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セシリア・フォンクラインの幼なじみ、カーライル・シュタイナー。ざまあ展開ではセシリアを隣国に連れ出した張本人。
『子供の頃からセシリアにベタ惚れで、第一王子との婚約が決まった時一旦気持ちに区切りをつけた筈だった。しかし、今回の件で彼女への想いが再燃して……』
という普通(ざまあ)ならヒーローポジ。
「ざまあ成功」→「王子と私は処罰」→「カイルとセシリアが結ばれる」で晴れて2人はハッピーエンド! なんだけど……王子の執念がざまあを上回ってしまったので、カイルはあっという間にそのポジションから転がり落ちてしまった。
恐るべしアイスラン。そう考えるとカイルも不憫な立ち位置なんだよね……と思わずじいっと見ていると。
「……何だよ。また操ろうとしてんのか?」
「は? そんなことする訳ないじゃない! もう魅了は封印してるんだから」
「冗談だよ、そんな突っかかんなって」
え、言い出したのそっちですよね?
以前、私はセシリアに頼まれてカイルに魅了をかけたことがある。
【ああ、ユウナ! 君はなんて美しいんだ。君の前では宝石令嬢と名高いセシリアだってその辺にうち捨てられた薄汚い石ころにすぎない。誰もその清廉さ、博愛、処女性を汚すことなど出来ないだろう!!!!】
『え!? ……あ、うん』
【ここに宣言する! 規律やしがらみなど全て捨ててユウナのためだけに生きると!! 君を苦しめる数多の害悪から君を必ず救い出すと!!!】
『あー……アリガトウゴザイマス』
【さあ、俺を受け入れてくれ! この全身全霊の愛を!!!!!】
その時の経験がよっぽど堪えたのか、カイルは時々こうやって当時の話を蒸し返してくる。まあ、あれはね……かけた私が思わず後ずさりするほどのレベルだったし。
「で、あんたこんな所で何してんのよ?」
「お前を探してたんだよ。これセシリアから預かってた」
これってさっきの。預かり物で人の頭を叩くとは……
「殿下のところに行くんでしょ、余分な労力を使わせて悪かったわね」
「おう。これから執務室で処理済みの書類の仕分けと配布、それが終わったら殿下の視察に同行するから夜まで護衛だな」
「まだ頑張ってるんだ、小間使い」
「おい、言い方」
シナリオ改変前にカイルが起こした行動は、ざまあ展開なら全く問題なかったんだけど普通なら斬首ものだった。何しろ第一王子の婚約者を勝手に隣国に連れ出し、王族に反旗を翻したのだから。
でもこの辺りは私の時と同様セシリアがまるっと引き取ってくれて事なきを得た。もうチートなのかな? というほど頼りになる公爵令嬢セシリア・フォンクライン。
しかしながら、ざまあの最中アイスランに対して吐き散らかした不敬オンパレードはどうにもならず……暫く殿下の補佐という名の小間使いとして仕えることになった。
これが先日呼び出された時に下された殿下からの処分その①。
まあカイルは優秀だし腕も立つから護衛にもなる、殿下としては使い勝手がよさそうだけどね。と、嬉々として日々カーライルをこき使っているアイスランを見ながらそう思った。
「そっちは?」
「図書館。ちょっと課題の魔法について調べたくて」
「あんまり無理すんなよ。レベルアップしてまた妙なスキルが身についても困るからな」
「だから!」
「ははっ、悪かったって」
頭をぽんぽんとされた。
「じゃあな」
「うん」
立ち去る背中を見送りながら心の中で叫ぶ。
やっぱり……カッコいいなぁ~~~~!! 頭ぽん、頭ぽんってしたよ今!!
そう、実は私、前世ではファンの間でもちょっと名の知れた「かの恋」マニアで、中でも崇拝するレベルで沼落ちしたキャラクターがカーライルだった。全身全霊で彼を推していた。
部屋の中は壁から天井に至るまでカイルで埋め尽くされ、布団カバーも愛用のバッグも部屋着までもがキャラ仕様。アラームもカスタマイズ済で朝はカイルの声で起き、夜はカイルの声で眠りにつく、まさに全方位推しに囲まれたカーライル三昧の毎日。
え、じゃあ何で最初からカーライルルートに行かなかったの? とか、推し相手によくもまああんな態度が取れるわね、とか色々突っ込まれそうだけど……
あれは最初の出会いが悪かった。
実はざまあ展開になる直前、偶然王城内で私はカイルと鉢合わせていた。心の準備をする間もなく推しを生で目撃した衝撃で、私は自分の立ち位置を忘れてテンションを爆上げしてしまった。
『か、カイル……カイルだあああっ!』
『うわっ! なっ、なんだお前。馴れ馴れしいな』
『ずっと……ずっとあなたを推していました。あああ、カイルが喋っている、動いている……生カイル尊過ぎる!! 素敵ですう、この世に生まれてくれてありがとう、ありがとおおお!』
あ、思えば私も大概だな。カイルも見てはいけないものを見たような顔してたし。
『…………お前、名前は?』
『推しに個別認識して貰うのはルール違反なので! あ、でも今はヒロインだからいいのか。私、聖なる乙女のユウナと言います!!』
『……聖なる乙女?』
そこからカイルの態度がガラッと変わったんだっけ。
『これ以上俺に近づくな! 変な魔力で操られたら堪らないからな』
『え、私が自分の推しにそんなことする訳』
『この期に及んで媚を売って命乞いか? 浅ましい女め』
『はあ!?』
というか口悪いな、思い出なのに腹が立つ。
『お前がセシリアを陥れた証拠は揃ってるんだ! このあと公衆の面前で第一王子共々引導を渡してやるから覚悟しろ。俺の命よりも大切なセシリアを傷つけた罪……その身を持って償わせてやる!!』
そんなやり取りのあと、ざまあから全てがなかったことになり……数日後に再会してからの紆余曲折を経て現在(いま)に至る。
私の第一印象ってカイル的には最悪だったと思う。
そして出会いの失態が尾を引きカイルに対して素直になれなくなった私は、以降顔を合わせれば憎まれ口ばかり叩く様になった。
で、これは想定外だったんだけどヒロイン仕様が解除されたユウナはツンデレだったらしく、ツン多めが通常運転。
カイルも他の令嬢への接し方と比べて私に対してはかなり砕けている。それが周囲からは仲睦まじく映るみたい……本当にそうならどんなに良かったか!
仲が悪い訳ではない、かといってすこぶる良いかと言われれば……もう少し素直になりたいものです。
って、こっちの事情はどうでもよくて。
アイスランのような華やかさやジュラルドのような色気はないけれど、抜群の容姿に剣武の才を持ち合わせたカイルは、殿下とジェラルドに匹敵する人気を誇っていた。
むしろアイスランには元々婚約者(セシリア)がいるし、ジェラルドも最近長年の執着が実り、溺愛する妹(レイチェル)を手に入れたばかり。
三大有望株の内二人がお手つきになったことで、残ったカイルの人気は今やうなぎ上り。学園内には何とかして彼とお近づきになろうと目の色を変えた令嬢がわんさかいる。
あの一件以降、私とカイルはほぼ毎日顔をつき合わせるようになった。そう、これが殿下からの処分その②。
『申し訳ないけど、私はまだ君のことを完全に信用していないんだ。だから暫くシュタイナーと行動を共にしてくれないか』
『え?』
『殿下!? それは――』
『君は私に逆らえる立場じゃないよね、シュタイナー?』
『は、はい……』
過剰なアピールをしまくった黒歴史は残ったままなので、アイスランはまだ私を疑っていて(そりゃそうだ)完全にシロだと分かるまでカイルが張り付くことになった。
そして私の様子は逐一殿下に報告されている……要は監視付きの執行猶予期間ってことね。
ただ監視といっても特に行動を制限されるわけでも詰問されるわけでもなく、日々こうやってたわいもない話をしたり、からかわれたりするだけ。むしろ世話を焼かれている気が……今日だってわざわざ探しに来てくれた訳だし。
カイルは口は悪いけど本当は優しくて面倒見が良い、それに加えて今や最高物件。
そのため成り行きで一緒にいることが増えた私の評価はもっぱら下降傾向……たとえ聖なる乙女といえども「愛され」の肩書きがなくなった今、普通に嫉妬されるしやっかみだってある。
この間まで殿下のあとを追いかけ回していた癖に、フラれた途端今度はNO3に鞍替えですか? 節操がない女ね……とでも言われているのだろう。どこの世界でも女の妬みは恐ろしい、まあそんな陰口に屈する私じゃないけど。
推しが周りをうろついている=いつだって愛で放題! 話だって出来るし何なら世話まで焼いて貰える!! ということで、今の状況は私にとってはただのご褒美。正直嬉しい、大声で叫び出したいくらい嬉しいんだけど……カイルは複雑な心境だろうな。
何しろ私はカーライルが愛してやまない幼なじみのセシリアを陥れようとした張本人なんだから。
『子供の頃からセシリアにベタ惚れで、第一王子との婚約が決まった時一旦気持ちに区切りをつけた筈だった。しかし、今回の件で彼女への想いが再燃して……』
という普通(ざまあ)ならヒーローポジ。
「ざまあ成功」→「王子と私は処罰」→「カイルとセシリアが結ばれる」で晴れて2人はハッピーエンド! なんだけど……王子の執念がざまあを上回ってしまったので、カイルはあっという間にそのポジションから転がり落ちてしまった。
恐るべしアイスラン。そう考えるとカイルも不憫な立ち位置なんだよね……と思わずじいっと見ていると。
「……何だよ。また操ろうとしてんのか?」
「は? そんなことする訳ないじゃない! もう魅了は封印してるんだから」
「冗談だよ、そんな突っかかんなって」
え、言い出したのそっちですよね?
以前、私はセシリアに頼まれてカイルに魅了をかけたことがある。
【ああ、ユウナ! 君はなんて美しいんだ。君の前では宝石令嬢と名高いセシリアだってその辺にうち捨てられた薄汚い石ころにすぎない。誰もその清廉さ、博愛、処女性を汚すことなど出来ないだろう!!!!】
『え!? ……あ、うん』
【ここに宣言する! 規律やしがらみなど全て捨ててユウナのためだけに生きると!! 君を苦しめる数多の害悪から君を必ず救い出すと!!!】
『あー……アリガトウゴザイマス』
【さあ、俺を受け入れてくれ! この全身全霊の愛を!!!!!】
その時の経験がよっぽど堪えたのか、カイルは時々こうやって当時の話を蒸し返してくる。まあ、あれはね……かけた私が思わず後ずさりするほどのレベルだったし。
「で、あんたこんな所で何してんのよ?」
「お前を探してたんだよ。これセシリアから預かってた」
これってさっきの。預かり物で人の頭を叩くとは……
「殿下のところに行くんでしょ、余分な労力を使わせて悪かったわね」
「おう。これから執務室で処理済みの書類の仕分けと配布、それが終わったら殿下の視察に同行するから夜まで護衛だな」
「まだ頑張ってるんだ、小間使い」
「おい、言い方」
シナリオ改変前にカイルが起こした行動は、ざまあ展開なら全く問題なかったんだけど普通なら斬首ものだった。何しろ第一王子の婚約者を勝手に隣国に連れ出し、王族に反旗を翻したのだから。
でもこの辺りは私の時と同様セシリアがまるっと引き取ってくれて事なきを得た。もうチートなのかな? というほど頼りになる公爵令嬢セシリア・フォンクライン。
しかしながら、ざまあの最中アイスランに対して吐き散らかした不敬オンパレードはどうにもならず……暫く殿下の補佐という名の小間使いとして仕えることになった。
これが先日呼び出された時に下された殿下からの処分その①。
まあカイルは優秀だし腕も立つから護衛にもなる、殿下としては使い勝手がよさそうだけどね。と、嬉々として日々カーライルをこき使っているアイスランを見ながらそう思った。
「そっちは?」
「図書館。ちょっと課題の魔法について調べたくて」
「あんまり無理すんなよ。レベルアップしてまた妙なスキルが身についても困るからな」
「だから!」
「ははっ、悪かったって」
頭をぽんぽんとされた。
「じゃあな」
「うん」
立ち去る背中を見送りながら心の中で叫ぶ。
やっぱり……カッコいいなぁ~~~~!! 頭ぽん、頭ぽんってしたよ今!!
そう、実は私、前世ではファンの間でもちょっと名の知れた「かの恋」マニアで、中でも崇拝するレベルで沼落ちしたキャラクターがカーライルだった。全身全霊で彼を推していた。
部屋の中は壁から天井に至るまでカイルで埋め尽くされ、布団カバーも愛用のバッグも部屋着までもがキャラ仕様。アラームもカスタマイズ済で朝はカイルの声で起き、夜はカイルの声で眠りにつく、まさに全方位推しに囲まれたカーライル三昧の毎日。
え、じゃあ何で最初からカーライルルートに行かなかったの? とか、推し相手によくもまああんな態度が取れるわね、とか色々突っ込まれそうだけど……
あれは最初の出会いが悪かった。
実はざまあ展開になる直前、偶然王城内で私はカイルと鉢合わせていた。心の準備をする間もなく推しを生で目撃した衝撃で、私は自分の立ち位置を忘れてテンションを爆上げしてしまった。
『か、カイル……カイルだあああっ!』
『うわっ! なっ、なんだお前。馴れ馴れしいな』
『ずっと……ずっとあなたを推していました。あああ、カイルが喋っている、動いている……生カイル尊過ぎる!! 素敵ですう、この世に生まれてくれてありがとう、ありがとおおお!』
あ、思えば私も大概だな。カイルも見てはいけないものを見たような顔してたし。
『…………お前、名前は?』
『推しに個別認識して貰うのはルール違反なので! あ、でも今はヒロインだからいいのか。私、聖なる乙女のユウナと言います!!』
『……聖なる乙女?』
そこからカイルの態度がガラッと変わったんだっけ。
『これ以上俺に近づくな! 変な魔力で操られたら堪らないからな』
『え、私が自分の推しにそんなことする訳』
『この期に及んで媚を売って命乞いか? 浅ましい女め』
『はあ!?』
というか口悪いな、思い出なのに腹が立つ。
『お前がセシリアを陥れた証拠は揃ってるんだ! このあと公衆の面前で第一王子共々引導を渡してやるから覚悟しろ。俺の命よりも大切なセシリアを傷つけた罪……その身を持って償わせてやる!!』
そんなやり取りのあと、ざまあから全てがなかったことになり……数日後に再会してからの紆余曲折を経て現在(いま)に至る。
私の第一印象ってカイル的には最悪だったと思う。
そして出会いの失態が尾を引きカイルに対して素直になれなくなった私は、以降顔を合わせれば憎まれ口ばかり叩く様になった。
で、これは想定外だったんだけどヒロイン仕様が解除されたユウナはツンデレだったらしく、ツン多めが通常運転。
カイルも他の令嬢への接し方と比べて私に対してはかなり砕けている。それが周囲からは仲睦まじく映るみたい……本当にそうならどんなに良かったか!
仲が悪い訳ではない、かといってすこぶる良いかと言われれば……もう少し素直になりたいものです。
って、こっちの事情はどうでもよくて。
アイスランのような華やかさやジュラルドのような色気はないけれど、抜群の容姿に剣武の才を持ち合わせたカイルは、殿下とジェラルドに匹敵する人気を誇っていた。
むしろアイスランには元々婚約者(セシリア)がいるし、ジェラルドも最近長年の執着が実り、溺愛する妹(レイチェル)を手に入れたばかり。
三大有望株の内二人がお手つきになったことで、残ったカイルの人気は今やうなぎ上り。学園内には何とかして彼とお近づきになろうと目の色を変えた令嬢がわんさかいる。
あの一件以降、私とカイルはほぼ毎日顔をつき合わせるようになった。そう、これが殿下からの処分その②。
『申し訳ないけど、私はまだ君のことを完全に信用していないんだ。だから暫くシュタイナーと行動を共にしてくれないか』
『え?』
『殿下!? それは――』
『君は私に逆らえる立場じゃないよね、シュタイナー?』
『は、はい……』
過剰なアピールをしまくった黒歴史は残ったままなので、アイスランはまだ私を疑っていて(そりゃそうだ)完全にシロだと分かるまでカイルが張り付くことになった。
そして私の様子は逐一殿下に報告されている……要は監視付きの執行猶予期間ってことね。
ただ監視といっても特に行動を制限されるわけでも詰問されるわけでもなく、日々こうやってたわいもない話をしたり、からかわれたりするだけ。むしろ世話を焼かれている気が……今日だってわざわざ探しに来てくれた訳だし。
カイルは口は悪いけど本当は優しくて面倒見が良い、それに加えて今や最高物件。
そのため成り行きで一緒にいることが増えた私の評価はもっぱら下降傾向……たとえ聖なる乙女といえども「愛され」の肩書きがなくなった今、普通に嫉妬されるしやっかみだってある。
この間まで殿下のあとを追いかけ回していた癖に、フラれた途端今度はNO3に鞍替えですか? 節操がない女ね……とでも言われているのだろう。どこの世界でも女の妬みは恐ろしい、まあそんな陰口に屈する私じゃないけど。
推しが周りをうろついている=いつだって愛で放題! 話だって出来るし何なら世話まで焼いて貰える!! ということで、今の状況は私にとってはただのご褒美。正直嬉しい、大声で叫び出したいくらい嬉しいんだけど……カイルは複雑な心境だろうな。
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