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世界は、広いが、恋はすぐそこ
魔法使いのお爺さん
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本日2月3日、日曜日。日本時間三時五分。魔法使いは魔法をかけた。三十代の女性に。週末だけ十代に戻る魔法を。もう一人、日本人男性に。
広瀬瞳、三十三歳日本生まれの日本育ち。背は百五十二センチと小柄だが、陸上選手だ。しかし週末になると女子高校生に戻ってしまう。ほんの二ヶ月前からだ。
友達は無くした。たった1人を除いて、その友人は、中村沙也加二十五歳。真面目な公務員だ。
なぜか、週末になると若返る瞳。理由はわからない。
そしてもう1人、男性だ。週末になると若返る。それも四十がらみの男が、男子高校生に。
二人の出逢いは、3月の10日だ。場所は、東京都新宿区、地下鉄だった。
それは、事故だった。目の前を走る、男性が、急に方向転換をしたために、ぶつかったのだ。その結果、持っていた袋が破けて、中身が散らばった。そこにたまたま居合わせたのだ。二人で拾い集めて、新しい袋が必要なのだが、持ってなかった。急いでそばにある店でお金を払い、袋を購入し、中身を入れたのだ。
男は、逃げており、三人でお茶会となった。
僕は、中山。彼女は、広瀬と名乗り、お婆さんは、堤だった。そして2時間の間、楽しい談笑をし、お開きとなった。
2時間後、渋谷へ向かう予定だった。それ以上に原稿が気になるのだった。時間までに届けなければ首だ。まだ時間に余裕があるが。油断はできない。相手は、さるお金持ち。名は、愉快と名乗っていた。まさか騙されるとは思っていなかった。
愉快と名乗る人物、実は、異界渡である。人の宝物を盗む、悪人だ。本名は、姿疾駆だ。すがたかけると読む。
そして、時間に間に合った。相手は、かなり小柄で、見た感じ、華奢だ。約束の原稿を手渡し、代金を受け取る。中身を確認し、愉快氏とは別れた。このあと会社に帰り、報告した。そして先方様からの怒りの電話が。
かなり叱られたのだった。なんとかして愉快と名乗る男を探さなくては。原稿を取り返さなければ、それから毎日探して回る羽目に。手がかりはない。
異界渡とは、異世界から異世界へと渡り歩く者達である。こことは違う、別世界。現代日本には、そんな話は存在しない。しかし、被害に遭ったのだ。異界渡は、大抵がトレジャーハンターである。
この間も、別次元でやられている。かなり大きな事件だ。異界に興味を持った僕は、さまざまな本を読んだ。しかし詳しいことは分からない。せいぜい、ネットでメタバースくらいである。
3月22日、東京大学に原稿を届に行った僕は、先生に聞いてみた。異界ってあるんですかと。難しい顔をして、知らんとのことだ。しかし気になる。
さらに日が経ち、3月の10日に出会った、広瀬さんとであったのだ。今日は3月30日、たまたま電車で一緒になったのだ。
その日は日曜、僕は、男子高校生に戻っている。何故か、週末になると、若がえるのだ。広瀬さんも同じく、らしいのだ。
平日は、しがないサラリマンに、OL。週末になると若返る。意気投合したので、高校生のふりをして遊ぶことにしたのだ。
楽しい1日だった。思いっきり若返ったのだから。
それからいく日かが過ぎた。毎日毎日同じことの繰り返し。しかしそれが普通だ。週末になると若返る。それも当たり前になり、時間が過ぎてゆく。刺激のない毎日に、うんざりしていた頃に、事件は起きた。爆弾魔と呼んで差し障りのない男が現れた。名前は、行沢昴。あちらこちらに爆弾を仕掛けるのだ。昨日も二箇所爆破された。死者はいないが怪我人が出た。
看護師が走り回り、サイレンがなる。また新たな爆破が起きたみたいだ。
犯人はわかっているのに逮捕ができない。相手がどこに、いるのかが分からないのだ。何者かが匿っているのだろうが、分からない。そうして20日が過ぎた。
その後、犯人は、お縄になったのだ。しかし週末になると若返る。何も変わらない。しかし平日は、本来のままだ。
何故若返るのかは、分からない。廣瀬嬢も同じみたいだ。このままでも問題はないが、いつかは、最後が来るだろう。それまでに楽しんで置くのが一番かと思う。そして次の週末に、彼女を呼び出した。映画でも見に行かない、二つ返事で答えてくれた。映画は、ホラー者で、ポピュラーな者でフランケンシュタインである。
ポプコーンを食べながら、フランケンに夢中になる。高校生の時には、味わえなかったものだ。
彼女とのデートは、五時間で終わってしまった。彼女のお父上が、買い物にゆくそうで、どうしても仕方がないようだ。
そして、高校生に戻ったことを活かして、様々なことを実行する。ゲームセンターに行き、古いゲームや、漫画に夢中になる。あの頃は、勉強に追われていて、それどころでは無かった為である。
懐かしい物がいっぱいある、高校生の時は高くて手が出せなかった物が、今や捨て値である。あっさりと買える。そして持って帰り、使用した。結果当時だから意味があったことを悟った。
そう上手い話はないみたいだ。そして日が暮れる。月曜日になる。いつものおじさんに戻り、会社にゆく。
仕事は、順調だ。開発が進み、商用品化が進む。紙でできた服を開発中だ。
できあがれば、少しは話題にもなるだろうし、売れるだろうと思われる。プロジェクトのリーダーは、磯島「二十七歳」、若手だ。部長の甥であり、社長令嬢の娘婿だ。まあ出世コースだな。
それに引き換え俺は、さっぱりだ。週末に高校生の戻るくらいだ。
昨日は、懐かしいものに出会い時を過ごした。あの頃は、世界全体で熱狂したものだ。今は注目さえも、受けていない。
時間は残酷だ。
これから五日間おじさんのままだ。しかし週末になれば若返る。広瀬嬢と自分だけの共通の秘密だ。
昔話に花が咲く。俺が若い頃は、ゲームに夢中だった。今ここ最近のゲームは、インターネットに接続しないとできないが、昔は、ネットが無かった。それに、早解きがメインだった。この頃は、ゆっくりと遊ぶのが主流らしい。それもログインのみで、三日に一度マジでやるのが流行りらしい。しかしおじさんだ俺は。
広瀬瞳、三十三歳日本生まれの日本育ち。背は百五十二センチと小柄だが、陸上選手だ。しかし週末になると女子高校生に戻ってしまう。ほんの二ヶ月前からだ。
友達は無くした。たった1人を除いて、その友人は、中村沙也加二十五歳。真面目な公務員だ。
なぜか、週末になると若返る瞳。理由はわからない。
そしてもう1人、男性だ。週末になると若返る。それも四十がらみの男が、男子高校生に。
二人の出逢いは、3月の10日だ。場所は、東京都新宿区、地下鉄だった。
それは、事故だった。目の前を走る、男性が、急に方向転換をしたために、ぶつかったのだ。その結果、持っていた袋が破けて、中身が散らばった。そこにたまたま居合わせたのだ。二人で拾い集めて、新しい袋が必要なのだが、持ってなかった。急いでそばにある店でお金を払い、袋を購入し、中身を入れたのだ。
男は、逃げており、三人でお茶会となった。
僕は、中山。彼女は、広瀬と名乗り、お婆さんは、堤だった。そして2時間の間、楽しい談笑をし、お開きとなった。
2時間後、渋谷へ向かう予定だった。それ以上に原稿が気になるのだった。時間までに届けなければ首だ。まだ時間に余裕があるが。油断はできない。相手は、さるお金持ち。名は、愉快と名乗っていた。まさか騙されるとは思っていなかった。
愉快と名乗る人物、実は、異界渡である。人の宝物を盗む、悪人だ。本名は、姿疾駆だ。すがたかけると読む。
そして、時間に間に合った。相手は、かなり小柄で、見た感じ、華奢だ。約束の原稿を手渡し、代金を受け取る。中身を確認し、愉快氏とは別れた。このあと会社に帰り、報告した。そして先方様からの怒りの電話が。
かなり叱られたのだった。なんとかして愉快と名乗る男を探さなくては。原稿を取り返さなければ、それから毎日探して回る羽目に。手がかりはない。
異界渡とは、異世界から異世界へと渡り歩く者達である。こことは違う、別世界。現代日本には、そんな話は存在しない。しかし、被害に遭ったのだ。異界渡は、大抵がトレジャーハンターである。
この間も、別次元でやられている。かなり大きな事件だ。異界に興味を持った僕は、さまざまな本を読んだ。しかし詳しいことは分からない。せいぜい、ネットでメタバースくらいである。
3月22日、東京大学に原稿を届に行った僕は、先生に聞いてみた。異界ってあるんですかと。難しい顔をして、知らんとのことだ。しかし気になる。
さらに日が経ち、3月の10日に出会った、広瀬さんとであったのだ。今日は3月30日、たまたま電車で一緒になったのだ。
その日は日曜、僕は、男子高校生に戻っている。何故か、週末になると、若がえるのだ。広瀬さんも同じく、らしいのだ。
平日は、しがないサラリマンに、OL。週末になると若返る。意気投合したので、高校生のふりをして遊ぶことにしたのだ。
楽しい1日だった。思いっきり若返ったのだから。
それからいく日かが過ぎた。毎日毎日同じことの繰り返し。しかしそれが普通だ。週末になると若返る。それも当たり前になり、時間が過ぎてゆく。刺激のない毎日に、うんざりしていた頃に、事件は起きた。爆弾魔と呼んで差し障りのない男が現れた。名前は、行沢昴。あちらこちらに爆弾を仕掛けるのだ。昨日も二箇所爆破された。死者はいないが怪我人が出た。
看護師が走り回り、サイレンがなる。また新たな爆破が起きたみたいだ。
犯人はわかっているのに逮捕ができない。相手がどこに、いるのかが分からないのだ。何者かが匿っているのだろうが、分からない。そうして20日が過ぎた。
その後、犯人は、お縄になったのだ。しかし週末になると若返る。何も変わらない。しかし平日は、本来のままだ。
何故若返るのかは、分からない。廣瀬嬢も同じみたいだ。このままでも問題はないが、いつかは、最後が来るだろう。それまでに楽しんで置くのが一番かと思う。そして次の週末に、彼女を呼び出した。映画でも見に行かない、二つ返事で答えてくれた。映画は、ホラー者で、ポピュラーな者でフランケンシュタインである。
ポプコーンを食べながら、フランケンに夢中になる。高校生の時には、味わえなかったものだ。
彼女とのデートは、五時間で終わってしまった。彼女のお父上が、買い物にゆくそうで、どうしても仕方がないようだ。
そして、高校生に戻ったことを活かして、様々なことを実行する。ゲームセンターに行き、古いゲームや、漫画に夢中になる。あの頃は、勉強に追われていて、それどころでは無かった為である。
懐かしい物がいっぱいある、高校生の時は高くて手が出せなかった物が、今や捨て値である。あっさりと買える。そして持って帰り、使用した。結果当時だから意味があったことを悟った。
そう上手い話はないみたいだ。そして日が暮れる。月曜日になる。いつものおじさんに戻り、会社にゆく。
仕事は、順調だ。開発が進み、商用品化が進む。紙でできた服を開発中だ。
できあがれば、少しは話題にもなるだろうし、売れるだろうと思われる。プロジェクトのリーダーは、磯島「二十七歳」、若手だ。部長の甥であり、社長令嬢の娘婿だ。まあ出世コースだな。
それに引き換え俺は、さっぱりだ。週末に高校生の戻るくらいだ。
昨日は、懐かしいものに出会い時を過ごした。あの頃は、世界全体で熱狂したものだ。今は注目さえも、受けていない。
時間は残酷だ。
これから五日間おじさんのままだ。しかし週末になれば若返る。広瀬嬢と自分だけの共通の秘密だ。
昔話に花が咲く。俺が若い頃は、ゲームに夢中だった。今ここ最近のゲームは、インターネットに接続しないとできないが、昔は、ネットが無かった。それに、早解きがメインだった。この頃は、ゆっくりと遊ぶのが主流らしい。それもログインのみで、三日に一度マジでやるのが流行りらしい。しかしおじさんだ俺は。
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