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後編
しおりを挟む「…僕は、この仕事に向いていないのかもしれません。」
回想を終えポツリとそう溢した僕に、副団長がぎょっとする。
「え!?…あ、いや、うん。そうだよな…あれだけおかしな行動に付き合わされ続ければ嫌にもなるわ…。」
頭を掻きながら大きく溜息を吐く副団長を見て、僕も肩を落とす。
結局、僕はアルデム様を振り向かせる事は出来なかったと言う事だ。
正直僕を嫁にしたいとまで言ってくれていたし、顔には自信があった。
なんなら再会すればすぐに落とせるとまで思っていたのだ。
しかし現実はどうだ。
恋い焦がれて長年片想いしていた相手には既に想う人がいて、僕は再会して一日も経たずに失恋した。
「…あと二日もすれば退院出来ると言われました。これを期に、僕は魔法団を退団しようと思います。」
俯いた僕の言葉に、副団長は絶句する。
しかし暫く黙って、「…そうか。うん、仕方無いとは言え、君のような人材を失うのは非常に残念だ。」と酷く惜しそうに呟かれた。
退団前日の夜。
結局アルデム様には会えなかったので、僕の退団は副団長から伝えてもらう事になった。
こんなにすぐ退団するなんて根性が無い、と言われてしまえばその通りだろう。
でも元々僕の入団の動機は不純なものだ。
アルデム様の為ならどんな困難な仕事でもやり遂げて見せると意気込んではいたが、もう無理だ。
苦境は苦境でも、精神的ダメージの度合いが桁違いである。
「もう寝よう…。」
暗く沈んだ気持ちで毛布をかぶって数分、僕は自分の身体にのしかかる重圧に「ごふっ」と変な声が出た。
「!?な、何事…!?」
慌てて顔だけ上げて自分の身体を確認すると、そこには唇を震わせたアルデム様が僕の上に馬乗りになっていた。
「え?アルデム様…何して…」
「君が魔法団を退団するのは認めない!一度私の元に降りてきたなら、もう二度と家には帰れないと思いなさい!」
「は…?」
かなり滅茶苦茶な事言ってないか…?とポカンとしていると、アルデム様はどこからか溜め込んで居た大量のパンツを取り出し病室で燃やし出す。
それに仰天して慌てて消火しようとすれば、「魔法を使ってるんだから病室は燃えない。」と止められた。
「な、何なんですか、一体…あれだけ苦労して集めたのに…。」
僕の数カ月分の苦労を返してくれと吐き出しそうになりながらそう言えば、アルデム様は「君はッ…」と息を荒げる。
「君は、いつになったらあの子に嫉妬してくれるの!?君、私に憧れて入団したんだよね!?なのに、何で平気な顔で一緒に他人のパンツなんて盗んでるのさ!?」
「…はぁ?」
訳が分からず首を傾げると、アルデム様は苛立ちからか乱暴に前髪を掻き揚げ後ろに流した。
「君、あの時の少年だろう!?私がこの八年間、どんな想いで居たと思ってる!?私の中に巣食って私の気持ちを掻き乱した癖に、今更去るだなんてふざけるな!貴族相手に求婚しようにも周りから止められるし、もどかしくて何度さらってやろうと思ったか…!それでも最近では何とか気持ちを押し込めるのにも慣れて来てたのに、また私の前に現れて…私の領域に飛び込んで来た君を、私が簡単に手放すとでも思ってるの!?」
そのままドッとベッドに押し倒されると、唇を奪われる。
目を閉じる余裕など無く呆然としていると、アルデム様は少し顔を離して苦悶の表情を浮かべた。
「分かってる。分かってるよ…君がそういう意味で私を好きな訳じゃないって事。でも、最初に会ったときに言ったよね?嫁に欲しいって。」
そこで俯くアルデム様を見ながら、僕はポツリと呟く。
「…いえ、そういう意味で好きなんですけど…。」
「…………………え?」
見詰め合ったまま暫く固まっていた僕は、自分の頬がジワジワ熱くなるのを感じた。
え、よく分からないけど、アルデム様は僕が好きって事?いや、でもまだ直接言われた訳じゃないから、確定って訳では…。
現実味が無く確信が持てなかった僕は、少し迷った挙句上目遣いでアルデム様を見詰める。
アルデム様はまだ固まったままだったが、そんな僕の様子にゴクリと息を呑むと何故か下半身をモゾモゾしだした。
「あ、あの…アルデム様。その…アルデム様は、今でも僕を娶りたいと思ってらっしゃるのですか…?」
自信なさげな声で問い掛ければ、食い気味に「そう言ってるじゃない!?」と叫ばれる。
「君、私が君の事欲しがってた所見てた筈だよね!?私が誰かを欲するなんて、あれが人生で初めてなんだから!」
「し、知りませんよ。それに、アルデム様は好きな人がいらっしゃったみたいなので、僕の事なんて何とも思って居ない…と言うか、てっきり存在自体忘れられているものだと…。」
「あれは、君に嫉妬させる為に協力して貰ってる演者だから!じゃなきゃいくら何でも魔法団の団長である僕があれだけ盗みを働いてただで済むわけないでしょう!?それに、君を忘れた事なんて一度もないよ!僕を長年弄んだんだから、ちょっと意地悪してみたかったの!」
い、意地悪…?
どうやら本当にアルデム様は僕を想ってくれているらしい。
僕は嬉しくなり思わずアルデム様に抱きつくと、好き同士なら構わないだろうとちゅっちゅっとアルデム様の頬にキスした。
「もう、それならあんな訳分かんない事しないで直接言ってください…!僕、凄く辛かったんですからね…!?」
「う、うん、それは、本当にごめんね、もうしないから、辞めないで。」
かぷりと唇に唇を被されると、そのままあむあむと食まれる。
アルデム様は今までよほど気持ちを抑え込んでいたのか完全に目が理性を失っていて、僕は恥ずかしい気持ちを堪え乱暴に服を剥ぎ取られてもされるがままにした。
「はぁ、無理。犯す、今すぐ犯す。いいよね?」
「お、犯すって…いいですけど、その語彙には問題が…ひゃっ!」
グチャグチャと陰茎を捏ねられながら乳首を吸われ、僕はビクッと身体が反応する。
きっと慣れていないだろうその性急な動きすら愛しくて、もうどうにでもなれとアルデム様の頭を抱き抱えた。
「はぁ、リーベルの裸、やっぱり凄く綺麗だ。ずっと妄想してた乳首も本当にピンクだった。可愛い、可愛い。もう全部可愛い。乳首がこんなに甘いならお尻はもっと甘いのかな?美味しそう、絶対中まで舐めなきゃ。」
いや、うん、アルデム様って変態だ。
変態だけど………好き。
それからアルデム様に全身舐め回された後、陰茎とお尻の穴もしっかりと味わわれる。
本当は嫌だったが脚を広げプルプル羞恥に耐えていると、アルデム様はそれはそれは時間を掛けじっくりと僕を堪能していた。
「お尻は甘くないんだね、でも美味しい。舐めてるだけでイッちゃいそうな位興奮する。」
そう言ってうっとり口を離すと、僕を四つん這いにして陰茎の先をグリグリとお尻の穴に押し付ける。
流石に痛そうで身を竦めると、アルデム様は僕のお尻をグッと掴んで逃げられないよう固定した。
「大丈夫、痛くないよ。魔法で痛みを消して治療しながら挿れるから。…私は加減できないだろうからね。」
その言葉通りアルデム様の陰茎が挿入されても痛みはなかったが、加減出来ないと言っていた通り凄まじい勢いで抽挿される。
初めてなのに痛くない事に感動しながら、「凄い、凄い!」と喘ぐ僕に、アルデム様も興奮してますます張り切って腰を振っていた。
全てが終わってもアルデム様は僕から陰茎を抜こうとせず、何度も中で出されたせいで少し動く度ゴポゴポと卑猥な音が響く。
思わず自ら抜こうとすれば腰を掴んで奥まで挿入し直され、僕は「ひゃっ」と情けない声を漏らした。
「駄目、離さない。今日は挿れたまま過ごすから。」
頑なな口調で中をゆるゆると突き上げられ、ぐちゅぐちゅと水音が鳴る。
「ぁ…何で何度も出してるのに萎えないんですか…?」
「ん?魔法でドーピングしてるから。萎えたら抜けちゃうじゃない。こうして繋がってればリーベルはどこにも行けないからね。」
いや、アルデム様の気持ちが分かったんで、もう出て行ったりしないんですけど…。
その後は少し寝て突き上げられ、少し寝て突き上げられを繰り返し、気が付けば朝になっていた。
アルデム様が動きを止めたのは副団長が病室を訪れた時だけで、副団長は病室に入るなりベッドの上の僕達を見て目を剥いて怒り狂った。
「~~~ッッッアルデム!!ここは病室だ!他の者も使用するんだぞ、そんな場所で羽目を外すんじゃない!」
「ふ、副団長…!?」
「あ、リーベル駄目だよ、急に動いたら抜けちゃうから。」
副団長を確認した所で疲労から限界に達した僕はそこでガクリと意識が飛び、その後の事は覚えていない。
ただ次に目覚めた時僕は病室では無く自室のベッドで寝ていて、側に居た副団長に「アルデムが言うには同意の上らしいが、本当か?」と開口一番訊ねられた。
「え、あ、はい…同意なんですが、その…アルデム様が寝かせてくれなくて…恥ずかしい所をお見せして申し訳ありませんでした。」
真っ赤な顔でそう告げれば、副団長は大きく溜息を吐く。
聞けばアルデム様は初めて僕と出会ったあの日からどうしても僕を諦めきれず、ずっとストーカーまがいの事をしていたらしい。
しかし僕は貴族だ。
下手に手を出せば大変な事になると何とか押し留めていたが、今回僕が入団して一気に箍が外れてしまったとの事。
「それは…良いのですが、本当にアルデム様は僕を…?」
第三者からの言葉も聞きたくて訊ねれば、副団長は嫌そうに頷いた。
「あぁ。嫁にする嫁にすると毎日の様に叫び、リーベルが助けた礼に魔法団を訪れた日は求婚すると聞かなかったので閉じ込めたんだ。手紙が来ようものなら『両想いだ!』と飛び出すので最初以外手紙も渡していない。色々すまなかったな。しかし、本当に良いのか?アルデムは平民だぞ。」
嬉しくてコクリと頷くと、副団長は杖を振りガッチガチに拘束されたアルデム様を僕の目の前に転移させる。
「ア、アルデム様!?」
「リーベル、愛してる!早く君を抱き締めさせて!じゃないとまた何処かへ行ってしまいそうで怖いんだ!」
僕が慌ててアルデム様の拘束を解くと、アルデム様は夢中で僕を掻き抱いた。
そのままちゅっちゅっと唇にキスされ再び始まりそうな予感がしたので、僕は慌ててアルデム様から顔を離す。
「嫌がらないで、嫌がっても止めないよ?君はもう私のものだ。昨日あんなに分からせた筈なのに、足りなかった?」
僕のお腹を撫でながら首を傾げるアルデム様に、僕はふるふると首を横に振った。
「いいえ。十分分かっています。」
「なら…」
「アルデム様、僕は言葉でも愛してると伝えて欲しいんです。あなたに愛されてると、あなたのものだと言葉でも実感したい…。」
上目遣いで懇願すれば、アルデム様は「…天使降臨。」と震え出す。
「リーベル、愛してる。ずっとずっと、君だけを想ってた。たぶん私は狂ってる。でも君への愛だけは本物だよ。もう私のものだと言って?一度君に愛を注ぐ悦びを知ってしまったから、もし君が離れてしまえば私は何をするか分からないよ。屋敷に帰りたいと言うなら、監禁して、側に居ると誓うまで犯し…」
そこで僕が言葉を遮るように唇を重ねれば、アルデム様が驚いた様に目を見開いた。
「僕もあなたが好きです。愛してる。僕は、もうあなたのものです。僕も、ずっとあなたのものにして欲しかった。昨日は…その…今までの人生で最高の夜でした。あれが毎晩続けば流石に壊れてしまうでしょうが、どうかまた僕を抱いてください。」
頬を熱くしながらアルデム様を見上げ甘える様に首筋に顔を擦り付けると、「え、うん。毎晩どころか、昼間も抱くから。あと可愛い。今すぐ抱きたい。」と僕の腰を撫でる。
「…アルデム様、お仕事中は駄目です。後、僕と二人きりの時は前髪を上げてくれませんか?僕はあなたの瞳を見るのが好きで堪らないんです。」
そう言って髪を横にずらすと、アルデム様はガバッと前髪を掻き揚げすぐに後ろに撫でつけた。
「今日からこの髪型にする。私の目は鋭すぎて怖がる人間が多いから隠していたんだけど、私のリーベルが望むなら他なんてどうでもいい。君は僕を見て素敵だと言ってくれた初めての人なんだ。あぁ、前髪が無いと君の可愛い顔がよく見える…愛してるよ。」
二人で夢中で熱く見つめ合っていると、後ろからゴホンッと副団長の咳払いが聞こえる。
すっかり副団長の存在を忘れていた僕が慌ててアルデム様から顔を離すと、アルデム様は腰を撫でていた手にグッと力を入れた。
「こうなるから、お前を拘束してたんだぞ。まだ執務が残ってるだろう、ヤるならそれを片付けてからにしろ。」
「副団長は融通が利かない堅物なんだ。やらないといつまでも煩いから、執務が終わってから沢山愛してあげようね。もうリーベルは私のだから、いい子で待っててくれるでしょう?」
「はい。」
モジモジと頷けば、アルデム様は「本当に、天使なんじゃないのかなぁ?」と僕の頬に何度もキスする。
しかしいい加減痺れを切らした副団長に首根っこを掴まれ、引き摺るように連れて行かれた。
「リーベル、私の部屋で待っていて!リーベルは勝手に入れる様になってるから!場所は塔の最上階だよ。出来れば裸になって自慰をしながら待っていてくれると嬉しいな。美しく愛しい君が私を想いながら一人で弄って居るのを部屋に繋がった映像通信で見られれば執務なんていくらでも頑張れる!勿論戻ったらすぐ襲っ…」
「黙れ変態。本当、お前いい加減にしろ。」
副団長に怒られ仕方なく口を噤むアルデム様を見送りながら、僕はアルデム様の部屋に移動し言われた通り全裸になる。
そのままベッドに乗り上げ一人小さく声を上げながら自慰していると、数分もせず息を荒げたアルデム様が転移で部屋にやって来た。
「ぁれ…アルデム様、もう終わったんですか…?」
「まさか!リーベルのやらしい姿を見てたら我慢出来無くなったに決まってるじゃない!あぁ、可愛いお尻をそんなに高く突き出して…堪らないよ!」
執務を終わらせるどころか投げ出してきたアルデム様に、これは後で副団長に怒られるな…と思いながらも、僕は服を脱ぎながら覆い被さってくるアルデム様を受け入れる。
そのままたっぷりと身体と言葉で愛して貰い、怒り狂っているであろう副団長の事などすっかり頭から吹っ飛んでしまった。
「はぁ、最高だ。私のリーベルは何もかも素晴らしい。あんなに悦い声で喘がれると止まらなくなってしまうじゃないか。」
ふにふにと唇を指で摘むアルデム様に、僕は相変わらず入っままの陰茎をキュッと締め付けるようにお尻に力を入れる。
「アルデム様が僕の奥をグリグリ突き上げるから声が出ちゃうんです。あ、ほら、また…ん…っ」
「今のはリーベルが誘ったんでしょう?リーベルは私とこうする為に入団したんだものね。私のリーベルがこんなにやらしい子だったなんて知らなかったよ。もっと早く襲って犯してしまえば良かった。」
アルデム様は「もう何度も君の部屋に侵入して、キスしていたのに…」と呟くと、僕はその事実に興奮してまた中を締め付けてしまった。
「んっ、本当にやらしいな。想像して興奮したの?なら、私が何度も君の自慰を覗いてたって言っても怒らない?」
「!何で入って襲ってくれなかったんですか…っ、見てないで、抱いて欲しかっ…あぁっ」
突然ガツンと衝撃が来た後、ベッドが激しく軋む程何度も突き上げられ仰け反る。
アルデム様は僕の突き出された首にしゃぶりつくと、下半身を叩き付けながら早口で何かを呟いた。
「うん、リーベルも私と同じだ。良かった。これだけ相性が良くて趣向が合うなんてもう運命だ。絶対逃がすもんか。貴族だからって取り返そうとされたら、国外に逃げよう。あぁ、可愛い。私だけに見せるリーベルのやらしい顔は堪らないな。」
後日、明らかに変化を見せる僕達の関係は魔法団内外に密かに拡散されていく事になる。
それを知った僕の兄二人が怒り狂って魔法団に乗り込んで来るのだが、それはまた別のお話。
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