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「ねえ、ユウナ様。これ何だか分かりますか? って言っても分からないですよね」
鼻につく笑い方をしながらシュゼットが右腕を見せる。左手の指の腹で右の手首に触れると、黒いブレスレットが浮かび上がった。
あ! 私も持っていた裏スキルアイテム。あのブレスレットを使うと自分の好きなタイミングで裏スキルを使うことが出来る、まさにチートアイテムだ。
「このブレスレットを使って私、出会った初日からカイル様におまじないをかけたんです。どうか私のことを好きになってくれますように……って。私、皆に好かれるのが得意なんですけどカイル様には確実に私だけを見て欲しかったから、毎日コツコツ続けたんですよ」【他の奴らは魅力さえ上げとけば楽勝だったわ】
シュゼットが指を二本立てて私の方に向ける。
「こうやっておまじないをかけるんです。カイル様お慕いしています、どうか私のことを好きになって下さい……って。簡単でしょ?」【あんたがヒロインの時は発動条件にしばりがあってほんと面倒だったから】
言葉の最後に独り言が漏れちゃってるけど、要約するとシュゼットは今日までずっと魅了を使い続けてたってことか。
「その努力がやっと実を結んだんです! 私、もう嬉しくって」
喜びのあまり感情を爆発させるシュゼット。と同時にヒロイン補正も吹き飛んだ。
「効果はバツグンだったわ! 出会いイベント後の追加エピソード「カイルが私の護衛に!?」が起きて護衛に決まってからカイルはずっと一緒にいてくれたし、いつもユウナより私を最優先してくれた。危険が迫ると直ぐに飛んで来てユウナとセシリアに虐げられた時だって隣で守ってくれて……これってもう恋人みたいなものよね! さっきだって、行かないで欲しいって私のお願いに彼何て言ったと思う? 「分かったよ愛しいシュゼット。ユウナなんかより君の方が大切だから」って!! いやーキャー! 私も好き!!!」
えー、カイルがそんな言い方する? 想像してみたけど……解釈違いが過ぎる。
「それじゃあ、毎日カイルを魅了してたってこと?」
「そうよ! よく分かってるじゃない」
「なら裏スキルも解放済みってことよね?」
「当然でしょ! 普通のキャラなら魅力をMAXにすれば無双出来るけどカイルは特別だもん、確実に落とすなら念には念を入れないとね」
ちょっとカマをかけてみたらベラベラと喋ってくれた。シュゼットは興奮状態だから気づいていないと思うけど。
要するに彼女もセシリアや私と同じ転生者ってことだ。同じゲーム内に三人って、流石に異世界転生多すぎない??
で、前世ではガチ恋勢で間違いなく同担拒否。きっと私がカイルに対して無意識に向けていた気持ちを感じ取って「敵」と判別されたんだと思う。
だから最初から私には感じ悪かったのか……と色々納得。
「私の噂を流したのってあなただよね?」
「ああ、あれ? 確かにそうだけど尾ひれを付けて拡散したのは私じゃないわよ。わざわざ手を汚さなくても手駒になってくれるモブは一杯いるもん」
おおよその通り噂を流したのはシュゼットだった。
「じゃあここ最近私を見張っていたのもそのモブの仕業ってこと?」
「はあ? そんなの知らないけど。タチの悪いストーカーでもいるんじゃないの?」
あれ、違うの? これは予想外だった。え、余計怖い。
私と会話している自覚がないシュゼットはまだ自分の世界に入ったまま興奮状態持続中。
「このあと乙女祭で個別シナリオへの分岐イベントが起こるから、そこでカイルルート確定! その後はめくるめく恋愛イベントオンパレードが待ってる……まさかの実体験出来るなんて最高過ぎる!! 楽しみだなぁ……乙女祭で互いの想いを確かめ合ってから二人で踊るダンス、それを身も心もボロボロになって失意の底からただ見つめることしか出来ないユウナ」
ああ、可哀想なユウナ様……と悦に浸るシュゼット。
え、個別分岐でヒロインに勝ち負けるとそんな悲惨な目に合うの? フラれて終わりじゃなくて??
そういやプレスリリースに「+15」って書いてあったな……
私が魅了をかけた時、封印具ありの状態であれだけ効果があったんだから、カイルはきっと魔力を吸収しやすい体質なんだろう。
しかも毎日隣でそれを浴び続けていたとしたら……もう手遅れかもしれない。ここにカイルがいない時点で既に勝負はついているのかもしれない。
でも、私は「きっとこうだから」と勝手に決めつけて何もしないで諦めることも、好きなものを手に入れるチャンスを棒に振って後から後悔することもやめたのだ。
「はい、ストーーーップ!!!」
パアンッ! と手を叩くと、自分ワールドにいたシュゼットが我に返った。
「え? ……あ、ユウナ様」
「ねえシュゼット、この前カイルのこと好きだって言ってたよね」
「はい、そうですけど」
「私も好き。だからあなたの言葉は信じない」
「は? 何を言ってるんですか、あの時反論しなかったのはユウナ様じゃないですか」
「うん。私はガチ恋勢じゃないから想いを自覚するのに時間がかかったし、素直になれるシュゼットと違って自分の感情にも正直になれなかった」
正面から対峙したまま真っ直ぐシュゼットの目を見つめる。
「でも今はあなたと同じくらい、ううんそれ以上にカイルのことが好きだって胸を張って言える」
「今更そんなこと言われても、カイル様は私を」
「まだ本人から直接聞いたわけじゃない」
「分からない人ですね……もう手遅れだって言ってるじゃないですか!」
「だとしても、カイルの口からそう聞くまで、私は絶対に諦めない!」
「あー!! もういい加減にしてください!!!」
耐え切れない、とばかりに大声を張り上げるシュゼット。
「さっきから聞いていれば何なんですか! 自分から舞台を降りた癖にのこのこと……今更遅いんですよ、全てが手遅れなんです」
「手遅れかどうかは本人に聞いて――」
「いい加減にしろって言ってるでしょこの負け犬が! ここまで言っても分からない? とっくに勝負はついてるの、選ばれたのは私」
興奮状態で怒りのメーターが振り切れたせいか素のシュゼットが全開になっている。
「あとはあんたがカイルの前をうろちょろしなくなれば完璧なのに……」
敵意むき出しの目で睨まれる。が、あまり怖くはない。むしろ可愛く見えてしまう謎。
「目障りなのよ! 今のヒロインは私……カイルと結ばれるのは私の方なんだから!!」
シュゼットが物凄い勢いでこっちに向かって来る。もしかして私をこの階段から落とそうと!? と身構え……たらシュゼットが転けたー!!!
全力疾走に足がもつれて自分のドレスにつまづいたと思ったらそのまま階段に向かってダイブした。ここでも来るのか? ドジっ子設定!?
「きゃああああああっ!」
「――――――ッ、ああもう!」
反射的に彼女の前に出て廊下側へ弾き返した。ら、当然自分が落ちるわけで……
目線の先には必死に手を伸ばすシュゼットの姿。
もう私のバカ! お人好し!! ついでにカイルのばかああああ!!!
鼻につく笑い方をしながらシュゼットが右腕を見せる。左手の指の腹で右の手首に触れると、黒いブレスレットが浮かび上がった。
あ! 私も持っていた裏スキルアイテム。あのブレスレットを使うと自分の好きなタイミングで裏スキルを使うことが出来る、まさにチートアイテムだ。
「このブレスレットを使って私、出会った初日からカイル様におまじないをかけたんです。どうか私のことを好きになってくれますように……って。私、皆に好かれるのが得意なんですけどカイル様には確実に私だけを見て欲しかったから、毎日コツコツ続けたんですよ」【他の奴らは魅力さえ上げとけば楽勝だったわ】
シュゼットが指を二本立てて私の方に向ける。
「こうやっておまじないをかけるんです。カイル様お慕いしています、どうか私のことを好きになって下さい……って。簡単でしょ?」【あんたがヒロインの時は発動条件にしばりがあってほんと面倒だったから】
言葉の最後に独り言が漏れちゃってるけど、要約するとシュゼットは今日までずっと魅了を使い続けてたってことか。
「その努力がやっと実を結んだんです! 私、もう嬉しくって」
喜びのあまり感情を爆発させるシュゼット。と同時にヒロイン補正も吹き飛んだ。
「効果はバツグンだったわ! 出会いイベント後の追加エピソード「カイルが私の護衛に!?」が起きて護衛に決まってからカイルはずっと一緒にいてくれたし、いつもユウナより私を最優先してくれた。危険が迫ると直ぐに飛んで来てユウナとセシリアに虐げられた時だって隣で守ってくれて……これってもう恋人みたいなものよね! さっきだって、行かないで欲しいって私のお願いに彼何て言ったと思う? 「分かったよ愛しいシュゼット。ユウナなんかより君の方が大切だから」って!! いやーキャー! 私も好き!!!」
えー、カイルがそんな言い方する? 想像してみたけど……解釈違いが過ぎる。
「それじゃあ、毎日カイルを魅了してたってこと?」
「そうよ! よく分かってるじゃない」
「なら裏スキルも解放済みってことよね?」
「当然でしょ! 普通のキャラなら魅力をMAXにすれば無双出来るけどカイルは特別だもん、確実に落とすなら念には念を入れないとね」
ちょっとカマをかけてみたらベラベラと喋ってくれた。シュゼットは興奮状態だから気づいていないと思うけど。
要するに彼女もセシリアや私と同じ転生者ってことだ。同じゲーム内に三人って、流石に異世界転生多すぎない??
で、前世ではガチ恋勢で間違いなく同担拒否。きっと私がカイルに対して無意識に向けていた気持ちを感じ取って「敵」と判別されたんだと思う。
だから最初から私には感じ悪かったのか……と色々納得。
「私の噂を流したのってあなただよね?」
「ああ、あれ? 確かにそうだけど尾ひれを付けて拡散したのは私じゃないわよ。わざわざ手を汚さなくても手駒になってくれるモブは一杯いるもん」
おおよその通り噂を流したのはシュゼットだった。
「じゃあここ最近私を見張っていたのもそのモブの仕業ってこと?」
「はあ? そんなの知らないけど。タチの悪いストーカーでもいるんじゃないの?」
あれ、違うの? これは予想外だった。え、余計怖い。
私と会話している自覚がないシュゼットはまだ自分の世界に入ったまま興奮状態持続中。
「このあと乙女祭で個別シナリオへの分岐イベントが起こるから、そこでカイルルート確定! その後はめくるめく恋愛イベントオンパレードが待ってる……まさかの実体験出来るなんて最高過ぎる!! 楽しみだなぁ……乙女祭で互いの想いを確かめ合ってから二人で踊るダンス、それを身も心もボロボロになって失意の底からただ見つめることしか出来ないユウナ」
ああ、可哀想なユウナ様……と悦に浸るシュゼット。
え、個別分岐でヒロインに勝ち負けるとそんな悲惨な目に合うの? フラれて終わりじゃなくて??
そういやプレスリリースに「+15」って書いてあったな……
私が魅了をかけた時、封印具ありの状態であれだけ効果があったんだから、カイルはきっと魔力を吸収しやすい体質なんだろう。
しかも毎日隣でそれを浴び続けていたとしたら……もう手遅れかもしれない。ここにカイルがいない時点で既に勝負はついているのかもしれない。
でも、私は「きっとこうだから」と勝手に決めつけて何もしないで諦めることも、好きなものを手に入れるチャンスを棒に振って後から後悔することもやめたのだ。
「はい、ストーーーップ!!!」
パアンッ! と手を叩くと、自分ワールドにいたシュゼットが我に返った。
「え? ……あ、ユウナ様」
「ねえシュゼット、この前カイルのこと好きだって言ってたよね」
「はい、そうですけど」
「私も好き。だからあなたの言葉は信じない」
「は? 何を言ってるんですか、あの時反論しなかったのはユウナ様じゃないですか」
「うん。私はガチ恋勢じゃないから想いを自覚するのに時間がかかったし、素直になれるシュゼットと違って自分の感情にも正直になれなかった」
正面から対峙したまま真っ直ぐシュゼットの目を見つめる。
「でも今はあなたと同じくらい、ううんそれ以上にカイルのことが好きだって胸を張って言える」
「今更そんなこと言われても、カイル様は私を」
「まだ本人から直接聞いたわけじゃない」
「分からない人ですね……もう手遅れだって言ってるじゃないですか!」
「だとしても、カイルの口からそう聞くまで、私は絶対に諦めない!」
「あー!! もういい加減にしてください!!!」
耐え切れない、とばかりに大声を張り上げるシュゼット。
「さっきから聞いていれば何なんですか! 自分から舞台を降りた癖にのこのこと……今更遅いんですよ、全てが手遅れなんです」
「手遅れかどうかは本人に聞いて――」
「いい加減にしろって言ってるでしょこの負け犬が! ここまで言っても分からない? とっくに勝負はついてるの、選ばれたのは私」
興奮状態で怒りのメーターが振り切れたせいか素のシュゼットが全開になっている。
「あとはあんたがカイルの前をうろちょろしなくなれば完璧なのに……」
敵意むき出しの目で睨まれる。が、あまり怖くはない。むしろ可愛く見えてしまう謎。
「目障りなのよ! 今のヒロインは私……カイルと結ばれるのは私の方なんだから!!」
シュゼットが物凄い勢いでこっちに向かって来る。もしかして私をこの階段から落とそうと!? と身構え……たらシュゼットが転けたー!!!
全力疾走に足がもつれて自分のドレスにつまづいたと思ったらそのまま階段に向かってダイブした。ここでも来るのか? ドジっ子設定!?
「きゃああああああっ!」
「――――――ッ、ああもう!」
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