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第4章
再会
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「面白いな」
少年は勇者の剣をその場で振り回す。型にハマった剣技だが、百花繚乱流とはまた違った流派だ。百花繚乱流の柔らかい剣技とは違う荒々しい剣技。ひとしきり回すと、仲間の白い仮面の仲間たちに見せる。
「ぼっちゃん。剣技も出来るのですね。お見事です」
刀を腰にさげた白仮面が言った。
「この時のために、父上に叩き込まれたからな」
「この金属、なんの鉱石だ。見たことないな。」
白衣を着た白仮面がルーペを使いながら観察する。
「ジョシュアさんでも知らない鉱石となると。わたくしもありませんわ。物凄く重いですわ。よく振り回せましたわね。変身後のわたくしですら、持ち上げるのが精一杯」
「それはさくらこのだ。返せ」
ほかの魔法少女たちと、同様に倒れていたマツリがアルファを飛ばす。
「今は俺のだ」
仮面の魔法少女が飛んできた召喚獣を踏みつけにする。
「何たる恥知らず命を救われておいて。やはり、あなたはライオリアに相応しくないわ」
「なんで、ウチのことがでてくんだよ、誰だあんた。ハナビやキンギョじゃねーよな」
「なぜ助けたんですの?無能な魔法使いまで」
明らかにマツリのほうを見ていう。
「俺たちは、今から勇者になるんだ。正義の味方にならねーとな。それにあの勇者の無能っぷりをみせつけてやるためさ。今からすることも含めて。これで世論は俺たちに傾く」
その時、白衣を着た白仮面が声をかける。
「おい、いくぞ」
手を伸ばした先には、1人の少女がいた。
「アンリ」
「……うん」
「え」
マツリは絶句した。呆然とした彼女に、アンリは一言だけ言った。
「ごめん。行く。さくらこちゃんによろしく」
「まてよ!おい!アンリ!!」
彼女は白い仮面を身につけ、先に進む。
講堂の台座の下には隠し通路があり、螺旋状の階段が下に向かって伸びていた。どうやら世界樹の幹の中心部に近づいている。
「誰だ、そいつ」
「アンリ・ガルダリオン。研究室(ラボ)の仕掛けた諜報員(モグラ)さ。もう、研究室(ラボ)からも出たしな。ちょうどいいし、回収しておく」
「驚きました。ガルダリオンさん。研究室(ラボ)側の人間だったのですか。君は春風さんのお友達では」
「……」
アンリは答えず、ジョシュアが代わりに話し出す。
「もう一人も回収済みだ。互いに誰がモグラか知らないようだが、よく働いてくれた。」
「もう、1人?」
「当然だろ?むしろ、お前のほうがセカンドプランだ。」
「待たせたね。生徒会長、マジカルワサビ」
「あぁ、待ちくだびれだよ。副団長」
第3魔法学校の生徒会長であるマジカルワサビが、地下階段の出口に立っていた。
「首尾は」
「上々。マジカルブラッド。マジカルブルー、マジカルリッチの魔法石は抽出済み。もちろん私のも。これで世界は目覚める。」
「生徒会長、あなたまで……あなたも家族を」
「やぁ、アンリ・ガルダリオン1年生。君の事情は知らないが、私は私の想いでここにいる。魔法少女の時代は終わり、人々は目覚める」
見たまえと彼女が振り返る。
「これが始まりの魔女への扉さ」
「さっそくワサビ。ガルダリオン。君たちはこの図面の魔法陣を描く作業を始めてくれ。他のものたちはついてこい。」
白仮面はそれぞれ、杖を取り出し、床に魔法陣を書き始める。
広い空間に門があり、その前には、大きな2本の木が植えてあり門は空中に浮いていた。
「なんで地下で青青と茂っているのでしょうね。」
「たしかにな。ここの不自然な明るさのせいか?もしくは、世界樹に寄生してるっと線もあるぜ」
タダシとジョシュアが近づこうとするも止められる。
「それ以上近づくな」
だが、その声を発したのは副団長ではない。
その木が立ち上がり、二人の前に立ちはだかったのだ。木人だ。
「木がしゃべってる、だと」
「あんたたちが門番かい?」
だが、副団長は動じない。
「いかにも。ワルスの息子」
「ワルスってワルス家の息子ってことか」
白仮面たちに二度目の動揺が走る。
「名乗ったっけ?」
「我々はどこにでもいる」
「…父上が鉄の箱に籠ってた理由はあんたらか」
「いかにも。ワルスの企みはわからん。だが、勇者の剣をもつ貴様を見てわかった。長い時の中。宇宙へいく技術を失ったヒトを入れたのは、三回。タコの男。仲間を屠ったが、奴だけは扉をこえた。貴様の父。追い返してやった。そして、クマの男。奴は宇宙には興味はなく、幼児らを世界線の更新から助けるためにきた。お前たちはなんのために来た。」
「父上からは、あんたらを倒せといわれている。はじまりの魔女のいる空に行くために」
バロスはゆっくりと勇者の剣をかまえる。
「この世界線ではヒトの女がその剣の使い手だと聞いていたのだが、」
「…今は俺が持ち主だ…ソウルアーツ」
「巨人の神技か。その小さき体で、その技は危険だぞ。」
「怖気ついたか!炭になってしまえ!火炎巨蛇(アナコンダ)」
今までの彼では出せなかっただろう。木人をも飲み込もうとする巨大な蛇。
「木に対して火を使うか。当然だな。君がいくかい」
もう一人の木人は首を振る。
「わかった。」
そういうとその木人は自分の体から木を引き抜く。ビルのような長さの棒。
「…ちょっと、お待ちなさい。あれってまさか、杖」
ライオリアの呟きに答える形で、木人は魔法を発動させる。大いなる杖を振るい、放たれる魔法は原初の魔法。
「『水』」
一瞬で、火が消え、大砲のような水が降ってくる。
「『木』」
足もとから大量の木がするどく生えてくる。
「ソウルアーツ・巨剣・火炎刀」
副団長は勇者の剣を媒体にして、巨大な刀を作り出す。
「夕薙ぎ!!」
迫る木々を次々に焼き払う。
「その程度の火力なら、火とは言わない。これが『火』だ」
より濃く熱い火が迫る。
「副団長。一対一じゃなくていいんだよな」
「君の魔法も悪くはないのですが、手を出させてもらいますよ」
「黒煙」「裏百花繚乱流 覇王樹」
二人の魔法が火を散らす。
「余計な真似を。だが、まず一体。」
炎の剣が木人を真っ二つに叩き切った。土煙をあげて、木人が倒れる。
「ふむ。こうも敵意丸出しだと哀れに思える。辛かろう。その力」
無言だった木人が優しく問いかける。
「は、仲間の一人がやられて、弱気になったか」
「やられた?我々はやられることはない」
倒された木人の中からたくさんの小さな木人たちが現れた。
「『木(レギオン)』。我々の命は巡る。永遠に。」
少年は勇者の剣をその場で振り回す。型にハマった剣技だが、百花繚乱流とはまた違った流派だ。百花繚乱流の柔らかい剣技とは違う荒々しい剣技。ひとしきり回すと、仲間の白い仮面の仲間たちに見せる。
「ぼっちゃん。剣技も出来るのですね。お見事です」
刀を腰にさげた白仮面が言った。
「この時のために、父上に叩き込まれたからな」
「この金属、なんの鉱石だ。見たことないな。」
白衣を着た白仮面がルーペを使いながら観察する。
「ジョシュアさんでも知らない鉱石となると。わたくしもありませんわ。物凄く重いですわ。よく振り回せましたわね。変身後のわたくしですら、持ち上げるのが精一杯」
「それはさくらこのだ。返せ」
ほかの魔法少女たちと、同様に倒れていたマツリがアルファを飛ばす。
「今は俺のだ」
仮面の魔法少女が飛んできた召喚獣を踏みつけにする。
「何たる恥知らず命を救われておいて。やはり、あなたはライオリアに相応しくないわ」
「なんで、ウチのことがでてくんだよ、誰だあんた。ハナビやキンギョじゃねーよな」
「なぜ助けたんですの?無能な魔法使いまで」
明らかにマツリのほうを見ていう。
「俺たちは、今から勇者になるんだ。正義の味方にならねーとな。それにあの勇者の無能っぷりをみせつけてやるためさ。今からすることも含めて。これで世論は俺たちに傾く」
その時、白衣を着た白仮面が声をかける。
「おい、いくぞ」
手を伸ばした先には、1人の少女がいた。
「アンリ」
「……うん」
「え」
マツリは絶句した。呆然とした彼女に、アンリは一言だけ言った。
「ごめん。行く。さくらこちゃんによろしく」
「まてよ!おい!アンリ!!」
彼女は白い仮面を身につけ、先に進む。
講堂の台座の下には隠し通路があり、螺旋状の階段が下に向かって伸びていた。どうやら世界樹の幹の中心部に近づいている。
「誰だ、そいつ」
「アンリ・ガルダリオン。研究室(ラボ)の仕掛けた諜報員(モグラ)さ。もう、研究室(ラボ)からも出たしな。ちょうどいいし、回収しておく」
「驚きました。ガルダリオンさん。研究室(ラボ)側の人間だったのですか。君は春風さんのお友達では」
「……」
アンリは答えず、ジョシュアが代わりに話し出す。
「もう一人も回収済みだ。互いに誰がモグラか知らないようだが、よく働いてくれた。」
「もう、1人?」
「当然だろ?むしろ、お前のほうがセカンドプランだ。」
「待たせたね。生徒会長、マジカルワサビ」
「あぁ、待ちくだびれだよ。副団長」
第3魔法学校の生徒会長であるマジカルワサビが、地下階段の出口に立っていた。
「首尾は」
「上々。マジカルブラッド。マジカルブルー、マジカルリッチの魔法石は抽出済み。もちろん私のも。これで世界は目覚める。」
「生徒会長、あなたまで……あなたも家族を」
「やぁ、アンリ・ガルダリオン1年生。君の事情は知らないが、私は私の想いでここにいる。魔法少女の時代は終わり、人々は目覚める」
見たまえと彼女が振り返る。
「これが始まりの魔女への扉さ」
「さっそくワサビ。ガルダリオン。君たちはこの図面の魔法陣を描く作業を始めてくれ。他のものたちはついてこい。」
白仮面はそれぞれ、杖を取り出し、床に魔法陣を書き始める。
広い空間に門があり、その前には、大きな2本の木が植えてあり門は空中に浮いていた。
「なんで地下で青青と茂っているのでしょうね。」
「たしかにな。ここの不自然な明るさのせいか?もしくは、世界樹に寄生してるっと線もあるぜ」
タダシとジョシュアが近づこうとするも止められる。
「それ以上近づくな」
だが、その声を発したのは副団長ではない。
その木が立ち上がり、二人の前に立ちはだかったのだ。木人だ。
「木がしゃべってる、だと」
「あんたたちが門番かい?」
だが、副団長は動じない。
「いかにも。ワルスの息子」
「ワルスってワルス家の息子ってことか」
白仮面たちに二度目の動揺が走る。
「名乗ったっけ?」
「我々はどこにでもいる」
「…父上が鉄の箱に籠ってた理由はあんたらか」
「いかにも。ワルスの企みはわからん。だが、勇者の剣をもつ貴様を見てわかった。長い時の中。宇宙へいく技術を失ったヒトを入れたのは、三回。タコの男。仲間を屠ったが、奴だけは扉をこえた。貴様の父。追い返してやった。そして、クマの男。奴は宇宙には興味はなく、幼児らを世界線の更新から助けるためにきた。お前たちはなんのために来た。」
「父上からは、あんたらを倒せといわれている。はじまりの魔女のいる空に行くために」
バロスはゆっくりと勇者の剣をかまえる。
「この世界線ではヒトの女がその剣の使い手だと聞いていたのだが、」
「…今は俺が持ち主だ…ソウルアーツ」
「巨人の神技か。その小さき体で、その技は危険だぞ。」
「怖気ついたか!炭になってしまえ!火炎巨蛇(アナコンダ)」
今までの彼では出せなかっただろう。木人をも飲み込もうとする巨大な蛇。
「木に対して火を使うか。当然だな。君がいくかい」
もう一人の木人は首を振る。
「わかった。」
そういうとその木人は自分の体から木を引き抜く。ビルのような長さの棒。
「…ちょっと、お待ちなさい。あれってまさか、杖」
ライオリアの呟きに答える形で、木人は魔法を発動させる。大いなる杖を振るい、放たれる魔法は原初の魔法。
「『水』」
一瞬で、火が消え、大砲のような水が降ってくる。
「『木』」
足もとから大量の木がするどく生えてくる。
「ソウルアーツ・巨剣・火炎刀」
副団長は勇者の剣を媒体にして、巨大な刀を作り出す。
「夕薙ぎ!!」
迫る木々を次々に焼き払う。
「その程度の火力なら、火とは言わない。これが『火』だ」
より濃く熱い火が迫る。
「副団長。一対一じゃなくていいんだよな」
「君の魔法も悪くはないのですが、手を出させてもらいますよ」
「黒煙」「裏百花繚乱流 覇王樹」
二人の魔法が火を散らす。
「余計な真似を。だが、まず一体。」
炎の剣が木人を真っ二つに叩き切った。土煙をあげて、木人が倒れる。
「ふむ。こうも敵意丸出しだと哀れに思える。辛かろう。その力」
無言だった木人が優しく問いかける。
「は、仲間の一人がやられて、弱気になったか」
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