかった理由はそれだと思う。
ただでさえ神様の手違いがわかった後だったし、これ以上俺の精神的負担を増やしたくなかったんだろうって。
それに今はこうしてわかっているのだから、もうそれでいい。
俺が晴れやかな気持ちでいると、「レィヴァンお前、覚えとけよ…!!」という怨嗟の声が入り口から聞こえてきて、振り向いたらボロボロの姿になったスミスが立っていた。
だから俺は「お、二度目の生還おめでとう」と笑って、そのことはすぐに忘れてやった。
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