iラバーポエマーズ

鳥

高く飛ぶ、それよりも、いまは君といたい。
「さびしいよ」
君の声が、いつも、そばで鳴っていた。
高く高く、飛ぶのなら、君を抱きしめたい。
愛と、君の口笛。
茜雲に、「レイジ。さびしいよ」
永遠の愛を誓ったまま背中から抱きしめて。
そばにいて、ずっとそばにいて。
大好きだよ、レイジ。
君の声が聞こえてきた。
もう、車の音が去っていった。翼の音が。
小さな鳥、君を感じていたい。
レイジ、ずっとそばにいたい。
愛、愛、愛、それから飛んで、もう振り返らないで。
君と歩いた日々は、久遠の日差しの中に溶けて、一緒に語り合った明け方近く。
ただ、君のそばで、泣いていたい。
小鳥。
愛してる。愛だけを信じてる。
もう、いくの？
芝生の上に光る涙。
救い上げてキス。
鳥は傷つき、僕は、愛を兆して、そのまま、恋をしていた。
ねえ、レイジ。
ずっと、ずっと、そばにいたいよ。
レイジ、レイジ、レイジ……。