公爵令嬢と第3王子の鞭で結ぶ愛

荒井 恵美

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公爵令嬢と第3王子の鞭レッスン

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公爵令嬢のラリデーヌお嬢様は、鞭をふるうのが趣味だった。ティータイムが終わると夕食までの間、丘の上でテーブルの上に空きビンをのせて、その空きビンを狙って鞭をふるっていた。3回鞭をふるって1回空きビンに当たる腕前だった。
「まあまあ、ですわね」
ラリデーヌは独り言を言った。

そんなラリデーヌの様子を乗馬できていた第3王子ミュールがみていた。
「これは可愛らしい」
ミュールは独り言を言いながら、ラリデーヌに近いた。馬を降りてつないでから、ラリデーヌに声をかけた。
「ラリデーヌ様、鞭がお上手ですね」
ラリデーヌは、あわてて鞭を背中に隠し、挨拶をした。鞭を隠したのは、両親から常々、鞭が趣味の娘なんていませんよ、とお小言をもらっていたからだった。

「鞭を貸していただけませんか?」
ミュール王子はラリデーヌにたずねた。ラリデーヌはミュール王子に鞭を手渡した。

すると、ミュール王子は、鞭を花壇の方へ向けて、ビュンビュンと空中でしならせてから鞭で花壇の花をもぎ取り、花を手にしていた。ラリデーヌは、目を輝かせていた。
「ミュール王子様、すごいですね!」
ラリデーヌはとびはねて、喜んだ。
「花は貴女によく似合う」
そうミュール王子は言って、ラリデーヌに花を手渡した。ミュール王子は鞭をラリデーヌに返しながら思っていた。ラリデーヌは鞭をふるうのが好きだが、鞭でうたれるのも好きかもしれないと。ラリデーヌがよつん這いになり、ミュール王子が鞭をふるっている。ラリデーヌはどんなに可愛らしい声でないてくれるだろうか?ミュール王子は、想像して微笑んだ。少し気の強そうなラリデーヌが、可愛らしくみえて、しかたがなかった。きっと、私のものにしてみせる。ミュール王子はそう思いながら、ラリデーヌに挨拶をして、馬に乗り帰っていった。
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