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ハンドメイドドール

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結句から接吻
孤独の剣が鼓動に刺さって、夢を見ていたあの頃に、突き刺すような嵐の視線。
生き抜く事は、パラダイス&シークレット
隠れた闇が、兆した瞳のサインに、打ち震える心、希望の胸に灯る一抹の光は、あなただったドール、そう君だった。
けれど、ささやかな苦しみが、襲う、痛みを分けたシスター
手作りの恋に、眉根を寄せる、空は凍える、胸は荒んで、荒れ果てた体に、鞭を打つジレンマの夢が、そっと指先に光る涙の滴を救い上げる、ハンドメイドドール、明け方の夢。
楽園から追放、あなたと生きる事は、できないと言った、まだ私はここにいる、でもシークレットパヒューム、追いかけて、形を、夢から現実、紫の波間で揺れる、風が、運んでくる、一つの恋から潮風、分けていくこの波に、沈んでいく太陽、人形は捨てられた、ここに残る青い世界が、まだ見ぬ明日に時間を残して、去っていく明日が、陥落の肉体、落ちていく枯れ葉に乗せる、私とあなたの夢が、震えている、電飾に揺れるネオンタイトアンドパレットブライト
飛び立っていくここを去って、行きずりの恋に流れる髪の毛が、赤く染まれば、朝日がまた登って、染まるあなたの髪は太陽の光。
ハンドメイドドール。
手探りで求める清いセンス、自由に羽を広げて、感覚の海を彷徨う、漂白された肌に、灯る真実の接吻、&センシングセイント
一文字書いて、つづきはグラス、揺らす液体に琥珀の溶けるような瞳、映り込む街の明かり、二人で、走る、流し目の酒場、傾ける交換の赤と青、二つの目から四つの視線、絡み合う糸、解けない誤解が、知恵の輪のように、ヘッドシェイクアンドミルクシェイクそれからブレンドの色彩は、飴色のリキュール。
グラスの淵に塗るように、ライム。
私の言葉はパンクライム
パントマイムを踊る紳士が、靴音を鳴らして、タップを奏でる、そして音が始まる。
サインは、自由から希望、落ちていく涙が、乙女の木を枯らして、木枯らしに巻き上げる風、スカートの日々に憧れる胸ははだけて、香水の振る数ほどの幻が、街の中で、語る、肩を抱きしめる恋人の夜景にクリスマスの過ぎ去る後、残る白き爆発に受け入れるキャットフェイス、雪が降る、寂しげな街頭にシルエット、雪のシークレット。
ミロクさん
あなたの雪肌、一人の時に、肯定してくれた言葉が、まるで人形のように開いた唇を、撫でる、そっと鼻を撫でる風に、凍えないで、抱きしめて、目を塞ぐ、あなたの足元に落ちたルビーの指環に、朝の訪れを感じた、だからフィールオブマイハート
感じてほしい。
感じてほしい。
体よりも、もっと深く、もっと激しく。
あなたはハンドメイドドール。
私の星夢
手触りが、滑らかなら、弄るのではなくそっと抱き寄せる。
この星が、もう一度輝くなら、出会いたい、運命の人。
天国よりも、近い場所で。
プロミスルビーマイフーリッシュハート。
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