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「本当にいいの? これで」
「こんなんじゃ生ぬるいと思うけど」
「うん、私があの子を裁く権利なんてないもん」
聖なる乙女転落事件から数日後。
いつもの日常が戻り、教室内はシュゼットの魅了から解放されていた。親衛隊も解散して彼女達はちょっと感じが悪いけど実害のないクラスメイトに返り咲いた。
中庭から見える校庭では半べそのシュゼットがウサギ跳びをしている。
結論。シュゼットには反省文と心身と肉体を鍛える鍛錬の刑が科せられた。
学園内で起きた騒ぎだったのと少なからず目撃者もいたのでなかったことには出来なかったけど、殿下とセシリアの力添え、そして当事者である私の証言が考慮され厳罰を回避することが出来た。
だって私は無事だったんだからプラマイゼロでしょ。
何より同じことをした自分はちゃっかり助けて貰っておいて逆の立場になった途端シュゼットを裁くとか虫が良すぎる。
「まあ、ユウナが納得してるならいいけど」
「そうね」
「ありがとう二人とも」
セシリアもレイチェルも優しい……二人と友達になれて本当に良かった。
放課後、次の予定まで時間が余った私たちは中庭で話をしていた。
「そういえば延期になった乙女祭、三ヶ月後だっけ? 結構先だね」
「もう準備は出来ているから前倒しても問題はなさそうだけど、あの件で学園側が安全策を取ったんだと思うわ」
「セシリアもレイチェルもドレスは再オーダーするんだよね」
「ええ、学園内の催しであっても着用済のドレスでもう一度公の場に姿を見せるのは好ましくないからって殿下の計らいで」
「うん。ジュドーが勝手に手配を進めちゃって、私はそのままでいいって言ったんだけど」
私は前回のをそのまま着る予定。実はあの色、カイルをイメージして選んだから一度くらい本人にも見て欲しいという願望もあったりする。
「今度は三人同時エスコートで会場に行けそうね」
「ほんと、楽しみ!」
乙女祭の話で盛り上がっていると中庭の柱時計が鳴り始めた。
「あ、もうこんな時間だ。行かなきゃ!」
「レイチェルは今日聖女研修の日だっけ、セシリアは?」
「私はこれから殿下の執務室よ。途中まで一緒に行きましょうレイチェル」
「うん。じゃあユウナ、また明日」
「また明日ね、ユウナ」
「二人とも気をつけて、また明日ね~!」
王城へと向かう二人を見送りながら一人になった私はまた校庭へと目を向ける。
そこにシュゼットの姿はもうなかった。そっか、彼女も聖女研修の時間だ。
ベンチに座ったまま、あの時のことを思い返してみる。
階段から転がり落ちそうになった時、シュゼットはとっさに手を伸ばして私を助けようとしていた。やっぱり根はいい子なんだろうな、曲がりなりにもヒロインだし。
前世の記憶が戻った(もしくは元々あった)せいで散々な目に遭って……大変だったよね。逆に余計な知恵や知識が上乗せされて気苦労の方が多かったのでは?
シナリオ通り進めようとしても相手は生もの。キャラクター達は自分の思い通りに動いてくれないし、無理やりつじつまを合わせたところでどうしても矛盾が出てくる。
それが剥がれて積み重なってやがて大きな亀裂が生まれたんだろうな……
そうそう、あのヒロイン補正なんてとんでもなく面倒くさそう。私の時はなかったけど絶対やりたくない!
これでシュゼットも少しは肩の荷が下りるといいな、と彼女の今後を考えていると、
「…………ちょっと」
「ん?」
「ん? じゃないわよ。何してんの!」
私はカーライルに後ろから抱きしめられていた。
「何って充電だよ充電。あー、やっぱりユウナの傍が一番落ち着く」
だから近いんだって、私の心臓を握りつぶすつもりか! ていうか最近距離の詰め方がすごい。あ、保健室でもそうだっけ……元々カイルってこんな感じなんだな。
ただ私の身が持たない……そして力も強いな!
「もう、少し離れてよ!」
無理やり引き剥がそうとしてみたけどビクともしない。絶対に離れないという強い意志を感じる。
「何でだよ、自分の恋人に触りたくなるのは当然だろ」
「こ、こ!!!?」
恋人って、私達いつそんな関係になりましたっけ???
「だって、お互いの気持ちが分かったんだから俺達付き合うだろ?」
「へ!? つ、つき……ッ」
「違うのか?」
「ち! ……がわないけど」
「ははっ、じゃあ決まりだ」
後ろにいたカイルが私の隣に移動してきたと思ったら嬉しそうに甘えてくる。
「お前いい匂いがするけど、何かつけてる?」
「え? な、何もつけてな……ひゃっ!」
「あー…………癒される」
いやあああッ、スリスリしないでええええええええ!!
「そうだ、今度どこか行かないか。王都や市井でもいいし、遠出するなら馬で森や湖もいいな。デートしようぜ」
『デート!? 嬉しい、誘ってくれてありがとう』
「で、デート……? い、いいわよ、別に暇だし」
何で『』の言葉を思い浮かべて喋った結果がこれなの!!?
今だ素直とは程遠い私。でもカイルはそんな私にもすっかり慣れたようで全然気にするそぶりもない。
「よし決まりだな、行きたいところあったら言えよ」
「う、うん」
「俺達殆ど学園でしか会ってないもんな。これからはもっと恋人っぽいこともしたいし」
カイルの言う恋人っぽいことってどのレベル? あまりにハイレベルだと私乗り越えられそうにないんだけど。
「それともいっそ婚約するか。肩書きが付けばユウナに近づく奴ら全員●せるし」
物騒なことを伏せ字で言わないで!! っていうかトップレベルキタ! 何その展開、頭が全然追いつかないんですけど!?
ガチガチの私を抱きしめたままカイルが耳元でささやく。
「なぁ、キスしていいか」
「え? え……ッ!?」
私の手に自分の指を絡ませながらカイルの男らしい節ばった指が私の指を包み込んだ。
いやあああああああッ!!
「ちょっとここ中庭! 外だから……」
「誰もいないだろ」
それだけでは足りなかったのか絡ませた指をにぎにぎし始めた。
「……ッ、待って! ま、まだ心の準備が」
「今すぐ準備しろ」
そんなむちゃな!
「……駄目か?」
じっ、と私を見つめるカイル。
もう……もう、そんな目で見つめないでえええええええ……!
恋愛モードのカーライルが甘々になることは前作をプレイして知ってはいたけど、直に食らうその威力は画面越しの比ではない。
硬派なイメージなのにスキンシップ好きとか萌え過ぎる! 普段とのギャップよ……
~~~~ええい!!
覚悟を決めてギュッと目を閉じるた直後、嬉しそうに笑ったカーライルから甘いキスが降ってきた。
「こんなんじゃ生ぬるいと思うけど」
「うん、私があの子を裁く権利なんてないもん」
聖なる乙女転落事件から数日後。
いつもの日常が戻り、教室内はシュゼットの魅了から解放されていた。親衛隊も解散して彼女達はちょっと感じが悪いけど実害のないクラスメイトに返り咲いた。
中庭から見える校庭では半べそのシュゼットがウサギ跳びをしている。
結論。シュゼットには反省文と心身と肉体を鍛える鍛錬の刑が科せられた。
学園内で起きた騒ぎだったのと少なからず目撃者もいたのでなかったことには出来なかったけど、殿下とセシリアの力添え、そして当事者である私の証言が考慮され厳罰を回避することが出来た。
だって私は無事だったんだからプラマイゼロでしょ。
何より同じことをした自分はちゃっかり助けて貰っておいて逆の立場になった途端シュゼットを裁くとか虫が良すぎる。
「まあ、ユウナが納得してるならいいけど」
「そうね」
「ありがとう二人とも」
セシリアもレイチェルも優しい……二人と友達になれて本当に良かった。
放課後、次の予定まで時間が余った私たちは中庭で話をしていた。
「そういえば延期になった乙女祭、三ヶ月後だっけ? 結構先だね」
「もう準備は出来ているから前倒しても問題はなさそうだけど、あの件で学園側が安全策を取ったんだと思うわ」
「セシリアもレイチェルもドレスは再オーダーするんだよね」
「ええ、学園内の催しであっても着用済のドレスでもう一度公の場に姿を見せるのは好ましくないからって殿下の計らいで」
「うん。ジュドーが勝手に手配を進めちゃって、私はそのままでいいって言ったんだけど」
私は前回のをそのまま着る予定。実はあの色、カイルをイメージして選んだから一度くらい本人にも見て欲しいという願望もあったりする。
「今度は三人同時エスコートで会場に行けそうね」
「ほんと、楽しみ!」
乙女祭の話で盛り上がっていると中庭の柱時計が鳴り始めた。
「あ、もうこんな時間だ。行かなきゃ!」
「レイチェルは今日聖女研修の日だっけ、セシリアは?」
「私はこれから殿下の執務室よ。途中まで一緒に行きましょうレイチェル」
「うん。じゃあユウナ、また明日」
「また明日ね、ユウナ」
「二人とも気をつけて、また明日ね~!」
王城へと向かう二人を見送りながら一人になった私はまた校庭へと目を向ける。
そこにシュゼットの姿はもうなかった。そっか、彼女も聖女研修の時間だ。
ベンチに座ったまま、あの時のことを思い返してみる。
階段から転がり落ちそうになった時、シュゼットはとっさに手を伸ばして私を助けようとしていた。やっぱり根はいい子なんだろうな、曲がりなりにもヒロインだし。
前世の記憶が戻った(もしくは元々あった)せいで散々な目に遭って……大変だったよね。逆に余計な知恵や知識が上乗せされて気苦労の方が多かったのでは?
シナリオ通り進めようとしても相手は生もの。キャラクター達は自分の思い通りに動いてくれないし、無理やりつじつまを合わせたところでどうしても矛盾が出てくる。
それが剥がれて積み重なってやがて大きな亀裂が生まれたんだろうな……
そうそう、あのヒロイン補正なんてとんでもなく面倒くさそう。私の時はなかったけど絶対やりたくない!
これでシュゼットも少しは肩の荷が下りるといいな、と彼女の今後を考えていると、
「…………ちょっと」
「ん?」
「ん? じゃないわよ。何してんの!」
私はカーライルに後ろから抱きしめられていた。
「何って充電だよ充電。あー、やっぱりユウナの傍が一番落ち着く」
だから近いんだって、私の心臓を握りつぶすつもりか! ていうか最近距離の詰め方がすごい。あ、保健室でもそうだっけ……元々カイルってこんな感じなんだな。
ただ私の身が持たない……そして力も強いな!
「もう、少し離れてよ!」
無理やり引き剥がそうとしてみたけどビクともしない。絶対に離れないという強い意志を感じる。
「何でだよ、自分の恋人に触りたくなるのは当然だろ」
「こ、こ!!!?」
恋人って、私達いつそんな関係になりましたっけ???
「だって、お互いの気持ちが分かったんだから俺達付き合うだろ?」
「へ!? つ、つき……ッ」
「違うのか?」
「ち! ……がわないけど」
「ははっ、じゃあ決まりだ」
後ろにいたカイルが私の隣に移動してきたと思ったら嬉しそうに甘えてくる。
「お前いい匂いがするけど、何かつけてる?」
「え? な、何もつけてな……ひゃっ!」
「あー…………癒される」
いやあああッ、スリスリしないでええええええええ!!
「そうだ、今度どこか行かないか。王都や市井でもいいし、遠出するなら馬で森や湖もいいな。デートしようぜ」
『デート!? 嬉しい、誘ってくれてありがとう』
「で、デート……? い、いいわよ、別に暇だし」
何で『』の言葉を思い浮かべて喋った結果がこれなの!!?
今だ素直とは程遠い私。でもカイルはそんな私にもすっかり慣れたようで全然気にするそぶりもない。
「よし決まりだな、行きたいところあったら言えよ」
「う、うん」
「俺達殆ど学園でしか会ってないもんな。これからはもっと恋人っぽいこともしたいし」
カイルの言う恋人っぽいことってどのレベル? あまりにハイレベルだと私乗り越えられそうにないんだけど。
「それともいっそ婚約するか。肩書きが付けばユウナに近づく奴ら全員●せるし」
物騒なことを伏せ字で言わないで!! っていうかトップレベルキタ! 何その展開、頭が全然追いつかないんですけど!?
ガチガチの私を抱きしめたままカイルが耳元でささやく。
「なぁ、キスしていいか」
「え? え……ッ!?」
私の手に自分の指を絡ませながらカイルの男らしい節ばった指が私の指を包み込んだ。
いやあああああああッ!!
「ちょっとここ中庭! 外だから……」
「誰もいないだろ」
それだけでは足りなかったのか絡ませた指をにぎにぎし始めた。
「……ッ、待って! ま、まだ心の準備が」
「今すぐ準備しろ」
そんなむちゃな!
「……駄目か?」
じっ、と私を見つめるカイル。
もう……もう、そんな目で見つめないでえええええええ……!
恋愛モードのカーライルが甘々になることは前作をプレイして知ってはいたけど、直に食らうその威力は画面越しの比ではない。
硬派なイメージなのにスキンシップ好きとか萌え過ぎる! 普段とのギャップよ……
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