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イブ

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齧るお前のその肌を、まるでリンゴを齧るように、滑る、心のデザインが、描かれるシンボルのお前のその黒い髪、そっと救って、セービングマイセルフ。
夕日が、心を溶かしていく、一緒に溶ける、時を解く、魔法は、「好き」
大好きの呪文を唱えて、何度でも、溢れる、バッドエンドアンドワールド
ここは、楽園、降っていく獣道に咲いているバラが、微笑みかける、夕日の丘で、抱きしめ合う、裸のままで、キスからまどろんで、ダンスからステップ、共に歌えば鳥は笑う、孤独の奥にあるお前の声聞こえる、ゆっくりと抱擁を解いた、激情のボイス&恋情のダンス
結び合う、痛みが、つながれた手に止まる小鳥のキス。
スエードの後ろに隠れた綺麗な靴下が、街を通り過ぎる、自転所の音に、気まぐれな恋が、赤裸々に心を語る。
傷ついたお前は俺の胸に埋もれて、明日を目指した飛行船に群がる鳥を追い抜いていく。
群衆の色が、二人を外して、どこかにいる運命が、俺の肩にもたれかかった。
イブは言う。
「世界は変わったわ」
アダムは応える。
「世界は沈んでいく」
日が没して、投げ込んだ情熱の薪木に、くべた動物の世界に、酔いしれる朝が、俺を殺す、だから永遠よりも今を生きる、その意味は、むつんでいく睦みあう意志で、石を蹴って、転がるように抱きしめあった、夕陽を浴びた森が、草原を滑る風に寄りかかる、俺は愚かな時代にペンを生きる、静寂の天使。
お前はイブ、俺を捧げる、身を捧げた全てをとして、抱き締める瞬間のバラード。
リズムよりもステップを。
リリカルに叫んで、まだ行きたい、だから抱きしめて。
怖いと言う気持ちを吐いた叫んだ、血が出るほどに、
そして、愛の終わりの音楽が始まった。
黄昏よりも速く、今を生きる、朝よりも近く、光を信じる。
それは、イブ、憂愁の外で、泣いていた、一人の夢が、音楽を奏でる、トランペットの息に吹き込んだ気持ちは、「愛してる」「好きだから」
一人の時には、君を思う、一人の時には俺を思って、
アダムはイブの運命だから。
お互いに体を温め合って、コーヒーを淹れた午後に、ブレイク&ビート
近くにいたら感じられないことが、多いから離れないで、そして素早く君の手を追って、導いた先に俺の心臓があったら止まるほどに揺すってくれる、お前は冷酷なほど美しい。
夢から覚めた、コーヒーが冷める頃に
少女のイブは少年アダムと一夜を超えて、ハートビートのキスからはだけるビートにそそいたグラスが、透き通っている。
今は一緒にいてくれる、1秒先は知らないから。永遠なんて考えない。
白い瞬きに、黒い唇に、濡れる月に、激しいビートを。
転がり回って、キスから吠える、デッド&バラード
狼の背に乗る、二人は、月の晩に風を浴びて、降ってくる星々に、願う。
ここはエデン一丁目。
ライブナとアニマルと、真実のポエマー、それから大地を照らす情熱のロックンロール。
革ジャンを着たギタリストが、詩を織り込んで、作る服こそインディビジュアルラウド&ブリリアントフラワー、世界は美しい。
みんなで歌えばイブも笑う、エデンの南に天使が待っている。
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