魔法少女ほのか 私がマスコットに体を乗っとられて、友達に幽体離脱させられて、魔法の国で女王と決戦で大暴れする話はいかが?

お花畑ラブ子

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第1章 爆裂☆魔法少女ほのかだぞ☆

ドキドキ☆最終決戦前夜

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 最終決戦前のことである。ミッキュとほのかは家の屋根の上にいた。2人にとっての出会いの場であり、いつも2人で話をした場所でもある。喧嘩もしたし、仲直りもこの場所だ。たまにおやつを食べたり、他の魔法少女たちと一緒に星を眺めたりもした思い出の場所である。
「ねぇミッキュ この戦いが終わったらあなたはどうするの」
「自分の国に帰るッキュ」
 どこか遠くを見る目で森の妖精は言った。懐かしいと言うわけではなく、どこか落胆した声だった。あきらめの言葉であった。
「そんなに嫌なら帰らなくてもいいんじゃないの」
「これだから能天気は困るッキュ。魔法生物には魔法生物の掟があるッキュ。それに魔法少女の掟もあるし、いつまでも一緒にはいられないッキュ。天馬のこと忘れたくないっキュよね」
「う~ん。たしかに。ミッキュ と天馬さんを選べって言われたら、当然天馬さんとるけど。」
「わかってたッキュほのかはそんなやつだっキュ」
「でも、どっちが大切かって言うと、ミッキュ のことも大切だよ。」
「ほ、ほのか~!!!」

「ねぇ、ミッキュ 、最後になるかもしれないから教えて」
「ん?なにっキュ?」






「悪いけどほのか、この記憶は消すッキュよ」
「大丈夫。明日はよろしく」
「君のパートナーになれたこと、誇りに思うッキュ」


「ハハッ」
 静かな笑い声で魔法老婆はほのかを打ちはらう。所詮ぬいぐるみ、たとえ森の主の力を持っていたとしても、それを使う方法を知らなければ、布切れ、である。魔法を使わずとも、拳で叩けば簡単にふっとぶ。何度も何度も走り駆け出し吹っ飛ばされる。諦めずに何度も何度も。その戦力差はありとぞうのようなものだった。
「おい、アホっこ。悪いが、私も予定が詰まってる。申し訳ないがお遊びはしまいだ。」 
 倒れた魔法少女たちを一瞥し、ため息をつく。
「久々に骨のある奴らが現れて私を楽しませてくれると思ったのに。とんだ期待はずれだった。魔法で強化した動物たちで悪の組織を作って、お前たちを鍛えたり、古代魔法少女の封印を解いて、ライバルを作ったりしたのに。これならば、古代魔法少女を皆殺しにする必要なかったなぁ。後の世で私の遊び相手になってもらえると思ったのに。せいぜいよしこぐらいだった。あいつはあいつで出会ったときにはもう20歳を超えていた。あと少し若ければ私とも対等以上にやりあえたのに、出会った時期が悪すぎた。せっかく子供を産ませてやったのに、そいつらは雑魚。期待はずれだったわ。」
 魔力が拳に集まっていく。ゆっくりとほのかに近づく。
「ほのか、お前には正直期待していたんだぜ。空間移動なんて魔法本来はない。魔法の家系があるわけでもないお前が、ここまでやれたのは、なぜだろうなぁ。私の計画では、今ここにいるのは魔法少女としてのお前だった。いつものように、ピンチになればさらなる力で乗り越えていくそんな奇跡を何度も起こしているお前に期待した。だが私がバカだった。」
 体を掴み、持ち上げる。
「けほっ、全部あんたの手のひらの上だったってこと」
「はははっ、さよならだ、恋に夢見る小娘よ」

 走馬灯が浮かびあがる。


 この街にいた6人の魔法少女のうち、ほのかだけは普通の少女だった。ソフィアは魔法国出身、さきは古代魔法少女の直系の巫女の家系、カレンは魔法で財を成した大財閥の令嬢、ほのかはサキュバスのクオーター、かおりは魔法老婆の子孫。魔法少女の戦いに巻き込まれ、魔法少女となったのはほのかだけだった。彼女の得た魔法は空間移動。ここではないどこかに行きたいと言う願いから生まれた魔法である。しかし、最終決戦が終わった後、2人の魔法少女から魔法が渡された。前例がないわけではなかった。でも、ほのかはその力を100%使うことができた。本来、魔法の継承は、秘密にしていた魔法の構造(レシピ)を渡すことのため、使う術者の才能により効果は継承者よりも格段に衰えるはずだった。コピーの魔法を持つソフィアでさえ、70%が限界だ。トレースの魔法はそのままを再現する力のため応用が効かない。
 その違和感に気がついた2人の魔法少女は真実にたどり着く前に、戦いから排除された。当然、ほのかよりも後に魔法少女になった者たちは気づく事はなかった。
 ほのかが魔法少女になった時、親友が自分の思い人に告白し、ふられたことにショックを受けていた。自分の幼なじみの姿を忘れる事はできなかった。遠い存在になってほしくなかった。自分だけがそこに取り残されているような気持ちになった。忘れたくない、忘れて欲しくないそんな強い思いからほのかは魔法少女になったのである。
 ほのかの魔法の本質は記憶である。空間移動の魔法は、自分の行ったことのある場所、見たことのある場所にしか使えない。それも記憶である。2人の魔法少女の魔法を100%使うことができたのも記憶の力である。ミッキュ の使う記憶を消す魔法に抵抗性があるのも、記憶の魔法の力である。

 あの夜、私は気づいてしまったのだ、自分の力に
 もう一つの真実に
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