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本編2話(非日常編)
高瀬くんの非日常⑤
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「おがた……?」
「……その……あの、さ、」
「うん?」
「…………」
「なんだよ?」
「……俺、今まで、優しくなくて、ゴメン」
「は……?」
「でも、瑞葵のことどうでもいいからそういう扱いしてきたとか、そういうわけじゃないから、……むしろ逆だから、それだけは分かってほしい、と思って」
「…………」
思ってもみなかった尾形の言葉に、僕は二の句も告げずに固まった。一体、何が起こったんだ?今まで優しくなくてゴメンって?尾形が僕に謝ったのか……?あまりの出来事に、ぽやぽやとした事後特有の余韻は一瞬にして遥か彼方へ飛んでいってしまった。
「なんだよ、そのカオ……俺だって、自分が悪かったと思ったときは謝るぐらいできるし……」
ぽかんとした僕をバツの悪そうな表情で見つめながら、ぽそぽそと続ける尾形の頭と尻には叱られてしょんぼりと垂れた犬の耳と尻尾の幻覚さえ見えてくる。
「言っとくけど俺、どうでもいいやつ相手するだけなら全然優しくできるから。彼女にも優しくて生温いセックスばっかしてたし、面倒くせぇからイジったり揶揄ったり意地悪したりもしないし、テキトーに褒めて、耳障りのいいこと言って……でも、そんなのってなんも楽しくねぇし、全部作り物の俺なわけ。本当の俺は、瑞葵も知ってる通りだよ。ずっと口きいてもらえなかった瑞葵と十年ぶりに話せたあの日から、俺、浮かれてたのかもしんない。瑞葵がおまんこ係になってから毎日楽しくて楽しくて、全然抑えきかなくて、もう素が全開っつーか……手加減なんて勿体なくて出来なかった。自分のよくないとこばっか出てんのは自分でも分かってたけど、瑞葵もまんざらじゃなさそうなんて自惚れてたとこもあって、そこはよくなかったかなって思うけどさ……とりあえず、俺はお前のこと大事じゃないから意地悪ばっかしてたとか、そういうわけじゃないからそれだけは分かって。俺は、お前が怒ってんのとか泣いてんのとか嫌がってんのとか見るの大好きだけど、お前が本気で嫌なんだったら全部やめるから……だから、嫌いにならないでほしい……」
「…………」
「……なあ、瑞葵、なんとか言ってよ、」
柄にもなくシュンとした様子で僕の顔色を窺ってくる尾形を見上げていると、つい唇がムズムズと疼いてくるが、いや笑っちゃダメだ、と手の甲で口元を覆う。
「……ふっ……く……」
「お前っ!人が真剣に話してんのに笑うなよっ!」
「いや……ごめん……けど、お前が優しくないのなんて今更なのに、僕の言ったことそんなに間に受けて気にしてたのかって思うと……なんかいい気味で……」
「みずきっ!!!!!!!!!」
僕の無礼を咎めるように喚いた尾形は、ガバッと覆い被さってきて、恨めしそうな顔で僕を見下ろした。こんなの、にやけずにはいられない。いつだって唯我独尊でゴーイングマイウェイで、丹羽が相手でも互角にやり合って、誰に何を言われようとびくともしない尾形が、あんな僕の何でもない一言でこんなに情けない顔をしているのかと思うと、心の底からいい気味だ。
「瑞葵、お前、絶対今悪いこと考えてるだろっ!」
「そんなことない、ない……」
「瑞葵っ!!!!!」
「ふふ、尾形にも意外と殊勝なとこがあったんだな。まあ、お前のどうしようもない性根は僕が直せって言ったところで直るようなもんじゃないと思うけど」
「…………」
「嫌いにならないでって、もうとっくにお前のことは嫌いだって今日ここに来たときにも言っただろ。既に嫌われてんだから、これ以上嫌われようがないの」
「瑞葵ぃ……」
「あー、もう、いい加減その捨てられた犬みたいな目でこっち見てくんのやめろっ。だから、その、無理に優しくしようとか、余計なことしないでお前は素のまんまでいいんだってば。今更女の子にするみたいな扱いされてもキモいだけだし。お前が強引なのも意地悪なのも、僕の言う事全っ然きかないのも、ワガママ放題なのも、ムカつくし嫌いだけど、根負けって言葉もあるんだよ……もう僕は諦めてんの。分かった?」
「…………」
「ほんと、手のかかるしょーがない幼馴染だな」
図体だけデカく育った大型犬の頭を、下からよしよしと撫でてやる。水で濡らされでもしたかのようにペしょっと萎れていた耳や毛並みが、少しずつフカフカと乾いて元気になっていくような幻覚がまた見えた。
「じゃあ、瑞葵は素のままの俺でいてもいいと思ってくれてるってこと……?」
「いいっていうか、仕方ないなって……根負けだよ」
「それって、俺なら何やっても仕方ないってこと?」
「うん……?まあ、尾形だし、言ったところでどうせ聞かないだろ的なとこはあるけど、だからってお前、何でも好きにしていいって意味じゃないからな!?」
「ふーーーーん♡いいこと聞いた……♡」
「おい、お前、絶対今悪いこと考えてるだろっ!」
「今の流れは高瀬くんも悪いよ。尾形がクソなことに変わりはないけど、お前のその諦めて受け容れる姿勢がそいつの元来のクソっぷりを助長させてんだわ」
柏木の冷蔵庫から勝手に拝借したミックスフルーツ味の飲むヨーグルトを片手に、賢者タイムですっかりくつろいだ様子の丹羽が冷ややかに茶々を入れてくる。尾形は尾形で、さっきまでのしょんぼりとした態度は何処へやら、すっかり元気を取り戻した様子で、ちゅっ♡ちゅっ♡と僕の頬っぺたを吸いまくっている。せっかくいい気味だったのに、これじゃあ元の木阿弥で何だか癪だ。僕は、乳首をくにくに♡と弄くりながら唇にもキスしようとしてきた尾形に待ったをかけた。
「っ、んっ♡こら……待て、ステイっ♡」
「なに?」
「お前、もういつもの調子だけど、本当に反省してるのか?今までのこと、本当に悪いと思って反省してるんだったら、今日ぐらいは優しく抱いてみろよ……」
ぎゅっとシーツを握ったまま、間抜け面した駄犬を睨み上げる。尾形は一瞬だけ目を丸くしたが、瞬きした後には、にやにやと含みのある顔で笑っていた。
「仰せのままに。瑞葵が好きだった水原とか柳瀬にシてたみたいなやさしーいセックスしてやるよ♡」
「なっ、お前、なんでそれ知って……!も、死ねっ!さいっあく、そういうとこだぞっ……そういうとこがムカつくからきらいだって僕は言ってっ……ひあ♡」
まさか、僕が水原さんや柳瀬さんを好きだったこと、尾形にバレていたなんて。それを知っててこんなことして、最悪だっ、やっぱり尾形なんか大っきらいだ!水原さんも柳瀬さんも、尾形なんかのどこがよくて付き合ってセックスまでさせてやってたんだ。こんな、ちょっと顔が良くて、ちょっと、ちょっとっ……、
「ふぅうっ♡んっ♡んうっ……♡んんっ……♡♡」
トントントントンッ♡と前立腺もとい女の子のGスポットを指で優しくノックしながら、乳首をくにくに♡と優しく捏ね回しながら、ぢゅぱっ♡ぢゅぱっ♡と優しく舌を吸われて思考も抵抗する気力も蕩けていく。
ばかっ……♡僕のばかっ、気持ちよくなるなっ……♡僕がすぐ気持ちよくなるから、こいつが調子に乗るんだっ……♡こんなの、全っ然気持ちよくないっ……♡こんなことされたって、ぼくは、全っ然っ……♡♡
「んうぅ~~っ……♡ふあ♡はっ♡はぁん……っ♡」
むりぃっ♡気持ちいっ……♡上も、下も、尾形に触られてるとこ、全部気持ちいよおっ……♡♡♡声、がまんしたいのに漏れちゃうっ♡おまんこ切ないぃ……♡
「うっ♡んふうっ……♡♡」
「瑞葵、我慢すんのは身体によくないよ。瑞葵の可愛い声、もっといっぱい聴かせて……♡」
「やぁっ♡みみもとでっ♡しゃべ、なあっ……♡」
「ふー……♡ふーっ……♡」
「はあ゛♡ふーふーしゅるなあっ……♡♡」
もじもじと身を捩る僕の片手を恋人繋ぎで捕まえて、耳までおまんこにされるみたいに、尾形の分厚い舌をじゅぽっ♡じゅぽっ♡じゅぽっ♡と出し入れされる。本物のおまんこのほうも絶えず、Gスポットを刺激され続けていて、自然と下肢に力が入り、足がピンピンになってしまうのを尾形にやんわりと咎められた。
「こーら、足ピンは変な癖ついちゃうからだめ」
「ふぅっ♡うっ♡らってぇっ♡」
「どこもかしこも気持ちくて仕方ないもんね?瑞葵がイクとこよーく見ててやるから、イクときはちゃんとイクイク♡って、おっきい声で言ってからイって?」
「んぅっ♡うっ♡おがたぁっ♡イ、イくぅ……♡」
「ふ……もうイクのかよ、ちょれぇ♡」
「はっ♡あ゛♡イクぅ、イクッ、イクイクッ、イッ~~~~~~~~~~~~~~ッ♡♡♡♡♡♡」
ビクンッッッ♡ビクビクッ♡ビクビクビクビクッ♡ビクッ♡ビクンッ……♡ビクッ……♡ビク……♡♡♡
「はあ……♡はあっ……♡」
僕の大ばか……気持ちよくなんてならないと決めたそばから早速メスイキを決めてしまった。ぬぽっ♡と尾形の指が引き抜かれて、繋がれていた手もほどけていって、人肌がベッドから離れていくのを、ぼうっとしたまま目で追う。柏木の部屋のチェストの引き出しを勝手知ったる手つきで開けた尾形は、そこから取り出したゴムを片手に再びベッドまで戻ってきた。尾形とゴムだなんて、初めて目にする新鮮な取り合わせだ。
「今日の瑞葵は女の子だから、妊娠しちゃわないようにゴムつけてヤろうな♡」
もう突っ込む気力も失せた僕は、こいつも一応女の子相手にスるときはちゃんと避妊していたのか、と謎に感心しながら、尾形の規格外のちんぽが窮屈そうに少しずつゴムに収まっていくのをじっと見つめた。
「ふー……結の、Lサイズだからだいぶキツい……」
ムカつくことを言っているから、柏木が帰ってきたらチクッてやろうと思う。根元まで覆えてはいないが何とか装着し終えた尾形は、ゴムに包まれた先っぽをピトッ♡と穴に宛てがいながら、丹羽に中出しされたザーメンで入り口をくちゅくちゅ♡と馴染ませた。
あ……♡ちんぽ、くる……♡はやくっ……♡♡
「んっ♡んっ……♡」
「瑞葵の中、入りたい……♡挿入れてもいい?」
「もう、そういう茶番はいいからっ……♡」
「いいから、なに?俺、女の子の同意なしには絶対シないから、瑞葵もちゃんと言って」
「っ、~~~、ちんぽ、ほしっ……♡」
「なんか言った?そんな声じゃ全然聞こえない」
「もお゛っ♡やだぁっ♡おっきぃちんぽ欲しいのっ♡ちんぽっ♡はやく挿入れてぇっ♡おまんこシてっ♡」
「はは、かーわい……♡」
声を荒げてちんぽを嘆願する僕に満足したのか、尾形が腰をゆっくり進めるのに合わせて、でっぷりとした亀頭が入り口を押し拡げながら挿入ってくる。
「くぅんっ……♡♡」
一番太い、真珠でぐるりと囲われたトコロがゴリゴリッ♡と肉壁を擦りながら奥へ奥へと這いずってきて、時間をかけながらも一旦、おまんこ中がXXLちんぽでギュウギュウに埋められた。
「ふうっ……♡」
内臓を押し上げられるような圧迫感はいつも通りで気持ちいい。勿論気持ちいいのだけれど、今まで生でハメられたことしかなかったせいか、何処となくゴム越しの感触に違和感を覚え、無意識下で物足りなく感じてしまう。挿入れたっきり、僕のおまんことちんぽが馴染むのをお利口に待つかのように尾形がまるで動こうとしないのも、物足りなさに拍車をかけてくる。
「はぁん……♡」
「瑞葵、大丈夫?つらくない?」
ちゅっ♡ちゅっ♡と啄むみたいなキスを繰り返す尾形は、やっぱり微動だにしない。女の子なら、こうやって優しく気遣われると嬉しく感じるのかもしれないけれど、僕には逆効果で、そんなのはいいからとにかくさっさと好き勝手に突きまくれよ、としか思えない。
「ふぅうっ……尾形ぁ……♡」
「なに?メチャクチャつらそうだけど一回抜く?」
「やだあ……♡も、うごいてぇ……♡♡」
「もう動いていいの?じゃあ、ゆっくり動こっか♡」
ぬぷぅっ♡ぬぽっ……♡くぽ♡ずずずずずずずっ……♡ずろぉおっ……♡ぬぷぷぷぷぷぷっ♡ずっ……♡ずぷぅっ♡ずずずずずず……♡じゅぽおぉぉおっ……♡
ぎゅうっ♡と恋人繋ぎが再開されて、やっと尾形は重たい腰を動かし始めたが、ゆ~っくりと出し入れされる、焦れったいにも程がある緩慢なピストンで、擦られれば擦られるほど性感は高まっていくばかりだ。
くそぉっ……♡こんなことになるんだったら、こいつに優しく抱けなんて言うんじゃなかったっ……♡
「あっ♡はあっ……♡うぅ~~っ♡」
「どう?念願の優しいセックスは。気持ちい?」
「きもちっ……けどお……っ、ん♡」
「けど?」
「うっ……♡もお、っん♡これ、やだあっ……♡」
「やだ?瑞葵が優しくしろって言ったからこんなに優しくしてやってるのに、何が不満なんだよ?」
「んう゛ぅ゛う゛~~~~~~~~~っ♡」
「かわい、なーに怒ってんの♡さっきからいいトコ当てようと必死に腰揺すってんのバレバレだし♡」
「っ、わかってんだったらさっさと動けよぉっ♡」
「やーだね。優しくしろって言い出したのは瑞葵なんだから、まず瑞葵が非を認めるべきじゃない?ほら、僕が間違ってました♡マゾメスの瑞葵はもうおまんこイジメられないとイケない身体になっちゃったから優しいセックスじゃ物足りないんです♡僕が悪かったからおまんこ好き放題イジメてください♡って、そのちんぽに大敗北したとろっとろのメス顔で媚びろよ♡」
「っ、~~~~~、♡♡」
こいつだけは、マジでこれが終わったら百遍殺すっ♡
僕は恋人繋ぎされた指を無理やり振りほどいて、乱暴に尾形の後頭部を引っ掴むと、こちらへ引き寄せた。むちゅっと触れるだけのお粗末なキスをして、互いの熱い吐息が交錯しあう中、言葉なんか選んでいる余裕もないままに荒く吐き捨てる。腹立たしさと興奮と我慢の限界とで、目には生理的な涙がじゅわりと滲む。
「っ、悪かったなっ♡お前の言う通りだよっ♡いつもの尾形の乱暴なセックスが一番すきっ……だからっ、四の五の言わずに腰振りたくって僕のことメチャクチャにしろっ……♡もお、我慢できないからっ……♡さっさと、いつもの激しいの、しろよおっ……♡♡」
「っっっ、~~~~~、」
ぎゅうっ♡とおまんこでちんぽをきつくホールドしながら訴える僕の眼前で、かああ、と漫画なら効果音が描かれそうなほど分かりやすく、尾形の顔が見る見るうちに赤く染まっていった。深い藍錆色の瞳は僕とお揃いなほどに潤んでいて、なんだか想像していた反応とは随分違うことに、思わず数秒面喰らう。てっきり、普段通りにやにやと余裕たっぷりの様子で揶揄われるものだと思っていたから、初めて見る尾形の表情に僕まで何だか尻の浮くような心地がしてくる。ビクンッ♡と中でちんぽを跳ねさせながら、食いしばるような顔をした尾形は肩口に顔を埋めて息を吐いた。
「っっっっぶねー……マジで出たかと思った……」
「お、お前が言えって言ったくせに……!」
「言ったけど、想像の百倍嬉しくて、なんか……」
真っ赤っ赤の顔のまま、ずぽぉっ♡とちんぽを一気に引き抜いた尾形は、余裕なさげに外したゴムをシーツの隅に放り捨てると、また間髪入れずにビクビクと脈打つ生ちんぽをおまんこの中へめり込ませてきた。僕のおねだりどおり、肉と肉のぶつかり合う音が部屋中に響くほど、滅茶苦茶に腰をふりたくってくる。
「んお゛っ♡ほお゛ぉおおお~~~っ♡お゛っ♡」
「くっ……生ヤバ……♡瑞葵がとんでもねぇこと言うせいで、ごめんだけどマジですぐ出るからっ……♡」
あっ♡♡念願の激しいピストン♡♡これぇっ♡♡ぎぼぢいぃ♡♡やっぱりこれがいいっ♡♡生のおちんぽ様におまんこグッポグッポ好き放題にイジメられないともう満足できない身体になっぢゃったの……っ♡♡
どちゅんッッ♡ドチュッ♡ドチュッ♡ドチュッ♡ドチュッ♡パンツ♡パンッパンッパンッパンッパンッ♡ドスッ♡ドスッ♡ドスッ♡バコバコバコバコバコッ♡♡
「はあ゛うっ♡はげひぃっ♡お゛♡んお゛♡なま♡ちんぽぉ♡お゛んっ♡ぎもひぃよお゛お゛っ♡ん゛♡」
「くっそ、ふざけんなよっ……あー、むり、でる、でるでる、くそっ……くそみずきっ♡受精しろっっ♡」
ぶびゅぅぅうう~~~~~~~~~~~~っっ♡どぴゅどぴゅどぴゅどぴゅっ♡びゅぐうぅうっ♡びゅるるるるるるるるるるるっ♡ビューーーーーーーーーーーーーーー♡♡びゅぐっ♡ぼびゅう~~~~~~~~~~~~っ♡ごぽぉっ♡ビュッ♡びゅぐぐぐぐぐぐっ♡どぽどぽどぽどぽっ♡びゅるるっ♡ビュウゥーーーーーーーーーー……ッ♡♡ぴゅっ……♡ぴゅ……♡♡♡
「…………♡♡♡♡♡」
おなかいっぱい……♡もうはいんない、よお♡♡
ビグッ♡ビグッ♡と射精した後もしばらく中で脈打つちんぽをおまんこでよしよししながら、とろんと目を閉じた僕の腹上で、懐かしくすら感じるような軽口の応酬がまた再開されたのが耳に入ってきた。
「はーい、早漏くんの番はおしまい♡交替ね♡」
「早漏じゃねぇし、さっきのは瑞葵が悪いから。まだ替わりませーん♡いつも最低五回はヤるから、お前はあと二時間ぐらいあっちで指咥えながら見てろよ」
「お前、さてはガキの頃、ブランコの順番一生譲らねぇタイプだっただろ。まあ、いいや。尾形のクソちんぽに集中させなきゃいいだけの話だし、お前が今日二度とキスできなくなるようにクッソ甘い飲むヨーグルト飲んだ口で高瀬くんとベロチューしてやるから」
「なんで俺の嫌いな味をお前が知ってんだよ!」
「高瀬くん、ほら、ちゅーするよ♡あーんしろ♡♡」
ここまでくるといっそこいつら、一周回って仲良しなんじゃないかとすら思えてくる。今夜も長くなりそうだ、と諦めと期待とが入り混じった感情に見て見ぬふりをした僕は、再開されたピストンを甘んじて受け容れながら、あ……♡と挿し込まれる舌を迎え入れた。
※シーツは高瀬くんがちゃんと洗濯しました。
※丹羽くんから飲むヨーグルトを箱でもらった上に、ホクホクした様子のおがちゃんからバッシュを贈られた柏木くんは、なんか知らんけど高瀬はさぞかし大変な思いをしたんだろうな……と静かに合掌しました。
つづく・・・?
「……その……あの、さ、」
「うん?」
「…………」
「なんだよ?」
「……俺、今まで、優しくなくて、ゴメン」
「は……?」
「でも、瑞葵のことどうでもいいからそういう扱いしてきたとか、そういうわけじゃないから、……むしろ逆だから、それだけは分かってほしい、と思って」
「…………」
思ってもみなかった尾形の言葉に、僕は二の句も告げずに固まった。一体、何が起こったんだ?今まで優しくなくてゴメンって?尾形が僕に謝ったのか……?あまりの出来事に、ぽやぽやとした事後特有の余韻は一瞬にして遥か彼方へ飛んでいってしまった。
「なんだよ、そのカオ……俺だって、自分が悪かったと思ったときは謝るぐらいできるし……」
ぽかんとした僕をバツの悪そうな表情で見つめながら、ぽそぽそと続ける尾形の頭と尻には叱られてしょんぼりと垂れた犬の耳と尻尾の幻覚さえ見えてくる。
「言っとくけど俺、どうでもいいやつ相手するだけなら全然優しくできるから。彼女にも優しくて生温いセックスばっかしてたし、面倒くせぇからイジったり揶揄ったり意地悪したりもしないし、テキトーに褒めて、耳障りのいいこと言って……でも、そんなのってなんも楽しくねぇし、全部作り物の俺なわけ。本当の俺は、瑞葵も知ってる通りだよ。ずっと口きいてもらえなかった瑞葵と十年ぶりに話せたあの日から、俺、浮かれてたのかもしんない。瑞葵がおまんこ係になってから毎日楽しくて楽しくて、全然抑えきかなくて、もう素が全開っつーか……手加減なんて勿体なくて出来なかった。自分のよくないとこばっか出てんのは自分でも分かってたけど、瑞葵もまんざらじゃなさそうなんて自惚れてたとこもあって、そこはよくなかったかなって思うけどさ……とりあえず、俺はお前のこと大事じゃないから意地悪ばっかしてたとか、そういうわけじゃないからそれだけは分かって。俺は、お前が怒ってんのとか泣いてんのとか嫌がってんのとか見るの大好きだけど、お前が本気で嫌なんだったら全部やめるから……だから、嫌いにならないでほしい……」
「…………」
「……なあ、瑞葵、なんとか言ってよ、」
柄にもなくシュンとした様子で僕の顔色を窺ってくる尾形を見上げていると、つい唇がムズムズと疼いてくるが、いや笑っちゃダメだ、と手の甲で口元を覆う。
「……ふっ……く……」
「お前っ!人が真剣に話してんのに笑うなよっ!」
「いや……ごめん……けど、お前が優しくないのなんて今更なのに、僕の言ったことそんなに間に受けて気にしてたのかって思うと……なんかいい気味で……」
「みずきっ!!!!!!!!!」
僕の無礼を咎めるように喚いた尾形は、ガバッと覆い被さってきて、恨めしそうな顔で僕を見下ろした。こんなの、にやけずにはいられない。いつだって唯我独尊でゴーイングマイウェイで、丹羽が相手でも互角にやり合って、誰に何を言われようとびくともしない尾形が、あんな僕の何でもない一言でこんなに情けない顔をしているのかと思うと、心の底からいい気味だ。
「瑞葵、お前、絶対今悪いこと考えてるだろっ!」
「そんなことない、ない……」
「瑞葵っ!!!!!」
「ふふ、尾形にも意外と殊勝なとこがあったんだな。まあ、お前のどうしようもない性根は僕が直せって言ったところで直るようなもんじゃないと思うけど」
「…………」
「嫌いにならないでって、もうとっくにお前のことは嫌いだって今日ここに来たときにも言っただろ。既に嫌われてんだから、これ以上嫌われようがないの」
「瑞葵ぃ……」
「あー、もう、いい加減その捨てられた犬みたいな目でこっち見てくんのやめろっ。だから、その、無理に優しくしようとか、余計なことしないでお前は素のまんまでいいんだってば。今更女の子にするみたいな扱いされてもキモいだけだし。お前が強引なのも意地悪なのも、僕の言う事全っ然きかないのも、ワガママ放題なのも、ムカつくし嫌いだけど、根負けって言葉もあるんだよ……もう僕は諦めてんの。分かった?」
「…………」
「ほんと、手のかかるしょーがない幼馴染だな」
図体だけデカく育った大型犬の頭を、下からよしよしと撫でてやる。水で濡らされでもしたかのようにペしょっと萎れていた耳や毛並みが、少しずつフカフカと乾いて元気になっていくような幻覚がまた見えた。
「じゃあ、瑞葵は素のままの俺でいてもいいと思ってくれてるってこと……?」
「いいっていうか、仕方ないなって……根負けだよ」
「それって、俺なら何やっても仕方ないってこと?」
「うん……?まあ、尾形だし、言ったところでどうせ聞かないだろ的なとこはあるけど、だからってお前、何でも好きにしていいって意味じゃないからな!?」
「ふーーーーん♡いいこと聞いた……♡」
「おい、お前、絶対今悪いこと考えてるだろっ!」
「今の流れは高瀬くんも悪いよ。尾形がクソなことに変わりはないけど、お前のその諦めて受け容れる姿勢がそいつの元来のクソっぷりを助長させてんだわ」
柏木の冷蔵庫から勝手に拝借したミックスフルーツ味の飲むヨーグルトを片手に、賢者タイムですっかりくつろいだ様子の丹羽が冷ややかに茶々を入れてくる。尾形は尾形で、さっきまでのしょんぼりとした態度は何処へやら、すっかり元気を取り戻した様子で、ちゅっ♡ちゅっ♡と僕の頬っぺたを吸いまくっている。せっかくいい気味だったのに、これじゃあ元の木阿弥で何だか癪だ。僕は、乳首をくにくに♡と弄くりながら唇にもキスしようとしてきた尾形に待ったをかけた。
「っ、んっ♡こら……待て、ステイっ♡」
「なに?」
「お前、もういつもの調子だけど、本当に反省してるのか?今までのこと、本当に悪いと思って反省してるんだったら、今日ぐらいは優しく抱いてみろよ……」
ぎゅっとシーツを握ったまま、間抜け面した駄犬を睨み上げる。尾形は一瞬だけ目を丸くしたが、瞬きした後には、にやにやと含みのある顔で笑っていた。
「仰せのままに。瑞葵が好きだった水原とか柳瀬にシてたみたいなやさしーいセックスしてやるよ♡」
「なっ、お前、なんでそれ知って……!も、死ねっ!さいっあく、そういうとこだぞっ……そういうとこがムカつくからきらいだって僕は言ってっ……ひあ♡」
まさか、僕が水原さんや柳瀬さんを好きだったこと、尾形にバレていたなんて。それを知っててこんなことして、最悪だっ、やっぱり尾形なんか大っきらいだ!水原さんも柳瀬さんも、尾形なんかのどこがよくて付き合ってセックスまでさせてやってたんだ。こんな、ちょっと顔が良くて、ちょっと、ちょっとっ……、
「ふぅうっ♡んっ♡んうっ……♡んんっ……♡♡」
トントントントンッ♡と前立腺もとい女の子のGスポットを指で優しくノックしながら、乳首をくにくに♡と優しく捏ね回しながら、ぢゅぱっ♡ぢゅぱっ♡と優しく舌を吸われて思考も抵抗する気力も蕩けていく。
ばかっ……♡僕のばかっ、気持ちよくなるなっ……♡僕がすぐ気持ちよくなるから、こいつが調子に乗るんだっ……♡こんなの、全っ然気持ちよくないっ……♡こんなことされたって、ぼくは、全っ然っ……♡♡
「んうぅ~~っ……♡ふあ♡はっ♡はぁん……っ♡」
むりぃっ♡気持ちいっ……♡上も、下も、尾形に触られてるとこ、全部気持ちいよおっ……♡♡♡声、がまんしたいのに漏れちゃうっ♡おまんこ切ないぃ……♡
「うっ♡んふうっ……♡♡」
「瑞葵、我慢すんのは身体によくないよ。瑞葵の可愛い声、もっといっぱい聴かせて……♡」
「やぁっ♡みみもとでっ♡しゃべ、なあっ……♡」
「ふー……♡ふーっ……♡」
「はあ゛♡ふーふーしゅるなあっ……♡♡」
もじもじと身を捩る僕の片手を恋人繋ぎで捕まえて、耳までおまんこにされるみたいに、尾形の分厚い舌をじゅぽっ♡じゅぽっ♡じゅぽっ♡と出し入れされる。本物のおまんこのほうも絶えず、Gスポットを刺激され続けていて、自然と下肢に力が入り、足がピンピンになってしまうのを尾形にやんわりと咎められた。
「こーら、足ピンは変な癖ついちゃうからだめ」
「ふぅっ♡うっ♡らってぇっ♡」
「どこもかしこも気持ちくて仕方ないもんね?瑞葵がイクとこよーく見ててやるから、イクときはちゃんとイクイク♡って、おっきい声で言ってからイって?」
「んぅっ♡うっ♡おがたぁっ♡イ、イくぅ……♡」
「ふ……もうイクのかよ、ちょれぇ♡」
「はっ♡あ゛♡イクぅ、イクッ、イクイクッ、イッ~~~~~~~~~~~~~~ッ♡♡♡♡♡♡」
ビクンッッッ♡ビクビクッ♡ビクビクビクビクッ♡ビクッ♡ビクンッ……♡ビクッ……♡ビク……♡♡♡
「はあ……♡はあっ……♡」
僕の大ばか……気持ちよくなんてならないと決めたそばから早速メスイキを決めてしまった。ぬぽっ♡と尾形の指が引き抜かれて、繋がれていた手もほどけていって、人肌がベッドから離れていくのを、ぼうっとしたまま目で追う。柏木の部屋のチェストの引き出しを勝手知ったる手つきで開けた尾形は、そこから取り出したゴムを片手に再びベッドまで戻ってきた。尾形とゴムだなんて、初めて目にする新鮮な取り合わせだ。
「今日の瑞葵は女の子だから、妊娠しちゃわないようにゴムつけてヤろうな♡」
もう突っ込む気力も失せた僕は、こいつも一応女の子相手にスるときはちゃんと避妊していたのか、と謎に感心しながら、尾形の規格外のちんぽが窮屈そうに少しずつゴムに収まっていくのをじっと見つめた。
「ふー……結の、Lサイズだからだいぶキツい……」
ムカつくことを言っているから、柏木が帰ってきたらチクッてやろうと思う。根元まで覆えてはいないが何とか装着し終えた尾形は、ゴムに包まれた先っぽをピトッ♡と穴に宛てがいながら、丹羽に中出しされたザーメンで入り口をくちゅくちゅ♡と馴染ませた。
あ……♡ちんぽ、くる……♡はやくっ……♡♡
「んっ♡んっ……♡」
「瑞葵の中、入りたい……♡挿入れてもいい?」
「もう、そういう茶番はいいからっ……♡」
「いいから、なに?俺、女の子の同意なしには絶対シないから、瑞葵もちゃんと言って」
「っ、~~~、ちんぽ、ほしっ……♡」
「なんか言った?そんな声じゃ全然聞こえない」
「もお゛っ♡やだぁっ♡おっきぃちんぽ欲しいのっ♡ちんぽっ♡はやく挿入れてぇっ♡おまんこシてっ♡」
「はは、かーわい……♡」
声を荒げてちんぽを嘆願する僕に満足したのか、尾形が腰をゆっくり進めるのに合わせて、でっぷりとした亀頭が入り口を押し拡げながら挿入ってくる。
「くぅんっ……♡♡」
一番太い、真珠でぐるりと囲われたトコロがゴリゴリッ♡と肉壁を擦りながら奥へ奥へと這いずってきて、時間をかけながらも一旦、おまんこ中がXXLちんぽでギュウギュウに埋められた。
「ふうっ……♡」
内臓を押し上げられるような圧迫感はいつも通りで気持ちいい。勿論気持ちいいのだけれど、今まで生でハメられたことしかなかったせいか、何処となくゴム越しの感触に違和感を覚え、無意識下で物足りなく感じてしまう。挿入れたっきり、僕のおまんことちんぽが馴染むのをお利口に待つかのように尾形がまるで動こうとしないのも、物足りなさに拍車をかけてくる。
「はぁん……♡」
「瑞葵、大丈夫?つらくない?」
ちゅっ♡ちゅっ♡と啄むみたいなキスを繰り返す尾形は、やっぱり微動だにしない。女の子なら、こうやって優しく気遣われると嬉しく感じるのかもしれないけれど、僕には逆効果で、そんなのはいいからとにかくさっさと好き勝手に突きまくれよ、としか思えない。
「ふぅうっ……尾形ぁ……♡」
「なに?メチャクチャつらそうだけど一回抜く?」
「やだあ……♡も、うごいてぇ……♡♡」
「もう動いていいの?じゃあ、ゆっくり動こっか♡」
ぬぷぅっ♡ぬぽっ……♡くぽ♡ずずずずずずずっ……♡ずろぉおっ……♡ぬぷぷぷぷぷぷっ♡ずっ……♡ずぷぅっ♡ずずずずずず……♡じゅぽおぉぉおっ……♡
ぎゅうっ♡と恋人繋ぎが再開されて、やっと尾形は重たい腰を動かし始めたが、ゆ~っくりと出し入れされる、焦れったいにも程がある緩慢なピストンで、擦られれば擦られるほど性感は高まっていくばかりだ。
くそぉっ……♡こんなことになるんだったら、こいつに優しく抱けなんて言うんじゃなかったっ……♡
「あっ♡はあっ……♡うぅ~~っ♡」
「どう?念願の優しいセックスは。気持ちい?」
「きもちっ……けどお……っ、ん♡」
「けど?」
「うっ……♡もお、っん♡これ、やだあっ……♡」
「やだ?瑞葵が優しくしろって言ったからこんなに優しくしてやってるのに、何が不満なんだよ?」
「んう゛ぅ゛う゛~~~~~~~~~っ♡」
「かわい、なーに怒ってんの♡さっきからいいトコ当てようと必死に腰揺すってんのバレバレだし♡」
「っ、わかってんだったらさっさと動けよぉっ♡」
「やーだね。優しくしろって言い出したのは瑞葵なんだから、まず瑞葵が非を認めるべきじゃない?ほら、僕が間違ってました♡マゾメスの瑞葵はもうおまんこイジメられないとイケない身体になっちゃったから優しいセックスじゃ物足りないんです♡僕が悪かったからおまんこ好き放題イジメてください♡って、そのちんぽに大敗北したとろっとろのメス顔で媚びろよ♡」
「っ、~~~~~、♡♡」
こいつだけは、マジでこれが終わったら百遍殺すっ♡
僕は恋人繋ぎされた指を無理やり振りほどいて、乱暴に尾形の後頭部を引っ掴むと、こちらへ引き寄せた。むちゅっと触れるだけのお粗末なキスをして、互いの熱い吐息が交錯しあう中、言葉なんか選んでいる余裕もないままに荒く吐き捨てる。腹立たしさと興奮と我慢の限界とで、目には生理的な涙がじゅわりと滲む。
「っ、悪かったなっ♡お前の言う通りだよっ♡いつもの尾形の乱暴なセックスが一番すきっ……だからっ、四の五の言わずに腰振りたくって僕のことメチャクチャにしろっ……♡もお、我慢できないからっ……♡さっさと、いつもの激しいの、しろよおっ……♡♡」
「っっっ、~~~~~、」
ぎゅうっ♡とおまんこでちんぽをきつくホールドしながら訴える僕の眼前で、かああ、と漫画なら効果音が描かれそうなほど分かりやすく、尾形の顔が見る見るうちに赤く染まっていった。深い藍錆色の瞳は僕とお揃いなほどに潤んでいて、なんだか想像していた反応とは随分違うことに、思わず数秒面喰らう。てっきり、普段通りにやにやと余裕たっぷりの様子で揶揄われるものだと思っていたから、初めて見る尾形の表情に僕まで何だか尻の浮くような心地がしてくる。ビクンッ♡と中でちんぽを跳ねさせながら、食いしばるような顔をした尾形は肩口に顔を埋めて息を吐いた。
「っっっっぶねー……マジで出たかと思った……」
「お、お前が言えって言ったくせに……!」
「言ったけど、想像の百倍嬉しくて、なんか……」
真っ赤っ赤の顔のまま、ずぽぉっ♡とちんぽを一気に引き抜いた尾形は、余裕なさげに外したゴムをシーツの隅に放り捨てると、また間髪入れずにビクビクと脈打つ生ちんぽをおまんこの中へめり込ませてきた。僕のおねだりどおり、肉と肉のぶつかり合う音が部屋中に響くほど、滅茶苦茶に腰をふりたくってくる。
「んお゛っ♡ほお゛ぉおおお~~~っ♡お゛っ♡」
「くっ……生ヤバ……♡瑞葵がとんでもねぇこと言うせいで、ごめんだけどマジですぐ出るからっ……♡」
あっ♡♡念願の激しいピストン♡♡これぇっ♡♡ぎぼぢいぃ♡♡やっぱりこれがいいっ♡♡生のおちんぽ様におまんこグッポグッポ好き放題にイジメられないともう満足できない身体になっぢゃったの……っ♡♡
どちゅんッッ♡ドチュッ♡ドチュッ♡ドチュッ♡ドチュッ♡パンツ♡パンッパンッパンッパンッパンッ♡ドスッ♡ドスッ♡ドスッ♡バコバコバコバコバコッ♡♡
「はあ゛うっ♡はげひぃっ♡お゛♡んお゛♡なま♡ちんぽぉ♡お゛んっ♡ぎもひぃよお゛お゛っ♡ん゛♡」
「くっそ、ふざけんなよっ……あー、むり、でる、でるでる、くそっ……くそみずきっ♡受精しろっっ♡」
ぶびゅぅぅうう~~~~~~~~~~~~っっ♡どぴゅどぴゅどぴゅどぴゅっ♡びゅぐうぅうっ♡びゅるるるるるるるるるるるっ♡ビューーーーーーーーーーーーーーー♡♡びゅぐっ♡ぼびゅう~~~~~~~~~~~~っ♡ごぽぉっ♡ビュッ♡びゅぐぐぐぐぐぐっ♡どぽどぽどぽどぽっ♡びゅるるっ♡ビュウゥーーーーーーーーーー……ッ♡♡ぴゅっ……♡ぴゅ……♡♡♡
「…………♡♡♡♡♡」
おなかいっぱい……♡もうはいんない、よお♡♡
ビグッ♡ビグッ♡と射精した後もしばらく中で脈打つちんぽをおまんこでよしよししながら、とろんと目を閉じた僕の腹上で、懐かしくすら感じるような軽口の応酬がまた再開されたのが耳に入ってきた。
「はーい、早漏くんの番はおしまい♡交替ね♡」
「早漏じゃねぇし、さっきのは瑞葵が悪いから。まだ替わりませーん♡いつも最低五回はヤるから、お前はあと二時間ぐらいあっちで指咥えながら見てろよ」
「お前、さてはガキの頃、ブランコの順番一生譲らねぇタイプだっただろ。まあ、いいや。尾形のクソちんぽに集中させなきゃいいだけの話だし、お前が今日二度とキスできなくなるようにクッソ甘い飲むヨーグルト飲んだ口で高瀬くんとベロチューしてやるから」
「なんで俺の嫌いな味をお前が知ってんだよ!」
「高瀬くん、ほら、ちゅーするよ♡あーんしろ♡♡」
ここまでくるといっそこいつら、一周回って仲良しなんじゃないかとすら思えてくる。今夜も長くなりそうだ、と諦めと期待とが入り混じった感情に見て見ぬふりをした僕は、再開されたピストンを甘んじて受け容れながら、あ……♡と挿し込まれる舌を迎え入れた。
※シーツは高瀬くんがちゃんと洗濯しました。
※丹羽くんから飲むヨーグルトを箱でもらった上に、ホクホクした様子のおがちゃんからバッシュを贈られた柏木くんは、なんか知らんけど高瀬はさぞかし大変な思いをしたんだろうな……と静かに合掌しました。
つづく・・・?
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