父を助けに18年

クルミ

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第42話

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昼食を食べ終わった後、パパに送ってもらって曾おじいちゃんと曾おばあちゃんの家に来た。

私は道を覚えているから1人で大丈夫だと言ったけど今朝、野良犬に襲われたばかりだし心配だからと言ってパパが送ってくれた。
確かにまたあの野良犬に襲われるのは怖かったけど…。

「じゃあ、雪愛ちゃん、僕はお店に戻るけど、時間がきたら迎えに来るから待っててね。」

パパは言った。

「お兄ちゃんはそれまでどうするの?」

「お店の手伝いが終わったら、総治と将也が来る夕方までに例の事件のことを自分なりに少しでも調べておくよ。
じゃあ、また後でね!」

パパはそう答えると帰って行った。

そういえば、今日の夕方にあの事件について話をするんだったね。

しかしパパは全然、病院へ行ってくれそうもないしどうしようか?
あまり私が病院へ行くことを勧めても怪しまれるし…。

「雪愛ちゃん、家の中にお入り。」

私が考え事をしていると、曾おばあちゃんが玄関のドアを開けて呼んでくれた。

「おばあちゃん、おじゃまします!」

私はそう言って家の中に入った。

昨日と同じ部屋に入った。

曾おじいちゃんが昨日と同じようにテレビを観ている。

「おじいちゃん、こんにちは!」

私は挨拶をした。

「こんにちは!」

曾おじいちゃんも笑顔で挨拶してくれた。

「雪愛ちゃん、そういえば朝に野良犬に襲われたって聞いたけど、大変だったね!大丈夫かい?」

曾おばあちゃんは心配そうな顔で聞いてくれた。

「お兄ちゃんがすぐに助けてくれたから大丈夫だったよ!
お兄ちゃん、凄いんだよ!50mくらいは離れた所から小石を飛ばして3匹の野良犬に命中させたんだよ!」

私は言った。

「そりゃあ、悠人は…」

曾おじいちゃんが何か言おうとすると、

「おじいさん!」

曾おばあちゃんが止めた。

やっぱり…。

「悠人は最近、わしらにあまり話をしてくれなくなったからな…。」

曾おじいちゃんはごまかすように言った。

「とにかく雪愛ちゃんが無事で良かったよ!
孫も中学生以上になるとなかなか話してくれないこともあるよ。
私はお茶を準備してくるよ。」

曾おばあちゃんはそう言って、台所へ行った。

部屋には私と曾おじいちゃんの2人きりになった。

「雪愛ちゃん、何か悩んでいるように見えるけどどうしたんじゃ?」

おじいちゃんは言った。

顔を見て分かるのかな?

「ここに居るのは1週間だと言われているけど、それまでにパパが元気になるかどうか分からないし、いつになったらお家に帰れるのかと思って。」

実際に元の時代にどうやったら帰れるのかは心配だ…。

「そうか…。
そもそも、雪愛ちゃんはどの時代から来た人間なんじゃ?」

曾おじいちゃんが聞いてきた。

「えっ!?」

どういうこと!?

私が未来から来たことが分かっているの!?
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