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新たな異世界編

計画を企てる者

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 ギルドの増援が予定通りやって来た。その中には今回の黒幕の協力者もまざっているようだった。

 「遅くなった。これから元村人の捕縛にいく、背後には協力者がいると思われる気を抜くなよ。」

 「「「おう。」」」

 ギルドの増援部隊はやる気のようだった。黒幕の協力者もやる気を見せてはいるようだ。暫くの間ダイスケは泳がす事にした。

 森の中の拠点に豪華な服装の人物が現れた。これが黒幕らしい。部下に今後の指示を出している。

 「はっ、かしこまりました。必ず成功させてみせます。」

 「うむ、頼む。」

 そして、豪華な服装の人物は去って行った。転移型の魔道具をもっているのだろう。それから想像するからには高位な身分の人物だ。

 一方、ギルドの増援に紛れ混んでいるスパイはファースト村を外から見て驚いていた。

 「素晴らしい、防壁だ。これがあれば国とも戦える。ははは、」

 スパイは一人抜け出して拠点に向かう。しかし、その後ろをダイスケがついてきているとは気づいていない。一時間ほど移動すると拠点に着いた。めんどうなので全員拘束する。

 「パラライズ」

 ダイスケがとなえると拠点周辺の人々が麻痺して倒れ出す。
 
 「どどどうなってぇ」

 言葉もしゃべれ無い程に麻痺していた。麻痺した人々を魔法で拘束する。拠点にはいり証拠を探るがとくに背後の人物を特定出来る者は無かった。拠点はそのままにして捕らえた者達をファースト村の外まで移動させる。

 一瞬に現れた集団に困惑するギルド関係者。

 「どこから?ん?コイツらは!」

 「そうだ、逃げていた奴らだな。あと増援の中にスパイがいたコイツだ!」

 「こいつ、いなくなったとおもっていたんだ。ではこいつがスパイ?」

 「そうだ。敵の拠点をしっていたからな。尋問してみたら分かるぞ。」

 そしてスパイは尋問されていった。結果、黒幕が判明した。

 その頃、黒幕は機嫌が良かった。ファースト村と言う要塞を手に入れられるのだからそして国に対して戦を起こそうと考えている。主に兵士は貧困に困っている農民だ。戦いの目的は勝ことではなく国の国力を低下させる事にある。

 「よし、ファースト村に向かうぞ。」

 黒幕は自信満々でファースト村に向かうのだった。計画は失敗するのだが。

 ダイスケはギルド職員と相談して黒幕の捕縛作戦を立てた。わざとスパイに成功したと連絡させて黒幕をファースト村におびき寄せる。

 策は上手くいき、黒幕がファースト村にやって来た。派手な服装で貴族階級だとわかる。さてどんな位の貴族か少し興味のあるダイスケだった。
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