上 下
72 / 164
ダンジョン編2

精霊のダンジョンを攻略

しおりを挟む
  精霊ダンジョンの攻略は早々にすすんでいった。理由は簡単だダンジョンを守る精霊達が最下層に逃げ込んだから無抵抗の状態でダンジョン内を探索出来るからである。



 「精霊のダンジョンだけどなんか期待はずれだな。」



 「それはダイスケが光魔法をぶっ放すからだよ。」



 「「です。」」



 「まー散歩みたいだな。」



 「難関のダンジョンで散歩とかダイスケだけだよ。あーダンジョンマスターが可愛そうになるね。」



 そんな話をしている間にいつの間にか最下層についていた。途中にあった宝箱はその姿のままアイテムボックスに入れている。また、ダンジョンに落ちている石や砂を有るだけ入れていっていると辺りは何にもない状態になった。見た目はただの洞窟というか穴。



 「ダイスケ~お前遠慮と言う言葉しっているか?」



 そうハジメはいってきたので話を聞いていると、ダンジョンにある物はダンジョンポイントを元に作成されているらしい。そんな大量に物がダンジョンから無くなると元に戻すのには大量のダンジョンポイントが必要とのことだった。それを聞いた俺はダンジョンの床を破壊する。



 「ドカーン。」



 大きな音と共に床が崩れる。崩れた床はアイテムボックスに入れる。そんな事をやっているとハジメが面白そうに自分もヤリタイと言ってきたのでハンマーを一緒に降るっていった。



 「楽しい、ストレス解消だ。ただし、ここのダンジョンマスターはストレスだろうけどな。」



 「最下層にどっちが先にいけるか勝負だ。負けた方が飯を奢る。OK?」



 「OK.」



エクスとローゼは呆れていたが、暇なのか一緒に床の破壊をやり出した。イムもやりたそうだが、破壊した床の破片をアツメル作業をしてもらっている。みんな楽しいのか、最初の階層からやり直したのは言うまでもない。



 攻略事態はかからないが、床破壊に時間が掛かり最下層まで3日かかった。最下層に付いたときには精霊たちは青ざめておりダンジョンボス及びマスターはこれ以上は辞めてと言う感じて泣きついてきた。



 「ダンジョンをこれ以上壊さないでください。」



 「辞めてください。」



 もちろん辞める気がないので、



 「ダンジョンコアを貰えるなら少し考えてみる。」



 注意として考えるだけだから少し考えてダンジョンコアを破壊しても良いと認識した。



 「ダンジョンコアは無理です。」



 「なら辞めない。」



 最終的にダンジョンコアは破壊する事にした、有っても無くても関係ないからだ。ダンジョンコアを得るだけで知識が増えるが管理をしないといけなくなるので有り難く破壊する。



 「管理をするのが面倒臭いので破壊する。バキゴキ。」



 精霊のダンジョンは精霊があまり出て来ない状態でクリアされた。ダンジョンマスターとボスはダンジョンコア破壊と共に消えていった。

しおりを挟む
1 / 5

この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!

神とモフモフ(ドラゴン)と異世界転移

ファンタジー / 連載中 24h.ポイント:569pt お気に入り:2,117

【完結】異世界行ったら龍認定されました

BL / 完結 24h.ポイント:163pt お気に入り:459

傾国の王子

BL / 完結 24h.ポイント:14pt お気に入り:12

ある工作員の些細な失敗

大衆娯楽 / 完結 24h.ポイント:0pt お気に入り:0

【短編】わかたれた道

恋愛 / 完結 24h.ポイント:49pt お気に入り:22

【完結】人生2回目の少女は、年上騎士団長から逃げられない

恋愛 / 完結 24h.ポイント:797pt お気に入り:1,129

何かおかしいとは思ってたんだけど

BL / 完結 24h.ポイント:0pt お気に入り:78

処理中です...