上 下
49 / 159

レザードバラード

しおりを挟む
ひしめく数々の定め、打ち下ろした拳は、怒りに猛る電光の赤道、直下型レザーコード。爆風ダイイングメッセージ。ゴッドシープレス波動咆哮、爆弾の肉体、死ぬ定の肉体、張り裂ける弾丸は、団子を刺した、串にさす、串刺しの楽園。
おお、そのまま、詠うな、詩は歌うな。
人生を謳歌して、生きることは、たやすくないけれど、レザーを着て、転げ落ちる、死が待つ、行き場のない、生き遅れ。
お前は、まだ若い、中心の動物、奥の下にある牙が、止まった時を噛みついて、振り回したら、死を超える、超越性の半神
奇怪なミドルブレス
告解は、ロングブラックシガー
バラードを鳴らして、さりげなく肩を揺らすまま、服を脱いで、胸に光るサメの体に、煙草の火を落とす、すると覚醒。
言葉は生きていく。
息を吐いて、吐き切ったら、灰の中に煙るレインボーレインボー・蒼穹は、君の振り返るその横顔。
逆光を背に、救いようのない唇が、生きたいといって、生きることの意味はレザーバンド、ハンティングハート&カッティングソウル。
意味もなく生きるなら、いっそ死を選ぶ、そんなふうに反骨ミーティングミイラ
包帯だらけの君にキスをすることは、たやすくない、だけど、傷が癒えたら、理解を超える奇跡が、待っている。
おお、愛すべき君よ、煙草を吹きかけて、体がしなったら、雪が解ける前に、包帯を外そうか。

しおりを挟む

処理中です...