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「さっきから訳分かんねえことをごちゃごちゃと、何なんだよ」
カイルがドン引きを通り越してイライラし始めた。
「ごめん、今シュゼットは現状に思考が追いついてない状態だからちょっと待ってあげて」
「何でユウナが謝るんだ?」
オタクであり今やガチ恋勢でもある私には彼女の気持ちが手に取るように分かるからです!
そんなやり取りの間に、妄想と現実の狭間にいたシュゼットが何とかこちらに戻ってきた。
「フラグが立ってないなら今までのは一体何だったんですか!」
「今までって?」
「私への態度ですよ! 明らかに気のある素振りを見せておいて今更そんなつもりはありませんでした、なんて言われても納得出来ません!!」
「俺そんな態度取ってたか?」
「いや、私に言われても……」
カイルの頭には「?」が浮かんでいるみたいだけど、実は私も何個か思い当たる節はあった。
「出会いは学園内の廊下で、偶然ぶつかったところを抱きとめてくれて」
「ああ、そういやすごい勢いで突進してきた何かを拾い上げたらメインズ嬢だったんだっけ」
あ、偶然じゃないのはカイルも分かってたんだ。
「それから数日で護衛が決まったのはカイル様が志願してくれたからですよね?」
「いや、国王陛下から任命されたからだけど」
どうしてもカイルじゃなきゃ嫌だってシュゼットが駄々をこねたって聞いた。これ、多分シナリオだと初期好感度が高い場合、カイルが志願する流れだったんだろう。
「いつも教室まで私を迎えに来てくれて、どこに行くにもずっと一緒で」
「聖女見習いの研修過程は時間で決められてるだろ、俺はその工程通りに送り迎えしただけだ」
まあ護衛だし当然だよね。自分の想像と回答がかけ離れて行き段々煮詰まるシュゼット。
「じゃ、じゃあ! あの約束は? ユウナを見逃した時、私あとからカイル様のところに行きましたよね」
見逃すって言い方。え、カイルと乙女祭の話をしたあの後、カイルとシュゼットって会ってたの?
>「お話は終わりましたか?」
>「ああ、もう大丈夫だ。心配いらない」
「あれって、ユウナを嵌めるための準備は終わったから君は何も心配いらないって意味じゃないですか!」
「普通に話が終わったから護衛に戻るって意味だけど」
ちょっとお互いの解釈が違い過ぎない?
「だ……だとしたら、私が抱きついたり腕を組んだりしても当然のように受け入れてくれてたのは? どう説明するっていうのよ!」
「あ、それは私も気になってた」
「ユウナ?」
「だって護衛だからって過度なスキンシップは必要ないでしょ? 毎回腕を組まなくたって送り迎えは出来るんだし。何でその行為を許容していたのか私も知りたい」
「そう、そうなんですよユウナ様! 私が言いたいのはそういうことです、分かってるじゃないですか!」
思わぬところで気が合った私とシュゼットは説明を求む! と言わんばかりにカイルに詰め寄った。
「……何で俺が責められるのか分かんねえけど、そんなの当然だろ」
「え?」
「ほら! やっぱりカイル様は私のこと」
「弱い奴を助けるのは当たり前だし、それに子どもや老人は庇護対象なんだ」
「子どもや老人……?」
「ああ、動物もそうだな」
「……どうぶつ」
「ユウナだって、市井で子どもがケガしたり老人が助けを求めていたら手を貸すだろ?」
「ま、まあ……」
ということはカイルにとってのシュゼットって――
恋愛対象ではなく擁護対象(子どもや老人と同義)で、今までの行動もはしゃいで転んだ子どもを助け起こしたり、バランスが不安定な老人を支える感覚でしかなかったってこと???
「こども……お年寄り……」
でもシュゼットと一緒にいるカイル、結構楽しそうに見えたんだけどな。だとしたら不快な感情はなくてむしろ好意的に見ていたんじゃ、と思ってハッとした。
もしかして……これが魅了の効果ってこと? 本来ならマイナスの印象しかないシュゼットに対して、魅了が作用したことでいたわり守るべき対象(子どもや老人、動物と同義)として見て貰えるようになった、と。
それにしても魅了の効果がささやか過ぎる、どんだけタチ悪かったのよ私の魔力。
「こども……お年寄り……」
クリティカルヒットを食らって同じ言葉を繰り返しながら茫然自失のシュゼット。
そりゃあ言葉でも態度でも「好きです」アピールを繰り返した上に、毎日せっせと魅了し続けたガチ恋相手に意識されないどころか、育児・介護目線で接していたと言われたらショックがデカい。
何だか自分のことのように胸が痛くなってきた。
「とりあえず警備隊が来たら拘束して、殿下に報告だな」
「ま、待って! あまり大事にはしないで」
そしてこれ以上シュゼットにダメージを与えないで!
「は? あんな危ない目に遭って何言ってんだよ。お前階段から落ちてきたんだぞ、それにさっきから聞いてるとこいつ虚言癖もありそうだし」
階段から落ちたのは自分のせいだとは言いづらい……
「そうだけど……でも! ガチ恋キャラが目の前にいたらそれだけで妄想が捗るというか、今までのスチルと重なっちゃうというか」
「……は?」
「私達にしてみればこの世界がバーチャル空間みたいなもので、その感覚が強過ぎるからゲームイベントと現実がミックスされても仕方ないと思うの! 私も最初はゲーム感覚が抜けきれなくて失敗しちゃった訳だし……それに今逆の立場なら絶対そうなる自信があるし!!」
「お前さっきから何の話してんだよ」
その時、シュゼットが私を見て、「もしかしてあんたも?」という顔をした。無言で頷く私。
途端とどめを刺されたかのようにシュゼットがその場に崩れ落ちた。
「そんなぁ……今作のヒロインは私なのに」
*****
暫くして警備隊が到着。事情を聞くためにシュゼットは別室に連れられていった。
「はい、殿下には俺から報告を上げておきます」
少し離れた場所で警備隊員と話しているカイル。
ホール前にはもう殆ど人の姿はない。乙女祭は延期かな、まあこんな騒ぎがあったら仕方ないか。開場前だったから目撃者はさほどいないと思うけど。
ちょっと色んなことがあり過ぎてまだ気持ちが落ち着かない。でもこれで一応シュゼット絡みの事件は解決した、のかな?
「ユウナ」
考え事をしている間に警備隊員との話を終えたカイルが戻ってきた。
「取り合えず俺たちの聞き取りは明日になったから帰ろうぜ。送っていく」
「うん。あ、乙女祭は」
「この騒ぎで今日は中止。後日に延期するって」
「そうだよね、分かった」
ホール前から校舎側に向かって二人で歩き出す。
私の方が先に歩く格好になった、だって横に並ぶタイミングがなかったから。何かそわそわする。
というか私、さっきカイルに助けて貰った癖にお礼も言ってない……それは人として(以下略)
「あ、あのカイル」
「ユウナってさ」
私の声が小さすぎてカイルの声に上書きされてしまった。
「俺のこと好きなのか?」
「え?」
振り返った状態で暫くフリーズしたあと、カイルの言葉の意味を理解して――
………………え!?
「も、もしかしてカイル……さっきの……聞いてた?」
「さっきのってこれか? 『でも今はあなたと同じくらい、ううんそれ以上にカイルのことが好きだって胸を張って言える』」
「わああああああああああああっ!!!」
「デカい声出すなよ、鼓膜が破れるだろ」
「いや、なんっ、何で――」
「丁度ユウナの後を追ってホール前の階段まで来た時に聞こえたんだよ、結構なボリュームで」
まさか聞かれるなんて思ってなかったからどや顔で、しかも大声で宣言しちゃったんですけど!
恥ずかしい! 時間を巻き戻して宣言の音声だけウィスパーボイスに変換したい!!
「~~~今すぐリセットして、あの記憶は忘れて!!」
「は、何でだよ」
「恥ずかしいからに決まってるでしょ! それに私にそんなこと言われても迷惑なだけだと思うし」
>でも、私は「きっとこうだから」と勝手に決めつけて何もしないで諦めることも、好きなものを手に入れるチャンスを棒に振って後から後悔することもやめたのだ。
あああ、セシリアとレイチェルのアドバイスで自分の気持ちに素直になると決めた筈なのに、気を抜くとネガティブな私が顔を出してくる。早く引っ込め!
「迷惑だなんて思ってないけど」
「……え?」
「俺の気持ちをお前が勝手に決めるなよ」
「でも、私はカイルの命よりも大切なセシリアを傷つけた浅ましい女だし、その罪は私の身を持って償わないと」
「お前、もしかして前に俺が言ったこと根に持ってる?」
「それに殿下から面倒な役回りまで押し付けられて……私の監視だって嫌々やってたんでしょ?」
カイルがドン引きを通り越してイライラし始めた。
「ごめん、今シュゼットは現状に思考が追いついてない状態だからちょっと待ってあげて」
「何でユウナが謝るんだ?」
オタクであり今やガチ恋勢でもある私には彼女の気持ちが手に取るように分かるからです!
そんなやり取りの間に、妄想と現実の狭間にいたシュゼットが何とかこちらに戻ってきた。
「フラグが立ってないなら今までのは一体何だったんですか!」
「今までって?」
「私への態度ですよ! 明らかに気のある素振りを見せておいて今更そんなつもりはありませんでした、なんて言われても納得出来ません!!」
「俺そんな態度取ってたか?」
「いや、私に言われても……」
カイルの頭には「?」が浮かんでいるみたいだけど、実は私も何個か思い当たる節はあった。
「出会いは学園内の廊下で、偶然ぶつかったところを抱きとめてくれて」
「ああ、そういやすごい勢いで突進してきた何かを拾い上げたらメインズ嬢だったんだっけ」
あ、偶然じゃないのはカイルも分かってたんだ。
「それから数日で護衛が決まったのはカイル様が志願してくれたからですよね?」
「いや、国王陛下から任命されたからだけど」
どうしてもカイルじゃなきゃ嫌だってシュゼットが駄々をこねたって聞いた。これ、多分シナリオだと初期好感度が高い場合、カイルが志願する流れだったんだろう。
「いつも教室まで私を迎えに来てくれて、どこに行くにもずっと一緒で」
「聖女見習いの研修過程は時間で決められてるだろ、俺はその工程通りに送り迎えしただけだ」
まあ護衛だし当然だよね。自分の想像と回答がかけ離れて行き段々煮詰まるシュゼット。
「じゃ、じゃあ! あの約束は? ユウナを見逃した時、私あとからカイル様のところに行きましたよね」
見逃すって言い方。え、カイルと乙女祭の話をしたあの後、カイルとシュゼットって会ってたの?
>「お話は終わりましたか?」
>「ああ、もう大丈夫だ。心配いらない」
「あれって、ユウナを嵌めるための準備は終わったから君は何も心配いらないって意味じゃないですか!」
「普通に話が終わったから護衛に戻るって意味だけど」
ちょっとお互いの解釈が違い過ぎない?
「だ……だとしたら、私が抱きついたり腕を組んだりしても当然のように受け入れてくれてたのは? どう説明するっていうのよ!」
「あ、それは私も気になってた」
「ユウナ?」
「だって護衛だからって過度なスキンシップは必要ないでしょ? 毎回腕を組まなくたって送り迎えは出来るんだし。何でその行為を許容していたのか私も知りたい」
「そう、そうなんですよユウナ様! 私が言いたいのはそういうことです、分かってるじゃないですか!」
思わぬところで気が合った私とシュゼットは説明を求む! と言わんばかりにカイルに詰め寄った。
「……何で俺が責められるのか分かんねえけど、そんなの当然だろ」
「え?」
「ほら! やっぱりカイル様は私のこと」
「弱い奴を助けるのは当たり前だし、それに子どもや老人は庇護対象なんだ」
「子どもや老人……?」
「ああ、動物もそうだな」
「……どうぶつ」
「ユウナだって、市井で子どもがケガしたり老人が助けを求めていたら手を貸すだろ?」
「ま、まあ……」
ということはカイルにとってのシュゼットって――
恋愛対象ではなく擁護対象(子どもや老人と同義)で、今までの行動もはしゃいで転んだ子どもを助け起こしたり、バランスが不安定な老人を支える感覚でしかなかったってこと???
「こども……お年寄り……」
でもシュゼットと一緒にいるカイル、結構楽しそうに見えたんだけどな。だとしたら不快な感情はなくてむしろ好意的に見ていたんじゃ、と思ってハッとした。
もしかして……これが魅了の効果ってこと? 本来ならマイナスの印象しかないシュゼットに対して、魅了が作用したことでいたわり守るべき対象(子どもや老人、動物と同義)として見て貰えるようになった、と。
それにしても魅了の効果がささやか過ぎる、どんだけタチ悪かったのよ私の魔力。
「こども……お年寄り……」
クリティカルヒットを食らって同じ言葉を繰り返しながら茫然自失のシュゼット。
そりゃあ言葉でも態度でも「好きです」アピールを繰り返した上に、毎日せっせと魅了し続けたガチ恋相手に意識されないどころか、育児・介護目線で接していたと言われたらショックがデカい。
何だか自分のことのように胸が痛くなってきた。
「とりあえず警備隊が来たら拘束して、殿下に報告だな」
「ま、待って! あまり大事にはしないで」
そしてこれ以上シュゼットにダメージを与えないで!
「は? あんな危ない目に遭って何言ってんだよ。お前階段から落ちてきたんだぞ、それにさっきから聞いてるとこいつ虚言癖もありそうだし」
階段から落ちたのは自分のせいだとは言いづらい……
「そうだけど……でも! ガチ恋キャラが目の前にいたらそれだけで妄想が捗るというか、今までのスチルと重なっちゃうというか」
「……は?」
「私達にしてみればこの世界がバーチャル空間みたいなもので、その感覚が強過ぎるからゲームイベントと現実がミックスされても仕方ないと思うの! 私も最初はゲーム感覚が抜けきれなくて失敗しちゃった訳だし……それに今逆の立場なら絶対そうなる自信があるし!!」
「お前さっきから何の話してんだよ」
その時、シュゼットが私を見て、「もしかしてあんたも?」という顔をした。無言で頷く私。
途端とどめを刺されたかのようにシュゼットがその場に崩れ落ちた。
「そんなぁ……今作のヒロインは私なのに」
*****
暫くして警備隊が到着。事情を聞くためにシュゼットは別室に連れられていった。
「はい、殿下には俺から報告を上げておきます」
少し離れた場所で警備隊員と話しているカイル。
ホール前にはもう殆ど人の姿はない。乙女祭は延期かな、まあこんな騒ぎがあったら仕方ないか。開場前だったから目撃者はさほどいないと思うけど。
ちょっと色んなことがあり過ぎてまだ気持ちが落ち着かない。でもこれで一応シュゼット絡みの事件は解決した、のかな?
「ユウナ」
考え事をしている間に警備隊員との話を終えたカイルが戻ってきた。
「取り合えず俺たちの聞き取りは明日になったから帰ろうぜ。送っていく」
「うん。あ、乙女祭は」
「この騒ぎで今日は中止。後日に延期するって」
「そうだよね、分かった」
ホール前から校舎側に向かって二人で歩き出す。
私の方が先に歩く格好になった、だって横に並ぶタイミングがなかったから。何かそわそわする。
というか私、さっきカイルに助けて貰った癖にお礼も言ってない……それは人として(以下略)
「あ、あのカイル」
「ユウナってさ」
私の声が小さすぎてカイルの声に上書きされてしまった。
「俺のこと好きなのか?」
「え?」
振り返った状態で暫くフリーズしたあと、カイルの言葉の意味を理解して――
………………え!?
「も、もしかしてカイル……さっきの……聞いてた?」
「さっきのってこれか? 『でも今はあなたと同じくらい、ううんそれ以上にカイルのことが好きだって胸を張って言える』」
「わああああああああああああっ!!!」
「デカい声出すなよ、鼓膜が破れるだろ」
「いや、なんっ、何で――」
「丁度ユウナの後を追ってホール前の階段まで来た時に聞こえたんだよ、結構なボリュームで」
まさか聞かれるなんて思ってなかったからどや顔で、しかも大声で宣言しちゃったんですけど!
恥ずかしい! 時間を巻き戻して宣言の音声だけウィスパーボイスに変換したい!!
「~~~今すぐリセットして、あの記憶は忘れて!!」
「は、何でだよ」
「恥ずかしいからに決まってるでしょ! それに私にそんなこと言われても迷惑なだけだと思うし」
>でも、私は「きっとこうだから」と勝手に決めつけて何もしないで諦めることも、好きなものを手に入れるチャンスを棒に振って後から後悔することもやめたのだ。
あああ、セシリアとレイチェルのアドバイスで自分の気持ちに素直になると決めた筈なのに、気を抜くとネガティブな私が顔を出してくる。早く引っ込め!
「迷惑だなんて思ってないけど」
「……え?」
「俺の気持ちをお前が勝手に決めるなよ」
「でも、私はカイルの命よりも大切なセシリアを傷つけた浅ましい女だし、その罪は私の身を持って償わないと」
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