父を助けに18年

クルミ

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第31話

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「塩ラーメン、味噌ラーメン、チャーハンの大盛、お待たせしました!」

15分位すると、将也さんと総治さんが頼んだ料理をパパが持って来てくれた。

すると、お店のドアが開いて女子高生2人組のお客さんが入ってきて、近くの空いていたテーブルの席に座った。
2人ともぶかぶかの白い靴下を履いている。
地元の佃高校の制服だ。
この頃から変わっていないんだ。
私もいずれはこの高校に通うかも知れない。

「いらっしゃいませ!」

パパとおばあちゃんの声がお店に響いた。

おばあちゃんがお水の入ったコップを2つをお盆にのせて、注文を聞きに言っている。

「夏休みなのにJK(ジェイケー)が来てるね。補習でもあったのかな?」

私は言った。

「JK(ジェイケー)!?」

パパと将也さん、総治さんの3人はびっくりして聞きかえした。

「JKって何かな!?」

パパが不思議そうな顔で聞いてきた。

「女子高生の略だよ!」

「そうなの!?普通はコギャルって言わないかな?」

コギャル?そっちの言い方の方が不思議だ。

「もしかして大阪ではJKって言うのかな?」

私が不思議そうな顔をしているとパパが聞いてきた。

「大阪というか、私のまわりではみんながそう言っているよ。」

「そうなんだね…。」

3人とも不思議そうな顔をしている。

もしかして、この時代ではJKとは言わなかったのかな?

「ところで、女子高生のお姉さんが履いているぶかぶかの靴下は何なのかな?」

「えっ?ルーズソックスだよ。全国的にブームになってるはずだけど、雪愛ちゃん、知らないの?」

私の質問に、また3人とも不思議そうな顔をしてパパが答えてくれた。

「私の家の近くに住んでいる女子高生のお姉さん達は履いていないから、まだ見たことがなくて。名前は聞いたことはあるんだけどね。」

「テレビや雑誌でも見ていないのかな?」

「最近はお父さんの事で家の中が大変でテレビとかは見ていなかったから…。」

「それはそうだよね…。ごめん。」

パパは少し申し訳なさそうに謝った。

「いやいや、悠人兄ちゃん大丈夫だよ!」

あまり現代と変わらないと思っていたけど、18年前だと意外と違うこともあるんだな…。
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