夜汽車

木霊

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夜汽車

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    夜汽車の揺れとは心地の良いものである。恣意的に敷かれた線路上をただ直進しているだけというのに、睡魔を誘い、全身を骨抜きにしようと目論んでいる。加えて、客車内に等間隔で吊るされたランプが醸し出す怪光は、まるで生気を吸い取るかのようである。この客車には、大人二人が並列して座ることのできる座席は、向かい合って八列あり、中心には廊下を挟んで合計十六席、大人三十二人が乗車できるだろう。しかし、どうだろうか、二十一時を回ったばかりの今日に限っては、この客車には私しか乗車していないのだ。客車の外は、真冬の凍てつく空気に支配されていることだろう。
    永遠と続く、変わらぬ暗黒の森林の風景にも飽きた頃、ようやく夜汽車の速度が低下を始めた。到着した駅のホームは、対面式のようで、街灯も無く暗闇に沈んでいる。停車した途端に、客車の後方入り口の扉が開けられ、扉は軋む音を立てた。何者だろうか、駅員だろうか、それとも破廉恥な格好の女だろうか。木張りの床は、不等間隔で踏み鳴らされる。足音の主は間違いなく千鳥足に違いないだろう。酒臭さが私の鼻頭に触れるようになった頃、私の座席の一つ後ろの座席から鈍い音がした。どうやら一つ後ろの席に座り込んだのだろう。顔面と事情は知りえないが、紅潮を浮かべ、陶酔によって醜態を晒している初老の男だと予想しておこう。座り込むや否や、早速、地響きのような、いびきをかき始める。この酒臭さと、やかましさには、たまったものではない。座席を移動しようとも考えついたが、よくよく考えれば、こちら側から泥酔男の事情に合わせるなど、ちゃんちゃらおかしな話である。
    夜汽車は駅を後にしようと、車輪の回転を徐々に上げていく。それにつられてか、いよいよ、泥酔男の寝言が耳に届くようになってしまった。語気は宿っていないが、明らかに人語を口にしようとしている。外を眺めれば、夜汽車は、冬の河原沿いを走っているところである。すると、突如として客車前方の扉が開かれた。男二人が一列になって入ってくると、揃って私の座る席を廊下で挟んだ隣側の座席に揃って腰を下ろした。私の横目線から手前に座った男(以下A)は、骨張った馬面、目測から推定するに年齢は三十代前期ほどで身長は一八〇を有に超えているだろう。その太く伸びた胴には、照明の加減にもよるのだろうが、白のトレンチコートが羽織られているように見える。その奥に座り込んだ男(以下B)は、手前側のAよりも、二〇ほど、身長も低いようで、腰丈程までしかない着心地の悪そうな焦げた茶色のコートを腰上まで伸ばしており、コートに羽織られているという方が似つかわしい。しかし、不気味なことに、二人は一切の会話を図ろうとしない。Aは、腕を組ませて、目を一筋の線にしている。一方でBは、寒いのだろうか、手元を布切れで巻き、歯をがたつかせ、不審の色を目に浮かべて、ひたすら俯きながら一点を凝視するかのように見つめている。
   夜汽車は山の麓辺りを走っているのだろう。客車の揺れも激しさを増して、吊るされたランプたちは踊り始めた。目を薄目にしてから横を盗み見ると、Aは相変わらず腕を組んで一切身体を揺らしていない。このことから、Aのガタイの良さが伺える。鳶職の人間だろうか。しかし、いくら横目を凝らそうと、Bの姿は明確には目視できない。夜汽車はトンネルに入り、客車内は、さらに薄暗さを強めた。狭いトンネル内で走行音が反響する。その騒音は、後ろの泥酔男の途切れ途切れの寝言を掻き消してくれたが、ただでさえ喪失されかけていた夜汽車の心地よさまでも抹消してしまった。トンネルを抜けた夜汽車の走行が快活さを取り戻すと、徐々に速度が低下してきたように感じられる。
    予感は的中して、夜汽車は駅に停車した。停車した駅の石煉瓦製のホームは、時間帯のせいであろうか、まるでもぬけの殻で、うっすらと聞こえてくるのは、夜鳥の声のみで、人っこ一人いないようである。それから二分ほどの停車時間を経た夜汽車は加速を開始した。沈黙の駅を出てすぐに、夜汽車は、陸橋に差し掛かった。水垢付きの硝子がはめ込まれた窓越しに下方を眺めてみると、そこには穴だらけの廃坑が広がっている。かつては鉄鉱石や石炭の名所だったのだろう。今は、まるで蓮根のごとく惨めな姿へと落ちぶれてしまっている。このように、目に映る景色から、様々な過去を妄想し、懐旧を享受することも夜汽車の魅力である。妄想に浸っている内は、外界の雑音の遮断など容易に過ぎないが、今夜は、そんな私をあの酒臭さが邪魔をするではないか。しかし、この時代に都会の高層建造物や、人間らの雑踏と一切の関わりを持とうとしない場が、夜汽車の中に存在していることには違いが無いのだ。
    次の駅までは距離があるようで、いつまでも夜汽車は停車をする気配を見せない。夜汽車が龍背のような川沿いを走り抜けている頃、前方の扉が雑に開けられた。走行中に他客車へ移るとは、奇行とも取れる。足音の大きさと、扉の開け方から、Aをも越す大男、もしくは阿呆だと踏んだ。顔面を直視すれば、厄介の火種に成りかねない。寝ているふりをして薄目で盗み見ることにしよう。足音は、どんどん大きくなる。どうやら革靴のようだ。おや、直前辺りで足音が止まったではないか。不審さから目を少し見開こうとすると、足音は離れていくようである。この客車には人が居ないとでも考えていた対人恐怖症患者だったのだろうか。不意に横目を向けても、ABは共に相変わらずのままである。今更になって、二人の関係性が、私の妄想心をくすぐり始めたではないか。この二人は、恐らく劣悪な関係の兄弟なのだ。共に上京したのちに、田舎に捨てたも同然な母親の葬式帰りで、AはBが、BはAが田舎に残り、母親と生活を共にすればよかったのだと、責任転嫁を火種に、いがみ合っているに違いない。そういえば、この二人が空きだらけの、この客車内において、わざわざ私の隣席に座り込んだことが鼻に付く。ひょっとすると、後ろの泥酔男と、この二人には関係があるのかもしれない。恐らく、泥酔男は中年過ぎ、初老の男だということは確定としていいだろう。無作法に整えられた顎髭、奥歯は抜け落ち、廃人紛いの雰囲気を漂わせているに違いない。そんなことはどうでもいいが、きっと、泥酔男はABの親類、身内なのだろう。それを偶然にも発見した葬式帰りの二人は、酔夢から醒めるのを無言で心待ちにしているのだ。
    その時だった。すぐ後ろからダミ声の人語が、ブツブツと聞こえてきた。泥酔男が醒めたのだろうか。いや、ダミ声は大きさを増す一方で、耳を凝らすと、ようやく聞き取れるようにまでになった。
「アスノテン‥ハクモリノチ‥」
どうやら正体は、ラジオの天気予報らしい。しかし、これは泥酔男の醒めた証拠ではないか。横目で二人を見ると、二人は一切の同行を示さない。先程の妄想、特に後者は外れとして間違い無いだろう。ふと気がつくと、ラジオの声に混じりつつ、再びにいびきが聞こえてくるではないか。ラジオをそのままに寝入ってしまうとは、呆れたにも程がある。外を眺めてみると、目の前には平家が群れを成して広がっている。明かりの灯ったトタン屋根の平屋、消灯された瓦屋根の平屋、一軒一軒に営みがあるのだ。収穫が終わって冬眠中の稲田、霜に冒されている畑、異質な冷たさと死臭を保った屠殺場。集落の灯が視界から去った頃、ラジオのノイズが唐突に耳へとにじり寄って来た。
「サ‥ウジケン‥ハン‥ン」
ほぼ完全な解聴は不可能だが、どうやら殺傷事件の犯人が逃走中、指名手配中のようだ。年の暮れになると、人間たちは浮き足立ち、大小様々な罪を犯すというのは、誠であろうか。
    線路沿いの畦道が徐々に舗装されていくにつれて、夜汽車の速度は緩やかになる。停車したホームは、不揃いな煉瓦造りで固められており、まさに戦後間もない頃に、他国にかぶれた雰囲気を露骨に漂わせている。ホームに吊るされた英数字の時計は空っ風に曝されている。しかし、ホームの奥には、それなりの街が広がっているのだろう。それなりに乗車客はいるようだ。発車する直前だろうか、後方の扉が開けられ、男女の談笑が客車に響いた。ところが、二人の陳腐な会話は即座に途切れてしまった。
「なんか、嫌。それに酒臭い。」
女の言う通りである。この客車には、違和感という空気がありふれたモノのように放たれているのだ。しかし何故だろう、私にはこの客車からの脱出という試みは、不思議と湧いてこないのである。違和感との合意などを望んでいるわけではない。当然、心地よさを覚えているわけでもない。とにかく今は、他人との接触を避けたがる、まるで小心者のようである。これも、都会の雑踏の産物であろう。まるで、都会に揉まれる私の姿は夜汽車と重なるだろう。暗い先の見えぬ道を精一杯の灯りで照らしながら猛進する。いくら探そうとも、都会に停車駅は無く、後退などはもっての外である。それでは、如何様にして停まるか。解答は単純である。道を踏み外して脱線をするまでだ。勿論、結果も代償も、予測不能である。歳月を経て道に再び立つか、それとも壊れたまま終焉を迎えるか。いや、そもそも、修理する、される、といった概念が存在しないだろう。
    後方の扉が再び、閉められた音を立てた途端に、夜汽車は次の目的地へと向かい始めた。それにしても、この近辺は、地盤がとかく荒いのだろう。少なからず、揺られる身体は上下を繰り返し、見上げてみれば、吊るされた怪光のランプすら荒ぶっている。硝子窓を覗き込めば、何気ない山々を背景にした湖が悠然と構えている。水面には、右端を欠いた月が恥ずかしげに現れている。確か、この湖は「月呑み湖」と言った別名が名付けられていたはずだ。実物は初見だが、画になるとはこのことだろう。水面に立てられる波紋の波長から、外の風強さが伺える。いつの間にか、客車の劣悪な揺れや、環境など気にも留めなくなっていた。ところが「月呑み湖」が姿を消して、萎びた平地林に突入すると、景色への集中力は散漫となり、すぐ後ろから聞こえてくるラジオのダミ声が際立ってきた。いつの間にか、泥酔男が好意的か、無意識か、ツマミを弄ったようだ。
「トウソウチュ‥ハンニン‥‥コシタケホドノコートヲキ‥」
今夜のニュースは、この一件で持ちきりのようである。寒空の下で、警察たちは血眼になっていることだろう。
「ヒャクロクジュウジャ‥ノセタケヲ‥」
「ミギテノ‥‥キズアリトノ‥」
犯人の像も徐々に判明しているようだ。朝日が上がるまでに決着が付くのだろうか。名探偵にでもなったつもりで「腰丈程のコート」「身長一六〇弱」「右手に傷あり」の三つの手がかりを、頭の中で回してみる。すると、ふと三つそれぞれが、敏感な私の勘を頼りに、手を取り合ったではないか。私は即座に、薄目の中から視線を、右側で一点を見つめ続けるBへと向けた。焦げ茶色の腰丈のコート、身長は明確ではないが、足の丈から推測するに、一六〇前後だろう。手元には、右手の傷を隠すためだろうか、乗車時から布を巻いている。何より、不気味に一向に微塵も動かぬ異様さこそ、裏付けと言えるのではないのか。そうなると、隣で腕を組んで、目を閉じ続けている大男Aの存在が鍵となりそうだ。Bが殺傷事件の犯人ならば、Aも共謀した共犯ではないのか。いや、もしもの時に囮となるための人員なのという事柄も手放せない。いや、Aは刑事で殺傷犯を捕らえ、人目をはばかって護送中という可能性だってあるではないか。捕縛の吉報は、未だに世間に公開されていない。媒体への刺激を抑えるためであろう。Bの手元には手錠がつけられており、隠すために布を巻いていると考えても納得はいく。Aの異様なガタイの良さも刑事と言えば頷ける。思えば、二駅ほど前で乗車してきた乗客が、ABの席近くで突如として引き返したことも、結びつけることが出来るではないか。世間で持ちきりの事件の犯人と突然に、しかも夜汽車という密室で合間見えてしまったことは、戦慄以外の何事でもないだろう。Bの瞳孔には、生気が宿らず、空虚のみが漂っていたことが思い出される。いよいよ憶測からの脱却が叶いそうだ。 凶器は何だろうか、被害者は、その安否は、関心事項を挙げればキリが無い。身なりに返り血が見えないところから、腕利きの殺し屋である可能性も推測できる。
    外を覗けば、知らぬ間に夜雨が猛烈な勢いで地に降り注いでいる。硝子窓に当たって弾ける雨玉を傍観する時間は、不思議と心地良く、仕事を終えた殺人鬼を隣にしているにも関わらず、私の心奥に安らぎすら届けてくれた。雨は電波を阻害し、泥酔男のラジオの息の根をも止めた。おかげで客車内には静寂が戻ってきた。しかし、現在居るのは泥酔男に、牙をもがれた殺人鬼と、その護送人。いや、護送人が、殺人鬼の相棒であるという懸念が消えたわけでは決して無い。
    羽織っているコートの内ポケットから懐中時計を取り出して見ると、色の禿げた短針は間もなく二十二時を指そうとしている。雨濡れた硝子窓は反射鏡のように敏感に私の顔面を写し出している。想像以上に髭が伸びている。ゴマのように点在する顎髭の新芽が見窄らしく、平たい私の顎に顔を覗かせている。
    夜汽車は、街中に進入すると、次第に、いつも通り減速をする。停車駅の近辺は歓楽街のようで、ピンク色や淡い紫色の電光ネオンが淫らに煌めいている。遊郭紛いの施設沿いを進行しているうちに、速度は低下を強める。減速により、建物の格子などが、徐々に明確に認知できるほどになると、目の前を所々禿げた白塗りのポール柱が横切った。停車駅のホームは白を基調としており、まるで外の歓楽街を潔白と偽るかのようである。夜汽車の停車と共に、先程まで、ネオンの光彩を纏っていた硝子窓に付着する雨雫は、輝かしさを失ってしまった。もしも、あれ以上に煌めきを放つのならば、私は、目を眩ませて、都会の生み出した宝石として脳裏に焼き付けていただろう。
    停車中の静寂を享受しようと窓際に頬杖をついた途端、客車の前方から雪崩のような騒音が響いてくる。床に打ちつけられる豪雨だろうか、いや、自然にこれ程の雑踏を帯びることはできない筈である。前方の扉は蹴破られ、薄暗い客車内の廊下を、大柄の黒い影達がこちら側へ接近してくる。突如として、破られた静寂に驚く間も無く、影達の先頭は私の右手首を掴んだと思えば、左手首も瞬時に鷲掴みにした。あまりの刹那から思考は停止し、ふと掴まれていた両手首を見ると、左右共に鉄製の輪がはめ込まれている。二つの鉄輪は赤茶に錆びた鎖で結ばれている。何故だ、私は何事も犯しちゃいない。むしろ、お縄につくのは、すぐそこに座っているBの筈だ。いや、Bは既にお縄となり、Aによって護送中なのではないのか。掻き集めた証拠たちは間違い無く確信の裏付けを持っているのだ。
「なんのつもりだ。」
意識せずに私の口から叫びが溢れている。両腕に手錠をかけた影から放たれた拳は、私の右頬を殴打した。私の背は硝子窓に打ちつけられた。影たちの正体は、十名ほどの警察官である。拳の持ち主は重機のような重低音を吐いた。
「刺しといて言える身分か貴様は。」
間違いない、私という人物像が例の殺傷事件の犯人に仕立て上げられているのだ。
「人を刺してなんかいないさ。コートも着ていない、身長だって」
潔白への道筋を歩み出した私の発言を遮って、警官は私の胸元を両手で掴んだ。私をとらえた屈強な手をはずそうと、私も必死に両手で警官の頑強な腕を掴む。逃走するつもりは毛頭無い。ただ、絶対に無実を証明しきらなくてはならない。肌質から骨格から、私と警官の力量の差異は明確だった。苦し紛れに視線を警官の余裕満載の顔面から逸らして、私の手元へ送ると、右手の甲には、明らかに身に覚えの無い四センチ程のえぐれた傷跡が刻まれている。頭の中では「右手に傷あり」とラジオのダミ声が響く。私の威勢の灯火は鎮火し、私は窓際に突き放された。乱れた襟を整え、視線を身体におろすと、これまで一切視線に入らなかったが、どうやら、私は腰ほどに丈のある焦茶色のコートを羽織っていたようである。仁王立ちの警官の傍から、違う小柄な警官が姿を現すと、足元に落下した牛皮製の使い込まれた鞄を拾い上げた。あの鞄にも見覚えが無い。よくよく考えれば、窓硝子に反射した自分の顔面にも、散々に髭をあしらったものの見覚えは無いのだ。純白の厚手手袋をはめた小柄警官の右手が突っ込まれた鞄からは、何かをくるんだ麻布が姿を現した。警官が丁寧に麻布を解くと、中からは刃渡り十五センチ程の包丁が転がり出た。包丁のみねには少量の血が付着している。あの包丁には何故だか見覚えがある。あの包丁を見ていると、両手には漏水のごとく冷感が滲んでくるようだ。そう、真冬の凍てつく公園での後処理である。外気に触れた血は、いつまで経っても凝固はしない。そのため、念入りに流水に曝さなければ隠滅とは言い切れないのだ。寒空下の公園の凍った蛇口はつまみを捻るだけでも、かじかんだ指の前では困難を極めたものだった。雪解け水並みの蒸留水は指先の感覚を奪い、かじかませた。しかし、どういったことだろう、アイツの死体は、マンホールの中に落としたというのにも関わらず、俺の人物像まで明らかとなっているとは、都会の眼は存在が不可視ながら抜け目の無い代物のようだ。しかしながら、逃走に公共機関を使用するなど、浅はかそのものに違いない。ひょっとすると、俺は逃走成功すら眼中に目論んではいなかったのかもしれない。世間に善悪の見境なく露出したかった一心であった、と結論付ければ収まりが付くのだろうか。いや、犯罪者と呼ばれる人間の人物像が一様にそうだと纏めてしまうのは冒涜であろう。下腹を俺に突かれたアイツの歪んだ顔面はどう表現もできないが、ウジと蠅の似合う様にはなっただろう。これまで被っていた虚像の俺は再び眠りについたのだ。それが浅い眠りか、深い眠りかは定かではないが、休息を与えてやらねばならない。
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