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飛ぶ鳥は煌めき

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高くいくなら、命の価値を。
遠くいくなら、さよならの意味を。
感じることが、鳥の定め。
それが、再生への誓いなら、受け入れるのが、煌めくニューサウンド
貫いて心、押し通して今を、そうやって図るのが、自生なら、生きる意味は死ぬことではない。
生きる行為は、セクシャルバーロク・運命が、おれ達を引き裂いて、とどまることは、もうできない。
情動が亀裂となって、裂け目から垂れてくる糸が、伝う、愛露の雫は、涙に濡れる。
地面に落ちる、鳥は、ついばんだ水たまりのきらめきを。
信じて、生命、茫洋とした抱擁は、ガラスに映る切れ味の鋭い、エッジ・カウンター・シュートボルテージ。
上がる腰が、浮いて、おしりのあたりに熱を感じて、ヴァケーションの楽雷は、空に飛んだ煌めきは、ハートの鳥鳥、目が輝く、愛色の接吻。
高くいくなら、行き過ぎる、行き過ぎた女たちは、最後の挨拶を男に済ませる。
さようなら、私たち、もう行くねっていう意味を欲望に取り違えたあなたたちは、もう行ってね。
私たち、リスになって、動物になって、幸せに暮らすね。手を取り合って、
自由の鐘が、すぐそこで、待っているから。
もう止めないで。
私たちのハートビートは、あの人のもの。
助けてくれたあの人の、煌めく黄金華のような瞳、美しい真実の心に飛び込んで、翼を広げる、あの人の羽毛の中で、永遠に、永遠を誓うわ。

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