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第1章 はじまりの魔女とサクラサク
勇者の剣
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ルイズの目の前が真っ暗になりそうになった。頭に過ぎる走馬灯。怪人に襲われる町。捕縛される人々。魔心臓を抜き取られたり、拷問じみた実験にかけられる家族。まだ死ねない。やつらを根絶やしにしなければ、
「西瓜!!!」
猛る声とともに視界が開ける。
「無事か!!救命を!マジカルブルー」
「了解っ!あいつ再生してるぞ、気をつけろ」
うっすらと、会長の姿が見える。
「あんだけ恥ずかしい思いをしたんだ。きっちりしとめさせてもらう」
会長は剣を抜き、追撃してきた腕を切り捨てる。
「おかしいっすね。会長さんは、グランドにいたはずだったっすよねぇ!」
「ああ、あれは偽物だよ。あたしが作ったな!外部からの侵入はすでに伝わってんだ。なめんな。魔法花(フラワー)・ドッペルゲンガー」
マジカルブルーは杖を振るう。するとマジカルソードが2人になった。
「規格外が2人……。喰らいがいがあるっすね!」
手足を斧や剣に変えて襲いかかる。
「頼むぜ、ソード」
「心得た」
切り結んでいるあいだに。マジカルブラッドに治癒魔法をかける。
「……っ。あいつ、やばい」
「大丈夫、あたしも参戦する。すぐにこの場を離れなよ」
逃がすのを確認して、マジカルブルーも参戦する。
「蒼拳!!」
両手に魔力の炎があがる。
「持ってくれよ。あたしの体」
踏みしめ走り出す。マジカルソードは、剣をとり次々に技を放つ。
「蒲公英!向日葵!」
「秋桜!!椿!!四季斬撃!!」
「ははっ!さすがに2人になると強いっすね!なら、」
鬼気迫る剣技に変身した手足を振るって応戦する。手足の武器を壊させ、本体へのダメージを受けないようにしているようだ。
「こっちぃ!!」
攻撃を1人に集中させ、質量で押しつぶす。マジカルソードの1人が霧のように消える。
「ハズレだよ!!蒼拳!!」
魔力の炎が爆ぜる。
「オラ、オラ、オラァ!」
拳を叩きこむたびに火の粉が舞う。
「ゴリラっすか!っ」
変身する手足を爆散させ、再度変身させるのを遅らせる。次第に本体に肉薄していく。
「流石に分が悪いっす」
彼女は全身を膨らませると、パンッとはじけて消えてしまった。
「ち、にげたか」
「ベアーズ先生、奴は」
念波を飛ばす。
「上に向かう未登録の魔力がある。このまま上にいくと、食堂があるぞ。生徒の魔力も感じる。急ぎ向かってくれ。我々は下から順に生徒の避難と消毒を行っていく。」
食堂にて、新入生たちが宝箱を漁っていた。
「おい、どうするよ。魔法つかえねーじゃないか」
獣人の2人もなし崩し的についてきてしまい、秘密に教えて貰った魔法を使うことが出来なくなってしまった。仕方なしに1個1個お宝の鍵穴を覗きこみ選別していく。別に隠すもんじゃないからわたしはいいんだけど。
「いたいたいた!ひよっこどもがうじゃうじゃと!小腹が空いたから、いただいてもいいっすよね」
校内にアナウンスが響き渡る。
「全校生徒につげる。怪人が校内に侵入した。これは訓練ではない。これは訓練ではない。シェルターに近いものは避難を、物陰に隠れ防御魔法を張るように。落ち着いて行動せよ。教職員ならびに、戦闘許可を得ている生徒は、北棟中心に展開。迎撃を」
校内放送を効いたアンリの反応は早かった。杖を床に擦り、円を描く。
「…風結界(ガルドゥーム)」
「な、なんにゃ?風かにゃ」
渦巻く風が食堂にあった椅子を浮かび上がらせ、周囲を回り始める。
「食堂にはシェルターがない。ウチが、守る。マツリは攻撃を」
「なんだってんだよ。アルファ!ガンマ!力を貸してくれ!魔法種(シード)・力魔法(パワード)」
召喚された二体の身体が強化される。かわいい体からゴリゴリの腕が生える。彼らは風の結界の中心にいるさくらこたちを守るように両手を広げた。
「「秘術 獣化加速(ビーストブースト)」」
二人の獣人たちも、自身に魔法をかけて周囲を警戒する。全身の毛が増え爪や歯が伸び、野生味あふれる姿になる。
さくらこも杖を取り出し、あたりを見回すことにした。自分にはこの程度しか出来ないから、食堂の中を注意深く歩く。
「ひっ、」
さくらこに一人の少女の声が聞こえた。テーブルの下を見ると震えている子がいた。髪をまとめて一つにした気の弱そうな感じだった。
「あ、あなたもこっちへ。なんかまた、怪人が現れたみたいなの。わたし1年生の春風よ。」
「わ、わたし、怖くて怖くて、春風さんありがとう。わたし、2年のホウズキ」
「ホウズキ先輩こっちへ。私弱いからみんながいるところへ早く」
彼女の手を引き、みんなの元へ急ぐ
「ありがとう春風さん」
「おーい、まつりちゃん!こっちにも逃げ遅れた人が」
「ん?人?おかしい。サーチはした。生徒はいないはず」
「馬鹿!逃げろさくらこ!!」
「逃げろ?こういうときは、人質をとるのがセオリーっすけど。違うと思うんすよ。こちらの情報が割れてないうちにその場の強者を蹂躙するんすよ」
さくらこの友達の四人は何かをする前に壁に打ちつけられた。
「え……」
「その方が手っ取り早い。ま、嘘なんすけど。…ん、あれ?弱すぎないっすか?」
「みんな?!」
伸ばした腕を鞭のようにして侵入者は彼女たちをあっという間に薙ぎ払った。さらに腕を4つにして、突き刺すように伸ばす。
「春風さんの持っているそれ。こっちによこすっす。力の差は今見たとおりっす。抵抗しても無駄っすよ」
口調が替わり、そう爽やかに言った女は制服を着ている少女の姿をしていたが、両腕がゴムのように伸びていた。
「こ、これを渡したら、みんなに酷いことしない?」
「え?するっすよ?当たり前じゃないっすか」
「っ!」
彼女は笑顔でさくらこに告げた。
「魔法少女たちに体をかなり削られたっすからね。補充しておかないと。あとで怒られるかもしれないっすけど。背に腹はかえられぬっす。」
舌なめずりをする。
「いまや絶滅危惧種の獣人は新鮮な刺身に、あそこの魔力の高い子はよーく焼いてメインでッシュに、君はデザートに。ここは食堂みたいだから、丸呑みせずに調理ができるのがいいっすね」
「魔法種」
さくらこが杖を抜こうとしゃがんでカバンに手を伸ばすが思い切り踏みつけられる。
「宝箱みたいだから、君の骨で鍵でも作るのもいいかもっす」
「ああああああ!」
パキッという音とともに魔法を放とうとしたさくらこの腕は折られた。とっさにカバンで防御しようとするも長い腕はムチのようにしなり、カバンごとさくらこの体を地面に叩きつける。
「可愛らしい細い体っすね。温室育ち」
さくらこを蹴り飛ばす。彼女は宙を舞いキッチンに落ち、派手な音をたてた。
静かになった食堂。さくらこが持っていた宝箱を拾いあげる。
「ふーん。施錠魔法に硬化魔法。このくらいなら、いけそうっすね。」
バキッという音とともに、宝箱をこじ開ける。
「これは?」
「かはっ。はぁ、はぁ、」
さくらこは目を覚ました。お腹が痛い。まわりにはさくらこがあたったことによって散らばった調理器具が散乱しており、自分のバッグも落ちていた。頼りの杖は見当たらず、痛みにうずくまっていた。
痛い、痛い、痛い。
痛みと辛さに涙が滲みでる。
バキッバキッバキッという音が、聞こえてくる。
恐る恐る顔をあげると、そこには、椅子に座らされた4人の姿があり、彼女たちの目の前には、折られた杖があった。
「さて、可愛いお人形さんたちに聞きたいんだけど、読めるっすか?」
彼女の手には、日記帳が収まっていた。
「魔道具でも魔導書でもないっす。見たこともない言語っす。統一言語以外の言語も大抵覚えてるんすけど、まったく当てはまらないっす。」
「はぁ、はぁ、はぁ、知るか。」
彼女の頭上に巨大なハンマーが現れ、マツリの頭上から振り下ろされた。
「がっ」
「にゃにしてんだ!」
「猫ちゃんたちにもしつけが必要か、な?ねぇ!」
手をニャルガたちに伸ばすも頭に何かがぶつかり、その手が止まる。
足元に落ちるのは鍋。
「ふーん。」
再び獣人の娘に向かおうとするも、がんっと頭に今度はフライパンが当たる。
「はぁ、はぁ、はぁ、」
「痛くは無いっすけど、うっとおしいっすねぇ!」
さくらこはさらに皿を投げつけた。
「西瓜!!!」
猛る声とともに視界が開ける。
「無事か!!救命を!マジカルブルー」
「了解っ!あいつ再生してるぞ、気をつけろ」
うっすらと、会長の姿が見える。
「あんだけ恥ずかしい思いをしたんだ。きっちりしとめさせてもらう」
会長は剣を抜き、追撃してきた腕を切り捨てる。
「おかしいっすね。会長さんは、グランドにいたはずだったっすよねぇ!」
「ああ、あれは偽物だよ。あたしが作ったな!外部からの侵入はすでに伝わってんだ。なめんな。魔法花(フラワー)・ドッペルゲンガー」
マジカルブルーは杖を振るう。するとマジカルソードが2人になった。
「規格外が2人……。喰らいがいがあるっすね!」
手足を斧や剣に変えて襲いかかる。
「頼むぜ、ソード」
「心得た」
切り結んでいるあいだに。マジカルブラッドに治癒魔法をかける。
「……っ。あいつ、やばい」
「大丈夫、あたしも参戦する。すぐにこの場を離れなよ」
逃がすのを確認して、マジカルブルーも参戦する。
「蒼拳!!」
両手に魔力の炎があがる。
「持ってくれよ。あたしの体」
踏みしめ走り出す。マジカルソードは、剣をとり次々に技を放つ。
「蒲公英!向日葵!」
「秋桜!!椿!!四季斬撃!!」
「ははっ!さすがに2人になると強いっすね!なら、」
鬼気迫る剣技に変身した手足を振るって応戦する。手足の武器を壊させ、本体へのダメージを受けないようにしているようだ。
「こっちぃ!!」
攻撃を1人に集中させ、質量で押しつぶす。マジカルソードの1人が霧のように消える。
「ハズレだよ!!蒼拳!!」
魔力の炎が爆ぜる。
「オラ、オラ、オラァ!」
拳を叩きこむたびに火の粉が舞う。
「ゴリラっすか!っ」
変身する手足を爆散させ、再度変身させるのを遅らせる。次第に本体に肉薄していく。
「流石に分が悪いっす」
彼女は全身を膨らませると、パンッとはじけて消えてしまった。
「ち、にげたか」
「ベアーズ先生、奴は」
念波を飛ばす。
「上に向かう未登録の魔力がある。このまま上にいくと、食堂があるぞ。生徒の魔力も感じる。急ぎ向かってくれ。我々は下から順に生徒の避難と消毒を行っていく。」
食堂にて、新入生たちが宝箱を漁っていた。
「おい、どうするよ。魔法つかえねーじゃないか」
獣人の2人もなし崩し的についてきてしまい、秘密に教えて貰った魔法を使うことが出来なくなってしまった。仕方なしに1個1個お宝の鍵穴を覗きこみ選別していく。別に隠すもんじゃないからわたしはいいんだけど。
「いたいたいた!ひよっこどもがうじゃうじゃと!小腹が空いたから、いただいてもいいっすよね」
校内にアナウンスが響き渡る。
「全校生徒につげる。怪人が校内に侵入した。これは訓練ではない。これは訓練ではない。シェルターに近いものは避難を、物陰に隠れ防御魔法を張るように。落ち着いて行動せよ。教職員ならびに、戦闘許可を得ている生徒は、北棟中心に展開。迎撃を」
校内放送を効いたアンリの反応は早かった。杖を床に擦り、円を描く。
「…風結界(ガルドゥーム)」
「な、なんにゃ?風かにゃ」
渦巻く風が食堂にあった椅子を浮かび上がらせ、周囲を回り始める。
「食堂にはシェルターがない。ウチが、守る。マツリは攻撃を」
「なんだってんだよ。アルファ!ガンマ!力を貸してくれ!魔法種(シード)・力魔法(パワード)」
召喚された二体の身体が強化される。かわいい体からゴリゴリの腕が生える。彼らは風の結界の中心にいるさくらこたちを守るように両手を広げた。
「「秘術 獣化加速(ビーストブースト)」」
二人の獣人たちも、自身に魔法をかけて周囲を警戒する。全身の毛が増え爪や歯が伸び、野生味あふれる姿になる。
さくらこも杖を取り出し、あたりを見回すことにした。自分にはこの程度しか出来ないから、食堂の中を注意深く歩く。
「ひっ、」
さくらこに一人の少女の声が聞こえた。テーブルの下を見ると震えている子がいた。髪をまとめて一つにした気の弱そうな感じだった。
「あ、あなたもこっちへ。なんかまた、怪人が現れたみたいなの。わたし1年生の春風よ。」
「わ、わたし、怖くて怖くて、春風さんありがとう。わたし、2年のホウズキ」
「ホウズキ先輩こっちへ。私弱いからみんながいるところへ早く」
彼女の手を引き、みんなの元へ急ぐ
「ありがとう春風さん」
「おーい、まつりちゃん!こっちにも逃げ遅れた人が」
「ん?人?おかしい。サーチはした。生徒はいないはず」
「馬鹿!逃げろさくらこ!!」
「逃げろ?こういうときは、人質をとるのがセオリーっすけど。違うと思うんすよ。こちらの情報が割れてないうちにその場の強者を蹂躙するんすよ」
さくらこの友達の四人は何かをする前に壁に打ちつけられた。
「え……」
「その方が手っ取り早い。ま、嘘なんすけど。…ん、あれ?弱すぎないっすか?」
「みんな?!」
伸ばした腕を鞭のようにして侵入者は彼女たちをあっという間に薙ぎ払った。さらに腕を4つにして、突き刺すように伸ばす。
「春風さんの持っているそれ。こっちによこすっす。力の差は今見たとおりっす。抵抗しても無駄っすよ」
口調が替わり、そう爽やかに言った女は制服を着ている少女の姿をしていたが、両腕がゴムのように伸びていた。
「こ、これを渡したら、みんなに酷いことしない?」
「え?するっすよ?当たり前じゃないっすか」
「っ!」
彼女は笑顔でさくらこに告げた。
「魔法少女たちに体をかなり削られたっすからね。補充しておかないと。あとで怒られるかもしれないっすけど。背に腹はかえられぬっす。」
舌なめずりをする。
「いまや絶滅危惧種の獣人は新鮮な刺身に、あそこの魔力の高い子はよーく焼いてメインでッシュに、君はデザートに。ここは食堂みたいだから、丸呑みせずに調理ができるのがいいっすね」
「魔法種」
さくらこが杖を抜こうとしゃがんでカバンに手を伸ばすが思い切り踏みつけられる。
「宝箱みたいだから、君の骨で鍵でも作るのもいいかもっす」
「ああああああ!」
パキッという音とともに魔法を放とうとしたさくらこの腕は折られた。とっさにカバンで防御しようとするも長い腕はムチのようにしなり、カバンごとさくらこの体を地面に叩きつける。
「可愛らしい細い体っすね。温室育ち」
さくらこを蹴り飛ばす。彼女は宙を舞いキッチンに落ち、派手な音をたてた。
静かになった食堂。さくらこが持っていた宝箱を拾いあげる。
「ふーん。施錠魔法に硬化魔法。このくらいなら、いけそうっすね。」
バキッという音とともに、宝箱をこじ開ける。
「これは?」
「かはっ。はぁ、はぁ、」
さくらこは目を覚ました。お腹が痛い。まわりにはさくらこがあたったことによって散らばった調理器具が散乱しており、自分のバッグも落ちていた。頼りの杖は見当たらず、痛みにうずくまっていた。
痛い、痛い、痛い。
痛みと辛さに涙が滲みでる。
バキッバキッバキッという音が、聞こえてくる。
恐る恐る顔をあげると、そこには、椅子に座らされた4人の姿があり、彼女たちの目の前には、折られた杖があった。
「さて、可愛いお人形さんたちに聞きたいんだけど、読めるっすか?」
彼女の手には、日記帳が収まっていた。
「魔道具でも魔導書でもないっす。見たこともない言語っす。統一言語以外の言語も大抵覚えてるんすけど、まったく当てはまらないっす。」
「はぁ、はぁ、はぁ、知るか。」
彼女の頭上に巨大なハンマーが現れ、マツリの頭上から振り下ろされた。
「がっ」
「にゃにしてんだ!」
「猫ちゃんたちにもしつけが必要か、な?ねぇ!」
手をニャルガたちに伸ばすも頭に何かがぶつかり、その手が止まる。
足元に落ちるのは鍋。
「ふーん。」
再び獣人の娘に向かおうとするも、がんっと頭に今度はフライパンが当たる。
「はぁ、はぁ、はぁ、」
「痛くは無いっすけど、うっとおしいっすねぇ!」
さくらこはさらに皿を投げつけた。
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